恋演技

蛇崩 通

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第2章第4話 女装しちゃった

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 演劇部の部室には、更衣室兼衣装部屋があった。
 といっても、カーテンで仕切っただけのスペースだけど。
 セーラー服を着て、長い黒髪のウィッグをつけた。ヨシツネ先輩が、メイクをしてくれた。ちゃちゃっと、あっという間に、メイクが終わった。
 鏡を見せてくれた。
 「きれいだよ」
 耳もとで、ささやかれた。
 ゾクゾクッとした。
 ああ。なにこの感じは。
 話をそらそうと、たずねた。
 「ヨシツネ先輩は、なぜこんなに、メイクがうまいんですか?」
 「きまってるだろ。昨年のヒロイン役は、ぼくだったからさ」
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