高等魔術の教理

4

　ダレト
　D
　テトラ グラマトン
　思いやりと厳しさ
　書の門
　四大元素

　自然にはつり合いをもたらす2つの力が存在する。
　2つの力とつり合いは唯一の法を構成する。
　前記の様に、3つ1組は統一性を復活する。
　3つ1組の概念に統一性の概念を足すと4つ1組に至る。
　4は最初の平方数であり完全な数である。
　4は全ての数学的な組み合わせの源泉である。
　4は全ての形の原理である。
　肯定、否定、考察、解決は人の精神の4つの哲学的な作業である。
　考察は相互の必要性によって肯定と否定を両立させる。
　同様に、哲学的な4つ1組の考えは、両極性の対立の考えから出る、哲学的な3つ1組の考えをまとめる。
　4つ1組は全ての真理の正方形の堅固な基礎である。
　神の教えでは、神には3つの人格が存在する。
　神の3つの人格は唯一の神の構成要素である。
　神は三位一体である。
　(マタイによる福音28章19節 父である神、息子であるイエス、神の聖霊)
　3と1は4の概念をもたらす。
　三位一体は4の概念をもたらす。
　なぜなら、3を説明するのに統一性が必要である。
　3つ1組を説明するのに統一性が必要である。
　三位一体を説明するのに統一性が必要である。
　前記の理由から、ほとんど全ての言語で、神の名前は4文字である。
　ヘブライ語でיהוה、YHWH、ヤハウェという神の名前の4文字は実はיהו、YHWという3文字である。
　יהוה、YHWH、ヤハウェではה、H、ヘーが2回くり返されている。
　神の言葉と神の言葉での創造を表すために、יהוה、YHWH、ヤハウェではה、H、ヘーが2回くり返されている。
　2つの肯定には対応する2つの否定が可能または必要である。
　神は肯定されている。
　存在は肯定されている。
　虚無は否定されている。
　神の言葉の肯定は神の言葉の実現、人に成った神の肯定である。
　正反対の否定が前記の肯定に対応している。
　前記の理由から、カバリストの考えでは、悪魔の名前は神の名前を逆にしたものである。
　カバリストの考えでは悪の名前は善の名前を逆にしたものである。
　悪は影の中における光の最後の反映である。
　悪は影の中における光の不完全な幻である。
　善の中に存在するものであれ、悪の中に存在するものであれ、光の中に存在するものであれ、闇の中に存在するものであれ、全ての存在するものは4つ1組で存在し表れる。
　単一自体の中で循環論法で堂々巡りしない限り、統一性の肯定は数4を前提とする。
　すでに話した様に、4つ1組は2つ1組が説明する3つ1組を解決する。
　4は偶数の単一の平方数である。
　4は立方体の正方形の基礎である。
　4は解釈の統一性である。
　4は堅固の統一性である。
　4はものさしの統一性である。
　カバラのテトラ グラマトン、イョッド エヴァは人性の中の神を表す。
　カバラのテトラ グラマトン、イョッド エヴァは思いやりの中の神を表す。
　カバラのテトラ グラマトン、イョッド エヴァは神の中の人性を表す。
　カバラのテトラ グラマトン、イョッド エヴァは神の中の思いやりを表す。
　人には、東と西は光の肯定と否定である。
　人には、南と北は熱の肯定と否定である。
　人には、東西南北という4つの天文学の方位基点が存在する。
　すでに話した様に、カバラの唯一の考えでは、目に見える自然のものは目に見えない自然の領域のものを表す。
　二次的な原因は第一原因の表れと厳密につり合っている。
　二次的な原因は第一原因の表れから類推可能である。
　二次的な原因は神の表れと厳密につり合っている。
　二次的な原因は神の表れから類推可能である。
　そのため、第一原因は2つのものから成る統一性を十字で不変に表す。
　神は2つのものから成る統一性を十字で不変に表す。
　十字はインドとエジプトの神秘の鍵である。
　十字は祖のタウである。
　(
　神は第0祖である。
　アダムは人の初祖である。
　アダムは人の第1祖である。
　エノクは第7祖である。
　アダムからノアまでは人の祖である。
　アブラハム、イサク、ヤコブはヘブライ人の祖である。
　)
　十字はオシリスの神の象徴である。
　十字はグノーシス主義者の十字である。
　十字は神殿の要石である。
　十字は隠されたメーソンの象徴である。
　十字は2つの無限の三角形が直角に交差する中心である。
　十字を意味するcrossはフランス語で「信じる」という動詞と「成長する」という動詞の語源の様である。
　前記の理由から、十字は自然科学、神の教え、進歩の概念と結びつく。
　大いなる魔術の代行者は熱、光、電気、磁気という4つの現象で表れる。
　大衆の自然科学は熱、光、電気、磁気という名前で大いなる魔術の代行者を実験してきた。
　大いなる魔術の代行者はテトラ グラマトン、INRI、Azoth、エーテル、オド、磁気の流体、地の魂、ルシフェルなどと呼ばれてきた。
　(ルシフェルはラテン語で光をもたらすものを意味する。)
　大いなる魔術の代行者は命の原理の第4の流出したものである。
　太陽が命の原理の第3の形である。
　アレクサンドリア学派の秘伝伝授者とヘルメス トリスメギストスの考えを参照してください。
　古代人は大いなる魔術の代行者を世界の目と呼んでいる。
　大いなる魔術の代行者は神の反映の幻である。
　地の魂、大いなる魔術の代行者は太陽の永遠の閃光である。
　地は太陽の永遠の閃光を受胎し守る。
　月は夜間に太陽の像を反映して地の受胎に協力する。
　エメラルド板でヘルメスは大いなる魔術の代行者について「太陽は父である。月は母である」と話しているのは正しい。
　エメラルド板で更にヘルメスは大いなる魔術の代行者について「風は腹に抱く」と話している。
　なぜなら、大気は受容するものである。
　言わば、大気は太陽の光線のるつぼである。
　太陽の光線によって太陽の生きている映像を形成する。
　太陽の光線は地全てに浸透する。
　太陽の光線は太陽という実を結ばせる。
　太陽の流出したものと太陽の永遠の流れによって、太陽の光線は太陽の表面がもたらした全てのものを決定する。
　太陽自体の全てのものは太陽の表面がもたらしたものから類推可能である。
　太陽の光線、大いなる魔術の代行者は、引き寄せる力と、放射する力という、2つの正反対の力に存在する。
　エメラルド板でヘルメスは太陽の光線、大いなる魔術の代行者は永遠に昇り降りすると話している。
　引き寄せる力はものの中心に常に存在する。
　放射する力はものの境界線、または、ものの表面に常に存在する。
　引き寄せる力と放射する力の2重の力が全てのものを創造している。
　引き寄せる力と放射する力の2重の力が全てのものを保存している。
　引き寄せる力は巻き取る動きである。
　放射する力は解ける動きである。
　引き寄せる力と放射する力は、連続的な動きである、と言うよりはむしろ、同時の永遠の動きである。
　引き寄せる力と放射する力は交わらない正反対の螺旋の動きである。
　引き寄せる力と放射する力は、太陽系の惑星を引き寄せると同時にしりぞける太陽の力と同じ動きである。
　引き寄せる力と放射する力は地上の太陽の動きである。
　力の流れを応用できる様に、力を傾けられる様に、力を知る事は、大いなる務めを果たす事であり、地の王者と成る事である。
　力で武装すれば、自身を神として敬礼させられる。
　大衆はあなたが神であると信じるであろう。
　ある人達は力を傾ける神の秘密を保有していた。
　力を傾ける神の秘密は今も見つけられる。
　力を傾ける方法は大いなる魔術の秘密である。
　力を傾ける方法は、大衆には話す事ができない原理と、無上のヘルメスの錬金術師の大いなる唯一の錬金炉にかかっている。
　後記の絵の、アレンジしたテトラ グラマトンの4文字に、大衆には話す事ができない原理がカバラ的に込められている。

　前記の絵には、AZOTHとINRIという文字がカバラ的に書かれている。
　前記の絵には、ラバルムの様に、ギリシャ語のキリストの最初の2文字ΧΡの組み合わせ文字が書かれている。
　ギヨーム ポステルはラバルムのギリシャ語のキリストの最初の2文字ΧΡの組み合わせ文字をROTAという言葉で解釈した。
　前記から、達道者はTaroまたはTarotを形成した。
　taroの最初の文字tをくり返す事によって、tarotは輪と逆に読める事を暗示している。
　力を傾ける秘密の知は全ての魔術の知を含んでいる。
　力を傾ける方法を知り大胆に応用する事が人の全能性である。
　力を傾ける方法を大衆に口外する事は力を傾ける方法を失う事である。
　力を傾ける方法を弟子に口外する事は弟子に身を委ねる事である。
　力を傾ける方法を弟子に口外する事は弟子に師である自身の生殺与奪の権利を保有させる事である。
　魔術的な観点から話している。
　力を傾ける方法を弟子に口外する事は師である自身の死を恐れて弟子を殺す事に成るであろう。
　しかし、前記は犯罪の法の殺人の行為ではない。
　法の基礎であり出発点である実際の哲学は呪いの事実、隠された感化力の事実を認めない。
　前記は驚くべき啓示である。
　疑い深い狂信の不信と笑いものにされる事を覚悟している。
　前記の狂信はヴォルテール信者の宗教にも存在する。
　今も陰気にパンテオンの地下納骨所の中に潜んでいるに違いない偉人の霊には失礼ながら、パンテオンでカトリックは常に力のこもった実践と威光で聖歌を歌う。
　言葉が表す概念に相当する、完全な言葉は、常に実際に4つ1組を含んでいるか4つ1組を前提とする。
　概念は、3つの必然の相互に関係する形を帯びる。
　言葉で表されたものの想像は、修飾する判断の3つの言葉を帯びる。
　「存在は存在する」と話す時に、暗黙的に「虚無は存在しない」と断言している。
　高さ、高さが垂直方向に分けた左右、左右との交差が高さから分けた深さ。
　高さ、深さ、左、右は、相互に垂直に交わっている2つの線から成る、自然の4つ1組である。
　自然には2つの力がもたらす4つの動きが存在する。
　正反対の方向への傾向によって、2つの力は相互に支え合う。
　体を統治する法から精神を統治する法は類推可能である。
　精神を統治する法は神の秘密の表れである。
　精神を統治する法は創造の神秘の表れであると言える。
　一方が伸びると他方が縮む様に、正反対の方向に動く様に成っている、2つのばねを持つ時計を想像してください。
　一方が伸びると他方が縮む2つのばねを持つ時計は自身で自身を巻くであろう。
　一方が伸びると他方が縮む理想的な2つのばねを持つ仕組みが永久機関である。
　永久機関は両極性であるべきである。
　永久機関は非常に正確であるべきである。
　永久機関には到達できないであろうか？　いいえ。
　永久機関を見つけた者は類推可能性によって自然の全ての秘密を理解するであろう。
　進歩は抵抗に正比例する。
　前記の様に、命の絶対の動きは、相反しない、2つの正反対の傾向の永久の結果である。
　一方が他方に屈している様に見える時に、一方のばねは縮んでいる。
　反作用を予想できる。
　反作用の時と特徴を完全に予見できる。
　反作用の時と特徴を完全に測定できる。
　前記の理由から、キリスト教熱が最も極まった時に、反キリストの統治が予言され知られていた。
　反キリストは人に成った神イエスの再臨と最終的な勝利を用意し決定する。
　イエスの再臨は福音書の前提に含まれた生き生きとしたカバラの結論である。
　前記の理由から、キリスト教の予言は4つ1組の啓示から成る。
　1。古代の世界の堕落。イエスの降臨の下での福音の勝利。
　2。大いなる背教。反キリストの到来。
　3。反キリストの没落。キリスト教の考えへの回帰。
　4。福音の最終的な勝利。再臨。最後の審判という名前で呼ばれているもの。
　前記の4つ1組の予言は2つの肯定と2つの否定を含んでいる。
　前記の4つ1組の予言は2つの没落と2つの復活の概念を含んでいる。
　前記の4つ1組の啓示は2つの世界的な死と2つの復活の概念が含まれている。
　なぜなら、誤りの恐れ無しに、社会の水平線上に表れる、全ての概念は東と西、天頂と天底に帰しても良い。
　前記の様に、哲学的な十字は予言の鍵である。
　エゼキエルのpantacleで知の全ての門を開く事ができる。
　2つの十字で知の全ての門を開く事ができる。
　エゼキエルのpantacle、2つの十字の間に星が形成されている。

　人の命は肉体の誕生、肉体の生、肉体の死、魂の不死という連続の変化の4つの段階で表れるのではないか？　はい！
　前記で、魂の不死が4つ1組の補完に必要である。
　類推可能性が魂の不死をカバラ的に証明する。
　類推可能性は本物の普遍の宗教の唯一の考えである。
　類推可能性は本物の普遍の神の教えの唯一の考えである。
　類推可能性は知の鍵である様に。
　類推可能性は自然の普遍の法である様に。
　事実、肉体の誕生が本当の始まりではない様に、肉体の死は絶対的な終わりではない。
　肉体の誕生は人という存在の肉体より先に魂が存在する事を証明する。
　なぜなら、虚無からもたらされるものは何も無い。
　肉体の死は魂の不死を証明する。
　なぜなら、無が無である事をやめられない様に、存在は存在する事をやめられない。
　存在と虚無は2つの絶対に両立しない概念である。
　存在と虚無の違いは、無の概念は完全に否定である。
　存在の概念から虚無の概念はもたらされる。
　前記の理由から、虚無を絶対の否定として理解できない。
　存在の概念は虚無の概念と関係が無い。
　虚無の概念から存在の概念はもたらされない。
　虚無から世界が創造されたと話す事は大それた非論理的なものに進む事である。
　全てのものはすでに存在するものから創造された。
　結果として、虚無は存在しない。
　動きの二者択一が形の遷移をもたらす。
　形の遷移は形の連続を破壊する事無しに2つのものが相互に交代する命の現象である。
　全てのものは変化する。
　消滅するものは何も無い。
　太陽が地平線上から見えなく成る時に太陽は死ぬわけではない。
　最も流動的な形ですら不滅である。
　存在理由の永遠性で常に存在し続ける。
　存在理由は光と第一質料の分子の集合力の結合である。
　前記の様に、星の流体の中に形は保存されている。
　賢者の意思によって星の流体の中の形を呼び出し再生できる。
　降霊術や他の魔術の業における予見と記憶の呼び出しについて話す時に話すつもりである。
　「高等魔術の祭儀」の4章で大いなる魔術の代行者について話すつもりである。
　「高等魔術の祭儀」の4章で大いなる秘密の特性の徴を完成させるつもりである。
　「高等魔術の祭儀」の4章で前記の恐ろしい力を復活させる方法を完成させるつもりである。
　ここでいくつかの言葉を足そう。
　魔術の四大元素について。
　四大元素の霊について。
　錬金術の魔術の四大元素は塩、硫黄、水銀、Azothである。
　カバラの魔術の四大元素はマクロ プロソプス、ミクロ プロソプス、2人の母である。
　カバラの魔術の四大元素は大きな顔、小さな顔、2人の母である。
　(
　カバラの魔術の四大元素は神の巨人としての顔、神の人としての顔、2人の母である。
　カバラの魔術の四大元素は神の神性、神の人性、2人の母である。
　)
　タロットの魔術の四大元素は人、ワシ、ライオン、牛である。
　古代の自然科学の魔術の四大元素は地水火風である。
　魔術の四大元素の俗称は地水火風である。
　しかし、魔術の自然科学では、土は単なる土ではない。
　水は普通の水ではない。
　火は単なる火ではない。
　風は単なる風ではない。
　地水火風という表現はより深い意味を隠している。
　現代の自然科学は四大元素を古代人の単体の誤りと誤解している。
　地水火風は簡潔である。
　しかし、地水火風は基本の物質であると多分言える。
　唯一の物質的な元素が存在する。
　唯一の物質的な元素は常に4つ1組の形で表れる。
　古代人が認知した元素の表れの賢明な区別を守るつもりである。
　地水火風は魔術の実際の目に見える四大元素であると認知するつもりである。
　薄いものと濃いもの。
　速く溶かすものと遅く溶かすもの。
　熱する道具と冷ます道具。
　四大元素は隠された自然科学の4つ1組の2つの肯定の原理と2つの否定の原理である。
　四大元素は後記の図の様にまとめるべきである。

　前記の図の様に、風と土は男性の原理を表す。
　火と水は女性の原理に帰す事ができる。
　なぜなら、すでに断言した様に、pantacleの哲学の十字はインドの裸行者の男性器と女性器の基本の元素の象徴である。
　四大元素の十字の形は霊、物質、運動、静止という4つの哲学の概念に対応する。
　実に、全ての学問は霊、物質、運動、静止という4つのものの理解から成る。
　錬金術は霊、物質、運動、静止という4つのものを絶対なもの、気化し難いもの、気化し易いものという3つのものにまとめた。
　カバラでは絶対なもの、気化し難いもの、気化し易いものは神の基本の概念である。
　神は絶対の論理、必然、自由である。
　「形成の書」といったヘブライ語の隠された学問の書物は神の基本の概念を3つ1組の概念で表している。
　神の世界。王冠、知慮、自発的な知力。
　倫理道徳の世界。(哲学の世界。)思いやり、厳しさ、美。
　自然科学の世界。勝利、永遠性、基礎。
　自然科学の世界である、勝利、永遠性、基礎は、倫理道徳の世界(、哲学の世界)と共に、王国の概念に含まれている。
　10章で高尚で合理的な神統系譜学について説明するつもりである。
　創造された霊は試練から解放される様に求められている。
　創造された霊は創造された時から4つの力の間に置かれている。
　4つの力は2つの肯定と2つの否定である。
　創造された霊には善を肯定するか善を否定する力が存在する。
　創造された霊には命を選ぶか死を選ぶ力が存在する。
　定点を見つける事、十字の固定された中心を見つける事が、解決するために創造された霊に与えられている最初の問題である。
　創造された霊の最初の克服は自身の自由の克服である必要が有る。
　創造された霊は、ある者は北に、ある者は南に引き寄せられる。創造された霊は、ある者は右に、ある者は左に引き寄せられる。
　創造された霊は自由に成らない限り、理性を応用する事ができないし、動物の形以外の体を得られない。
　カバリストは自由ではない霊、四大元素の奴隷である霊を四大元素の霊と呼んでいる。
　四大元素の霊は奴隷の状態に対応している元素に住んでいる。
　シルフ、ウンディーネ、ノーム、サラマンダーは実際に存在する。
　四大元素の霊は、ある者は肉体を求めてさまよい、ある者は肉体を得て地上に生きている。
　肉体を得た四大元素の霊が欠点の有る不完全な人である。
　黒魔術と悪魔の15章で前記のテーマを話すつもりである。
　古代人が世界には黄金時代、銀の時代、青銅の時代、鉄の時代という4つの時代が存在すると認めたのは隠された口伝である。
　季節の様に黄金時代、銀の時代、青銅の時代、鉄の時代という4つの時代がくり返される事は大衆だけには知られていない。
　前記の様に、黄金時代は過ぎたが、黄金時代はいつか来る。
　しかし、黄金時代が再び来る事は予言の精神に属する。
　秘伝伝授者と予見者の9章で話すつもりである。
　統一の概念を4つ1組に足すと、同時に別々に、数5の神の統合と分析の概念が得られる。
　数5の秘伝伝授者の神の概念が得られる。
　数5の大衆の神の概念が得られる。
　数5で神の教えはより大衆的に成る。
　数5で抽象的な概念の領域を通過する。
　大いなる秘儀祭司が仲介に現れる。