大いなる神秘の鍵

エリファス1810

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第1部 宗教の神秘

第1部 第1条 数19

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第1部 第1条 数19

 数19

 数19は、光の数である。
 数19は、神についての真正な概念が証明した、神の存在である。
 人は、「神、存在とは、永遠に死んだ形や永遠に死体の様な形を機械的な運動によって動かす、万物の墓である」と誤って必ず話すか、「存在である神とは、知と思いやりの絶対の原理である」と必ず認める。
 神、普遍の光は、死んでいるのか? いいえ!
 普遍の光である神は、生きているのか? 普遍の光である神は、生きている!
 存在、神は、運命として、滅びる作品として、人をささげると誓っているのか? いいえ!
 存在である神は、神意によって、人を不死の(正しい心の)誕生に導いているのか? 存在である神は、神意によって、人を不死の(正しい心の)誕生に導いている!
 もし神が存在しないのであれば、知的存在である人は虚偽に過ぎない事に成ってしまう。
 なぜなら、もし神が存在しないのであれば、「知的存在である人は絶対者である神に成れない」事に成るし、「知的存在である人は絶対な者に成れない」事に成るし、「知的存在は絶対的な者ではない」事に成るし、「知的存在である人の究極の理想である神は虚偽である」事に成ってしまう。
 「神無しでは、存在とは、(絶対性が無いため、)無価値である事を認めた無価値である」事に成ってしまう。
 「神無しでは、命とは、変装した死である」事に成ってしまう。
 「神無しでは、光とは、永遠に、夢幻によって、だまされている夜である」事に成ってしまう。
 第一に、絶対に信じる必要が有る事とは、「存在は存在する」事、「神は存在する」事である。

「存在は存在する」
「神は存在する」

「神は存在の中の存在である」
「神は本物の存在である」
「神は幻ではない存在である」

「神は存在の実体である」

 存在である神は、知的に生きている。
 絶対の存在の生きている知が、神である。
 神である光は、現実に存在して、命を与えている。
 全ての光の現実の実在の実体が神である。
 全ての光の命が神である。
 全ての光による命が神である。
 普遍の論理による言葉は、神の存在の肯定と成り、神の存在の否定には成らない。
 物理的な光は思考の道具でしかない、と見ない人は何と盲目であろう!
 物理的な電磁気は思考の道具でしかない、と見ない人は何と盲目であろう!
 思考だけが、光を実現して、思考する者の目的のために、思考を利用して、思考を創造する。
 無神論の誤った肯定は、永遠の夜の考えと成る。
 神の肯定は、光の教えと成る!




 神のアルファベットであるヘブライ文字には22文字あるが、数19までで、エリファス レヴィは数の意味の説明を止める。
 数1から数19までの数の意味は、隠された神学の鍵と成る。
 数20から数21までの数の意味は、自然の鍵と成る。
 「大いなる神秘の鍵 第3部」で、エリファス レヴィは、自然の鍵についての話に、話を戻すつもりである。
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