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677. 姫は『仕事納め』するそうです
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677. 姫は『仕事納め』するそうです
12月31日。大晦日。今年も今日で終わる。
「ということでね、今年最後の姫の朝演説でした。来年は……どうしようかな……親衛隊のみんなは初演説してほしい?」
コメント
『してほしい!』
『観たい!』
『あれで来年の目標が分かる』
『絶対やってほしい!』
「あはは。じゃあやろうかなw元旦は公式からも発表されているけど、『新春のお祝いを作ろう!ジグソーパズル耐久5000ピース』配信も出るから。大体夜かな?ましろのSNSを確認してね。それじゃ良いお年を。姫宮ましろでした。またね~」
そう言って配信を終える。PCの電源を落としてから立ち上がり、大きく背伸びをする。ポキポキと骨が鳴る音が聞こえてきた。オレはそのまま部屋の窓を開けると、ひんやりとした空気が部屋に入ってくる。
「今年も終わりだな。この後は事務所に行って仕事して今年も終わりだな」
ちなみに元旦の公式配信は、当初は自由参加だったが、きちんと配信枠を設けて配信をすることになった。あとジグソーパズルも10000ピースから半分の5000に。全員参加ではないけど、運営の配慮だろう。
自由参加で終わらなかったら笑えないし、それが起きると来ない人が叩かれる可能性もあるしな。
オレは窓を閉めて、スマホを手に持ちながら部屋を出てリビングに向かう。するとそこには桃姉さんがソファーに寝転びながらテレビを観ていた。机にはビールの缶が2本ほど置いてある。
……本当にこの人、家ではダラけすぎじゃないか?まぁいいけどさ。オレに気付いた桃姉さんは顔だけをオレに向ける。……なんかデジャヴを感じるな。この流れ。
「今年も姫宮ましろお疲れ様でした」
「ああ」
オレはそのまま冷蔵庫からペットボトルのお茶を取り出しコップに注ぐと一気に飲む。そんなオレを見て桃姉さんが口を開いた。
「そう言えば、さっきあんたが配信してる時、彩芽ちゃんがおめかしして、荷物を持って出掛けたけど?」
「え?ああ。彩芽ちゃんは朝比奈さんと夕方から『すたライ』が始まるまでオフコラボ配信をして、そのまま泊まるって。明日も初詣に行ったりするって言ってたよ」
例年通り、年末年始の配信は極力休むようになっているからな。とは言っても年始は大体の人が配信に参加するんだけどな。
「本当は新しい男じゃないの?あ~あんたもついに愛想つかされたかw」
「朝比奈さんだって言ってんだろ!」
桃姉さんはケラケラと笑いながら、ビールを一口飲む。本当に誰かこの姉をもらってくれないだろうか。
オレはお茶の残りを一気に飲むと、自室に戻って準備をし、事務所に向かうことにする。
そして事務所で年末の最後の作業を終えて、時計を見ると14時20分になっていた。もうこんな時間か、お腹空いたな……
そんなことを考えていると、横のデスクの高坂さんもちょうど作業が終わったのかタイミング良く伸びをしている。
「お疲れ様高坂さん」
「あっはい。神崎先輩もお疲れ様です」
……いやここは先輩として高坂さんをお昼に誘うべきか?高坂さんも朝からずっと作業をしていたし……でももう終わりの可能性もあるし……オレがそんなことを考えながら高坂さんを見ていると、オレの視線に気付いたのか少し不思議そうな表情を浮かべる。
……彩芽ちゃんの引き継ぎもしないといけないし、ここは勇気をだして誘ってみよう!オレは椅子から立ち上がり高坂さんに声を掛ける。
「あのさ!高坂さんはお昼食べた?」
「え?いえ。これから食べようかと思ってました。一緒にいきます?」
「おっおう。実は高坂さんに色々話したいことあるからさ。それじゃ行こうか」
そしてこの前も来た定食屋さんにオレと高坂さんは向かう。お昼のピークは過ぎているからか、店内には他のお客さんは少ない様子だった。そのままこの前と同じく個室に案内され注文を終える。
「それで、私に話ってなんでしょうか?」
「え?あ。結構重要な話なんだけど。まずはご飯食べない?」
「いや気になってご飯どころじゃないんですけどw」
「それもそうか」
オレは高坂さんに彩芽ちゃん同様、マネージャーの変更の件を伝えることにしたのだった。
12月31日。大晦日。今年も今日で終わる。
「ということでね、今年最後の姫の朝演説でした。来年は……どうしようかな……親衛隊のみんなは初演説してほしい?」
コメント
『してほしい!』
『観たい!』
『あれで来年の目標が分かる』
『絶対やってほしい!』
「あはは。じゃあやろうかなw元旦は公式からも発表されているけど、『新春のお祝いを作ろう!ジグソーパズル耐久5000ピース』配信も出るから。大体夜かな?ましろのSNSを確認してね。それじゃ良いお年を。姫宮ましろでした。またね~」
そう言って配信を終える。PCの電源を落としてから立ち上がり、大きく背伸びをする。ポキポキと骨が鳴る音が聞こえてきた。オレはそのまま部屋の窓を開けると、ひんやりとした空気が部屋に入ってくる。
「今年も終わりだな。この後は事務所に行って仕事して今年も終わりだな」
ちなみに元旦の公式配信は、当初は自由参加だったが、きちんと配信枠を設けて配信をすることになった。あとジグソーパズルも10000ピースから半分の5000に。全員参加ではないけど、運営の配慮だろう。
自由参加で終わらなかったら笑えないし、それが起きると来ない人が叩かれる可能性もあるしな。
オレは窓を閉めて、スマホを手に持ちながら部屋を出てリビングに向かう。するとそこには桃姉さんがソファーに寝転びながらテレビを観ていた。机にはビールの缶が2本ほど置いてある。
……本当にこの人、家ではダラけすぎじゃないか?まぁいいけどさ。オレに気付いた桃姉さんは顔だけをオレに向ける。……なんかデジャヴを感じるな。この流れ。
「今年も姫宮ましろお疲れ様でした」
「ああ」
オレはそのまま冷蔵庫からペットボトルのお茶を取り出しコップに注ぐと一気に飲む。そんなオレを見て桃姉さんが口を開いた。
「そう言えば、さっきあんたが配信してる時、彩芽ちゃんがおめかしして、荷物を持って出掛けたけど?」
「え?ああ。彩芽ちゃんは朝比奈さんと夕方から『すたライ』が始まるまでオフコラボ配信をして、そのまま泊まるって。明日も初詣に行ったりするって言ってたよ」
例年通り、年末年始の配信は極力休むようになっているからな。とは言っても年始は大体の人が配信に参加するんだけどな。
「本当は新しい男じゃないの?あ~あんたもついに愛想つかされたかw」
「朝比奈さんだって言ってんだろ!」
桃姉さんはケラケラと笑いながら、ビールを一口飲む。本当に誰かこの姉をもらってくれないだろうか。
オレはお茶の残りを一気に飲むと、自室に戻って準備をし、事務所に向かうことにする。
そして事務所で年末の最後の作業を終えて、時計を見ると14時20分になっていた。もうこんな時間か、お腹空いたな……
そんなことを考えていると、横のデスクの高坂さんもちょうど作業が終わったのかタイミング良く伸びをしている。
「お疲れ様高坂さん」
「あっはい。神崎先輩もお疲れ様です」
……いやここは先輩として高坂さんをお昼に誘うべきか?高坂さんも朝からずっと作業をしていたし……でももう終わりの可能性もあるし……オレがそんなことを考えながら高坂さんを見ていると、オレの視線に気付いたのか少し不思議そうな表情を浮かべる。
……彩芽ちゃんの引き継ぎもしないといけないし、ここは勇気をだして誘ってみよう!オレは椅子から立ち上がり高坂さんに声を掛ける。
「あのさ!高坂さんはお昼食べた?」
「え?いえ。これから食べようかと思ってました。一緒にいきます?」
「おっおう。実は高坂さんに色々話したいことあるからさ。それじゃ行こうか」
そしてこの前も来た定食屋さんにオレと高坂さんは向かう。お昼のピークは過ぎているからか、店内には他のお客さんは少ない様子だった。そのままこの前と同じく個室に案内され注文を終える。
「それで、私に話ってなんでしょうか?」
「え?あ。結構重要な話なんだけど。まずはご飯食べない?」
「いや気になってご飯どころじゃないんですけどw」
「それもそうか」
オレは高坂さんに彩芽ちゃん同様、マネージャーの変更の件を伝えることにしたのだった。
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