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本編
-174- みながアサヒを好き過ぎます オリバー視点
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「気に入ってもらえると嬉しいのだけれど」
アサヒが魔法付与をした次の日のことでした。
夕食後のお茶の時間にソフィアがそっとアサヒへハンカチを差し出しました。
「え?すげー!おはぎそっくりだ、めちゃくちゃ可愛い!動物のモチーフは珍しいって聞いてたのに!」
アサヒがソフィアからハンカチを受け取ると、とても嬉しそうな笑顔になりました。
真っ白で控えめなレースのハンカチには、毎日のように目にしている薬草や花のその中におはぎがいるものです。
色といい丸さといい、どこからどうみてもおはぎです。
ソフィアが刺繍を施したものだと思うのですが、アサヒはそのまま売り物だと思ったようですね。
「刺繍は私がしたのよ。気に入って貰えてよかったわ」
「ソフィアが?マジで?売り物みたいに綺麗じゃん、すげー。
あ、でもだからこんなにおはぎそっくりなのか!時間かかっただろ、こんなすごいの」
「ハンカチに刺繍をしてプレゼントにするのは昔から定番ですから」
「そうなのか?……ありがとうソフィア、大切に使う」
アサヒはハンカチがとても気に入ったようですね。
貴族の夫人が持つハンカチとしては、些か華やかさに欠けますが、アサヒは元々装飾の多いものは好きじゃないようなのでアサヒの好みにもあっているのでしょう。
ちなみに男性夫人であっても、レースのハンカチは身だしなみのひとつです。
ですから、たとえ控えめだとしても、アサヒが持つものでしたらレースはあった方が良いんです。
その証拠に、レースが控えめだからといって、ハンカチそのものの品質が悪いかと聞かれると、答えは否です。
生地は良いものを使っているようですね、流石はソフィアです。
出来れば、白ではなく、水色か琥珀に近いミモザ色のハンカチで刺繍して欲しかったのですが。
今度アサヒへハンカチを買って、刺繍をして貰いましょうか。
良いお店を聞いておかねばなりませんね。
「アサヒ、私からはこれを」
私があれこれと考えを巡らせていると、アサヒの前にコトリと瓶が置かれました。
タイラーもお守りのお礼を用意したようですね。
手のひら丁度、ジャム程の大きさの瓶で、瓶の中には色々な種類のドライフルーツが詰め込まれているものでした。
一見すると手ごろそうなその品が、意外にも高級品であるということを私も知っています。
そう、私ですら知っています。
そのくらい有名なお店です。
量り売りもしていて、贈り物とされた後にご自身で中身のみ購入される客も多いようですね。
タイラーは贈り物にもかかわらず、わざと箱なしで寄越したのでしょう。
箱に入れてしまうと高級感が増してしまうから、アサヒが躊躇しないようにそうしたに違いありません。
瓶には保存魔法が施されていて、約3ヶ月は常温で持つ代物です。
中のドライフルーツもそれなりにお値段がするものなのですが、瓶が高いのです。
「ありがとう、タイラー。すげー綺麗だ」
「このまま日持ちしますし、そのまま食べることも紅茶の香りづけにも良いですよ」
「へえ……色々入ってる」
興味ありげに頷きながら、瓶の中をしげしげと眺めるアサヒは、こちらの贈り物も随分きにいったようです。
「アサヒのものなので、アサヒが食べてください」
「なら、書斎において摘もうかな」
「そうしてください」
なんだか私もアサヒに贈り物がしたくなってきました。
まだ、お返しできる立場ではありませんが、お返しのものを考えるくらいはしてもいいかもしれませんね。
さて、これでおしまい───……ではなさそうですね。
『ん!おはぎもアサヒにあげる』
おはぎも何やらアサヒにさしだしているではありませんか。
おはぎまで先を越されてしまいました。
「マジで?おーありがと。この輪っか腕輪か?」
『ん。お守り』
「そっかーありがとな、おはぎ」
何やら得意げな顔でアサヒに渡しています…ねっ?!
え?!
冗談でしょう!?
っ有り得ません!!
「これは……っ駄目ですよ!こんな伝説級のもの!」
「へ?この黒い輪っかが?マジで?」
確かに……っ確かに見た目はなんの変哲もなさそうな黒い輪っかですが。
「元世界樹から出来たジェットなんて見つかったらどうするんです?兎に角、今すぐ外してください」
「お、おう」
なんてものを渡してるんですかおはぎは!
お守り?
確かにお守りではありますが、これは世に出してはいけないものです。
アサヒが腕にはめて外に出かけられるものではありません。
『おはぎがあげたアサヒのお守り!』
おはぎは、私が気に入らない様子で自分がアサヒにあげたものだと主張してきました。
あげるのは良いですよ、あげるのは。
こっそりどこかにしまうのでしたら、構いません。
「わかったわかった。俺は嬉しいし大切にする」
アサヒはおはぎに甘すぎます!
アサヒは、やや逆立ってるてっぺんの毛を整えるように、おはぎの頭を撫でました。
まんざらでもないようなそのおはぎの顔が憎たらしく思えます。
ちらりと私の顔を見て、フン、と鼻息を漏らすと同時白い髭がぴんと揺れました。
自慢げなその瞳に、イラっと来てしまってもしかたのないことでしょう?
そう思いませんか?
「おはぎ、コレ、どうやって外すんだ?」
『アサヒのお守り』
「ああ、おはぎがくれた大事な俺のお守りだな。で?」
『アサヒの』
「おう」
『お守りだから』
「ん?」
「まさか……っ外せないのですか?!」
アサヒの腕の太さに馴染んでしまった元世界樹のジェットで出来た腕輪です。
外せないなんてことがあるのでしょうか?
物理的に破壊するしかないのでは?え?物理的には無理ですって?
ああ、そうですよね、お守りですもんね、元世界樹のジェットですからね、それはそれは無理ですね……っ
「外せないなら仕方ないな。見せないようにすりゃいいわけだし」
「そういう問題じゃありませんよ!」
私がこんなに慌てているのに、アサヒはなぜか全く気にしていません。
ことの大きさにわかっていないのでしょう。
「そんな邪魔でもねーもん」
「っおはぎはアサヒの手首が切られても良いんですか!?」
『大丈夫!切れない!』
「命を落としたら切れます!物理も魔法も毒も効かないのはわかりますよ、それだけすごいお守りですからね。ですが、人間には妖精と違い、餓死というものがあるんです!何もしなくても死ぬんですよ。そうなれば誰も助けられないんですよ?どうしてくれるんです!」
『………』
人間の貪欲さを侮っては困ります。
おはぎが黙って私を見た後、アサヒを心配そうに見上げました。
心配そうといいますか、怒られて反省の色を見せているように見えます。
……なぜか私が虐めているような気になってきました。
ズルくないですか、その見た目は。
そんな悲しそうな顔でアサヒを見上げるから、アサヒが怒れないんですよ?
わかってやっているのでしたら、それこそ許せませんが。
「見えなきゃいいんだろ?」
「………」
まあそうですが、私だけがなんでこんなに焦ってるのでしょう?
アサヒが狙われてしまう可能性だってあるのに、それを知っても冷静でいられるなんて。
「おはぎ、コレ、隠すこと出来ねーの?シリルんとこの妖精は見えないように隠すこと出来てたろ?おはぎもそういうの出来るか?」
『!』
おはぎがあからさまに元気を取り戻しましたね。
ああ、出来ちゃうんですか……出来ちゃうみたいですね。
腕輪に両手を乗せて呪文を唱え始めてしまいました。
腕輪が強い光を放っ高と思うと、跡形もなく消えてしまいます。
「腕輪無くなっちまったけど」
『アサヒの中にある』
「中?」
『ん。しるし』
「確かに私にも全て見えなくなりましたが……これは鑑定が出来る者が見ても見えないのですか?」
『ん!腕輪は見えない』
「そっかー、すげーなおはぎは。ありがとな」
アサヒはお礼を言いながらおはぎの頭を撫でてますが、私は騙されませんよ。
腕輪は見えないと言いましたが、ならなんなら見えるのかという話になるはずです。
アサヒの前で嘘はついていないでしょう。
眷属ですからね、本当のことしか言えないはずです。
それでも、都合の悪いことを言わないことも平気でしますよ、この妖精は。
「アサヒ、待ってください。おはぎ、腕輪はと言いますが、何に見えるんです?」
『……おはぎの加護。大丈夫!見える人少ない』
「おはぎの加護、ですか……」
『ん!』
随分自信がありそうですが、本当に大丈夫なのか逆に不安になりますね。
「見える奴が見たら、眷属におはぎって見えるんだろ?そこまで見える人なら見えるってことか?」
『ん。見える人少ない。この国で5人だけ』
「そっかそっか。5人だけならそうそう出くわさないだろ。一人目はあの医者だろうから実質4人なわけだし」
ああ、アサヒはもうすでに納得しちゃっていますね。
「確かに見えたとして、妖精ではなく精霊だと思われるでしょうね。
遡ってご先祖にエルフ族がいる場合、稀にそういった事例があったはずですから珍しいだけで済むでしょうし、誤魔化しはきくはずです」
元世界樹のジェットをむき出しで手首に着けているよりはずっといいでしょう。
それに。
お守りにしては、本当に、これ以上ないほどの強力なお守りのはずですから。
私はアサヒに何をお返ししましょう?
アサヒが気に入るものがあると良いのですが。
お返しは物をいただいてからするのは分かっていますよ?
お返しできなくなった原因だって、私にあります。
私のせいなので……早くお返しがしたいなどと思っても、口には出来ませんね。
++++++++++++++
いつもありがとうございます。
次回猫かぶりなMR~の更新は、13日~19日までに更新予定です。
5月末までは、一週間に一度のペースで更新を考えています。
詳細は近況ボードにて記載しています。
6月以降は二日に一度のペースを目標にまた書き進めていく予定でいます。
お待たせしてしまいますが、どうぞよろしくお願いします。
アサヒが魔法付与をした次の日のことでした。
夕食後のお茶の時間にソフィアがそっとアサヒへハンカチを差し出しました。
「え?すげー!おはぎそっくりだ、めちゃくちゃ可愛い!動物のモチーフは珍しいって聞いてたのに!」
アサヒがソフィアからハンカチを受け取ると、とても嬉しそうな笑顔になりました。
真っ白で控えめなレースのハンカチには、毎日のように目にしている薬草や花のその中におはぎがいるものです。
色といい丸さといい、どこからどうみてもおはぎです。
ソフィアが刺繍を施したものだと思うのですが、アサヒはそのまま売り物だと思ったようですね。
「刺繍は私がしたのよ。気に入って貰えてよかったわ」
「ソフィアが?マジで?売り物みたいに綺麗じゃん、すげー。
あ、でもだからこんなにおはぎそっくりなのか!時間かかっただろ、こんなすごいの」
「ハンカチに刺繍をしてプレゼントにするのは昔から定番ですから」
「そうなのか?……ありがとうソフィア、大切に使う」
アサヒはハンカチがとても気に入ったようですね。
貴族の夫人が持つハンカチとしては、些か華やかさに欠けますが、アサヒは元々装飾の多いものは好きじゃないようなのでアサヒの好みにもあっているのでしょう。
ちなみに男性夫人であっても、レースのハンカチは身だしなみのひとつです。
ですから、たとえ控えめだとしても、アサヒが持つものでしたらレースはあった方が良いんです。
その証拠に、レースが控えめだからといって、ハンカチそのものの品質が悪いかと聞かれると、答えは否です。
生地は良いものを使っているようですね、流石はソフィアです。
出来れば、白ではなく、水色か琥珀に近いミモザ色のハンカチで刺繍して欲しかったのですが。
今度アサヒへハンカチを買って、刺繍をして貰いましょうか。
良いお店を聞いておかねばなりませんね。
「アサヒ、私からはこれを」
私があれこれと考えを巡らせていると、アサヒの前にコトリと瓶が置かれました。
タイラーもお守りのお礼を用意したようですね。
手のひら丁度、ジャム程の大きさの瓶で、瓶の中には色々な種類のドライフルーツが詰め込まれているものでした。
一見すると手ごろそうなその品が、意外にも高級品であるということを私も知っています。
そう、私ですら知っています。
そのくらい有名なお店です。
量り売りもしていて、贈り物とされた後にご自身で中身のみ購入される客も多いようですね。
タイラーは贈り物にもかかわらず、わざと箱なしで寄越したのでしょう。
箱に入れてしまうと高級感が増してしまうから、アサヒが躊躇しないようにそうしたに違いありません。
瓶には保存魔法が施されていて、約3ヶ月は常温で持つ代物です。
中のドライフルーツもそれなりにお値段がするものなのですが、瓶が高いのです。
「ありがとう、タイラー。すげー綺麗だ」
「このまま日持ちしますし、そのまま食べることも紅茶の香りづけにも良いですよ」
「へえ……色々入ってる」
興味ありげに頷きながら、瓶の中をしげしげと眺めるアサヒは、こちらの贈り物も随分きにいったようです。
「アサヒのものなので、アサヒが食べてください」
「なら、書斎において摘もうかな」
「そうしてください」
なんだか私もアサヒに贈り物がしたくなってきました。
まだ、お返しできる立場ではありませんが、お返しのものを考えるくらいはしてもいいかもしれませんね。
さて、これでおしまい───……ではなさそうですね。
『ん!おはぎもアサヒにあげる』
おはぎも何やらアサヒにさしだしているではありませんか。
おはぎまで先を越されてしまいました。
「マジで?おーありがと。この輪っか腕輪か?」
『ん。お守り』
「そっかーありがとな、おはぎ」
何やら得意げな顔でアサヒに渡しています…ねっ?!
え?!
冗談でしょう!?
っ有り得ません!!
「これは……っ駄目ですよ!こんな伝説級のもの!」
「へ?この黒い輪っかが?マジで?」
確かに……っ確かに見た目はなんの変哲もなさそうな黒い輪っかですが。
「元世界樹から出来たジェットなんて見つかったらどうするんです?兎に角、今すぐ外してください」
「お、おう」
なんてものを渡してるんですかおはぎは!
お守り?
確かにお守りではありますが、これは世に出してはいけないものです。
アサヒが腕にはめて外に出かけられるものではありません。
『おはぎがあげたアサヒのお守り!』
おはぎは、私が気に入らない様子で自分がアサヒにあげたものだと主張してきました。
あげるのは良いですよ、あげるのは。
こっそりどこかにしまうのでしたら、構いません。
「わかったわかった。俺は嬉しいし大切にする」
アサヒはおはぎに甘すぎます!
アサヒは、やや逆立ってるてっぺんの毛を整えるように、おはぎの頭を撫でました。
まんざらでもないようなそのおはぎの顔が憎たらしく思えます。
ちらりと私の顔を見て、フン、と鼻息を漏らすと同時白い髭がぴんと揺れました。
自慢げなその瞳に、イラっと来てしまってもしかたのないことでしょう?
そう思いませんか?
「おはぎ、コレ、どうやって外すんだ?」
『アサヒのお守り』
「ああ、おはぎがくれた大事な俺のお守りだな。で?」
『アサヒの』
「おう」
『お守りだから』
「ん?」
「まさか……っ外せないのですか?!」
アサヒの腕の太さに馴染んでしまった元世界樹のジェットで出来た腕輪です。
外せないなんてことがあるのでしょうか?
物理的に破壊するしかないのでは?え?物理的には無理ですって?
ああ、そうですよね、お守りですもんね、元世界樹のジェットですからね、それはそれは無理ですね……っ
「外せないなら仕方ないな。見せないようにすりゃいいわけだし」
「そういう問題じゃありませんよ!」
私がこんなに慌てているのに、アサヒはなぜか全く気にしていません。
ことの大きさにわかっていないのでしょう。
「そんな邪魔でもねーもん」
「っおはぎはアサヒの手首が切られても良いんですか!?」
『大丈夫!切れない!』
「命を落としたら切れます!物理も魔法も毒も効かないのはわかりますよ、それだけすごいお守りですからね。ですが、人間には妖精と違い、餓死というものがあるんです!何もしなくても死ぬんですよ。そうなれば誰も助けられないんですよ?どうしてくれるんです!」
『………』
人間の貪欲さを侮っては困ります。
おはぎが黙って私を見た後、アサヒを心配そうに見上げました。
心配そうといいますか、怒られて反省の色を見せているように見えます。
……なぜか私が虐めているような気になってきました。
ズルくないですか、その見た目は。
そんな悲しそうな顔でアサヒを見上げるから、アサヒが怒れないんですよ?
わかってやっているのでしたら、それこそ許せませんが。
「見えなきゃいいんだろ?」
「………」
まあそうですが、私だけがなんでこんなに焦ってるのでしょう?
アサヒが狙われてしまう可能性だってあるのに、それを知っても冷静でいられるなんて。
「おはぎ、コレ、隠すこと出来ねーの?シリルんとこの妖精は見えないように隠すこと出来てたろ?おはぎもそういうの出来るか?」
『!』
おはぎがあからさまに元気を取り戻しましたね。
ああ、出来ちゃうんですか……出来ちゃうみたいですね。
腕輪に両手を乗せて呪文を唱え始めてしまいました。
腕輪が強い光を放っ高と思うと、跡形もなく消えてしまいます。
「腕輪無くなっちまったけど」
『アサヒの中にある』
「中?」
『ん。しるし』
「確かに私にも全て見えなくなりましたが……これは鑑定が出来る者が見ても見えないのですか?」
『ん!腕輪は見えない』
「そっかー、すげーなおはぎは。ありがとな」
アサヒはお礼を言いながらおはぎの頭を撫でてますが、私は騙されませんよ。
腕輪は見えないと言いましたが、ならなんなら見えるのかという話になるはずです。
アサヒの前で嘘はついていないでしょう。
眷属ですからね、本当のことしか言えないはずです。
それでも、都合の悪いことを言わないことも平気でしますよ、この妖精は。
「アサヒ、待ってください。おはぎ、腕輪はと言いますが、何に見えるんです?」
『……おはぎの加護。大丈夫!見える人少ない』
「おはぎの加護、ですか……」
『ん!』
随分自信がありそうですが、本当に大丈夫なのか逆に不安になりますね。
「見える奴が見たら、眷属におはぎって見えるんだろ?そこまで見える人なら見えるってことか?」
『ん。見える人少ない。この国で5人だけ』
「そっかそっか。5人だけならそうそう出くわさないだろ。一人目はあの医者だろうから実質4人なわけだし」
ああ、アサヒはもうすでに納得しちゃっていますね。
「確かに見えたとして、妖精ではなく精霊だと思われるでしょうね。
遡ってご先祖にエルフ族がいる場合、稀にそういった事例があったはずですから珍しいだけで済むでしょうし、誤魔化しはきくはずです」
元世界樹のジェットをむき出しで手首に着けているよりはずっといいでしょう。
それに。
お守りにしては、本当に、これ以上ないほどの強力なお守りのはずですから。
私はアサヒに何をお返ししましょう?
アサヒが気に入るものがあると良いのですが。
お返しは物をいただいてからするのは分かっていますよ?
お返しできなくなった原因だって、私にあります。
私のせいなので……早くお返しがしたいなどと思っても、口には出来ませんね。
++++++++++++++
いつもありがとうございます。
次回猫かぶりなMR~の更新は、13日~19日までに更新予定です。
5月末までは、一週間に一度のペースで更新を考えています。
詳細は近況ボードにて記載しています。
6月以降は二日に一度のペースを目標にまた書き進めていく予定でいます。
お待たせしてしまいますが、どうぞよろしくお願いします。
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