思い出のムーンライト 〜遠き過去の3年間〜

ゼムス侯爵🌉

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31歳

Yとの決別。そして、次のステージへ。

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秋。Yから最後の最後のメールがきた。

「Yです。メールアドレス変わりました。(^^)」

Yは旧姓ではなく、苗字が嫁ぎ先のものを書いてきていた。

だが、私は返事をしなかった。

Yとのいきさつを思い出した。


中1。

【チビ!子供みたいな顔しやがって。】

〔ゴリラ!くまのぬいぐるみ!〕


中学卒業式。

【Y、頼みある!Xと写真に写ってやってくれ。】

〔うん。いいよ。。〕


13年ぶりの再会。

【Yちゃんかな?久しぶり🎵】

〔もしかしてZ?〕

〔今度結婚するの。。〕

〔会おうよ。。!〕


Yよ。いつまでもこのままでは駄目だ。俺も次のステージへ向かわなければならない。

君は家族と一緒に元気で過ごしてな🎵

お互いそれぞれの道へ。

さらば。Y。



清掃会社に入って2ヶ月。

私は恩師の谷船長に連絡した。

「Z🎵元気にやっちゃるかぁ?🎵」

「お久しぶりです。私は今、清掃会社にいるんですわ。」

私は陸上の仕事にうんざりしていた。

10年以上海上にいた。そして、四国の旅では野人化していた。

そのためか、都会社会になじめずにいた。

「ほぉか。今、うちの船は人がいないんや。所でZよ。」

「はい。」

「よかったらうちに来てくれるか。助けてくれっ。」

「。。。考えさせてもらいます。」

「待っとる🎵」

谷船長にはそう答えたが、胸に少しずつ熱いものがこみあげてきた。

もう一度戻ろうか。

戻ってもいいか。戻ろう。


さあ、次のステージへ。

そして、次の光へ。


こうして私は2ヶ月で清掃会社をやめた。

「来週から乗らせてもらいます。」

「ほぉか🎵来てくれるか🎵よしゃ🎵」

「はい🎵」

「やる気のない奴は来るな。やる気のある奴は来い!ほな待っとるぞ🎵」

2週間後、谷船長のいる船へ乗った。

{この時から、私は躍進の30代をむかえた。}
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