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第二章 新しい世界
第10話 ラムネの君
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翌日まもなくお昼になろうかという時間に、グレイは冒険者の宿を訪ねていた。こちらもギルド直営の長期滞在型宿泊施設で、スカイの定宿としてギルドから斡旋された宿だ。
「スカイ起きてる~?」
勢いよくドアを開けると、スカイはまだ惰眠をむさぼっていた。
「起きてよ~!買い物行くよ!」
やっと目を覚ましたスカイは半身を起こし眠い目を擦りながら
「買い物・・・?」
まだ頭が働かないらしく、ぼやーんとした口調で聞いてくる。
「そっ!近くに腕の立つ鍛冶屋があるんだ。装備を買いそろえなくちゃだけど、もちろんスカイの装備もだけど、ロイを何とかしないと!」
「なんでロイ・・・?」
「昨日、酒場への行き帰りすれ違う人から奇異の目で見られてたでしょ!あれは僕らというより後ろからついてきたロイに対してだよ!街中でスケルトンは流石に目立つ!事情を知ってる冒険者なら問題ないかもしれないけど、知ってたとしても一般人なら思わず身構えちゃうよ!」
「んなもんかね~?」
「君はロイとずーっと過ごしてきたから日常なんだろうけど、一般の人はスケルトンと出会うことは非日常だって」
そうやって何とか説得し、身支度を整え出かける頃にはお昼になっていた。
「お腹すいたから、宿の下の食堂で昼食を食べてから行こう」
「やったー!」
無邪気に喜ぶスカイ。
「今日はラーメンにしよう」
「えっ!ラーメン!!ロイが1日1回は食べる大好物って言ってたやつ?!」
「・・・それは知らないけど・・・ラーメン好きは多いからね~。国民食と言っても過言じゃないね」
「ラーメン!ラーメン!」
そう言いながら食堂へ降りると、丁度お昼時なので食堂はめっちゃ混んでいた。仕方なく行列の最後尾で待たされていると
「あれって武闘家のキエンザンの練習?」
突然スカイが聞いてくる。
「キエンザン?・・・ああ、あれはピザ生地を伸ばしてるんだよ」
スカイの視線の先には厨房の見える位置でピザ職人が器用にピザ生地を空中に放り投げながら生地を伸ばしている実演の最中だった。
「ああやって、空中で回しながら遠心力で少しづつ伸ばして行くんだ。あれも美味しいから次はピザで決まりかな?」
「うん!」
ロイはスケルトンの為お腹が空かないので部屋でお留守番です。
やっとこさ、食券を購入し席に着きお待ちかねのラーメンが目の前に!
「いただきま~す」
ズルズル~
「うまい!この黄金色のスープ!腰のある細長い棒状の奴!それに柔らかい煮た肉!!」
「うまいよね~このスープ深みと言ったら何とも言えない!」
ラーメンを堪能していると、渓谷から吹くようなさわやかな風のごとく1人の男性が涼やかに現れた。
「スカイさんで間違いありませんか?」
そう声を掛けてきた男性は、30歳前後位の青年でエメラルドグリーンの髪がグラデーションがかり切れ長の目、純白のローブ・・・
言葉で表現するならラムネのような爽快感を具現化したような、そんな爽やかを見るものに覚えさせる、見るからに好青年。
「初めまして。私め皇室魔法研究所、主席補佐官のヴェルデと申します」
スマートに丁寧に挨拶してきた男性は本国魔法省最高顧問のアラバストロ博士の一番弟子でもあり、魔法師団の指南役でもあり、グレイと同じランクSの魔法使い、我が皇国1番の魔法有識者でもある男性だ。
「ヴェルデさん!なんでこんなところまで!?」
グレイが驚くのも不思議ではなく、普段研究室に籠りあまり人前に出る人物ではない。
「やあ、グレイ君久しぶりですね」
ズルズル~
お構いなしにラーメンを食べるスカイ。ラーメンは時間が経つと伸びてしまって美味しくなくなる。ラーメン食べている最中に話しかけるのはご法度である。
「お食事中に申し訳ありません」
だったら話しかけるなや、と思うが人の都合などお構いなしと言わんばかりに話し始める。
「実は、火急ではありますが近日中に再び魔王城攻略戦が決定致しまして・・・先日敗戦したばかりでお早いとお思いかもしれませんが、敵も四天王の内3人が倒され、魔王も消耗しております。時間的猶予を与えれば、再び魔界から呼び寄せうじゃうじゃわいてくるかもしれません。そうなる前にまだ敵の準備が整わないうちに掃討戦を・・・との決定がなされたのです。しかし前回の剣士アッシュは魔法で傷は治したもののまだ体力が回復しきってはおりません。グレイ君はピンピンしているようですが、他のメンバーもいまだ療養中です。なので今回は新たな陣容で突入戦をと考えております。そこで貴殿の力をお借りしたいと思いまして伺った所存であります」
うん、この話伸び伸びでラーメンもノビノビ決定だな。
ズズーッ
ラーメンをスープまで飲み干し、どんぶりをテーブルにトンと置き
「グレイが行くなら、いいよ~」
「おおっ!快諾頂きありがとうございます。では作戦が決まりましたら追ってご連絡を差し上げますので、作戦決行前に準備を済ませておいて下さい」
そう言うと爽やかな風が通り過ぎるかのように颯爽と去っていった。
グレイはヴェルデの後ろ姿を目で見送るとスカイに向き直り
「大丈夫なの?そんなに軽る請け合いして・・・」
野生のラスボス級の魔獣を相手に戦ってきたし、ステータス的には問題ないのだろうが・・相手は知能ある魔王。一抹の不安はある、そう思いながら心配そうに顔を覗き込む。
「まあロイから人助けは大事だとは教えられたけど、この世界の命運とかそんなもんどうでもいいっていうか~。でもこの世界が滅んでしまったら、ホルモンの煮込みもヤキトリもギョーザも滅んでしまう!煮込みを助ける為に頑張る!ついでにグレイも助けるために♪」
「煮込みのおまけですかぁ・・・まあスカイらしいかな・・・」
苦笑いで帰すしかなかった。
昼食を済ませロイを迎えに行き、宿から鍛冶屋へ歩を進める3人。
宿は海が見渡せる高台にあり、長い下り坂が延々と続く。時より吹く風に潮風が混じり爽やかさを感じさせ、海も穏やかでキラキラ輝いていた。
「あれ!何?!」
左側を見ながらスカイが聞いてくる。視線の先には超巨大な一本の樹木がそびえ立っていた。
「あれは世界最大の樹木、世界樹。トーキョセカイツリーというこの街のシンボルなんだ。600mを超える巨大な樹木さ。あの樹が有ったから人々が集まり、あの樹の加護のおかげでこの街が発展してきたんだ。あの樹の上部に展望台も整備されて有名な観光スポットだよ。お陰で観光客が押し寄せるんであの樹の下には観光客目当ての店が立ち並び、『そりゃマチ』て街が出来上がり色んな食べ物やお土産が買えるんだよ」
「でっけー!次はそりゃマチで食べ歩きだね♪じゃぁあっちは?」
今度は海の方を指さし聞いてくる。
海の向こうに微かに霞がかってはいるが異様な存在感を醸し出しそびえたっている城が見える。
「あれね・・・そう、あれが敵の魔王城・・・3年前、突然一夜にして城が出来上がっていたんだ・・・話によると、前日地元住民がその場所で作業をしていたら、『魔王城建設予定地』って立て看板を発見して、当然冗談だと思って次の日同じ場所に作業で行ったらいきなり城がそびえ立っていて腰を抜かしたとか・・・多分グレゴールが行使したような錬金術なんだろうね。しっかし、なんで街から見えるところに魔王城なんか作ったのか・・・ある種のいやがらせかもね・・・城を見せつけられるだけでも威圧感があるもん・・・しかも年末辺りにライトアップして夜でも存在感を誇示してたりするし・・・」
始まりの街から見える魔王城・・・某伝説的ゲームと一緒のシチュエーションである。
「そう遠くないし、海とか空から攻めれば近くね?」
「実は海側には魔法障壁が展開されていて陸路でしか攻め入れないんだ。シン・キバーの決戦、カサイーの掃討戦を経て、魔王城があるチバ・ウラヤースの近くまで攻め込むのに2年近くかかったんだ」
どこぞの世界では人が夢を見る城、この世界では人に悪夢を見せる城がウラヤースにあるという共通点・・・偶然です。
「まあ、今ではマーキングは出来てるんでそこまではショートカット出来るから近いね。そのゲートは皇立騎士団によって常に警護されているから、マーキングを消されたりとか、移動した瞬間に不意打ちを喰らうなどはないから安全に魔王城の近くには行けるようになっているから安心して」
「ほ~い」
生返事をしつつ、晴れた空を見上げながらスカイは今日もいい空だ~などと平和に浸っていた。
「で、ここが目的の鍛冶屋さんです」
20分程歩いただろうか、到着したお店はこじんまりとして外観からは鍛冶屋とは分からないような普通のお店だ。
『へっぽこ鍛冶屋』
看板にわざわざ『へっぽこ』って付けるって・・・グレイは腕の立つ鍛冶屋と言っていたようだが・・・中に入ると
「いらっしゃいませ~」
そう言ってこの世界では珍しい眼鏡をかけた中年の白髪交じりの黒髪の初老位の男性がカウンターから立ち上がって挨拶してきた。
「鍛冶屋ってトンテンカンテンとかって音が響いてきて、職人気質のドワーフのじいさんが『なんじゃい』とか言いながらぶっきらぼうに接客するイメージだったんだけどな~」
スカイといえばロイに教えられた変な偏見の入ったイメージとは違ったようで少々がっかりした感じであたりを見渡す。
「私めこの店の主人、ガイと申します。どうぞお見知りおきを。せっかく来たんですから、見ていってください。まずはこちらなんかどうです?」
そう言うと妖しく目を光らせ店主が剣を差し出してきた。
「スカイ起きてる~?」
勢いよくドアを開けると、スカイはまだ惰眠をむさぼっていた。
「起きてよ~!買い物行くよ!」
やっと目を覚ましたスカイは半身を起こし眠い目を擦りながら
「買い物・・・?」
まだ頭が働かないらしく、ぼやーんとした口調で聞いてくる。
「そっ!近くに腕の立つ鍛冶屋があるんだ。装備を買いそろえなくちゃだけど、もちろんスカイの装備もだけど、ロイを何とかしないと!」
「なんでロイ・・・?」
「昨日、酒場への行き帰りすれ違う人から奇異の目で見られてたでしょ!あれは僕らというより後ろからついてきたロイに対してだよ!街中でスケルトンは流石に目立つ!事情を知ってる冒険者なら問題ないかもしれないけど、知ってたとしても一般人なら思わず身構えちゃうよ!」
「んなもんかね~?」
「君はロイとずーっと過ごしてきたから日常なんだろうけど、一般の人はスケルトンと出会うことは非日常だって」
そうやって何とか説得し、身支度を整え出かける頃にはお昼になっていた。
「お腹すいたから、宿の下の食堂で昼食を食べてから行こう」
「やったー!」
無邪気に喜ぶスカイ。
「今日はラーメンにしよう」
「えっ!ラーメン!!ロイが1日1回は食べる大好物って言ってたやつ?!」
「・・・それは知らないけど・・・ラーメン好きは多いからね~。国民食と言っても過言じゃないね」
「ラーメン!ラーメン!」
そう言いながら食堂へ降りると、丁度お昼時なので食堂はめっちゃ混んでいた。仕方なく行列の最後尾で待たされていると
「あれって武闘家のキエンザンの練習?」
突然スカイが聞いてくる。
「キエンザン?・・・ああ、あれはピザ生地を伸ばしてるんだよ」
スカイの視線の先には厨房の見える位置でピザ職人が器用にピザ生地を空中に放り投げながら生地を伸ばしている実演の最中だった。
「ああやって、空中で回しながら遠心力で少しづつ伸ばして行くんだ。あれも美味しいから次はピザで決まりかな?」
「うん!」
ロイはスケルトンの為お腹が空かないので部屋でお留守番です。
やっとこさ、食券を購入し席に着きお待ちかねのラーメンが目の前に!
「いただきま~す」
ズルズル~
「うまい!この黄金色のスープ!腰のある細長い棒状の奴!それに柔らかい煮た肉!!」
「うまいよね~このスープ深みと言ったら何とも言えない!」
ラーメンを堪能していると、渓谷から吹くようなさわやかな風のごとく1人の男性が涼やかに現れた。
「スカイさんで間違いありませんか?」
そう声を掛けてきた男性は、30歳前後位の青年でエメラルドグリーンの髪がグラデーションがかり切れ長の目、純白のローブ・・・
言葉で表現するならラムネのような爽快感を具現化したような、そんな爽やかを見るものに覚えさせる、見るからに好青年。
「初めまして。私め皇室魔法研究所、主席補佐官のヴェルデと申します」
スマートに丁寧に挨拶してきた男性は本国魔法省最高顧問のアラバストロ博士の一番弟子でもあり、魔法師団の指南役でもあり、グレイと同じランクSの魔法使い、我が皇国1番の魔法有識者でもある男性だ。
「ヴェルデさん!なんでこんなところまで!?」
グレイが驚くのも不思議ではなく、普段研究室に籠りあまり人前に出る人物ではない。
「やあ、グレイ君久しぶりですね」
ズルズル~
お構いなしにラーメンを食べるスカイ。ラーメンは時間が経つと伸びてしまって美味しくなくなる。ラーメン食べている最中に話しかけるのはご法度である。
「お食事中に申し訳ありません」
だったら話しかけるなや、と思うが人の都合などお構いなしと言わんばかりに話し始める。
「実は、火急ではありますが近日中に再び魔王城攻略戦が決定致しまして・・・先日敗戦したばかりでお早いとお思いかもしれませんが、敵も四天王の内3人が倒され、魔王も消耗しております。時間的猶予を与えれば、再び魔界から呼び寄せうじゃうじゃわいてくるかもしれません。そうなる前にまだ敵の準備が整わないうちに掃討戦を・・・との決定がなされたのです。しかし前回の剣士アッシュは魔法で傷は治したもののまだ体力が回復しきってはおりません。グレイ君はピンピンしているようですが、他のメンバーもいまだ療養中です。なので今回は新たな陣容で突入戦をと考えております。そこで貴殿の力をお借りしたいと思いまして伺った所存であります」
うん、この話伸び伸びでラーメンもノビノビ決定だな。
ズズーッ
ラーメンをスープまで飲み干し、どんぶりをテーブルにトンと置き
「グレイが行くなら、いいよ~」
「おおっ!快諾頂きありがとうございます。では作戦が決まりましたら追ってご連絡を差し上げますので、作戦決行前に準備を済ませておいて下さい」
そう言うと爽やかな風が通り過ぎるかのように颯爽と去っていった。
グレイはヴェルデの後ろ姿を目で見送るとスカイに向き直り
「大丈夫なの?そんなに軽る請け合いして・・・」
野生のラスボス級の魔獣を相手に戦ってきたし、ステータス的には問題ないのだろうが・・相手は知能ある魔王。一抹の不安はある、そう思いながら心配そうに顔を覗き込む。
「まあロイから人助けは大事だとは教えられたけど、この世界の命運とかそんなもんどうでもいいっていうか~。でもこの世界が滅んでしまったら、ホルモンの煮込みもヤキトリもギョーザも滅んでしまう!煮込みを助ける為に頑張る!ついでにグレイも助けるために♪」
「煮込みのおまけですかぁ・・・まあスカイらしいかな・・・」
苦笑いで帰すしかなかった。
昼食を済ませロイを迎えに行き、宿から鍛冶屋へ歩を進める3人。
宿は海が見渡せる高台にあり、長い下り坂が延々と続く。時より吹く風に潮風が混じり爽やかさを感じさせ、海も穏やかでキラキラ輝いていた。
「あれ!何?!」
左側を見ながらスカイが聞いてくる。視線の先には超巨大な一本の樹木がそびえ立っていた。
「あれは世界最大の樹木、世界樹。トーキョセカイツリーというこの街のシンボルなんだ。600mを超える巨大な樹木さ。あの樹が有ったから人々が集まり、あの樹の加護のおかげでこの街が発展してきたんだ。あの樹の上部に展望台も整備されて有名な観光スポットだよ。お陰で観光客が押し寄せるんであの樹の下には観光客目当ての店が立ち並び、『そりゃマチ』て街が出来上がり色んな食べ物やお土産が買えるんだよ」
「でっけー!次はそりゃマチで食べ歩きだね♪じゃぁあっちは?」
今度は海の方を指さし聞いてくる。
海の向こうに微かに霞がかってはいるが異様な存在感を醸し出しそびえたっている城が見える。
「あれね・・・そう、あれが敵の魔王城・・・3年前、突然一夜にして城が出来上がっていたんだ・・・話によると、前日地元住民がその場所で作業をしていたら、『魔王城建設予定地』って立て看板を発見して、当然冗談だと思って次の日同じ場所に作業で行ったらいきなり城がそびえ立っていて腰を抜かしたとか・・・多分グレゴールが行使したような錬金術なんだろうね。しっかし、なんで街から見えるところに魔王城なんか作ったのか・・・ある種のいやがらせかもね・・・城を見せつけられるだけでも威圧感があるもん・・・しかも年末辺りにライトアップして夜でも存在感を誇示してたりするし・・・」
始まりの街から見える魔王城・・・某伝説的ゲームと一緒のシチュエーションである。
「そう遠くないし、海とか空から攻めれば近くね?」
「実は海側には魔法障壁が展開されていて陸路でしか攻め入れないんだ。シン・キバーの決戦、カサイーの掃討戦を経て、魔王城があるチバ・ウラヤースの近くまで攻め込むのに2年近くかかったんだ」
どこぞの世界では人が夢を見る城、この世界では人に悪夢を見せる城がウラヤースにあるという共通点・・・偶然です。
「まあ、今ではマーキングは出来てるんでそこまではショートカット出来るから近いね。そのゲートは皇立騎士団によって常に警護されているから、マーキングを消されたりとか、移動した瞬間に不意打ちを喰らうなどはないから安全に魔王城の近くには行けるようになっているから安心して」
「ほ~い」
生返事をしつつ、晴れた空を見上げながらスカイは今日もいい空だ~などと平和に浸っていた。
「で、ここが目的の鍛冶屋さんです」
20分程歩いただろうか、到着したお店はこじんまりとして外観からは鍛冶屋とは分からないような普通のお店だ。
『へっぽこ鍛冶屋』
看板にわざわざ『へっぽこ』って付けるって・・・グレイは腕の立つ鍛冶屋と言っていたようだが・・・中に入ると
「いらっしゃいませ~」
そう言ってこの世界では珍しい眼鏡をかけた中年の白髪交じりの黒髪の初老位の男性がカウンターから立ち上がって挨拶してきた。
「鍛冶屋ってトンテンカンテンとかって音が響いてきて、職人気質のドワーフのじいさんが『なんじゃい』とか言いながらぶっきらぼうに接客するイメージだったんだけどな~」
スカイといえばロイに教えられた変な偏見の入ったイメージとは違ったようで少々がっかりした感じであたりを見渡す。
「私めこの店の主人、ガイと申します。どうぞお見知りおきを。せっかく来たんですから、見ていってください。まずはこちらなんかどうです?」
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