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5章 綾の不幸、栞の提案
16話S 閉店の話を聞いた日
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今日から夏休みに入った。
綾さんとは、基本、九月一日にならないと会えない予定だった。
途中の登校日は、多分行けない。私も仕事のスケジュールがあるし、わざわざそうやって調整してもらってるから、感謝してもしきれない。
夕方、仕事が終わって、車の助手席でぼんやりしてた。クーラーの風が当たってるのに、指先だけ変に熱い。窓の外はまだ明るくて、夏の匂いが残ってる。運転中の秋子さんが、急に言った。
「たまにはファミレスでご飯とかもいいんじゃない」
「マネージャー的にいいの?」
「何が?」
「私がファミレスに行っても」
言い方が自分でも子どもっぽいと思った。秋子さんは前を見たまま、あっさり言う。
「エクステ付けて、グローブボックスに入ってる伊達メガネかけとけば多分大丈夫。悪いことしてないし、ばれても平気ですよ」
そこまで言われると、こっちが変に緊張してるみたいで、ちょっと悔しい。悔しいのに、安心もしてしまう。たまにはファミレスでご飯もいいかなって思った。意外と私はファミレスのご飯は好きだしね。
「ところで、聞いていい?」
「どうしましたか?」
「何で秋子さんが私のマネージャーなの?秋子さんって、これから売ろうとしてる人の専属じゃん」
水無月明子さん。水無月香織社長の娘。社長の懐刀って言われる人。
秋子さんは少しだけ間を置いた。たぶん、言いにくい話をどう言えば刺さらないか、選んでる。
「そりゃ、栞ちゃんって、なぜか色んな会社から嫌がらせ受けたりするし。最近、急に学校に行きだしたりするし。仕事から逃げ出したこともあるし」
言葉が淡々としてるから、余計に事実が刺さる。私のことを、私よりよく見てる人の言い方。
「お目付け役?」
「そう怖い目で見ないでください。数年前の枕営業未遂の件もあるし、今回の過労の件もあるし。社長も心配しますよ。それに私だって心配です」
秋子さんの声が、ほんの少しだけ柔らかくなる。その柔らかさが、逃げ道を削ってくる。
「なんだかんだ言っても、年は違うけど幼馴染みたいなものですし」
幼馴染。七歳差で幼馴染って言えるのか、よくわかんない。
でも、その言い方が、妙に逃げ道をふさいでくる。私が一人で勝手に暴れないように、先回りして支えてくる感じがする。私が、他人にそこまで興味を持つのも珍しいからっていうのもあるんだろうな。
車がゆるく曲がって、見慣れた看板が近づいてきた瞬間、息が止まった。
走って向かった先で、私は思わず手で頭を支えた。ここ、綾さんがバイトに来てるファミレスだった。
……なんでここなの? かといってここは嫌とも言えないんだよね。
口に出したら負けそうで、言わなかった。秋子さんは悪気がない。むしろ、私を普通に扱おうとしてるだけ。だから余計に、私の方が勝手に過敏になってるみたいで、腹が立つ。
店に入ると、冷たい空気が肌を撫でた。幸い綾さんはいなかった。いなくて今は安心かな。
注文を済ませて、私はトイレの個室に入った。そのとき、外から社員同士の会話が聞こえてきた。
「ねえ、どうする」
「どうするって言ってもね」
「だってここ、今月で潰れるんだよ」
「その分、補償だっけ。ちょっと多めにお金もらえるから、夏休みバイトしなくて済むし。ラッキーじゃん」
「あ、確かに……そう考えたらラッキーじゃん」
言葉が頭に入った瞬間、驚いた声が外に出るのをひっこめた。今月で潰れる?ここが!
綾さんはどうするのだろう?どうにもならないことはわかるけど。
席に戻ろうとして、秋子さんが読んでる新聞の裏面の記事が目に飛び込んできた。
あれ、ここの会社、私知ってる。
「秋子さん、ちょっと調べてほしいけどいい?」
「ん!どうしました?」
「新聞に載ってるそこの会社。少し調べてもらえない?」
秋子さんはため息もつかずに隣に置いてあったノートパソコンをテーブルの上言置いて開いてた。さっと調べて、画面を見せてくれた。指の動きが速い。仕事の速さって、こういうときは残酷だ。答えが出るのが早すぎる。
情報を聞いた瞬間、思い出した。この会社の子会社。綾さんが働いてるガソリンスタンドだ。
私は、自分の顔が少し青くなっていくのがわかった。
「どうしましたか?」
「多分そこの子会社、私を助けてくれた子が働いてる会社なの」
「……え」
秋子さんの短い声が、逆に重い。私の話が、ただの心配じゃなくて現実になったってわかった声。
私はスマホを握り直して、席を立った。店の中だと声が拾われそうで、入口のそばにある電話ボックスへ向かった。
電話をかける。出た声でわかった。綾さんが働いてるガソリンスタンドの店長だ。
「あの、前に綿津見さんの代わりに手伝った紀藤です。新聞を見て、あれって思って電話しました」
一瞬、相手が黙ったのがわかった。聞かれたくない空気だった。当たり前の話だけど。何を聴かれるのかもわかってしまったのだろう。でも私は知りたいと思ってしまった。
「綿津見さん、あの性格だから。本人からは絶対、心配させること言わないと思うんです。私から本格的な手伝いはできないかもしれませんけど、少しでも支えになれるならって思ってて。教えてもらえませんか」
「本来なら言う必要はないとは思うんだけどね」
店長の声が、疲れてた。疲れの奥に、申し訳なさが混ざってる。
「さっき綿津見さんに話したら、そうですか、って感じでさ。僕も心配でね。うん。君が思ってる通りだよ」
「……すみません。言いづらいこと聞いちゃって」
「僕も雇われだからね。どうしようもできなくて」
「わかりますって言ったら傲慢ですが、どうしようもできませんからね」
「ほかの子みたいに、怒鳴ってくれた方が楽なんだけどね」
「やはり綿津見さんは、素直に受け入れたんですよね。」
「綿津見さんはね」
「わかりました。ありがとうございます」
私は電話ボックスで通話を終え、席に戻って座った。秋子さんが心配そうにこちらを見ていた
「どうでしたか?」
「思った通りだった」
「不幸って重なりますよね」
「二つも収入源なくなったら、やばいんじゃない?」
秋子さんは肩をすくめる。
「そのために生活保護などのセーフティがあるんだよ」
「えっと……」
言い方を探していたら、秋子さんが先回りして言ってくれた。
「はいはい、わかっております。私から社長には伝えますが、あとはご本人の意思を尊重してくださいね」
「いいの?」
「ふふっ。難癖つけて交渉されたら大変ですから」
「秋子さん、ありがとう」
私はすごくうれしかった。秋子さんが、私の言いたいことを飲み込んだ上で動いてくれる。
その事実だけで、肩の力が少し抜けた。大人のつもりでいたけど、こういう時に手を借りてる。やっぱりまだまだ子供なんだなって自覚てしまった。
あとは綾さんを捕まえればいいんだけど。問題は、その次。あとはどのように話を持って行くかだよね。
直接聞いても「栞には関係ない」とか「迷惑はかけられない」とか言い出しそうだし。
食事を済ませて、マンション前で降ろしてもらった。
こっちに向かって自転車が来た。近づいてきて、綾さんだとわかった。顔がぼんやりしてて、目が合ってないように私には見えた。
通り過ぎる気配だったから、私は声を出した。
「綾さん」
呼んだ瞬間、綾さんの手がブレーキを握って、自転車がきしむ音を立てて止まった。片足が地面につく。
私は駆け寄って、ハンドルに掛かっていた手を外し、自転車を脇へ押しやった。倒れない位置に寄せる。
「ちょっと、来て」
短く言って手首を掴んだ。綾さんは抵抗せず、自転車をその場に残した。
私は手を離さないまま、部屋へ向かった。
綾さんとは、基本、九月一日にならないと会えない予定だった。
途中の登校日は、多分行けない。私も仕事のスケジュールがあるし、わざわざそうやって調整してもらってるから、感謝してもしきれない。
夕方、仕事が終わって、車の助手席でぼんやりしてた。クーラーの風が当たってるのに、指先だけ変に熱い。窓の外はまだ明るくて、夏の匂いが残ってる。運転中の秋子さんが、急に言った。
「たまにはファミレスでご飯とかもいいんじゃない」
「マネージャー的にいいの?」
「何が?」
「私がファミレスに行っても」
言い方が自分でも子どもっぽいと思った。秋子さんは前を見たまま、あっさり言う。
「エクステ付けて、グローブボックスに入ってる伊達メガネかけとけば多分大丈夫。悪いことしてないし、ばれても平気ですよ」
そこまで言われると、こっちが変に緊張してるみたいで、ちょっと悔しい。悔しいのに、安心もしてしまう。たまにはファミレスでご飯もいいかなって思った。意外と私はファミレスのご飯は好きだしね。
「ところで、聞いていい?」
「どうしましたか?」
「何で秋子さんが私のマネージャーなの?秋子さんって、これから売ろうとしてる人の専属じゃん」
水無月明子さん。水無月香織社長の娘。社長の懐刀って言われる人。
秋子さんは少しだけ間を置いた。たぶん、言いにくい話をどう言えば刺さらないか、選んでる。
「そりゃ、栞ちゃんって、なぜか色んな会社から嫌がらせ受けたりするし。最近、急に学校に行きだしたりするし。仕事から逃げ出したこともあるし」
言葉が淡々としてるから、余計に事実が刺さる。私のことを、私よりよく見てる人の言い方。
「お目付け役?」
「そう怖い目で見ないでください。数年前の枕営業未遂の件もあるし、今回の過労の件もあるし。社長も心配しますよ。それに私だって心配です」
秋子さんの声が、ほんの少しだけ柔らかくなる。その柔らかさが、逃げ道を削ってくる。
「なんだかんだ言っても、年は違うけど幼馴染みたいなものですし」
幼馴染。七歳差で幼馴染って言えるのか、よくわかんない。
でも、その言い方が、妙に逃げ道をふさいでくる。私が一人で勝手に暴れないように、先回りして支えてくる感じがする。私が、他人にそこまで興味を持つのも珍しいからっていうのもあるんだろうな。
車がゆるく曲がって、見慣れた看板が近づいてきた瞬間、息が止まった。
走って向かった先で、私は思わず手で頭を支えた。ここ、綾さんがバイトに来てるファミレスだった。
……なんでここなの? かといってここは嫌とも言えないんだよね。
口に出したら負けそうで、言わなかった。秋子さんは悪気がない。むしろ、私を普通に扱おうとしてるだけ。だから余計に、私の方が勝手に過敏になってるみたいで、腹が立つ。
店に入ると、冷たい空気が肌を撫でた。幸い綾さんはいなかった。いなくて今は安心かな。
注文を済ませて、私はトイレの個室に入った。そのとき、外から社員同士の会話が聞こえてきた。
「ねえ、どうする」
「どうするって言ってもね」
「だってここ、今月で潰れるんだよ」
「その分、補償だっけ。ちょっと多めにお金もらえるから、夏休みバイトしなくて済むし。ラッキーじゃん」
「あ、確かに……そう考えたらラッキーじゃん」
言葉が頭に入った瞬間、驚いた声が外に出るのをひっこめた。今月で潰れる?ここが!
綾さんはどうするのだろう?どうにもならないことはわかるけど。
席に戻ろうとして、秋子さんが読んでる新聞の裏面の記事が目に飛び込んできた。
あれ、ここの会社、私知ってる。
「秋子さん、ちょっと調べてほしいけどいい?」
「ん!どうしました?」
「新聞に載ってるそこの会社。少し調べてもらえない?」
秋子さんはため息もつかずに隣に置いてあったノートパソコンをテーブルの上言置いて開いてた。さっと調べて、画面を見せてくれた。指の動きが速い。仕事の速さって、こういうときは残酷だ。答えが出るのが早すぎる。
情報を聞いた瞬間、思い出した。この会社の子会社。綾さんが働いてるガソリンスタンドだ。
私は、自分の顔が少し青くなっていくのがわかった。
「どうしましたか?」
「多分そこの子会社、私を助けてくれた子が働いてる会社なの」
「……え」
秋子さんの短い声が、逆に重い。私の話が、ただの心配じゃなくて現実になったってわかった声。
私はスマホを握り直して、席を立った。店の中だと声が拾われそうで、入口のそばにある電話ボックスへ向かった。
電話をかける。出た声でわかった。綾さんが働いてるガソリンスタンドの店長だ。
「あの、前に綿津見さんの代わりに手伝った紀藤です。新聞を見て、あれって思って電話しました」
一瞬、相手が黙ったのがわかった。聞かれたくない空気だった。当たり前の話だけど。何を聴かれるのかもわかってしまったのだろう。でも私は知りたいと思ってしまった。
「綿津見さん、あの性格だから。本人からは絶対、心配させること言わないと思うんです。私から本格的な手伝いはできないかもしれませんけど、少しでも支えになれるならって思ってて。教えてもらえませんか」
「本来なら言う必要はないとは思うんだけどね」
店長の声が、疲れてた。疲れの奥に、申し訳なさが混ざってる。
「さっき綿津見さんに話したら、そうですか、って感じでさ。僕も心配でね。うん。君が思ってる通りだよ」
「……すみません。言いづらいこと聞いちゃって」
「僕も雇われだからね。どうしようもできなくて」
「わかりますって言ったら傲慢ですが、どうしようもできませんからね」
「ほかの子みたいに、怒鳴ってくれた方が楽なんだけどね」
「やはり綿津見さんは、素直に受け入れたんですよね。」
「綿津見さんはね」
「わかりました。ありがとうございます」
私は電話ボックスで通話を終え、席に戻って座った。秋子さんが心配そうにこちらを見ていた
「どうでしたか?」
「思った通りだった」
「不幸って重なりますよね」
「二つも収入源なくなったら、やばいんじゃない?」
秋子さんは肩をすくめる。
「そのために生活保護などのセーフティがあるんだよ」
「えっと……」
言い方を探していたら、秋子さんが先回りして言ってくれた。
「はいはい、わかっております。私から社長には伝えますが、あとはご本人の意思を尊重してくださいね」
「いいの?」
「ふふっ。難癖つけて交渉されたら大変ですから」
「秋子さん、ありがとう」
私はすごくうれしかった。秋子さんが、私の言いたいことを飲み込んだ上で動いてくれる。
その事実だけで、肩の力が少し抜けた。大人のつもりでいたけど、こういう時に手を借りてる。やっぱりまだまだ子供なんだなって自覚てしまった。
あとは綾さんを捕まえればいいんだけど。問題は、その次。あとはどのように話を持って行くかだよね。
直接聞いても「栞には関係ない」とか「迷惑はかけられない」とか言い出しそうだし。
食事を済ませて、マンション前で降ろしてもらった。
こっちに向かって自転車が来た。近づいてきて、綾さんだとわかった。顔がぼんやりしてて、目が合ってないように私には見えた。
通り過ぎる気配だったから、私は声を出した。
「綾さん」
呼んだ瞬間、綾さんの手がブレーキを握って、自転車がきしむ音を立てて止まった。片足が地面につく。
私は駆け寄って、ハンドルに掛かっていた手を外し、自転車を脇へ押しやった。倒れない位置に寄せる。
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