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第6章 新しい国
138.学校を作るみたいです
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「それにしてもオーダ幼くなったね」
ハジメがデザートを作りながら言うと、
「えぇ。私の体の一部を次代精霊王の体にしたので、この体になってしまったんです」
余ったプリンを口に頬張りながらオーダは告げた。
「そうなんだ・・・。悪かったね」
申し訳なさそうにハジメは詫びて、オーダの口元に付いていたプリンの残骸を取る。
「いえ。全く問題はないんですが・・・。父上、次代の精霊王の体あれで良かったんですか?」
「あれって?」
ハジメには何のことか分からなかったので聞き返す。
「父上が作った体、女の子でしたよね?」
「あぁ。なんかそうした方がいい気がしてね。ダメだったかな?」
オーダの話の意味がいまひとつ分からずに簡単に答える。
「父上がそう思ったのなら問題はないと思いますが、あの魂男の子でしたよ?」
いつもなら性別などは確認するところだが、魂に触れ、オーダの体の一部を眺めていると『そうしなければいけない』という強迫観念に近いものがあり、気が付けばあの体になっていたのだ。
「え?ええぇぇぇぇ?本当?」
ハジメが叫ぶように言うと
「まぁ、いいんじゃないですか?神々も特に何も言ってなかったし。精霊の性別って本人が意識を持ち始めたら決めるし、その差って大きな意味はないですしね」
そう言ってオーダはハジメばりのスルー力を発揮しつつ、プリンを口に運び、ご満悦の表情を浮かべる。
ハジメはオーダが言うならそうなんだろうと思い、ホイップクリームを完成させ、ガラスの器に盛ったプリンをデコレーションしていく。プリンの横にはホイップとカットフルーツが盛られ、プリンの頭頂部のカラメルには白いホイップを座布団としてサクランボが乗っていた。そうして完成させたプリンアラモードを自分の体を提供してくれたオーダのご褒美として彼の前に置いた。
「ち、父上!これ、食べてもいいんですか!?」
目を爛々と輝かせオーダが興奮しているので、「どうぞ」と促すと真珠を扱うように優しくスプーンで掬って口に運び頬を赤く染めていた。なんとも愛らしい姿にハジメは『近々また作ろう』と決めたのだった。幼い者にはとことん甘々なハジメであった。
「さてと、オーダそれを食べたら寝るよー。明日は学校作らないといけないからね」
と声を掛けると、「はーい」と言いつつも大切にゆっくりとプリンを口に運ぶオーダが居たのだった。
そして翌日学校予定地にオーダを肩車して訪れたハジメは地面に枝で設計図的な物を書いて行く。オーダはハジメの肩から降り、彼と同じように枝を持ち、運動場予定地でなにやら描いて遊び始めた。ハジメはそれを横目で見ながら玄関を入って廊下を進んだところに食堂を作ることにして、その奥に4つの調理実習室を作ることにする。子供たちはそんなに多く居ないため1部屋10人が実習できるように台所を作ることにする。ハジメはぶつぶつ言いながら地面に枝で配置場所を大まかに描いて行く。
『おし、取り敢えずこんなもんかなぁ。これだけ広さがあれば2階に10人くらい入れる教室が7つくらいは出来るから大丈夫っと』
「次は体育館っと」
建物で敷地の2/3ほど使ってしまったので、運動場や体育館は空間拡張は必須となる。残りの1/3のうち1/2を使って体育館と更衣室、道具入れの配置を地面に描いていく。気分はポストに入っている新築一軒家のチラシに載っている間取りに何を配置するか、どこを自分の部屋にするかということを考えることによく似ている。やっていることは子供の頃にした地面に四角を書いて適当に区切って行って「ここは台所、トイレ」とか言ってるのと一緒だが。
「よし、こんなもんで完成かな」
ハジメは満足そうに両手に付いた埃を払い、実際にどんな建物にするかとイメージする。
『やっぱりここはザ・体育館がいいかなぁ。高さは20mくらいで2階くらいの高さに窓ガラス作って、明かりを取り入れるようにっと。屋根はやっぱり半円形かな。あと緊急避難場所にするから、使う木材は丈夫なものがいいよな』
本来ならローマンコンクリートでもいいのだが、ハジメのこだわり『木のぬくもり』が頭を擡げる。
「丈夫な木って何かあるかなぁ。なかったらオーダか白に聞いて取りに行かないとなぁ」
ハジメが独り言をいいつつアイテムボックスを漁りながら、木材を次々に出す。
「父上ー、何してるの?」
いつの間にかオーダがハジメの近くに居た。
「あぁ、丈夫な木がないかなって思ってね。オーダ、丈夫な木って分かる?」
と聞くと
「んー。一番丈夫なのは僕のだけど、今量をいっぱい上げたら僕消えちゃうからなぁ。でも父上の頼みなら・・・」
と言うので
「いやいや、オーダが消えちゃうと寂しいからそれはやめて。今出してる木の中で一番丈夫なのを教えて欲しいんだ」
と慌てて言う。
「んー、それなら、ここに生えてた木がいいんじゃないかなぁ。僕よりも劣るけど、ドラゴンのブレスくらいなら2回くらいは耐えられるよ」
と言う。
「結構すごい木なんだね。たっつんたちは割と簡単に切ってたけど・・・」
鬼ごっこをしている妖精たちを見ながら言うと
「そうなんだ・・・。妖精は不思議存在だという事にして。まぁそれだけ強くないとここら辺に居る魔物に森は荒らされちゃうからね」
「・・・ここらへんの魔物って強いんだ・・・・」
とハジメが引き気味に言うと
「そうだよ。じゃないとそこら辺の国が支配しちゃってるよ」
と言われた。それもそうだとハジメは思う。確か、隣国はここを通る道を作ろうとしたけど、諦めたって話を聞いたこともあった。そういう理由だったのかと理解した。
ハジメが伐採した木を出して掌握と風刃で材木にした後、乾燥の魔法で木材を適度に乾燥させていく。後はこれを組み立てていくのだが、生憎ハジメは建築魔法が使えないため、手作業で組み立てていく必要があるのだが、学校が素人の作った耐久性も分からないものであっては問題である。どうしようかと考えていると、白が近づいてくる。
「・・・僕が作ろうか・・・?」
とぼそっと呟く。
「白、建築魔法使えるの?」
と聞くと静かに頷く。相変わらず無口なナイスガイっぷりである。
「枠組み建築、思考読み取り」
木材がハジメの書いた通りに配置され、一気に組み立てていく。
「主、強度が足りないから補足する・・・」
白に言われ、『専門外だからなぁ』と思いお願いする。木材は20分ほどで外側の枠組みが完成する。後は床を張りつつ壁を作って行くことにする。たっつんにお願いして木を料理の桂剥きの要領で切ってもらい、木の繊維の方向を縦、横、縦、横、縦の順で重ねて、合板にしようとするが、膠がないことに気づいた。作らねばなるまい。安全な和膠。取り敢えずたっつんに木材の桂剥きをお願いしておいて、ハジメはカプリンの皮を30枚ほど取り出し、鍋に入れ、その上から水魔法で水に浸し、加熱していく。
「煮込む、思考読み取り」
ハジメは料理魔法を使う。この魔法、煮込み時間が1/10になるというもので、9時間ほど煮込みが必要なところを1時間弱で出来てしまうという優れものである。思考読み取りによって70℃の温度に設定しておく。本当に便利な魔法で、低温調理なんかも出来たりするのである。ハジメにとってはその点でも有難い魔法である。
「粗熱を取る」
鍋の中が冷めるとそこには下の方に膠がちゃんとあった。後はこれを温めて液状にして接着剤として使用すればいいのである。出来た膠を持ってハジメは建築現場に戻った。因みになぜハジメにこの知識があるかというと以前日本でホルムアルデヒドの問題があった時、知人の友人で大学で建築学を学んだ人と話す機会があった。その際、実家は木造だから問題はないけどという発言をした際、「合板使ってるなら関係あるよ」と言われ、驚いた経験がある。長年使用しても木が反ったりしないという合板だが、その木同士の接着に使われているとのことだった。最新のものはホルムアルデヒドに代わるものが出来たらしいが、少し前の家などなら使われていることが多いということを知ったのである。
「紅、この鍋ゆっくり温めてくれる?」
彼女が温めて行くと徐々に膠は液状化していき、完全に溶け切ったのを確認すると、縫って重ねてを繰り返していき、5層になると、錬金術の重力魔法で圧をかけ接着していく。1日掛けて1階分の床、壁の板が完成した。
ハジメがデザートを作りながら言うと、
「えぇ。私の体の一部を次代精霊王の体にしたので、この体になってしまったんです」
余ったプリンを口に頬張りながらオーダは告げた。
「そうなんだ・・・。悪かったね」
申し訳なさそうにハジメは詫びて、オーダの口元に付いていたプリンの残骸を取る。
「いえ。全く問題はないんですが・・・。父上、次代の精霊王の体あれで良かったんですか?」
「あれって?」
ハジメには何のことか分からなかったので聞き返す。
「父上が作った体、女の子でしたよね?」
「あぁ。なんかそうした方がいい気がしてね。ダメだったかな?」
オーダの話の意味がいまひとつ分からずに簡単に答える。
「父上がそう思ったのなら問題はないと思いますが、あの魂男の子でしたよ?」
いつもなら性別などは確認するところだが、魂に触れ、オーダの体の一部を眺めていると『そうしなければいけない』という強迫観念に近いものがあり、気が付けばあの体になっていたのだ。
「え?ええぇぇぇぇ?本当?」
ハジメが叫ぶように言うと
「まぁ、いいんじゃないですか?神々も特に何も言ってなかったし。精霊の性別って本人が意識を持ち始めたら決めるし、その差って大きな意味はないですしね」
そう言ってオーダはハジメばりのスルー力を発揮しつつ、プリンを口に運び、ご満悦の表情を浮かべる。
ハジメはオーダが言うならそうなんだろうと思い、ホイップクリームを完成させ、ガラスの器に盛ったプリンをデコレーションしていく。プリンの横にはホイップとカットフルーツが盛られ、プリンの頭頂部のカラメルには白いホイップを座布団としてサクランボが乗っていた。そうして完成させたプリンアラモードを自分の体を提供してくれたオーダのご褒美として彼の前に置いた。
「ち、父上!これ、食べてもいいんですか!?」
目を爛々と輝かせオーダが興奮しているので、「どうぞ」と促すと真珠を扱うように優しくスプーンで掬って口に運び頬を赤く染めていた。なんとも愛らしい姿にハジメは『近々また作ろう』と決めたのだった。幼い者にはとことん甘々なハジメであった。
「さてと、オーダそれを食べたら寝るよー。明日は学校作らないといけないからね」
と声を掛けると、「はーい」と言いつつも大切にゆっくりとプリンを口に運ぶオーダが居たのだった。
そして翌日学校予定地にオーダを肩車して訪れたハジメは地面に枝で設計図的な物を書いて行く。オーダはハジメの肩から降り、彼と同じように枝を持ち、運動場予定地でなにやら描いて遊び始めた。ハジメはそれを横目で見ながら玄関を入って廊下を進んだところに食堂を作ることにして、その奥に4つの調理実習室を作ることにする。子供たちはそんなに多く居ないため1部屋10人が実習できるように台所を作ることにする。ハジメはぶつぶつ言いながら地面に枝で配置場所を大まかに描いて行く。
『おし、取り敢えずこんなもんかなぁ。これだけ広さがあれば2階に10人くらい入れる教室が7つくらいは出来るから大丈夫っと』
「次は体育館っと」
建物で敷地の2/3ほど使ってしまったので、運動場や体育館は空間拡張は必須となる。残りの1/3のうち1/2を使って体育館と更衣室、道具入れの配置を地面に描いていく。気分はポストに入っている新築一軒家のチラシに載っている間取りに何を配置するか、どこを自分の部屋にするかということを考えることによく似ている。やっていることは子供の頃にした地面に四角を書いて適当に区切って行って「ここは台所、トイレ」とか言ってるのと一緒だが。
「よし、こんなもんで完成かな」
ハジメは満足そうに両手に付いた埃を払い、実際にどんな建物にするかとイメージする。
『やっぱりここはザ・体育館がいいかなぁ。高さは20mくらいで2階くらいの高さに窓ガラス作って、明かりを取り入れるようにっと。屋根はやっぱり半円形かな。あと緊急避難場所にするから、使う木材は丈夫なものがいいよな』
本来ならローマンコンクリートでもいいのだが、ハジメのこだわり『木のぬくもり』が頭を擡げる。
「丈夫な木って何かあるかなぁ。なかったらオーダか白に聞いて取りに行かないとなぁ」
ハジメが独り言をいいつつアイテムボックスを漁りながら、木材を次々に出す。
「父上ー、何してるの?」
いつの間にかオーダがハジメの近くに居た。
「あぁ、丈夫な木がないかなって思ってね。オーダ、丈夫な木って分かる?」
と聞くと
「んー。一番丈夫なのは僕のだけど、今量をいっぱい上げたら僕消えちゃうからなぁ。でも父上の頼みなら・・・」
と言うので
「いやいや、オーダが消えちゃうと寂しいからそれはやめて。今出してる木の中で一番丈夫なのを教えて欲しいんだ」
と慌てて言う。
「んー、それなら、ここに生えてた木がいいんじゃないかなぁ。僕よりも劣るけど、ドラゴンのブレスくらいなら2回くらいは耐えられるよ」
と言う。
「結構すごい木なんだね。たっつんたちは割と簡単に切ってたけど・・・」
鬼ごっこをしている妖精たちを見ながら言うと
「そうなんだ・・・。妖精は不思議存在だという事にして。まぁそれだけ強くないとここら辺に居る魔物に森は荒らされちゃうからね」
「・・・ここらへんの魔物って強いんだ・・・・」
とハジメが引き気味に言うと
「そうだよ。じゃないとそこら辺の国が支配しちゃってるよ」
と言われた。それもそうだとハジメは思う。確か、隣国はここを通る道を作ろうとしたけど、諦めたって話を聞いたこともあった。そういう理由だったのかと理解した。
ハジメが伐採した木を出して掌握と風刃で材木にした後、乾燥の魔法で木材を適度に乾燥させていく。後はこれを組み立てていくのだが、生憎ハジメは建築魔法が使えないため、手作業で組み立てていく必要があるのだが、学校が素人の作った耐久性も分からないものであっては問題である。どうしようかと考えていると、白が近づいてくる。
「・・・僕が作ろうか・・・?」
とぼそっと呟く。
「白、建築魔法使えるの?」
と聞くと静かに頷く。相変わらず無口なナイスガイっぷりである。
「枠組み建築、思考読み取り」
木材がハジメの書いた通りに配置され、一気に組み立てていく。
「主、強度が足りないから補足する・・・」
白に言われ、『専門外だからなぁ』と思いお願いする。木材は20分ほどで外側の枠組みが完成する。後は床を張りつつ壁を作って行くことにする。たっつんにお願いして木を料理の桂剥きの要領で切ってもらい、木の繊維の方向を縦、横、縦、横、縦の順で重ねて、合板にしようとするが、膠がないことに気づいた。作らねばなるまい。安全な和膠。取り敢えずたっつんに木材の桂剥きをお願いしておいて、ハジメはカプリンの皮を30枚ほど取り出し、鍋に入れ、その上から水魔法で水に浸し、加熱していく。
「煮込む、思考読み取り」
ハジメは料理魔法を使う。この魔法、煮込み時間が1/10になるというもので、9時間ほど煮込みが必要なところを1時間弱で出来てしまうという優れものである。思考読み取りによって70℃の温度に設定しておく。本当に便利な魔法で、低温調理なんかも出来たりするのである。ハジメにとってはその点でも有難い魔法である。
「粗熱を取る」
鍋の中が冷めるとそこには下の方に膠がちゃんとあった。後はこれを温めて液状にして接着剤として使用すればいいのである。出来た膠を持ってハジメは建築現場に戻った。因みになぜハジメにこの知識があるかというと以前日本でホルムアルデヒドの問題があった時、知人の友人で大学で建築学を学んだ人と話す機会があった。その際、実家は木造だから問題はないけどという発言をした際、「合板使ってるなら関係あるよ」と言われ、驚いた経験がある。長年使用しても木が反ったりしないという合板だが、その木同士の接着に使われているとのことだった。最新のものはホルムアルデヒドに代わるものが出来たらしいが、少し前の家などなら使われていることが多いということを知ったのである。
「紅、この鍋ゆっくり温めてくれる?」
彼女が温めて行くと徐々に膠は液状化していき、完全に溶け切ったのを確認すると、縫って重ねてを繰り返していき、5層になると、錬金術の重力魔法で圧をかけ接着していく。1日掛けて1階分の床、壁の板が完成した。
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