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第5章 第2節 北の塔 ~種まき~
112.危機が訪れるようです
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ハジメが七色に光る球を握りしめると眩しい光が溢れ、思わず彼は目を瞑った。そして瞼を差すような光が消失したのを感じ取り目を開けるとそこにはハジメの目線まで浮かび上がっていた女性が目を開けるところであった。目を完全に開けた彼女はハジメよりも頭一つ分身長は低く、ブルーのマーメイドドレスに身を包んでいた。
「藍・・・?」
戸惑いながらハジメが言うと彼女は視線をハジメに移す。
「水の属性王の我の名を呼ぶは誰そ?」
「我が跡を継ぎし者、行きなさい。世界は水が流るるよに流転させなければならぬ」
藍の誰何を咎めるように静かな声がする。ハジメがその方を見るとそこには藍と同じような恰好をした老婆が一人凛と立っていた。
「お勤めご苦労様でした」
藍はそういうと空へ昇って行き雲を突き破りその姿を消した。その瞬間空から雨が降り始めた。
「始めて会うのぉ。ハジメ。私が元水の属性王アンディーン」
老婆が先ほどよりいくらか柔らかな口調で言う。
「属性王・・・・」
「そうなんじゃよ、ハジメ殿」
ハジメが呟いた言葉に精霊王ユドルが肯定する。アンディーンの後ろからユドルが歩いてきて彼女の横で歩みを止めた。
「藍は、自らの役割を放棄しようとしたでの。申し訳ないが記憶を封じさせてもろうた。藍以外の精霊は育っておらんからの。もう時間が無いのじゃ・・・」
「ユドル様・・・」
アンディーンはユドルに頭を下げたかと思ったがそのまま前のめりに倒れ込んでしまった。ユドルは彼女をお姫様抱っこしたがその姿は徐々に薄くなっている。ユドルはアンディーン頭を優しく撫で
「苦労を掛けたの・・・。ゆっくり眠りなさい」
と声を掛けると彼女は子どものような笑顔を浮かべ完全にその姿を消した。ユドルは静かにそう言うと、杖を掲げる。その瞬間ハジメを軽い眩暈が襲い目を閉じる。そしてすぐにそれは収まり目を開けた。
「・・・あれ?ユドルさん。どうしたんですか、こんなところで」
「ハジメ殿に急いで知らせないといけないことがあったのでの」
「急いでですか?」
ハジメはユドルの言葉に眉を顰める。
「そうなのじゃ。イブの街が魔物に襲われそうなのじゃ。もうほとんど時間がない。ワシが入口まで戻すのじゃ。急いで向かわれよ」
そう言うと持っていた杖を軽く振る。視界が歪んだため思わず目を瞑ったが再び瞼を開けるとそこは一番最初の階段の前だった。そしてハジメの目の前には水球の中に漂っている小さな銭亀がふよふよ浮いていた。銭亀は頭を水球から上に出し
「よぉ。おいらは水の妖精なんや。よろしゅうー。北の塔攻略したらおいらがずっと側に居ることになるんや。じゃぁ、名前を「ゼニー、行くよ」・・・・。ゼニー?おいらゼニーなん??」
ゼニーの言葉を遮りハジメが名付ける。ネーミングセンスは相変わらずないハジメなのだった。ハジメはショックを受けているゼニーをスルーしてパトリシアをコールし颯爽と跨る。ゼニーはショックを受けながらも水球を解除し、ハジメの服の裾に噛みつき体を固定していた。魔法の馬であるパトリシアが走り出すとゼニーは、ポニーテールが風に揺れるように体を靡かせていた。
「ヴァスケデー」
と叫んでいたが、それもまた、ハジメによってスルーされていた。
それを空から見ていた現世の神ワーデンは
「すまんでござる。ハジメ殿には迷惑ばかりかけるでござるよ」
と思わず呟く。それにユドルが
「本当に・・・。私達精霊もハジメ殿には迷惑を掛けてばかりでございます。どのようにお詫びしたらいいのやら・・・」
「拙者ら神々もどう報いたらいいのやら・・・。ユドルよ、あと2人の属性王はどれくらいもつ?」
ワーデンに聞かれた精霊王ユドルはふむと空を見上げて
「舞と藍が頑張ってくれておりますが、そう長くはないかと・・・・」
「そうか・・・。陽は最後までハジメを見ていたいと言っておったが・・・」
難しい表情を2人は浮かべる。
「・・・精霊王としては陽を選びたいところでございます。私め個人としましては希望に沿ってやりたいとは思っております・・・」
ユドルはそう言う。
「・・・・陽には申し訳ないでござるが、次は南の塔を攻略してもらうことにするでござるよ・・・。なんと詫びればよいでござろうか・・・・」
神々の管理者ワーデンとユドルは静かに苦々しく頷きあった。
「・・・・それでユドルよ。5人目はどうなのでござる?」
「もう目覚めかけているようでございます。人の子が歪んだ祈りを捧げていますので戸惑っている様子でございますが・・・。どう出るかは今回の結果次第と言ったところになるかと・・・」
ワーデンはそれを聞いて深いため息をついた。
「・・・なんとも・・・。この世に生きるモノたちに我らを崇て貰っておるというのにこのザマでござる・・・」
2人は再び静かにハジメが向かった先を眺めるのだった。
時間は少し巻き戻る。ハジメが経験を積み上げるための塔に突入して間もなくの頃、イブ街は未曽有の危機に陥っていた。昨日から王都の南東にある森からゴブリンとオークの群れがイブの街に向かって南下してきたのである。それらの上にはハーピーも位置取っている。冒険者ギルドはすぐさま緊急事態宣言を発布し、アヴァ国の冒険者たちを招集したが王都からイブ街までどんなに早く移動しても1か月ほどは掛かってしまうため、援軍は期待できないだろう。ハジメの船を使ったとしてもかかる時間は3日である。今現在イブの街周辺にいる冒険者たちでなんとかしなければならいのである。幸いだったのはイブの街に王弟殿下の私兵団5000人が駐在していたことであろうか。彼らは定期で行う訓練を行うために偶然にもイブの街に滞在していたのであった。冒険者ギルドが招集した冒険者たちと合わせると7500人がイブの街の戦力となる。
セバスチャンはギルド長室でイブの街を治める領主であるフラップ、その孫でイブの街の町長ウォール、商業ギルド長エヴァ、王弟殿下の私兵団長バリーと共に報酬について話していた。
「バリー殿、流石にその要求は無理ですな・・・」
フラップが顔を引きつらせながら言う。バリー以外の皆も同様の意見のようで頷いている。エヴァに至っては完全に怒っている様子さえ窺える。
「・・・そう言われても。王弟殿下であられるハワード様がそう言われておる。私如きに報酬の条件を変えることは出来ぬ」
「では、私に王弟殿下と話し合いをさせて貰えぬだろうか」
「ハワード様は話すことはないと。どうするか決まったら教えて欲しい。なるべく早めに。作戦も立てないといけないだろうからな」
にべにもなくフラップに告げ、部屋を後にした。フラップは王に伝言を送ることが出来るのだが、あれは王の許可が必要なのである。白金貨不足問題が解決し現在その許可は取り消されている。死罪覚悟で送ることは出来るが、王城には常に魔法防護結界が張られている。白金貨不足の際はその緊急性の高さから解決するまで一時的に結界は解除されていたため伝言出来たが、今となっては伝言は王城に入ることも出来ないのである。
扉が閉まるのを見たエヴァは
「本当に、金の亡者って話は本当なのね」
と毒を吐くように言う。それを誰も咎めなかったことから残りの3人も頭に血が昇っていたのだろう。
「さて、どうしたものか・・・・」
フラップはソファーに深く座り直し、ため息を付いた。
「それにしても、緊急事態だからと言って白金貨500枚を要求してくるとは・・・」
セバスチャンも眉間の皺が隠せていない。彼にとっては珍しいことだ。
「そうなるともう1つの報酬となりますが・・・・」
ウォールは顔を顰めた。
「・・・あんなの無茶な要求よっ!そんなの認められるわけないわっ!そうでしょフラップ様」
エヴァが激しく言い放ち、領主に同意を求める。
「・・・それが出来るのだよ・・・。王族に限ってだが・・・」
「還付・・・ですか・・・」
ウォールは更に顔を顰める。
「還付・・ですか?」
セバスチャンが周囲に問う。
「還付っていうのは、王家から下賜された土地を返すってこと。つまりハジメさんのクーラの私有地を王家である銭ゲバ王弟に還付させるってことなのよ」
「それってハジメさんから土地を取り上げるってことですよね?そんな・・・・」
セバスチャンは黙ってしまう。ハワードサイドから提示された報酬は白金貨500枚かクーラの街の王弟殿下への還付だった。
「この領地として白金貨500枚、わが領地では500億Sは税収をまったく使わなくても10年貯めないと払えぬ。この街が無くなり再度同規模の街を作るとなるとその数十倍の費用が掛かることを考えれば妥当と言えば妥当な金額・・・。しかし白金貨500枚とは・・・」
「・・・完全に足元みてますね・・・・」
フラップの発言にウォールが絞り出すように声を出す。
「そうじゃの・・・。しかし冒険者2500人ではどうしようもない・・・」
事実確認を行うたびに部屋の空気が重くなっていく。現在進行してくる魔物の軍団は各種族5000ほど。計2万ほどの軍隊となる。単純計算すれば冒険者1人当たり8匹倒せばなんとかなるだろう。
「ここまで魔物が集団化するとなると、恐らく王も誕生しているでしょう・・・」
セバスチャンの言葉に皆言葉を失くす。私兵団の協力を仰ぐしかこの街が存続することは出来ないだろうことは会議に参加している者たちはわかっているのだから。
そして決定はくだされる。4人ともハジメに合わせる顔がなくなった事を覚悟した瞬間だった。
「バリー殿に使いをだせ」
覚悟を決めたフラップがそう指示を出した。
12-4.水妖精と契約しよう:上書きClear!
ハンドブック 13項目目
13-10.北の塔の攻略:Clear!
13-11.報酬:???
「藍・・・?」
戸惑いながらハジメが言うと彼女は視線をハジメに移す。
「水の属性王の我の名を呼ぶは誰そ?」
「我が跡を継ぎし者、行きなさい。世界は水が流るるよに流転させなければならぬ」
藍の誰何を咎めるように静かな声がする。ハジメがその方を見るとそこには藍と同じような恰好をした老婆が一人凛と立っていた。
「お勤めご苦労様でした」
藍はそういうと空へ昇って行き雲を突き破りその姿を消した。その瞬間空から雨が降り始めた。
「始めて会うのぉ。ハジメ。私が元水の属性王アンディーン」
老婆が先ほどよりいくらか柔らかな口調で言う。
「属性王・・・・」
「そうなんじゃよ、ハジメ殿」
ハジメが呟いた言葉に精霊王ユドルが肯定する。アンディーンの後ろからユドルが歩いてきて彼女の横で歩みを止めた。
「藍は、自らの役割を放棄しようとしたでの。申し訳ないが記憶を封じさせてもろうた。藍以外の精霊は育っておらんからの。もう時間が無いのじゃ・・・」
「ユドル様・・・」
アンディーンはユドルに頭を下げたかと思ったがそのまま前のめりに倒れ込んでしまった。ユドルは彼女をお姫様抱っこしたがその姿は徐々に薄くなっている。ユドルはアンディーン頭を優しく撫で
「苦労を掛けたの・・・。ゆっくり眠りなさい」
と声を掛けると彼女は子どものような笑顔を浮かべ完全にその姿を消した。ユドルは静かにそう言うと、杖を掲げる。その瞬間ハジメを軽い眩暈が襲い目を閉じる。そしてすぐにそれは収まり目を開けた。
「・・・あれ?ユドルさん。どうしたんですか、こんなところで」
「ハジメ殿に急いで知らせないといけないことがあったのでの」
「急いでですか?」
ハジメはユドルの言葉に眉を顰める。
「そうなのじゃ。イブの街が魔物に襲われそうなのじゃ。もうほとんど時間がない。ワシが入口まで戻すのじゃ。急いで向かわれよ」
そう言うと持っていた杖を軽く振る。視界が歪んだため思わず目を瞑ったが再び瞼を開けるとそこは一番最初の階段の前だった。そしてハジメの目の前には水球の中に漂っている小さな銭亀がふよふよ浮いていた。銭亀は頭を水球から上に出し
「よぉ。おいらは水の妖精なんや。よろしゅうー。北の塔攻略したらおいらがずっと側に居ることになるんや。じゃぁ、名前を「ゼニー、行くよ」・・・・。ゼニー?おいらゼニーなん??」
ゼニーの言葉を遮りハジメが名付ける。ネーミングセンスは相変わらずないハジメなのだった。ハジメはショックを受けているゼニーをスルーしてパトリシアをコールし颯爽と跨る。ゼニーはショックを受けながらも水球を解除し、ハジメの服の裾に噛みつき体を固定していた。魔法の馬であるパトリシアが走り出すとゼニーは、ポニーテールが風に揺れるように体を靡かせていた。
「ヴァスケデー」
と叫んでいたが、それもまた、ハジメによってスルーされていた。
それを空から見ていた現世の神ワーデンは
「すまんでござる。ハジメ殿には迷惑ばかりかけるでござるよ」
と思わず呟く。それにユドルが
「本当に・・・。私達精霊もハジメ殿には迷惑を掛けてばかりでございます。どのようにお詫びしたらいいのやら・・・」
「拙者ら神々もどう報いたらいいのやら・・・。ユドルよ、あと2人の属性王はどれくらいもつ?」
ワーデンに聞かれた精霊王ユドルはふむと空を見上げて
「舞と藍が頑張ってくれておりますが、そう長くはないかと・・・・」
「そうか・・・。陽は最後までハジメを見ていたいと言っておったが・・・」
難しい表情を2人は浮かべる。
「・・・精霊王としては陽を選びたいところでございます。私め個人としましては希望に沿ってやりたいとは思っております・・・」
ユドルはそう言う。
「・・・・陽には申し訳ないでござるが、次は南の塔を攻略してもらうことにするでござるよ・・・。なんと詫びればよいでござろうか・・・・」
神々の管理者ワーデンとユドルは静かに苦々しく頷きあった。
「・・・・それでユドルよ。5人目はどうなのでござる?」
「もう目覚めかけているようでございます。人の子が歪んだ祈りを捧げていますので戸惑っている様子でございますが・・・。どう出るかは今回の結果次第と言ったところになるかと・・・」
ワーデンはそれを聞いて深いため息をついた。
「・・・なんとも・・・。この世に生きるモノたちに我らを崇て貰っておるというのにこのザマでござる・・・」
2人は再び静かにハジメが向かった先を眺めるのだった。
時間は少し巻き戻る。ハジメが経験を積み上げるための塔に突入して間もなくの頃、イブ街は未曽有の危機に陥っていた。昨日から王都の南東にある森からゴブリンとオークの群れがイブの街に向かって南下してきたのである。それらの上にはハーピーも位置取っている。冒険者ギルドはすぐさま緊急事態宣言を発布し、アヴァ国の冒険者たちを招集したが王都からイブ街までどんなに早く移動しても1か月ほどは掛かってしまうため、援軍は期待できないだろう。ハジメの船を使ったとしてもかかる時間は3日である。今現在イブの街周辺にいる冒険者たちでなんとかしなければならいのである。幸いだったのはイブの街に王弟殿下の私兵団5000人が駐在していたことであろうか。彼らは定期で行う訓練を行うために偶然にもイブの街に滞在していたのであった。冒険者ギルドが招集した冒険者たちと合わせると7500人がイブの街の戦力となる。
セバスチャンはギルド長室でイブの街を治める領主であるフラップ、その孫でイブの街の町長ウォール、商業ギルド長エヴァ、王弟殿下の私兵団長バリーと共に報酬について話していた。
「バリー殿、流石にその要求は無理ですな・・・」
フラップが顔を引きつらせながら言う。バリー以外の皆も同様の意見のようで頷いている。エヴァに至っては完全に怒っている様子さえ窺える。
「・・・そう言われても。王弟殿下であられるハワード様がそう言われておる。私如きに報酬の条件を変えることは出来ぬ」
「では、私に王弟殿下と話し合いをさせて貰えぬだろうか」
「ハワード様は話すことはないと。どうするか決まったら教えて欲しい。なるべく早めに。作戦も立てないといけないだろうからな」
にべにもなくフラップに告げ、部屋を後にした。フラップは王に伝言を送ることが出来るのだが、あれは王の許可が必要なのである。白金貨不足問題が解決し現在その許可は取り消されている。死罪覚悟で送ることは出来るが、王城には常に魔法防護結界が張られている。白金貨不足の際はその緊急性の高さから解決するまで一時的に結界は解除されていたため伝言出来たが、今となっては伝言は王城に入ることも出来ないのである。
扉が閉まるのを見たエヴァは
「本当に、金の亡者って話は本当なのね」
と毒を吐くように言う。それを誰も咎めなかったことから残りの3人も頭に血が昇っていたのだろう。
「さて、どうしたものか・・・・」
フラップはソファーに深く座り直し、ため息を付いた。
「それにしても、緊急事態だからと言って白金貨500枚を要求してくるとは・・・」
セバスチャンも眉間の皺が隠せていない。彼にとっては珍しいことだ。
「そうなるともう1つの報酬となりますが・・・・」
ウォールは顔を顰めた。
「・・・あんなの無茶な要求よっ!そんなの認められるわけないわっ!そうでしょフラップ様」
エヴァが激しく言い放ち、領主に同意を求める。
「・・・それが出来るのだよ・・・。王族に限ってだが・・・」
「還付・・・ですか・・・」
ウォールは更に顔を顰める。
「還付・・ですか?」
セバスチャンが周囲に問う。
「還付っていうのは、王家から下賜された土地を返すってこと。つまりハジメさんのクーラの私有地を王家である銭ゲバ王弟に還付させるってことなのよ」
「それってハジメさんから土地を取り上げるってことですよね?そんな・・・・」
セバスチャンは黙ってしまう。ハワードサイドから提示された報酬は白金貨500枚かクーラの街の王弟殿下への還付だった。
「この領地として白金貨500枚、わが領地では500億Sは税収をまったく使わなくても10年貯めないと払えぬ。この街が無くなり再度同規模の街を作るとなるとその数十倍の費用が掛かることを考えれば妥当と言えば妥当な金額・・・。しかし白金貨500枚とは・・・」
「・・・完全に足元みてますね・・・・」
フラップの発言にウォールが絞り出すように声を出す。
「そうじゃの・・・。しかし冒険者2500人ではどうしようもない・・・」
事実確認を行うたびに部屋の空気が重くなっていく。現在進行してくる魔物の軍団は各種族5000ほど。計2万ほどの軍隊となる。単純計算すれば冒険者1人当たり8匹倒せばなんとかなるだろう。
「ここまで魔物が集団化するとなると、恐らく王も誕生しているでしょう・・・」
セバスチャンの言葉に皆言葉を失くす。私兵団の協力を仰ぐしかこの街が存続することは出来ないだろうことは会議に参加している者たちはわかっているのだから。
そして決定はくだされる。4人ともハジメに合わせる顔がなくなった事を覚悟した瞬間だった。
「バリー殿に使いをだせ」
覚悟を決めたフラップがそう指示を出した。
12-4.水妖精と契約しよう:上書きClear!
ハンドブック 13項目目
13-10.北の塔の攻略:Clear!
13-11.報酬:???
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