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第2章 ポーショントラブル
42.チートは加減知らずのようです
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ハジメが起きるとコウが
「ご主人様、ポーション瓶が届いてます」
と言う。店に行くと木の箱が5個置かれており、運搬してきた人が汗を拭きながらリナリーの入れたお茶を飲んでいる。ガラス職人のクララは最近まで自分で運んできていたが突然ガラスの注文が増えてしまい、運搬専門の人にお願いするようになっていた。料金は要らないとクララは言ったが、今まで随分優遇してくれていたので色々話合った結果ハジメ持ちとなっている。男はハジメを見ると
「いつもお茶をありがとうございやす。本当に助かりやす」
「いえいえ、最近暑くなってきましたからしっかり水を飲んでくださいね」
とお互いが頭を下げる。季節は夏といったところ。近くに湿地帯があるためか日本のように蒸し暑い。コウは納品の数と割れていないかを確認している。体力ポーション瓶と魔力ポーション瓶、傷ポーションクリーム用陶器はそれぞれ問題はなかった。
ハジメがお金を支払うために奥へ引っ込もうとしたとき、リナリーがお茶請けとして塩昆布を出しているところだった。昆布が商人ギルドで売られているのを知ったときは小躍りしたものである。男が最初に来たときお茶とお茶請けを出すと一気に飲み、一口で食べてしまい、すぐに仕事に戻ってしまったのだ。この暑い中そんなことをすると熱中症になってしまう可能性が高くなるため、男が休めるようにあえてお茶とお茶請けを時間差で出すようにしていた。汗を掻いている時は水分と塩分を摂るのが好ましいのだ。
「あ、リナリー、塩昆布まだあるなら少し袋に入れて分けてあげてね。今日もまた暑いだろうから」
と告げると頷き、キッチンから小分け用の袋に塩昆布を入れて持って行った。ハジメはお金をアイテムボックスから取り出し、男の元へ向かった。
ハジメが運搬代金を渡すと男は塩昆布の入った袋を持ち上げて
「こんなに頂いてすいやせん」
「いえいえ、汗を掻くときは水と塩を摂らないと倒れてしまうんですよ。だから細かく水を飲んで、塩昆布食べてくださいね」
と言い、汗の引いた男を送り出した。
ハジメたちは朝ごはんを食べ、コウとリナリーに店を任せ、自分は瓶をアイテムボックスに仕舞い、調剤室としている地下へと降りる。ポーションを作成しようかと調剤机の前でアイテムボックスから必要材料を出そうとすると、机の上にウインドウが開き、
『どれを作りますか?
▶体力ポーション 00001本
魔力ポーション 00001本
体力ポーション(クリーム) 00001個 』
と表示される。ハジメが驚き一歩後ろに下がるとウインドウは消える。再び机の前に来ると同じウインドウが開く。暫く茫然としていたが、ハジメは自分を鑑定してみることにした。
<ステータス>
名前:ハジメ
種族:人
職種:道具師 Lv.3(↑1 up)
年齢:19歳
性別:男
体力:Lv.2(↑1 up)
耐久:Lv.2(↑1 up)
敏捷:Lv.2(↑1 up)
器用:Lv.5(↑2 up)
魔力:Lv.5(↑2 up)
魔抗:Lv.5(↑2 up)
幸運:Lv.4(↑2 up)
スキル:言語理解 Lv.-
四百四病耐性 Lv.5
魔法全属性 Lv.5(↑2 up)
道具投擲 Lv.10
匠石運斤 Lv.4(↑2 up)
アイテムボックス
一応冒険者も少しはしていたから道具師や体力、耐久、敏捷、ポーションも作っていたから器用も上がるのはわかる。魔力と幸運もユドルや精霊たちと出会えたから上がったのだろう。今までまったく上がる気配がなかった匠石運斤が2レベルも上がっている。今回のウインドウの出現はこれが関係していると思われた。
「・・・また人に言えないことが増えた・・・」
それでも色々な研究が出来る時間を作れる便利な機能が増えたのだからまぁいいかと思い直す。取りあえず体力ポーションを作ってみることにした。
『素材を選んでください
決定素材:薬草
水:▶清らかな水
魔力水
精霊の水
決定道具:薬師セット初級』
普通の水の選択肢がなかった。
「・・・という事はアイテムボックスに入っているモノで作るってことか・・・」
ハジメは新しく買った瓶に水を入れアイテムボックスに入れると『普通の水』が選択肢に増えていた。ハジメの考えは当たっていることが証明された。取りあえず『普通の水』を選択すると
『何本作りますか?
▶00000本 』
ハジメは取りあえず1000本と考える。
『体力ポーションが完成しました。
ほかにも作りますか?
▶はい
いいえ 』
と表示されるので取りあえず残りの2種類も普通の水で1000個ずつ作っておいた。3日掛かって作っていた本数を驚いた時間も含めほんの十分ほどで出来てしまった。それぞれ鑑定したがクオリティーはハジメが手作業で作っていたものと変わりはなかった。そうなると空いた時間で色々としてまうのは男しての性なのだ。
清らかな水を使うと
体力ポーション(改):体力を回復させる。薬草の成分を抽出し清らかな水で薄めたもの。
効果50%増強。深い傷でもなんとか治る。
売買価格不明 使用期限残り:6か月
魔力ポーション(改):魔力を回復させる。魔素草の成分を抽出し清らかな水で薄めたもの。
効果50%増強。およそ50%の魔力を回復させる。
売買価格不明 使用期限残り:6か月
体力ポーション(改)クリーム版:塗ることで怪我などを治すことが出来る。
ただし異物が混入されているためその効果はポーションより低い。
切り傷程度なら数分で治る。
売買価格不明 使用期限:1年
魔力水を使うと
魔力ポーション(特化):魔力を回復させる。魔素草の成分を抽出し魔力水で薄めたもの。
効果増強。全ての魔力を回復させる。
売買価格不明 使用期限残り:1か月
体力ポーション2種類の効果は普通の水と変わらなかった。
精霊の水を使うと
体力ポーション(真):体力を回復させる。薬草の成分を抽出し精霊の水で薄めたもの。
効果300%増強。四肢欠損もその部位があれば治すことが出来る。
売買価格不明 使用期限残り:6か月
魔力ポーション(真):魔力を回復させる。魔素草の成分を抽出し精霊の水で薄めたもの。
効果300%増強。全ての魔力を回復させる。
売買価格不明 使用期限残り:6か月
体力ポーション(真)クリーム版:塗ることで怪我などを治すことが出来る。
ただし異物が混入されているためその効果はポーションより低い。
骨折なら数分で治癒できる。複雑骨折でも数時間で治癒する。
売買価格不明 使用期限:1年
「・・・表には出せないものが出来てしまった・・・」
30分ほど興味本位で試してみたらとんでもアイテムが出来てしまった。これらもアイテムボックスに死蔵されることが決定されたため、それぞれ1枠の100本だけ作っておく。スペースは無駄にしない主義のハジメらしかった。ここ2,3日で内緒の事が増えているためやや息詰まりを感じ、裏庭に行く。
ハジメが裏口を開けると精霊の木の周りに花畑が、その中に割と大きめの池がもう出来ていた。航がいつものように木の下まで運んでくれる。
「池できたー」
と藍が嬉しそうに笑う。底が見えるくらい澄んだ水が湛えられている。ハジメはふと精霊の水を精霊が好むことを思い出す。ハジメは水の祝福の一番濃い珠を池に沈めると湖面が青い光を放つ。
「「「わーーー。精霊の湖になったーーーー」」」
と3人は嬉しそうにしている?
「・・・精霊の湖・・・?」
ハジメは恐る恐る湖を鑑定してみる。
<鑑定>
精霊の湖:神によって祝福された精霊の水で満たされた泉。全ての精霊が生まれ育つ。水の精霊がいる限り『精霊の水』が滾々と湧き出る。この世界で唯一精霊の水が採取できる。
またスルーしかできない事実が生まれたのだった。ハジメが激しく落ち込んでいると舞が
「あ、ハジメ。これ見てー綺麗でしょ?」
とカウベルのような白い花を付けた草を1輪手に持っていた。舞が手を動かす度にコロコロと音を立てている。
「綺麗な花だねぇ。これはなんていう名前なの?」
と言うと「知らなーい」と答えたので花畑に植えてみたらどうかと提案するとそうするとのことであった。風に吹かれたらコロコロと鳴るのもいいものかもとハジメは思った。現実逃避であった。
ハンドブック 9項目目
9-9.精霊の湖を作ろう!:Clear!
「ご主人様、ポーション瓶が届いてます」
と言う。店に行くと木の箱が5個置かれており、運搬してきた人が汗を拭きながらリナリーの入れたお茶を飲んでいる。ガラス職人のクララは最近まで自分で運んできていたが突然ガラスの注文が増えてしまい、運搬専門の人にお願いするようになっていた。料金は要らないとクララは言ったが、今まで随分優遇してくれていたので色々話合った結果ハジメ持ちとなっている。男はハジメを見ると
「いつもお茶をありがとうございやす。本当に助かりやす」
「いえいえ、最近暑くなってきましたからしっかり水を飲んでくださいね」
とお互いが頭を下げる。季節は夏といったところ。近くに湿地帯があるためか日本のように蒸し暑い。コウは納品の数と割れていないかを確認している。体力ポーション瓶と魔力ポーション瓶、傷ポーションクリーム用陶器はそれぞれ問題はなかった。
ハジメがお金を支払うために奥へ引っ込もうとしたとき、リナリーがお茶請けとして塩昆布を出しているところだった。昆布が商人ギルドで売られているのを知ったときは小躍りしたものである。男が最初に来たときお茶とお茶請けを出すと一気に飲み、一口で食べてしまい、すぐに仕事に戻ってしまったのだ。この暑い中そんなことをすると熱中症になってしまう可能性が高くなるため、男が休めるようにあえてお茶とお茶請けを時間差で出すようにしていた。汗を掻いている時は水分と塩分を摂るのが好ましいのだ。
「あ、リナリー、塩昆布まだあるなら少し袋に入れて分けてあげてね。今日もまた暑いだろうから」
と告げると頷き、キッチンから小分け用の袋に塩昆布を入れて持って行った。ハジメはお金をアイテムボックスから取り出し、男の元へ向かった。
ハジメが運搬代金を渡すと男は塩昆布の入った袋を持ち上げて
「こんなに頂いてすいやせん」
「いえいえ、汗を掻くときは水と塩を摂らないと倒れてしまうんですよ。だから細かく水を飲んで、塩昆布食べてくださいね」
と言い、汗の引いた男を送り出した。
ハジメたちは朝ごはんを食べ、コウとリナリーに店を任せ、自分は瓶をアイテムボックスに仕舞い、調剤室としている地下へと降りる。ポーションを作成しようかと調剤机の前でアイテムボックスから必要材料を出そうとすると、机の上にウインドウが開き、
『どれを作りますか?
▶体力ポーション 00001本
魔力ポーション 00001本
体力ポーション(クリーム) 00001個 』
と表示される。ハジメが驚き一歩後ろに下がるとウインドウは消える。再び机の前に来ると同じウインドウが開く。暫く茫然としていたが、ハジメは自分を鑑定してみることにした。
<ステータス>
名前:ハジメ
種族:人
職種:道具師 Lv.3(↑1 up)
年齢:19歳
性別:男
体力:Lv.2(↑1 up)
耐久:Lv.2(↑1 up)
敏捷:Lv.2(↑1 up)
器用:Lv.5(↑2 up)
魔力:Lv.5(↑2 up)
魔抗:Lv.5(↑2 up)
幸運:Lv.4(↑2 up)
スキル:言語理解 Lv.-
四百四病耐性 Lv.5
魔法全属性 Lv.5(↑2 up)
道具投擲 Lv.10
匠石運斤 Lv.4(↑2 up)
アイテムボックス
一応冒険者も少しはしていたから道具師や体力、耐久、敏捷、ポーションも作っていたから器用も上がるのはわかる。魔力と幸運もユドルや精霊たちと出会えたから上がったのだろう。今までまったく上がる気配がなかった匠石運斤が2レベルも上がっている。今回のウインドウの出現はこれが関係していると思われた。
「・・・また人に言えないことが増えた・・・」
それでも色々な研究が出来る時間を作れる便利な機能が増えたのだからまぁいいかと思い直す。取りあえず体力ポーションを作ってみることにした。
『素材を選んでください
決定素材:薬草
水:▶清らかな水
魔力水
精霊の水
決定道具:薬師セット初級』
普通の水の選択肢がなかった。
「・・・という事はアイテムボックスに入っているモノで作るってことか・・・」
ハジメは新しく買った瓶に水を入れアイテムボックスに入れると『普通の水』が選択肢に増えていた。ハジメの考えは当たっていることが証明された。取りあえず『普通の水』を選択すると
『何本作りますか?
▶00000本 』
ハジメは取りあえず1000本と考える。
『体力ポーションが完成しました。
ほかにも作りますか?
▶はい
いいえ 』
と表示されるので取りあえず残りの2種類も普通の水で1000個ずつ作っておいた。3日掛かって作っていた本数を驚いた時間も含めほんの十分ほどで出来てしまった。それぞれ鑑定したがクオリティーはハジメが手作業で作っていたものと変わりはなかった。そうなると空いた時間で色々としてまうのは男しての性なのだ。
清らかな水を使うと
体力ポーション(改):体力を回復させる。薬草の成分を抽出し清らかな水で薄めたもの。
効果50%増強。深い傷でもなんとか治る。
売買価格不明 使用期限残り:6か月
魔力ポーション(改):魔力を回復させる。魔素草の成分を抽出し清らかな水で薄めたもの。
効果50%増強。およそ50%の魔力を回復させる。
売買価格不明 使用期限残り:6か月
体力ポーション(改)クリーム版:塗ることで怪我などを治すことが出来る。
ただし異物が混入されているためその効果はポーションより低い。
切り傷程度なら数分で治る。
売買価格不明 使用期限:1年
魔力水を使うと
魔力ポーション(特化):魔力を回復させる。魔素草の成分を抽出し魔力水で薄めたもの。
効果増強。全ての魔力を回復させる。
売買価格不明 使用期限残り:1か月
体力ポーション2種類の効果は普通の水と変わらなかった。
精霊の水を使うと
体力ポーション(真):体力を回復させる。薬草の成分を抽出し精霊の水で薄めたもの。
効果300%増強。四肢欠損もその部位があれば治すことが出来る。
売買価格不明 使用期限残り:6か月
魔力ポーション(真):魔力を回復させる。魔素草の成分を抽出し精霊の水で薄めたもの。
効果300%増強。全ての魔力を回復させる。
売買価格不明 使用期限残り:6か月
体力ポーション(真)クリーム版:塗ることで怪我などを治すことが出来る。
ただし異物が混入されているためその効果はポーションより低い。
骨折なら数分で治癒できる。複雑骨折でも数時間で治癒する。
売買価格不明 使用期限:1年
「・・・表には出せないものが出来てしまった・・・」
30分ほど興味本位で試してみたらとんでもアイテムが出来てしまった。これらもアイテムボックスに死蔵されることが決定されたため、それぞれ1枠の100本だけ作っておく。スペースは無駄にしない主義のハジメらしかった。ここ2,3日で内緒の事が増えているためやや息詰まりを感じ、裏庭に行く。
ハジメが裏口を開けると精霊の木の周りに花畑が、その中に割と大きめの池がもう出来ていた。航がいつものように木の下まで運んでくれる。
「池できたー」
と藍が嬉しそうに笑う。底が見えるくらい澄んだ水が湛えられている。ハジメはふと精霊の水を精霊が好むことを思い出す。ハジメは水の祝福の一番濃い珠を池に沈めると湖面が青い光を放つ。
「「「わーーー。精霊の湖になったーーーー」」」
と3人は嬉しそうにしている?
「・・・精霊の湖・・・?」
ハジメは恐る恐る湖を鑑定してみる。
<鑑定>
精霊の湖:神によって祝福された精霊の水で満たされた泉。全ての精霊が生まれ育つ。水の精霊がいる限り『精霊の水』が滾々と湧き出る。この世界で唯一精霊の水が採取できる。
またスルーしかできない事実が生まれたのだった。ハジメが激しく落ち込んでいると舞が
「あ、ハジメ。これ見てー綺麗でしょ?」
とカウベルのような白い花を付けた草を1輪手に持っていた。舞が手を動かす度にコロコロと音を立てている。
「綺麗な花だねぇ。これはなんていう名前なの?」
と言うと「知らなーい」と答えたので花畑に植えてみたらどうかと提案するとそうするとのことであった。風に吹かれたらコロコロと鳴るのもいいものかもとハジメは思った。現実逃避であった。
ハンドブック 9項目目
9-9.精霊の湖を作ろう!:Clear!
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