74 / 85
74. 想像できるよな
しおりを挟む
74. 想像できるよな
翌朝。オレは目を覚ます。横には気持ち良さそうに寝る聖菜さん。昨日は激しかったな。でもあれくらい激しいのは嫌いではない。むしろ大歓迎だ。オレは優しく聖菜さんの頭を撫でてあげる。
すると、ゆっくり目を開ける聖菜さん。その瞳はまだ眠そうでトロンとしている。そのまま起き上がると、今度はオレのことをギューっと抱きしめてくる。
「おはよう聖菜さん」
「ん……おはょ……」
まだ意識がはっきりしていないのか呂律が回ってなくて可愛い。そのままオレを抱きしめている聖菜さんは、まるで甘える猫のようにオレの胸に顔を埋めたり離したりしている。
そんな聖菜さんを見ているとオレも段々目が冴えてきて、また胸が高鳴ってくるのを感じる。そして聖菜さんも徐々に頭が覚醒してきたようで、胸の中でモゴモゴと喋り出した。くすぐったいな……。
「おや?朝から元気だね優斗君は。いつものことだけど」
「だから生理現象なんだって」
「若い証拠だねぇ」
「聖菜さんも若いでしょ。一応身体は」
「あーっ!今おばさん扱いしたでしょ!酷いなぁ」
そう言って膨れながらオレを見つめる聖菜さん。だって聖菜さんは『タイムリープ』してるから精神は38歳だもんな。
「いや経験豊富だなと思っただけだよ」
「どれのこと言っているのかな?」
「いや……どれって……」
「ふふ。だって優斗君のことはすべて分かっているからね?」
聖菜さんはそうやってまたオレをからかってくる。まったく懲りない人だよな。
「じゃあさオレにも聖菜さんのこと教えてくれない?こういうのはお互いに必要なことだからさ」
「それは日々精進するべきですなぁ優斗君」
「なるほど。満足されてないと?」
「女の子はそう簡単に満足はしないのだよ。特に私のような美少女の場合はね」
「自分で言うところが聖菜さんらしいよね」
「事実を言ったまでかな」
「まぁこれからも頑張らせていただきます」
「よろしい。それじゃ一緒にお風呂入ろうか」
そう言いながら聖菜さんはオレの腕を引っ張って起き上がり、そのまま浴室に向かう。聖菜さんの裸は何度も見たことあるけどやっぱりドキドキするのは変わらなかった。そしてそのあとは聖菜さんが朝食を作ってくれたので一緒に食べることにする。
「そう言えば優斗君は課題終わったの?」
「一応ね」
「本当に?途中から私とヤることばかり考えてなかった?」
「なんで疑うの?というかそれは聖菜さんじゃないの?」
「私は考えてたよ?言ったじゃん昨日」
……ハッキリと言うんだもんな。もう何も言えないしこれじゃ。本当に未来の奥様には敵わないよな。
今は2人。目の前に聖菜さんがいる。ふと目を閉じるとオレの横と聖菜さんの横に愛しの娘。和気あいあいとした家族団欒風景。未来でもオレと聖菜さんはこんな関係なのが想像できるよな。
「ん?どうしたのかな?」
「聖菜さんは良いママになれるよ」
「……子作りしたいの?ちょっと気が早いかな?」
「いやオレもさすがに高校は出ておきたいかな」
そう答えると、『頑張ってね優斗君』と笑顔をくれる聖菜さん。この笑顔のためなら頑張ろうと思う。
翌朝。オレは目を覚ます。横には気持ち良さそうに寝る聖菜さん。昨日は激しかったな。でもあれくらい激しいのは嫌いではない。むしろ大歓迎だ。オレは優しく聖菜さんの頭を撫でてあげる。
すると、ゆっくり目を開ける聖菜さん。その瞳はまだ眠そうでトロンとしている。そのまま起き上がると、今度はオレのことをギューっと抱きしめてくる。
「おはよう聖菜さん」
「ん……おはょ……」
まだ意識がはっきりしていないのか呂律が回ってなくて可愛い。そのままオレを抱きしめている聖菜さんは、まるで甘える猫のようにオレの胸に顔を埋めたり離したりしている。
そんな聖菜さんを見ているとオレも段々目が冴えてきて、また胸が高鳴ってくるのを感じる。そして聖菜さんも徐々に頭が覚醒してきたようで、胸の中でモゴモゴと喋り出した。くすぐったいな……。
「おや?朝から元気だね優斗君は。いつものことだけど」
「だから生理現象なんだって」
「若い証拠だねぇ」
「聖菜さんも若いでしょ。一応身体は」
「あーっ!今おばさん扱いしたでしょ!酷いなぁ」
そう言って膨れながらオレを見つめる聖菜さん。だって聖菜さんは『タイムリープ』してるから精神は38歳だもんな。
「いや経験豊富だなと思っただけだよ」
「どれのこと言っているのかな?」
「いや……どれって……」
「ふふ。だって優斗君のことはすべて分かっているからね?」
聖菜さんはそうやってまたオレをからかってくる。まったく懲りない人だよな。
「じゃあさオレにも聖菜さんのこと教えてくれない?こういうのはお互いに必要なことだからさ」
「それは日々精進するべきですなぁ優斗君」
「なるほど。満足されてないと?」
「女の子はそう簡単に満足はしないのだよ。特に私のような美少女の場合はね」
「自分で言うところが聖菜さんらしいよね」
「事実を言ったまでかな」
「まぁこれからも頑張らせていただきます」
「よろしい。それじゃ一緒にお風呂入ろうか」
そう言いながら聖菜さんはオレの腕を引っ張って起き上がり、そのまま浴室に向かう。聖菜さんの裸は何度も見たことあるけどやっぱりドキドキするのは変わらなかった。そしてそのあとは聖菜さんが朝食を作ってくれたので一緒に食べることにする。
「そう言えば優斗君は課題終わったの?」
「一応ね」
「本当に?途中から私とヤることばかり考えてなかった?」
「なんで疑うの?というかそれは聖菜さんじゃないの?」
「私は考えてたよ?言ったじゃん昨日」
……ハッキリと言うんだもんな。もう何も言えないしこれじゃ。本当に未来の奥様には敵わないよな。
今は2人。目の前に聖菜さんがいる。ふと目を閉じるとオレの横と聖菜さんの横に愛しの娘。和気あいあいとした家族団欒風景。未来でもオレと聖菜さんはこんな関係なのが想像できるよな。
「ん?どうしたのかな?」
「聖菜さんは良いママになれるよ」
「……子作りしたいの?ちょっと気が早いかな?」
「いやオレもさすがに高校は出ておきたいかな」
そう答えると、『頑張ってね優斗君』と笑顔をくれる聖菜さん。この笑顔のためなら頑張ろうと思う。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
225
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる