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第2章 聖女。灼熱の王国を駆け巡るのです!
16. 逃走劇
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16. 逃走劇
私は本の知識を使いソルファス騎士団の騎士たちを撃退し、何とか列車から脱出することに成功するのです。そして大きな警報が列車の外まで鳴り響く、さすがは精鋭部隊なのです。もう気づかれたのです。でも私はすぐにみんなと合流ができたのです。そしてロゼッタ様を先頭に街の外に走っていく。
「師匠どうするの!?」
「とりあえずワシに着いてくるのじゃ!ワシの記憶が正しければ必ず逃げられるのじゃ!」
「サリア様大丈夫?」
「はい。急ぎましょう!」
そして砂漠が広がる外に出てしばらく走り続ける。
「うむ。見えてきたのじゃ。」
ロゼッタ様が指を指す方向に大きな洞窟らしきものが見えるのです。
「師匠あそこは?」
「大昔に砂漠を渡るために作った遺跡洞じゃ。あそこを抜ければ王都の近くの街まで行くことができるのじゃ。昔は砂漠鉄道などなかったからのう」
「さすがはロゼッタ様なのです!伊達に長く生きてないのです!」
なるほど。ロゼッタ様はその遺跡洞の存在を知っていたのですね。そしてサリア様が話す。
「すいません。皆さんを危険な目に会わせてしまって……こんなことなら淡い期待を持たなければ良かった……」
「ダメなのです。サリア様がそういう考えを持ってはいけないのです。それにここで立ち止まっていても仕方ないのです。ここは覚悟を決めて進むしかないと思うのです」
「アリーゼ様……はい」
私がそう言うと、サリア様は私の手を握りながら答えてくれる。その手はとても暖かくて優しいものだったのです。
私たちはそのまま砂漠の遺跡洞に向かって進んでいくのです。そして遺跡洞に着く、中は洞窟そのもので地面は砂で埋め尽くされており、まさに天然の通路なのですね。
「ソルファス騎士団は追ってきてないよね?あたし怖いんだけど……」
「ミルディさん大丈夫。その時はボクが騎士を倒すから!」
「フィオナ……格好いい!」
「えへへ」
そんな会話をしながら先に進む。これだけ自信が持てるようになったフィオナが頼もしいのは私も嬉しい限りなのです。
「そういえばアリーゼはどうやって列車から抜け出してきたの?あたし結構心配だったんだけど?」
「それは男性に身体を見られるのは抵抗があるのですと言ったのです。1人の騎士に街に女性騎士を呼びに行ってもらって、そしてもう1人の騎士を連れ出して、このロッドでちょいっという訳なのです!」
「あの広大な砂漠で下着姿になっていたお主がか?笑うのじゃが?」
「あれは違うのです!サンドリザードを倒すために仕方なくなのですよ!」
本当に大変だったのです。しかもサンドリザードを倒したら倒したでまた大変な目にあったのです。そう全身日焼けはするし、しばらく身体が熱くて眠れなかったのです。本当に思い出したくもないのです。
それから少し歩くと光が見え、出口が見えてくる。そこには小さな街が広がっていた。
「あれ?王都の近くの街って……」
私たちが見た光景はまさに廃墟の街だった。建物はボロボロになっており、人が住んでいる気配はない。おそらくこの街にはもう誰も住んでいないのですね……
「うむ……ここはラストン。大昔ワシが拠点にしておった小さな街じゃ。もう廃れてしまったのか……残念じゃの……」
「師匠……元気だして!」
「ありがとうフィオナ」
そういうロゼッタ様は悲しい顔をしているのです。時代は流れるのです。ロゼッタ様があの時見ていた栄えているラストンの姿はもう見ることはできないのですね。そう思うと少し残念です。
私は本の知識を使いソルファス騎士団の騎士たちを撃退し、何とか列車から脱出することに成功するのです。そして大きな警報が列車の外まで鳴り響く、さすがは精鋭部隊なのです。もう気づかれたのです。でも私はすぐにみんなと合流ができたのです。そしてロゼッタ様を先頭に街の外に走っていく。
「師匠どうするの!?」
「とりあえずワシに着いてくるのじゃ!ワシの記憶が正しければ必ず逃げられるのじゃ!」
「サリア様大丈夫?」
「はい。急ぎましょう!」
そして砂漠が広がる外に出てしばらく走り続ける。
「うむ。見えてきたのじゃ。」
ロゼッタ様が指を指す方向に大きな洞窟らしきものが見えるのです。
「師匠あそこは?」
「大昔に砂漠を渡るために作った遺跡洞じゃ。あそこを抜ければ王都の近くの街まで行くことができるのじゃ。昔は砂漠鉄道などなかったからのう」
「さすがはロゼッタ様なのです!伊達に長く生きてないのです!」
なるほど。ロゼッタ様はその遺跡洞の存在を知っていたのですね。そしてサリア様が話す。
「すいません。皆さんを危険な目に会わせてしまって……こんなことなら淡い期待を持たなければ良かった……」
「ダメなのです。サリア様がそういう考えを持ってはいけないのです。それにここで立ち止まっていても仕方ないのです。ここは覚悟を決めて進むしかないと思うのです」
「アリーゼ様……はい」
私がそう言うと、サリア様は私の手を握りながら答えてくれる。その手はとても暖かくて優しいものだったのです。
私たちはそのまま砂漠の遺跡洞に向かって進んでいくのです。そして遺跡洞に着く、中は洞窟そのもので地面は砂で埋め尽くされており、まさに天然の通路なのですね。
「ソルファス騎士団は追ってきてないよね?あたし怖いんだけど……」
「ミルディさん大丈夫。その時はボクが騎士を倒すから!」
「フィオナ……格好いい!」
「えへへ」
そんな会話をしながら先に進む。これだけ自信が持てるようになったフィオナが頼もしいのは私も嬉しい限りなのです。
「そういえばアリーゼはどうやって列車から抜け出してきたの?あたし結構心配だったんだけど?」
「それは男性に身体を見られるのは抵抗があるのですと言ったのです。1人の騎士に街に女性騎士を呼びに行ってもらって、そしてもう1人の騎士を連れ出して、このロッドでちょいっという訳なのです!」
「あの広大な砂漠で下着姿になっていたお主がか?笑うのじゃが?」
「あれは違うのです!サンドリザードを倒すために仕方なくなのですよ!」
本当に大変だったのです。しかもサンドリザードを倒したら倒したでまた大変な目にあったのです。そう全身日焼けはするし、しばらく身体が熱くて眠れなかったのです。本当に思い出したくもないのです。
それから少し歩くと光が見え、出口が見えてくる。そこには小さな街が広がっていた。
「あれ?王都の近くの街って……」
私たちが見た光景はまさに廃墟の街だった。建物はボロボロになっており、人が住んでいる気配はない。おそらくこの街にはもう誰も住んでいないのですね……
「うむ……ここはラストン。大昔ワシが拠点にしておった小さな街じゃ。もう廃れてしまったのか……残念じゃの……」
「師匠……元気だして!」
「ありがとうフィオナ」
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