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第5章 第2節 北の塔 ~種まき~
113.少年が現れるみたいです
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ハジメが猫獣人の村に付いた頃、魔物の集団はイブの街の手前まで到着していた。集まったイブの街の冒険者たちとハワードの私兵団が街の城壁を背にし、対峙していた。もう間もなく激しい戦いが始めるのだろう。妙な緊張感が辺りの空気を支配している。
イブの街の戦う術のない住人たちは役所・所属しているギルドの地下へと非難を完了していた。コウとマーサ・ジェフ・キルト・1歳にならない子の親子は陽が連絡の取れないハジメに代わってクーラの街へ避難させている。冒険者であるリナリーとクーラの街の初めての成人した魔術師ヴィオラ、司祭ティナは襲ってきた魔物と闘うことになっている。陽的には自分が魔物を殲滅しようかと思っていた。浄土の精霊の航と熱光《ねっこう》の精霊である自分が力を振るえば一瞬にして1匹も残さず殲滅させることが出来るのだ。他人を大切にする傾向が強い主人であるハジメを思えばそうすることは極々自然な行いであった。しかしそうしようとした矢先太陽神シャプシェから2人に神託が下った。
「手を出すことは禁ずる」
何故?と陽と航は食い下がるが、シャプシェは
「すまぬが手を出してはならない。始君の本当に大切にしている者たちだけこの街に招くのだ。彼の作ったポーション類は全て放出しても構わないがそななたち精霊が手を出してはいけない」
「なぜ?」
航が神に対して厳しい視線を送る。
「・・・これが時代の移り変わり・・・」
陽が納得したように呟く。
「そう。世界が変わる。その為の準備。そして陽、次の旅にはお主が始君に付きそいなさい。航はこの地を守りなさい。これは神からの命。逆らうことは出来ぬ」
精霊が逆らうことの出来ない相手は上位種と神だけある。2人はそれに従うしかできなかった。その為、ハジメが置いて行った倉庫にあるポーションを全てイブの街へ寄付し、ハジメの家に住んでいる5人とハジメの恩人である道具屋のオースティンとその奴隷ジェーン、家具屋のアーヴィンとシラト夫婦とその弟子たち、鍛冶屋のアベルとその弟子たち、ガラス職人クララとその弟子たち、建築家エルム、大工ソラと大工たちをクーラの街に避難させたのだった。
~王都近くの森~
「・・・・折角私が作った物語をこんなことに使うなんてっ・」
いつも笑みを絶やさない修道女が右親指の爪を噛みながら吐き捨てるように言う。
「おやおや、今日はご機嫌斜めですね。予言者様」
不意に後ろから声がかかる。その瞬間いつもの笑顔が彼女に貼り付く。
「私としたことが・・・。それで何の用でございますか、黒魔術師様。おや、それに戦士様もここに来るとは珍しいですこと」
「ちょっと手伝いに来たまでさ」
軽鎧に身を包んだ男が肩をすくめながら言った。
「ならばイブの街の襲撃に加わってくださいませ。既に狩人とカラス、集めるものは配置についておりますので」
2人に頭を下げながら彼女は言った。
「・・・言われるまでもありませんよ。ここへは確認に来たまでですし」
黒魔術師が笑みを浮かべて言う。
「・・・確認ですか・・・?」
「えぇ。やり過ぎてもいいんだろ?」
黒魔術師は本性を隠すのを止め彼女に聞いた。
「勿論。それが神の御心でしょうから・・・」
「よく言う。それがお前の望みだろう」
そう言って男2人は教会を後にした。そしてその1時間ほど後、不意に声がする。
「見ーつけたっ」
彼女が振り向くとそこには右人差し指を修道女に向けた少年が立っていた。
「返してもらうね。僕の師匠」
女は予言者である。未来を見ることが出来る。彼の行動も予見出来るのである。
「よげ・・・」
「沈黙」
彼女は構成しようとしたスキル予言は遮られた。修道女が驚いているうちに背後に回った少年に意識を狩られた。床に倒れた女の首筋に手を当てると1枚のカードがするすると姿を現す。
「予定通り予言のスキルだね。じゃぁ、ハクにっと。授与」
少年の横に突如現れた白虎にカードは吸い込まれていった。
「主、感謝する・・・」
「いやいや、アタッカー兼シールダーは僕の友人たちの中ではハクだけだからね。いつもお世話になってます」
少年は白虎の頭を優しく撫でて笑顔で言った。少年の頭の上に突如現れた鳥が
「主、急がねば神が来てしまいますよ」
と声を掛ける。
「そうだった。早く用事終わらせて、憧れのハジメ様に会わないとー。どうしよう緊張しちゃう。大丈夫?僕の恰好おかしくない?紅」
少年は慌てた様子で自分の服や髪形を触りながら確認していく。
「主は相変わらずですぞー。ちょっと木の陰から顔見るくらいですぞー」
空中に浮きながら体をくねらせる青龍がため息交じりに言葉を掛ける。
「まぁまぁ、それが主やからねぇ。しゃーないわ」
亀が少年のポケットから顔を出して笑う。少年は慌てたように教会の祭壇の裏を蹴り開けて黒い霧が中で蠢き始めたかのような水晶球を取り出す。
「・・・やっぱり伝承通り・・・」
白虎がぐるると唸る。少年はその珠を祭壇の上に置く。
「ここならすぐ気づくよね」
「えぇ。大丈夫でしょう。急ぎますよ」
と赤鳥が少年をせかせる。少年が紅の足を持つと同時に教会の扉が開く。空気が中から外へ向かって流れる。
「蜃気楼」
紅の言葉と共に少年たちの姿が消え去る。そこへ2人の壮年の男と老年の男が入ってきた。
「・・・珍しい。旅人でござるか・・・・」
壮年の男が呟く。
「旅人でございますか?」
老年の男が問う。
「よいよい。気にするでない。それでユドル。あったでござるか?」
「えぇ。酷く汚れております・・・」
精霊王ユドルはそう言うと祭壇の上に置かれた水晶球を持ち上げ、
「おかえり・・・」
ユドルはそう言ってそっとその珠を抱きしめたのだった。そして2人はその場を後にした。倒れている修道女を華麗にスルーして。
~珠内~
「・・・あぁ、暖かい・・・。これはお・・・の?」
白くなった場所で一人の男が顔を上げた。
~森上空~
「主がもたもたしてるからですぞー」
クレイの足に捕まったハジメの横を青龍が併走ならぬ併飛(*1)しながら文句を告げる。
「ごめんごめん。ハジメ様の顔見れるって思ったら緊張しちゃって」
少年が顔を真っ赤にしながら答える。
「主、狩人を見つけました」
紅はそういうと一気に下降を始める。
「主、痺れさせるですぞー」
「麻痺」
少年が眼下に居る少女に魔法を放つと体をびくっとさせてその場に倒れ込むのが見えた。それから十数秒後少女の横に降り立った少年は首からカードを抜き取った。
「はい、たっつん。授与」
「ありがとうですぞー」
カードは青龍の中へと消えていく。その時、黒い魔法が彼らを襲い、着弾と共に黒い霧が周囲に漂う。その瞬間少年の上から声が降ってくる。
「なっ・・」
黒い霧の中から知らない男の声だ。
「吹き飛べ」
青龍が風魔法を放ち、黒い霧を吹き飛ばすと同時に知らない男も後ろへと飛ばしたようだった。
「主、警戒は怠ってはいけない・・・」
白虎は少年を窘める。どうやら彼が右前足で剣を受け止め青龍が間合いを確保したのだろう。
「・・・お前ら、何者だ?」
体勢を立て直しながら軽鎧を来た男が言った。
*1 併飛・・・常用外。飛行機関連や鳥関連などで『並んで飛ぶ』と言った意味で使われている造語のようです。一応フリガナを『へいひ』としていますが、正しい読み方はわかりません。
イブの街の戦う術のない住人たちは役所・所属しているギルドの地下へと非難を完了していた。コウとマーサ・ジェフ・キルト・1歳にならない子の親子は陽が連絡の取れないハジメに代わってクーラの街へ避難させている。冒険者であるリナリーとクーラの街の初めての成人した魔術師ヴィオラ、司祭ティナは襲ってきた魔物と闘うことになっている。陽的には自分が魔物を殲滅しようかと思っていた。浄土の精霊の航と熱光《ねっこう》の精霊である自分が力を振るえば一瞬にして1匹も残さず殲滅させることが出来るのだ。他人を大切にする傾向が強い主人であるハジメを思えばそうすることは極々自然な行いであった。しかしそうしようとした矢先太陽神シャプシェから2人に神託が下った。
「手を出すことは禁ずる」
何故?と陽と航は食い下がるが、シャプシェは
「すまぬが手を出してはならない。始君の本当に大切にしている者たちだけこの街に招くのだ。彼の作ったポーション類は全て放出しても構わないがそななたち精霊が手を出してはいけない」
「なぜ?」
航が神に対して厳しい視線を送る。
「・・・これが時代の移り変わり・・・」
陽が納得したように呟く。
「そう。世界が変わる。その為の準備。そして陽、次の旅にはお主が始君に付きそいなさい。航はこの地を守りなさい。これは神からの命。逆らうことは出来ぬ」
精霊が逆らうことの出来ない相手は上位種と神だけある。2人はそれに従うしかできなかった。その為、ハジメが置いて行った倉庫にあるポーションを全てイブの街へ寄付し、ハジメの家に住んでいる5人とハジメの恩人である道具屋のオースティンとその奴隷ジェーン、家具屋のアーヴィンとシラト夫婦とその弟子たち、鍛冶屋のアベルとその弟子たち、ガラス職人クララとその弟子たち、建築家エルム、大工ソラと大工たちをクーラの街に避難させたのだった。
~王都近くの森~
「・・・・折角私が作った物語をこんなことに使うなんてっ・」
いつも笑みを絶やさない修道女が右親指の爪を噛みながら吐き捨てるように言う。
「おやおや、今日はご機嫌斜めですね。予言者様」
不意に後ろから声がかかる。その瞬間いつもの笑顔が彼女に貼り付く。
「私としたことが・・・。それで何の用でございますか、黒魔術師様。おや、それに戦士様もここに来るとは珍しいですこと」
「ちょっと手伝いに来たまでさ」
軽鎧に身を包んだ男が肩をすくめながら言った。
「ならばイブの街の襲撃に加わってくださいませ。既に狩人とカラス、集めるものは配置についておりますので」
2人に頭を下げながら彼女は言った。
「・・・言われるまでもありませんよ。ここへは確認に来たまでですし」
黒魔術師が笑みを浮かべて言う。
「・・・確認ですか・・・?」
「えぇ。やり過ぎてもいいんだろ?」
黒魔術師は本性を隠すのを止め彼女に聞いた。
「勿論。それが神の御心でしょうから・・・」
「よく言う。それがお前の望みだろう」
そう言って男2人は教会を後にした。そしてその1時間ほど後、不意に声がする。
「見ーつけたっ」
彼女が振り向くとそこには右人差し指を修道女に向けた少年が立っていた。
「返してもらうね。僕の師匠」
女は予言者である。未来を見ることが出来る。彼の行動も予見出来るのである。
「よげ・・・」
「沈黙」
彼女は構成しようとしたスキル予言は遮られた。修道女が驚いているうちに背後に回った少年に意識を狩られた。床に倒れた女の首筋に手を当てると1枚のカードがするすると姿を現す。
「予定通り予言のスキルだね。じゃぁ、ハクにっと。授与」
少年の横に突如現れた白虎にカードは吸い込まれていった。
「主、感謝する・・・」
「いやいや、アタッカー兼シールダーは僕の友人たちの中ではハクだけだからね。いつもお世話になってます」
少年は白虎の頭を優しく撫でて笑顔で言った。少年の頭の上に突如現れた鳥が
「主、急がねば神が来てしまいますよ」
と声を掛ける。
「そうだった。早く用事終わらせて、憧れのハジメ様に会わないとー。どうしよう緊張しちゃう。大丈夫?僕の恰好おかしくない?紅」
少年は慌てた様子で自分の服や髪形を触りながら確認していく。
「主は相変わらずですぞー。ちょっと木の陰から顔見るくらいですぞー」
空中に浮きながら体をくねらせる青龍がため息交じりに言葉を掛ける。
「まぁまぁ、それが主やからねぇ。しゃーないわ」
亀が少年のポケットから顔を出して笑う。少年は慌てたように教会の祭壇の裏を蹴り開けて黒い霧が中で蠢き始めたかのような水晶球を取り出す。
「・・・やっぱり伝承通り・・・」
白虎がぐるると唸る。少年はその珠を祭壇の上に置く。
「ここならすぐ気づくよね」
「えぇ。大丈夫でしょう。急ぎますよ」
と赤鳥が少年をせかせる。少年が紅の足を持つと同時に教会の扉が開く。空気が中から外へ向かって流れる。
「蜃気楼」
紅の言葉と共に少年たちの姿が消え去る。そこへ2人の壮年の男と老年の男が入ってきた。
「・・・珍しい。旅人でござるか・・・・」
壮年の男が呟く。
「旅人でございますか?」
老年の男が問う。
「よいよい。気にするでない。それでユドル。あったでござるか?」
「えぇ。酷く汚れております・・・」
精霊王ユドルはそう言うと祭壇の上に置かれた水晶球を持ち上げ、
「おかえり・・・」
ユドルはそう言ってそっとその珠を抱きしめたのだった。そして2人はその場を後にした。倒れている修道女を華麗にスルーして。
~珠内~
「・・・あぁ、暖かい・・・。これはお・・・の?」
白くなった場所で一人の男が顔を上げた。
~森上空~
「主がもたもたしてるからですぞー」
クレイの足に捕まったハジメの横を青龍が併走ならぬ併飛(*1)しながら文句を告げる。
「ごめんごめん。ハジメ様の顔見れるって思ったら緊張しちゃって」
少年が顔を真っ赤にしながら答える。
「主、狩人を見つけました」
紅はそういうと一気に下降を始める。
「主、痺れさせるですぞー」
「麻痺」
少年が眼下に居る少女に魔法を放つと体をびくっとさせてその場に倒れ込むのが見えた。それから十数秒後少女の横に降り立った少年は首からカードを抜き取った。
「はい、たっつん。授与」
「ありがとうですぞー」
カードは青龍の中へと消えていく。その時、黒い魔法が彼らを襲い、着弾と共に黒い霧が周囲に漂う。その瞬間少年の上から声が降ってくる。
「なっ・・」
黒い霧の中から知らない男の声だ。
「吹き飛べ」
青龍が風魔法を放ち、黒い霧を吹き飛ばすと同時に知らない男も後ろへと飛ばしたようだった。
「主、警戒は怠ってはいけない・・・」
白虎は少年を窘める。どうやら彼が右前足で剣を受け止め青龍が間合いを確保したのだろう。
「・・・お前ら、何者だ?」
体勢を立て直しながら軽鎧を来た男が言った。
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