【2部連載中】転生したら美少女冒険者に! ~おっさんの心が旅立つ異世界冒険記~

南條 綾

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2章 霧の鎖、解ける

7話 決着

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 奴が突進してきた。地面を抉るほどの脚力で、土と砂利が弾け飛ぶ。
風圧が肌を切り裂き、腐った血の臭いが鼻を焼いた。牙の緑が視界を覆い、腐食した唾液が飛び散る。
ひと滴が頬にかかるだけで、皮膚が焼けるように痛い。

 反射的に剣を構えようとしたけど、体が動かない。
毒が血の中を走って、手足が鉛みたいに重くなる。
指先も、まぶたさえも動かない。
視界がぐらついて、音がどんどん遠ざかる。
心臓の音だけが、やけに近くてうるさい。

 奴の息が熱い。獣の臭いと腐った匂いが混ざって、肺の奥まで貼りついてくる。
牙の根元から緑色の粘液が垂れて、糸を引きながら光った。
その先が、俺の喉に触れそうになる。
体が動かない。
焦りが胸の奥で暴れて、心臓が今にも破裂しそうだ。
時間が止まった気がした。
神様の特典で心は折れない。そう思ってるのに、体が言うことを聞かない。
毒が筋肉を縛って、動けないまま意識だけが冴えていく。
このまま全部見えているのが、逆に地獄だった。

「俺の人生、こんなところで終わりかよ……
シビ、お前たちの分まで生きるって誓ったのに……くそ、情けねえ」

 声が喉から漏れた。震えて、かすれて、それでも吐き出さずにはいられなかった。
もう一歩でも動ければ剣を構えられる。だが体は、石のように動かない。
腐食の臭いがさらに強くなり、吐き気をこらえる暇もない。
牙が迫る。
その瞬間、世界が弾けた。

 空気が震え、地面を這う霧が逆流する。
目の前に、透明な壁のような光が立ち上がった。
それが奴の牙を弾き返す。
金属を打つような高音とともに衝撃波が広場を走り、地面が波打つ。
巻き上がった風が砂を舞い上げ、頬を刺した。
奴の体が跳ね飛ばされ、地面に爪痕を残す。

 地面に倒れたまま、息を荒げる。
胸の奥で心臓が暴れて、鼓動がうるさい。
何が起きたのか、頭がついていかない。
震える手で剣の柄を探すけど、指に力が入らない。

「……え、何が……おきた?」
「村の要請で、どうにか間に合ったようですね。まさか本当にヴォイド・ヴェノムウルフが現れていたなんて……しかも一人で戦うなんて、無謀すぎますわ」

 澄んだ声が霧の向こうから届いた。
振り返ると、そこに立っていたのは一人の女の僧侶だった。
白いローブの裾が風に揺れ、縁の金糸がかすかに光る。
青いケープが肩を包み、胸元の小さな鈴が優しく鳴った。
金色の髪が光を受けて柔らかく揺れ、穏やかな青い瞳がこちらを見ている。
その目には不思議な落ち着きがあって、見られているだけで焦りが少し溶けていく。
派手さはないけれど、清らかで芯の強い美しさを持った人だった。

 なんでこんな緊迫した状況で、そんなに落ち着いていられるんだよ。
心の中でそう叫びながらも、どこか救われる気がした。
痺れた体の奥で、重かった心臓の鼓動が少しだけ軽くなる。

「防御壁がかかってる間に、毒の治療もしましょう」

 彼女の声は静かで、聞いているだけで心が落ち着く。
指先の動きは滑らかで、祈りの仕草がまるで風みたいだった。
掌が淡く光り、その光がゆっくりと広がって俺を包む。
温かくて、けれど芯のある熱が体の奥まで染みていく。
焼けるように痛かった血の流れが静まり、毒の熱が霧みたいに消えていった。

 光が体の奥に染み込んでいく。
内側から何かに優しく撫でられているようで、熱も痛みもゆっくりと溶けていった。
血の流れが落ち着き、呼吸が自然に戻る。
冷たい空気が肺に広がって、胸の奥がじんわり温かくなる。
震えていた指がかすかに動いた。
剣の柄を握る感触が手のひらに戻ってきて、そこでようやく、生きている実感が返ってきた。

「……すげえ、毒が……一瞬で消えた。ありがとう、お姉さん」

 その時だった。黒き獣の咆哮が響き、防御壁が砕け散った。
光の破片が空気に弾け、次の瞬間、奴の牙が再び迫る。
空間がねじれ、影が二重に重なる。奴の残像が滑るように距離を詰めてきた。
喉元を狙う気配。息を吸う暇もない。
 ――動ける。
体に力が戻っていた。
俺は地を蹴り、反射的にバックステップで後方へ飛ぶ。
地面が軋み、霧が裂ける。奴の牙がほんの紙一重で空を切った。
風圧だけで頬が裂けるほど速い。


 俺は息を吸い込み、力ある言葉を叩きつける。
「暗黒の矢よ、敵を貫け、『魔法の矢マジック・ミサイル』!」

 闇色の光が弧を描き、矢の軌跡が霧を切り裂く。
一直線に奴の胸を撃ち抜き、鈍い衝撃音とともに青い血が散った。
黒き獣が一瞬ひるみ、低く唸る。
俺はその隙に息を整え、剣を構え直した。

「あなた……戦士だと聞いていましたけど、魔法まで使えるんですの?」

 僧侶の声はかすかに揺れていた。
驚きと安堵、それに少しの警戒が混じっている。
俺は視線を逸らさず、短く答えた。

「魔法も使える」

 言葉より体が先に動く。剣を構え直すと、腕の震えが静まり、呼吸が落ち着いた。
エレナの光がまだ体の奥に残っていて、その温もりが、ざわついた心を静めてくれる。

 黒き獣が低く唸り、霧がざわめいた。
獲物を見定めるように、じっとこちらを見据えている。
その目が、今度は僧侶に向いた。

 嫌な予感が走る。
俺は息を殺し、影に溶ける。
気配を断ち、盗賊の暗殺技術を使って一気に背後へ。
霧の粒子が肌を撫で、呼吸の音すら消える。
「今だ……!」
 短剣を抜き放つ。蒼い刃が霧を裂き、空気が鳴った。
闇夜の一撃ヴェイル・ストライク!」
 息を止め、一瞬で間合いを詰める。
蒼い刃が黒き獣の核を正確に突き貫いた。
青い粘液が弾け、金属を焦がすような匂いが立ち込める。
獣が悲鳴を上げ、広場全体が震えた。

蒼い刃が黒き獣の核を突き貫いたはずだった。
けれど、手応えが軽い。嫌な感触が走る。
次の瞬間、獣の体が霧にほどけていき、姿が掻き消えた。
空間がねじれ、気配が四方に散る。

「チッ……逃げたか」
呼吸を整える暇もない。
魔力の流れを感じ取り、霧の向こうに動く影を捉える。
それは僧侶の背後だ。俺は即座に詠唱に入った。

「光の精霊よ、暗闇を照らし、見えざる敵を明らかにせよ!『輝光視ルミナス・ヴィジョン』!」

 視界が光を帯び、世界の輪郭が変わる。
霧の奥に潜んでいた影が、淡く光をまとって浮かび上がった。
光の線が黒き獣の形をなぞり、木陰の奥で蠢くのが見える。
戦闘の疲労が体を蝕み、息が浅くなる。
腕が重い。筋肉が軋み、全身が焼けるように熱い。
それでも、逃がす気はなかった。

「奴の位置がわかった……! 今度こそ、逃がさねえ!」
奴の視線が、僧侶へと向いた。
メイスを構えているが、あの速さでは間に合わない。
このままじゃ、一瞬で喉を裂かれる。

 頭の奥で、稲妻のように何かが閃く。
「……これが、最後のチャンスだ」
胸の奥で魔力を絞り上げる。呼吸が荒くなり、
体の中で火花が散るように熱が走った。

「業火の精霊よ、我が意に従い、敵を焼き尽くせ!『火炎流キャノンバスター』!」

 掌に炎が渦を巻き、熱気が爆ぜた。
火炎球の上位呪文だが、放たない。
炎を自分の体に叩きつける。

 焼ける音が響いた。皮膚が焦げる匂い。
腹に走る激痛で息が止まる。
魔力が暴れ、全身を内側から焼き尽くそうとする。
銀髪が熱風で舞い上がり、視界が赤に染まった。

 それでも、拳を離さない。
燃える痛みよりも、守りたい想いのほうが強かった。

「……まだだ、ここで終われるか、ぐあっ……くそ、この熱……!」

 痛みで意識が飛びそうになる。
それでも、握りしめた拳を離さなかった。
「耐えろ……この炎を、纏うんだ……!」

 炎が体に食い込み、衝撃が腹の奥で爆ぜる。
周囲の霧が蒸発し、空気が歪んだ。
その光景に、僧侶が悲鳴を上げる。
「きゃあっ! な、何をしているのですか……! 自分を焼くなんて……!」

 涙声に近い叫びが響く。
その響きが胸に刺さる。
けれど、もう止められなかった。
炎の轟きが耳を塞ぎ、彼女の声が遠くなる。

 黒き獣が姿を現す。
熱にあおられ、霧を裂いて立ち上がる。
赤い瞳が俺を睨み、毛皮が焼け焦げる音がした。
歪む空気の中、炎と獣の咆哮がぶつかる。

「これで……終わりにする」

 足元の地面を蹴り、炎を纏ったまま突っ込む。
熱が皮膚を裂くように痛いのに、意識は妙に澄んでいた。
焦げた風が頬を撫で、視界の端で黒き獣の影が歪む。
世界が音を失い、ただ炎の唸りだけが響いていた。

 炎が俺の身体を包み込み、熱の奔流が内側からあふれ出す。
それはただの火ではなく、意思を持った生き物のようだった。
赤い炎は翼の形を取り、背から広がって空気を切り裂く。
炎が大気を押しのけるたびに、風が唸り、砂が舞った。
燃え上がる羽根が夜の闇を照らし、まるで空を翔ける鳥のように、俺の身体を導いていく。
その姿はまるで――火の鳥だった。

 剣に宿った炎が鋭く輝き、金属が軋むほどの音を立てる。
燃え盛る力が刃に集まり、全身の魔力が一点へと流れ込む。
それはただの攻撃じゃない。自らを燃やし尽くし、その炎で命を繋ぎながら攻撃する技だった。

 炎が黒き獣の毛皮を焼き、肉を貫き、体内から光が走る。
獣の断末魔が空気を震わせ、咆哮が消えると同時に、黒い体は炎に包まれたまま崩れ落ちた。

「教えてやるよ……お前を焼いたこの技の名をな。火の鳥フェニックス――冥土の土産に覚えとけ!」

 声を張り上げながら、俺はその場に立ち尽くす。
燃え残る炎の揺らめきが、勝利の証のように広場を照らしていた。
熱が残る空気の中、体に残っていた痛みがすっと引いていく。
火炎流キャノン・バスターの火傷が消え、皮膚が再生していくのがわかった。

 炎が俺を包み、焼きながら、同時に癒していく。
皮膚が溶けては再生し、肉が焦げては新しい血が通う。
火の上位精霊の力を借り、炎を武器に宿して放つ――いわば融合魔法剣。
内部から焼き溶かすその威力は絶大だが、一歩でも制御を誤れば自分も灰になる。
この一帯が火の海にならなかったのは、ただ運が良かっただけだ。
燃えて、再生して、生き延びる。
それが火の鳥フェニックスという名の意味だった。

 魔力も体力も限界に近い。呼吸が荒く、膝が地面に沈む。
それでも、胸の奥には確かな達成感があった。
まだ肌の内側に炎の名残が残っていて、熱と鼓動がゆっくりと静まっていく。

「……何とか、生き残ったか」
そう呟いた瞬間、静まり返った広場に、澄んだ声が落ちた。

「えっと……貴女、自爆技を使ったんですか?」
耳に届いたその声は、不思議なほど穏やかで、焦げた空気をすっと洗い流すようだった。
俺はゆっくりと顔を上げる。

 霧の向こうに、白いローブを纏った僧侶が立っていた。
風に揺れる裾が淡く光を反射し、肩を包む青いケープがかすかに翻る。
胸元には小さな鈴がついていて、彼女の歩みに合わせて微かに音を立てていた

「誰が好き好んで自爆技なんか使うか! 自分が死んで敵を倒せればいいなんて、そんな聖人じゃねえよ」

 苦笑まじりに言うと、僧侶は一瞬きょとんとして――それから、ほんの少し口元を緩めた。

「ふふっ……そうですよね。助けていただいてありがとうございました。……私の名前は、エレナと言います」

 その名を聞いた瞬間、胸の奥の緊張がふっとほどけた。
命を救ってくれた相手の顔を、ようやく正面から見られた気がする。
炎の余韻の中で、彼女の瞳の青がどこまでも穏やかに揺れていた。

「いや、助けてもらったのは俺の方だ。あんたが来なきゃ、俺はあの黒き獣の餌になってた」

「エレナですよ~」

「……は?」

 唐突に言われ、思わず間の抜けた声が出る。
どうやら名前で呼べということらしい。

「はあ……エレナ、助かったよ」

 仕方なくそう呼ぶと、エレナは満足そうに微笑んだ。

「でも無事で何よりでした。あんな魔法、見たことがありませんわ」

「そうか?」

 まあ、当然だ。
もとからある技でもない。
戦闘中にひらめいただけのばくち技だ。
成功してよかったぜ。

「でもすごいですね~」

「なにが?」

「今の戦闘を見た感じ……戦士に、魔術師、それに盗賊の技能まで使っていましたよね?
いくつもの職業の技を扱える人なんて、普通いませんわ」

「ああ、そのことか。まあ、そうかもな」

 軽く答えながら、少し目を伏せる。
本来、複数系統の技能を扱うのは不可能だ。
魔術師でさえ一系統に特化するのが普通。暗黒なら暗黒、精霊なら精霊。
だが俺は、その全部を持っている。
暗黒、精霊、錬金、召喚、そして戦士と盗賊の技。
万能といえば聞こえはいいが、どれも中途半端だ。
知識だけはあるが、高位の技を使いこなすほどの練度はまだねえ

唯一使えないのは、神聖魔法。
神の奇跡を借りるその術だけは、俺にはどうやっても扱えない。

「でも、ご無事で本当に良かったですわ。これもアウリス様のお導きですわね」
エレナが、ほっとしたように微笑んだ。
その笑みには、慈悲と安堵の両方が滲んでいた。
俺は苦笑して立ち上がり、腰の鞘に剣を戻した。

「……導き、ね。そういうのは信じちゃいないが、まあ、悪くない導きだったかもな」

「村までは行かれるのですよね?」

「行くけど、あんたも用があるのか?」

「はい。この村に立ち寄った際に、森で危険な魔獣が出たと聞きましたの。しかも、もしかしたら一人で向かった冒険者がいると聞いて急いだのですわ」」

「なんで退却前提なんだ?」

「情報では、貴女は魔法の武器を持たない戦士と聞きましたの。その装備では、ヴォイド・ヴェノムウルフを相手にして勝ち目がないと判断しましたのよ」

「だろうな。戦士技能しかなかったら、俺もここで終わってた」

 少し笑いながら、燃え残った地面を見下ろした。
焦げた土の匂いが鼻を刺す。もし制御を誤っていたら、この一帯は灰になっていたはずだ。

「でも無事でなによりでした。これも慈愛の女神アウリス様のお導きですわ」

 エレナは再び胸の前で手を組み、祈るように目を閉じた。
その横顔は静かで、美しかった。鈴の音が風に乗って、微かに鳴る。

 帰る道すがら、エレナが黒き獣について説明してくれた。
あの獣は毒霧を吐き、再生力が異常に高い。倒したと思っても霧に溶け、再構成する性質があるという。
討伐隊が壊滅したのも、それが理由だったらしい。

「ええ。相手の再生能力を超える攻撃を与えないと、倒せませんでしたわ」

「なるほどな……つまり、あの炎の威力が、再生を上回ったってわけか」

 そう言うエレナの声には、心からの敬意が滲んでいた。
俺は肩をすくめ、少しだけ笑う。

「俺の無茶も、たまには役に立つってことか」

「ふふっ。無茶ではなく、勇気ですわ」

 その言葉に、思わず息が漏れた。
夜風が焼けた地面を撫で、熱の残り香を静かにさらっていく。
胸の奥に残っていた緊張が、ようやく解けた気がした。
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