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本編
-27- 神器様の本質** オリバー視点
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彼の唇が震えて、屈辱に歪むのを目にし、急に罪悪感に苛まれました。
辱めたかったわけではないんです、断じて。
「ごめんなさい、少しいじめ過ぎました」
許してほしい、と反省の意も込めて、こめかみに口づけてから、はた、と気が付きました。
自然に口づけてしまいました。
唇以外の口づけに対しては、相手へ、自分の気持ちを誤魔化す行為として今まで使ってきました。
褒められた行為ではありませんでしたが、相手がそれで満足するとわかっているので気軽にしていた行為です。
けれど、今のはそうではなく、愛おしい気持ちが行動に移った行為でした。
彼は、私にとっての初めてを、たくさんくれるようです。
「……これ、このへんな輪っか取ってくれよ、抜きたい」
「わかりました。そこの壁に手をついて」
その時の相手に、触ってほしいと言われたことも今までありましたが、こんなにも胸が高なったことがあったでしょうか?
ズボンの紐をほどくと、その薄い布地が床に落とされて、白く美しい臀部があらわになりました。
腰も細いと思いましたが、随分とまた小さく可愛らしい大きさです。
私のてのひらでつかめてしまうのではないか、と思うほど。
「寒くないですか?」
「……っ、寒くない」
「なら、良かったです」
ひとつずつ、丁寧に輪を外しました。
負の感情を与えたいわけではないのです。
ですから、今からは望むとおりに、彼が良いように愛撫を施してあげたい、そう思っていたのですが。
先端からとろとろと期待する露がこぼれる様を見てしまうと…駄目ですね、こう可愛らしい反応をされると、つい、出来心が働いてしまいます。
しっかりと立ち上がり筋までもが主張している美しい男根の下、二つのふくらみを手に緩やかにマッサージをするように揉み解すと、甘く可愛いらしい鼻息が彼から上がりました。
腹部から、淡い茂みの感触を楽しみつつ下へとゆっくりと男根を撫でつけ、手を放すと、案の定、ぷるん、と立ち上がりを見せてくれます。
「んんんっ……あっ!」
「ふふっ、可愛いですね。ほら、お腹につきそうですよ」
可愛らしい声をあげてくれるので、なんどもやりたくなってしまうのは、仕方ないでしょう?
お腹につきそうなほど立ち上がり、そのたびぷるんと、主張し、先端からはずっととろとろと露がこぼれているのです。
甘い熟した苺のような香りが強く立ち上り、そのまま食いつきたい衝動に駆られてしまいます。
が、一瞬かつての上司と同じ行動をしようとしたことに気分の悪さを覚えました。
同じようにはなりたくない、私は違う、と。
「だめですよ、ちゃんと壁についてください」
自身に触りそうになるその美しい手を、そのままドロドロになった右手でぎゅっと掴んでから放すと、そのままおとなしく壁についていてくれました。
身体は非常に素直です。
「……触ってくれ、ちゃんと」
「ん?触ってますよ、ほら」
とろとろと流れこぼれる露の出口をくるくると可愛がると、喜ぶようにあふれ出てきます。
「……ああっ、そうじゃなくて!
扱いてくれよ……頼むから、イかせてくれ……、早くっ!」
泣き声が混ざって聞こえ、ああ、またやってしまったと反省しました。
駄目ですね、こんな、初めて見せる様に可愛らしすぎて、つい、私ばかり楽しんでしまう。
他人と比べるものではないとは思うのです、相手にも失礼だと。
けれど、今まで善がる様を見せられても、そのたびになぜか冷めてしまっていたのです。
善がっている自分に酔っているような、そんな様を見せつけられて、早く終わりにしたい、とまで思っていましたし、
物理的な刺激でしか勃つことはありませんでした。
ですが、今、私のものは彼のそれ以上に立ち上がり、興奮を覚えています。
それは…できれば、今は隠しとおしたい。
私の欲望の熱は、彼の心が私を受け入れてくれてからにしたい。
今までのように、なんとなくで体の結びつきを持つのではなくて、心の結びつきが先に欲しい。
そんな風に、感じるのです。
「すみません、望みの通りに。……両腕、壁についてください」
「ああっ!!」
望むとおりに、亀頭を覆うように撫で、握りこみ上下に扱きあげました。
彼の気持ちが良いように、声が上がる様を確かめ、好きなところを探し出し、重点的に愛撫を繰り返し。
扱きあげる大きな水音と、彼のよがり声に、自分の股間からも露が流れ出るのがわかりました。
が、それでも悟られないように、私の心が彼自身を愛おしんでいることが伝わるように、優しく、強く、愛撫を繰り返していく。
「気持ちがいいですか?」
確かめるように、耳元で囁くと、がくがくと頷いてくる。
「んんんっ……うん、…いいっ、いいよ、…気持ちいい、気持ちいい…ああっ」
膝も腰も自然と小刻みに揺れる様が、どれだけ私を魅了していることか。
きっと、彼は気づいていないでしょう。
可愛すぎるのも罪ですね…本当に。
幾分乱暴になってしまったのは、許してください。
「ひああ、…それ駄目っ、待っ……あああ」
ああ、彼も、こうすると気持ちが良いのですね。
早く大きく上下に動かしつつ、裏筋を4本の指の腹で不規則に揉むように何度も刺激し、親指で亀頭と裏筋の境を円を描くように刺激すると、
喜びの声が一層高くなり、小刻みだった膝と腰は、大きく前後に揺れ動き…ああ、なんて可愛らしい。
「いく……、もう、いくからっ……ああ、あああ……」
「はい、いいですよ。いっちゃうって言いながらいってくださいね」
「あああっ、あ、あああ、いく、いっちゃああああーーーっ!!」
より一層扱きあげると、美しい嬌声が上がります。
彼が、達すると同時、甘く強い苺の香りが一層強く立ち込めました。
私は、その香りにしばし酔いしれるように深く息を吸い込み、その余韻に浸ってしまいました。
辱めたかったわけではないんです、断じて。
「ごめんなさい、少しいじめ過ぎました」
許してほしい、と反省の意も込めて、こめかみに口づけてから、はた、と気が付きました。
自然に口づけてしまいました。
唇以外の口づけに対しては、相手へ、自分の気持ちを誤魔化す行為として今まで使ってきました。
褒められた行為ではありませんでしたが、相手がそれで満足するとわかっているので気軽にしていた行為です。
けれど、今のはそうではなく、愛おしい気持ちが行動に移った行為でした。
彼は、私にとっての初めてを、たくさんくれるようです。
「……これ、このへんな輪っか取ってくれよ、抜きたい」
「わかりました。そこの壁に手をついて」
その時の相手に、触ってほしいと言われたことも今までありましたが、こんなにも胸が高なったことがあったでしょうか?
ズボンの紐をほどくと、その薄い布地が床に落とされて、白く美しい臀部があらわになりました。
腰も細いと思いましたが、随分とまた小さく可愛らしい大きさです。
私のてのひらでつかめてしまうのではないか、と思うほど。
「寒くないですか?」
「……っ、寒くない」
「なら、良かったです」
ひとつずつ、丁寧に輪を外しました。
負の感情を与えたいわけではないのです。
ですから、今からは望むとおりに、彼が良いように愛撫を施してあげたい、そう思っていたのですが。
先端からとろとろと期待する露がこぼれる様を見てしまうと…駄目ですね、こう可愛らしい反応をされると、つい、出来心が働いてしまいます。
しっかりと立ち上がり筋までもが主張している美しい男根の下、二つのふくらみを手に緩やかにマッサージをするように揉み解すと、甘く可愛いらしい鼻息が彼から上がりました。
腹部から、淡い茂みの感触を楽しみつつ下へとゆっくりと男根を撫でつけ、手を放すと、案の定、ぷるん、と立ち上がりを見せてくれます。
「んんんっ……あっ!」
「ふふっ、可愛いですね。ほら、お腹につきそうですよ」
可愛らしい声をあげてくれるので、なんどもやりたくなってしまうのは、仕方ないでしょう?
お腹につきそうなほど立ち上がり、そのたびぷるんと、主張し、先端からはずっととろとろと露がこぼれているのです。
甘い熟した苺のような香りが強く立ち上り、そのまま食いつきたい衝動に駆られてしまいます。
が、一瞬かつての上司と同じ行動をしようとしたことに気分の悪さを覚えました。
同じようにはなりたくない、私は違う、と。
「だめですよ、ちゃんと壁についてください」
自身に触りそうになるその美しい手を、そのままドロドロになった右手でぎゅっと掴んでから放すと、そのままおとなしく壁についていてくれました。
身体は非常に素直です。
「……触ってくれ、ちゃんと」
「ん?触ってますよ、ほら」
とろとろと流れこぼれる露の出口をくるくると可愛がると、喜ぶようにあふれ出てきます。
「……ああっ、そうじゃなくて!
扱いてくれよ……頼むから、イかせてくれ……、早くっ!」
泣き声が混ざって聞こえ、ああ、またやってしまったと反省しました。
駄目ですね、こんな、初めて見せる様に可愛らしすぎて、つい、私ばかり楽しんでしまう。
他人と比べるものではないとは思うのです、相手にも失礼だと。
けれど、今まで善がる様を見せられても、そのたびになぜか冷めてしまっていたのです。
善がっている自分に酔っているような、そんな様を見せつけられて、早く終わりにしたい、とまで思っていましたし、
物理的な刺激でしか勃つことはありませんでした。
ですが、今、私のものは彼のそれ以上に立ち上がり、興奮を覚えています。
それは…できれば、今は隠しとおしたい。
私の欲望の熱は、彼の心が私を受け入れてくれてからにしたい。
今までのように、なんとなくで体の結びつきを持つのではなくて、心の結びつきが先に欲しい。
そんな風に、感じるのです。
「すみません、望みの通りに。……両腕、壁についてください」
「ああっ!!」
望むとおりに、亀頭を覆うように撫で、握りこみ上下に扱きあげました。
彼の気持ちが良いように、声が上がる様を確かめ、好きなところを探し出し、重点的に愛撫を繰り返し。
扱きあげる大きな水音と、彼のよがり声に、自分の股間からも露が流れ出るのがわかりました。
が、それでも悟られないように、私の心が彼自身を愛おしんでいることが伝わるように、優しく、強く、愛撫を繰り返していく。
「気持ちがいいですか?」
確かめるように、耳元で囁くと、がくがくと頷いてくる。
「んんんっ……うん、…いいっ、いいよ、…気持ちいい、気持ちいい…ああっ」
膝も腰も自然と小刻みに揺れる様が、どれだけ私を魅了していることか。
きっと、彼は気づいていないでしょう。
可愛すぎるのも罪ですね…本当に。
幾分乱暴になってしまったのは、許してください。
「ひああ、…それ駄目っ、待っ……あああ」
ああ、彼も、こうすると気持ちが良いのですね。
早く大きく上下に動かしつつ、裏筋を4本の指の腹で不規則に揉むように何度も刺激し、親指で亀頭と裏筋の境を円を描くように刺激すると、
喜びの声が一層高くなり、小刻みだった膝と腰は、大きく前後に揺れ動き…ああ、なんて可愛らしい。
「いく……、もう、いくからっ……ああ、あああ……」
「はい、いいですよ。いっちゃうって言いながらいってくださいね」
「あああっ、あ、あああ、いく、いっちゃああああーーーっ!!」
より一層扱きあげると、美しい嬌声が上がります。
彼が、達すると同時、甘く強い苺の香りが一層強く立ち込めました。
私は、その香りにしばし酔いしれるように深く息を吸い込み、その余韻に浸ってしまいました。
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