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本編
1 美咲
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「美咲…ごめんね…ごめんね…。」
お母さん?
なんで謝ってるの?
どうして倒れてるの?
……え?
目の前には血を流して倒れている母親と、血に濡れた包丁を持っている父親。
「お父…さん…?」
振り向いた父親はもう今までの優しかったお父さんのような目はしていなかった。
そこにあるのは絶望と殺意と諦めだった。
「ごめんな美咲…。もう、ダメなんだ。美咲を殺ったらお父さんもついて行くから…。」
心中…
「!!やめっ…!」
腹部に激痛が走る。痛くて熱くて息ができなくなっていく。
でも身体は寒くて…。
悲しくて…。
今までのことが走馬灯のようにやってくる。
優しかった父親は会社のストレスによって狂っていき、お母さんや私に暴力を振るうようになった。
私は高校で今までハブられていただけだったのが悪化して虐めをうけるようになった。
だから、私はリアルから逃げて乙女ゲームをしてみた。結果ものすごくハマってしまった。
だって、みんながヒロインに優しくしてくれるから、すごく羨ましかった。
あ、私病んでないよ?
マジで
プツン
お母さん?
なんで謝ってるの?
どうして倒れてるの?
……え?
目の前には血を流して倒れている母親と、血に濡れた包丁を持っている父親。
「お父…さん…?」
振り向いた父親はもう今までの優しかったお父さんのような目はしていなかった。
そこにあるのは絶望と殺意と諦めだった。
「ごめんな美咲…。もう、ダメなんだ。美咲を殺ったらお父さんもついて行くから…。」
心中…
「!!やめっ…!」
腹部に激痛が走る。痛くて熱くて息ができなくなっていく。
でも身体は寒くて…。
悲しくて…。
今までのことが走馬灯のようにやってくる。
優しかった父親は会社のストレスによって狂っていき、お母さんや私に暴力を振るうようになった。
私は高校で今までハブられていただけだったのが悪化して虐めをうけるようになった。
だから、私はリアルから逃げて乙女ゲームをしてみた。結果ものすごくハマってしまった。
だって、みんながヒロインに優しくしてくれるから、すごく羨ましかった。
あ、私病んでないよ?
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