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60. 姫は『がむしゃら』にやっているのです
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60. 姫は『がむしゃら』にやっているのです
それから打ち合わせは順調に進み、配信時間は22時から。ちなみに配信タイトルは『闇のトーク劇場!わらしべ逆凸開幕!』となった。なのでライバー全員にディスコード送ろうと言ったが、日咲さんは『え?それじゃつまんないじゃん』と却下された。
まぁ確かにそうかもしれないが、万が一それで炎上したらどうする気なんだろうか?まぁ彼女の事だからそこまで考えてなさそうだが。
そして今オレの部屋にはお風呂上がりの日咲さん。……鈴町さん以外の女性が横にいるのは初めてなので緊張するんだが……。
2人でパソコンの前に座り、配信の準備を始める。といってもマイクの設定をしたり、カメラチェックくらいだが。
「ねぇ姫。あたしのパジャマどう?可愛くない?似合ってる?」
「うん……可愛いよ」
「すごい棒読みなんだけど?そこは素直に褒めようよぉ」
頬を膨らませながら不満そうに言ってくる。だってしょうがないじゃないか……少し下着が透けてるんだよ。というかすごいダボダボのロンTだけど……それ下履いてるんだよね?見えないんだけど……?
「下はショーパン履いてるよ」
「え?いやオレは……」
「気になってるんじゃないの?そんな顔をしてたけど」
そうなのか?顔に出ていたかヤバいヤバい。落ち着けオレ。そんなことを思っていると、日咲さんは立ち上がり、オレの隣に座ると肩を寄せてきた。うわっ……シャンプーの匂いなのか、すごく良い香りがしてくる。
「姫。これ見て」
すると、日咲さんは自分のスマホを取り出し、画面を見せてくる。そこにはSNSのタイムラインが表示されており、『ましポア尊い』『オフコラ最高!』『ライン攻めおなしゃす』などなどのコメントが流れてきていた。
「いやぁ期待されてるね?」
「何を期待しているのかさっぱりわからないが……」
「ほら、そろそろ時間だから準備しよう」
「あ、あぁ」
オレは慌てて配信ソフトを立ち上げる。時刻は21時50分。もうすぐ配信が始まる。隣では日咲さんが、配信用の音声確認をしている。
「ん。あーあー。こんばんは」
その姿を見ると日咲さんもやっぱりプロなんだと思う。普段の地声とほとんど変わらないが、間違いなくそこには『青嶋ポアロ』がそこにいる。
「あと5分か。ねぇ姫聞いてもいい?」
「なんだ?」
「あたしずっと言おうと思ってたんだけど、姫はずっと雑談配信してるじゃん?たまに違う配信するけど、そんなに喋れるのすごいよね。」
「別にすごくなんかないよ。……オレには『姫宮ましろ』のイメージを守るためには雑談しかなかっただけだから。やっぱり姫がゲームとかイメージに合わないだろ?あの時は、Vtuberって存在自体が認知されてなかったし、何が正しいのかわからないし、キャラクターや設定を守るのに必死だったんだよ。ただがむしゃらにやっていただけだ」
そう。オレは何も最初からあんな風に喋れたわけじゃない。あれはただの苦肉の策でしかないのだ。それはきっと日咲さんも同じなワケで……。
「確かに!あたしも謎解きとか良くやってたもんね。でも苦手でさ、ココアちゃんみたいによくやらかしてたよ。1期生で炎上が多いのたぶんあたしだよね」
「小さいやつがな。大きいのはリリィさんだよ。チャンネルBANされてるしな。でもこの2年間でそんなこともあったかな」
「でもさ?姫は今の方がいい顔してるよ?あたしもだと思うけど。これからもっと色々やろうね!」
「……ありがとう。そのつもりだ」
そして時間は午後10時。オレは配信開始のスイッチを押す。こうして、『青嶋ポアロ』さんとの初めてのオフコラボが始まるのだった。
それから打ち合わせは順調に進み、配信時間は22時から。ちなみに配信タイトルは『闇のトーク劇場!わらしべ逆凸開幕!』となった。なのでライバー全員にディスコード送ろうと言ったが、日咲さんは『え?それじゃつまんないじゃん』と却下された。
まぁ確かにそうかもしれないが、万が一それで炎上したらどうする気なんだろうか?まぁ彼女の事だからそこまで考えてなさそうだが。
そして今オレの部屋にはお風呂上がりの日咲さん。……鈴町さん以外の女性が横にいるのは初めてなので緊張するんだが……。
2人でパソコンの前に座り、配信の準備を始める。といってもマイクの設定をしたり、カメラチェックくらいだが。
「ねぇ姫。あたしのパジャマどう?可愛くない?似合ってる?」
「うん……可愛いよ」
「すごい棒読みなんだけど?そこは素直に褒めようよぉ」
頬を膨らませながら不満そうに言ってくる。だってしょうがないじゃないか……少し下着が透けてるんだよ。というかすごいダボダボのロンTだけど……それ下履いてるんだよね?見えないんだけど……?
「下はショーパン履いてるよ」
「え?いやオレは……」
「気になってるんじゃないの?そんな顔をしてたけど」
そうなのか?顔に出ていたかヤバいヤバい。落ち着けオレ。そんなことを思っていると、日咲さんは立ち上がり、オレの隣に座ると肩を寄せてきた。うわっ……シャンプーの匂いなのか、すごく良い香りがしてくる。
「姫。これ見て」
すると、日咲さんは自分のスマホを取り出し、画面を見せてくる。そこにはSNSのタイムラインが表示されており、『ましポア尊い』『オフコラ最高!』『ライン攻めおなしゃす』などなどのコメントが流れてきていた。
「いやぁ期待されてるね?」
「何を期待しているのかさっぱりわからないが……」
「ほら、そろそろ時間だから準備しよう」
「あ、あぁ」
オレは慌てて配信ソフトを立ち上げる。時刻は21時50分。もうすぐ配信が始まる。隣では日咲さんが、配信用の音声確認をしている。
「ん。あーあー。こんばんは」
その姿を見ると日咲さんもやっぱりプロなんだと思う。普段の地声とほとんど変わらないが、間違いなくそこには『青嶋ポアロ』がそこにいる。
「あと5分か。ねぇ姫聞いてもいい?」
「なんだ?」
「あたしずっと言おうと思ってたんだけど、姫はずっと雑談配信してるじゃん?たまに違う配信するけど、そんなに喋れるのすごいよね。」
「別にすごくなんかないよ。……オレには『姫宮ましろ』のイメージを守るためには雑談しかなかっただけだから。やっぱり姫がゲームとかイメージに合わないだろ?あの時は、Vtuberって存在自体が認知されてなかったし、何が正しいのかわからないし、キャラクターや設定を守るのに必死だったんだよ。ただがむしゃらにやっていただけだ」
そう。オレは何も最初からあんな風に喋れたわけじゃない。あれはただの苦肉の策でしかないのだ。それはきっと日咲さんも同じなワケで……。
「確かに!あたしも謎解きとか良くやってたもんね。でも苦手でさ、ココアちゃんみたいによくやらかしてたよ。1期生で炎上が多いのたぶんあたしだよね」
「小さいやつがな。大きいのはリリィさんだよ。チャンネルBANされてるしな。でもこの2年間でそんなこともあったかな」
「でもさ?姫は今の方がいい顔してるよ?あたしもだと思うけど。これからもっと色々やろうね!」
「……ありがとう。そのつもりだ」
そして時間は午後10時。オレは配信開始のスイッチを押す。こうして、『青嶋ポアロ』さんとの初めてのオフコラボが始まるのだった。
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