461 / 475
本編
-465- 杖
しおりを挟む
今朝はいつも通りにアレックスと朝食を食べてお茶をして、その後少しダンスをしてからお見送り、それからセオに稽古をつけて貰った。
かわりない朝を過ごしてると思う。
本当にいいお天気で、こうして外で身体を動かすのも気持ちがいい。
相変わらず手きびしいのに優しいセオは、一発も入れさせてくれないのに、僕を褒めてばかりだ。
体術の技術が上がったか?と聞かれたら、良く分からない。
けれど、人に向けるのを躊躇しなくなってきたと思う。
これは、相手がセオに限り、だ。
セオが僕よりずっとずーっと体術に長けていて、風のスキルも持っているから絶対にケガさせないってわかるからだ。
稽古中に演技でズルをしてまで一本を取りたくない。
体術で演技をしたのは、試験のときの一度きりだ。
ズルだと言われいようと、武器は武器。
使う時には使うけれど、それは、ここぞと言う時だけしか使いたくない。
まだ、短剣は許可が出ていない。
今は、僕は棍を使って、セオは素手での稽古。
自分も相手も魅せる動きから、相手を敵とみなし自分を守るための動きにシフトするのは思った以上に難しかった。
技術的な上達は兎も角、意識の切り替えは出来るようになった。
そして、体力も、少しついてきたと思う。
もともと体力がないわけじゃなかった。
見た目よりずっと根性も体力もある、と師匠に言われてきたし、舞台共演者からも『レン君全然へばらないね』なんて言われてきた。
ただ、後者は武道をやっているからという理由より、単なる若さが原因だと思われていた。
「近いうち、レン様のコンをちゃんと作ってもらいましょうね」
「え?」
「それ、ただの木の棒ですし。武器屋より、魔道具店ですかねえ、頼むとしたら。杖扱いになるかもしれません」
「杖?」
「ええ。魔力の通りが良い素材を使って、付与も色々つけて貰いましょう。
武器自体の性能を上げるのは、技術力を上げるよりずっと簡単で楽ですし、今と同じ力で底上げできます」
「確かに」
セオの言う通り、棍自体の性能を上げることができたら、防御力も戦闘力も今よりぐっと高くなるはずだ。
物に頼るのはけして悪いことじゃないっていうのも聞いている。
アレックスは魔法士で魔力制御も優れているから杖を使わないけれど、魔道士は杖を使うことが多いと聞いた。
杖は、素材も大きさもまちまちで、その性能によって自分の魔力も左右されるらしい。
杖に興味がないわけじゃない。
寧ろ、興味がある。
ファンタジー要素が満載だし、元の世界だと、漫画やアニメの世界でしかないものだったし。
こっちの世界で棍に馴染がなくても、杖は珍しいものじゃないならその方が頼みやすいのかもしれない。
なんか、作ってもらうのがとっても楽しみになってきた。
「丁度いいですから、お茶の時間にでもスペンサー公へご相談するのが良いかもしませんね」
「うん」
「そういえば、今朝、アレックス様とのダンスはいかがでしたか?今日、スペンサー公とは上手くいきそうです?」
セオが深刻さゼロな表情で聞いてくる。
揶揄ってもいないし、ただ、どうだったかを聞いてきただけだ。
けれど、思わずむっとした顔になってしまったのは、朝のやり取りが原因だ。
アレックスとじゃない、セバスとのだ。
今日の午後はエリー先生とお父様が来られる日。
お父様とのダンスだけじゃなくて、アレックスのダンスも相手してもらう。
セオの風のアシストが無くても踊れるようになったワルツは、アレックスとだとまだ失敗することも多い。
ダンスはお互いの息が合わないとうまくかみ合わない。
タイミングが少し早くても遅くても、自分でフォローがしずらい足運びとターンだ。
セオの様に風のアシストがあれば軸がずれても修正が効くけれど、アレックスが相手だと力技になっちゃう。
乗り切ることが出来てもどうしても不自然さが出てしまう。
そうすると、その後に続くダンスにもぎこちなさが続いてしまって、一度つまずくと最後まで中々挽回がしづらい状況だった。
上手くいけば、そのまま上手く続くんだけれどね。
アレックスのせいだとか僕のせいだとかじゃないって思ってるのだけれど、セバスは、アレックスのせいだと言う。
そして、それはアレックス自身も、俺のせいだ、と本気で思ってる。
ダンスは一人で踊るものじゃない。
二人で踊るものだ。
セバスはすぐアレックスのダンスにケチをつける。
ケチ……っていうと語弊があるかもしれないけれど、一つ一つの動作にも細かい指摘が入るんだ。
だんだんアレックスの気持ちが下がっちゃうこともある。
今朝がそれだった。
嫌々踊ってうまくいくわけないじゃないか。
「何か、ありましたか?アレックス様に言いづらいことがあっても、俺には遠慮せず言ってくださいね」
セオがさっきと違って、凄く心配そうな顔で見てくる。
「あ、ううん、アレックスとは何もないんだけれど。セバスとあった」
「爺さまと?」
「だって、セバスがアレックスのダンスにすぐケチ付けるんだよ?
アレックスの気持ちがどんどん下がって、あれじゃうまくいくものもうまくいかないよ」
セバスを叱ったのは初めてかもしれない。
お願いは今までたくさんしてきたし、初回は八つ当たりをしたこともある。
『セバス、次からアレックスの気持ちが下がるような指摘をしないで』
『ですがレン様、今の状態ではとてもじゃありませんが完成には遠いと思われます。時間も足りておりません』
セバスの言うことはもっともだった。
けれど、僕には僕の言い分がある。
『良くしようとしてくれてるのは分かるよ?時間が足りないっていうのも、現状から考えれば言いたいのもわかる。
でもね、嫌々踊ってうまくいくわけないでしょう?』
『……仰る通りです』
『出来ていないことを出来ていないってわざわざ指摘しなくても、アレックス自身が一番分かってることだよ。
どうしたらよりよくなるかだけを分かりやすく伝えるようにして。
セバスは僕のことをいつもそのままでいいって言ってくれるけれど、僕が少し変えることで良くなるようなら僕が変えるから。
ダンスは二人でするものだ、そうでしょう?』
『その通りでございます。つい色々と口にしてしまい、申し訳ございません』
『ううん、僕も強く言ってごめん。いつもならいいんだ。けれど、今のアレックスはダンスに苦手意識が強いし卑屈になりかけてるから』
僕とのダンスが嫌になったら困る。
それが一番困る。
でも、次からはきっと大丈夫だ、多分。
「セバスを叱っちゃった」
「あー……なるほど」
「ダンス以外なら良いんだけれど、アレックスがダンスに対して苦手意識が強いから。これ以上卑屈になってほしくないんだ」
「爺さまの指摘は適格ですからねえ、たまに抉られます」
「でしょう?アレックスの気持ちを下げるような指摘をしないように言ったんだ。出来ないものを出来てないって言わないでって」
「今回ばかりは、レン様が断然正しいです」
「僕はアレックスとのダンスが一番好きなんだけれど、それを強いてると思うと素直になれなくなりそうだし」
「焦らなくても大丈夫ですよ、まだ時間はたくさんあります」
「うん、そうだね」
セオの言う通りだ。
時間も足りていないとセバスは言うし、今の出来から言ったら僕もそう思うけれど、時間がないわけじゃない。
まだ、本番まで1ヶ月以上ある。
「この後、場所は予定通りコンサバトリーで大丈夫ですか?」
「うん」
この後すぐ、レナードの話を聞くことになっている。
どのくらい時間が欲しいのかは聞けなかった。
すぐに済む話かもしれないし、長くなるかもしれない。
それを時間で区切りたくなかったから午前中にしてもらった。
時間はいつでもいいとアレックスからもセバスからも聞いていたからね。
エリー先生とお父様が帰られた後でも時間が取れるんだけれど、なるべく早い段階で落ち着いてゆっくり話が出来る状態を作ってあげたいと思ったんだ。
かわりない朝を過ごしてると思う。
本当にいいお天気で、こうして外で身体を動かすのも気持ちがいい。
相変わらず手きびしいのに優しいセオは、一発も入れさせてくれないのに、僕を褒めてばかりだ。
体術の技術が上がったか?と聞かれたら、良く分からない。
けれど、人に向けるのを躊躇しなくなってきたと思う。
これは、相手がセオに限り、だ。
セオが僕よりずっとずーっと体術に長けていて、風のスキルも持っているから絶対にケガさせないってわかるからだ。
稽古中に演技でズルをしてまで一本を取りたくない。
体術で演技をしたのは、試験のときの一度きりだ。
ズルだと言われいようと、武器は武器。
使う時には使うけれど、それは、ここぞと言う時だけしか使いたくない。
まだ、短剣は許可が出ていない。
今は、僕は棍を使って、セオは素手での稽古。
自分も相手も魅せる動きから、相手を敵とみなし自分を守るための動きにシフトするのは思った以上に難しかった。
技術的な上達は兎も角、意識の切り替えは出来るようになった。
そして、体力も、少しついてきたと思う。
もともと体力がないわけじゃなかった。
見た目よりずっと根性も体力もある、と師匠に言われてきたし、舞台共演者からも『レン君全然へばらないね』なんて言われてきた。
ただ、後者は武道をやっているからという理由より、単なる若さが原因だと思われていた。
「近いうち、レン様のコンをちゃんと作ってもらいましょうね」
「え?」
「それ、ただの木の棒ですし。武器屋より、魔道具店ですかねえ、頼むとしたら。杖扱いになるかもしれません」
「杖?」
「ええ。魔力の通りが良い素材を使って、付与も色々つけて貰いましょう。
武器自体の性能を上げるのは、技術力を上げるよりずっと簡単で楽ですし、今と同じ力で底上げできます」
「確かに」
セオの言う通り、棍自体の性能を上げることができたら、防御力も戦闘力も今よりぐっと高くなるはずだ。
物に頼るのはけして悪いことじゃないっていうのも聞いている。
アレックスは魔法士で魔力制御も優れているから杖を使わないけれど、魔道士は杖を使うことが多いと聞いた。
杖は、素材も大きさもまちまちで、その性能によって自分の魔力も左右されるらしい。
杖に興味がないわけじゃない。
寧ろ、興味がある。
ファンタジー要素が満載だし、元の世界だと、漫画やアニメの世界でしかないものだったし。
こっちの世界で棍に馴染がなくても、杖は珍しいものじゃないならその方が頼みやすいのかもしれない。
なんか、作ってもらうのがとっても楽しみになってきた。
「丁度いいですから、お茶の時間にでもスペンサー公へご相談するのが良いかもしませんね」
「うん」
「そういえば、今朝、アレックス様とのダンスはいかがでしたか?今日、スペンサー公とは上手くいきそうです?」
セオが深刻さゼロな表情で聞いてくる。
揶揄ってもいないし、ただ、どうだったかを聞いてきただけだ。
けれど、思わずむっとした顔になってしまったのは、朝のやり取りが原因だ。
アレックスとじゃない、セバスとのだ。
今日の午後はエリー先生とお父様が来られる日。
お父様とのダンスだけじゃなくて、アレックスのダンスも相手してもらう。
セオの風のアシストが無くても踊れるようになったワルツは、アレックスとだとまだ失敗することも多い。
ダンスはお互いの息が合わないとうまくかみ合わない。
タイミングが少し早くても遅くても、自分でフォローがしずらい足運びとターンだ。
セオの様に風のアシストがあれば軸がずれても修正が効くけれど、アレックスが相手だと力技になっちゃう。
乗り切ることが出来てもどうしても不自然さが出てしまう。
そうすると、その後に続くダンスにもぎこちなさが続いてしまって、一度つまずくと最後まで中々挽回がしづらい状況だった。
上手くいけば、そのまま上手く続くんだけれどね。
アレックスのせいだとか僕のせいだとかじゃないって思ってるのだけれど、セバスは、アレックスのせいだと言う。
そして、それはアレックス自身も、俺のせいだ、と本気で思ってる。
ダンスは一人で踊るものじゃない。
二人で踊るものだ。
セバスはすぐアレックスのダンスにケチをつける。
ケチ……っていうと語弊があるかもしれないけれど、一つ一つの動作にも細かい指摘が入るんだ。
だんだんアレックスの気持ちが下がっちゃうこともある。
今朝がそれだった。
嫌々踊ってうまくいくわけないじゃないか。
「何か、ありましたか?アレックス様に言いづらいことがあっても、俺には遠慮せず言ってくださいね」
セオがさっきと違って、凄く心配そうな顔で見てくる。
「あ、ううん、アレックスとは何もないんだけれど。セバスとあった」
「爺さまと?」
「だって、セバスがアレックスのダンスにすぐケチ付けるんだよ?
アレックスの気持ちがどんどん下がって、あれじゃうまくいくものもうまくいかないよ」
セバスを叱ったのは初めてかもしれない。
お願いは今までたくさんしてきたし、初回は八つ当たりをしたこともある。
『セバス、次からアレックスの気持ちが下がるような指摘をしないで』
『ですがレン様、今の状態ではとてもじゃありませんが完成には遠いと思われます。時間も足りておりません』
セバスの言うことはもっともだった。
けれど、僕には僕の言い分がある。
『良くしようとしてくれてるのは分かるよ?時間が足りないっていうのも、現状から考えれば言いたいのもわかる。
でもね、嫌々踊ってうまくいくわけないでしょう?』
『……仰る通りです』
『出来ていないことを出来ていないってわざわざ指摘しなくても、アレックス自身が一番分かってることだよ。
どうしたらよりよくなるかだけを分かりやすく伝えるようにして。
セバスは僕のことをいつもそのままでいいって言ってくれるけれど、僕が少し変えることで良くなるようなら僕が変えるから。
ダンスは二人でするものだ、そうでしょう?』
『その通りでございます。つい色々と口にしてしまい、申し訳ございません』
『ううん、僕も強く言ってごめん。いつもならいいんだ。けれど、今のアレックスはダンスに苦手意識が強いし卑屈になりかけてるから』
僕とのダンスが嫌になったら困る。
それが一番困る。
でも、次からはきっと大丈夫だ、多分。
「セバスを叱っちゃった」
「あー……なるほど」
「ダンス以外なら良いんだけれど、アレックスがダンスに対して苦手意識が強いから。これ以上卑屈になってほしくないんだ」
「爺さまの指摘は適格ですからねえ、たまに抉られます」
「でしょう?アレックスの気持ちを下げるような指摘をしないように言ったんだ。出来ないものを出来てないって言わないでって」
「今回ばかりは、レン様が断然正しいです」
「僕はアレックスとのダンスが一番好きなんだけれど、それを強いてると思うと素直になれなくなりそうだし」
「焦らなくても大丈夫ですよ、まだ時間はたくさんあります」
「うん、そうだね」
セオの言う通りだ。
時間も足りていないとセバスは言うし、今の出来から言ったら僕もそう思うけれど、時間がないわけじゃない。
まだ、本番まで1ヶ月以上ある。
「この後、場所は予定通りコンサバトリーで大丈夫ですか?」
「うん」
この後すぐ、レナードの話を聞くことになっている。
どのくらい時間が欲しいのかは聞けなかった。
すぐに済む話かもしれないし、長くなるかもしれない。
それを時間で区切りたくなかったから午前中にしてもらった。
時間はいつでもいいとアレックスからもセバスからも聞いていたからね。
エリー先生とお父様が帰られた後でも時間が取れるんだけれど、なるべく早い段階で落ち着いてゆっくり話が出来る状態を作ってあげたいと思ったんだ。
51
あなたにおすすめの小説
ゴミスキルと追放された【万物鑑定】の俺、実は最強でした。Sランクパーティが崩壊する頃、俺は伝説の仲間と辺境で幸せに暮らしています
黒崎隼人
ファンタジー
Sランク勇者パーティのお荷物扱いされ、「ゴミスキル」と罵られて追放された鑑定士のアッシュ。
失意の彼が覚醒させたのは、森羅万象を見通し未来さえも予知する超チートスキル【万物鑑定】だった!
この力を使い、アッシュはエルフの少女や凄腕の鍛冶師、そして伝説の魔獣フェンリル(もふもふ)といった最強の仲間たちを集め、辺境の町を大発展させていく。
一方、彼を追放した勇者たちは、アッシュのサポートを失い、ダンジョンで全滅の危機に瀕していた――。
「今さら戻ってこい? お断りだ。俺はこっちで幸せにやってるから」
底辺から駆け上がる痛快逆転ファンタジー、ここに開幕!
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
気付いたらストーカーに外堀を埋められて溺愛包囲網が出来上がっていた話
上総啓
BL
何をするにもゆっくりになってしまうスローペースな会社員、マオ。小柄でぽわぽわしているマオは、最近できたストーカーに頭を悩ませていた。
と言っても何か悪いことがあるわけでもなく、ご飯を作ってくれたり掃除してくれたりという、割とありがたい被害ばかり。
動きが遅く家事に余裕がないマオにとっては、この上なく優しいストーカーだった。
通報する理由もないので全て受け入れていたら、あれ?と思う間もなく外堀を埋められていた。そんなぽややんスローペース受けの話
記憶を無くしたら家族に愛されました
レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない…
家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…
【完結】冷酷騎士団長を助けたら口移しでしか薬を飲まなくなりました
ざっしゅ
BL
異世界に転移してから一年、透(トオル)は、ゲームの知識を活かし、薬師としてのんびり暮らしていた。ある日、突然現れた洞窟を覗いてみると、そこにいたのは冷酷と噂される騎士団長・グレイド。毒に侵された彼を透は助けたが、その毒は、キスをしたり体を重ねないと完全に解毒できないらしい。
タイトルに※印がついている話はR描写が含まれています。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる