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第2章 使用人とメイドさんとプレゼント
14. メイドさんと印象
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14. メイドさんと印象
私の今日の仕事は中庭の花壇の手入れと、玄関ホールの掃除。今日も一日頑張ろう!とりあえずロダンさんのところに行く。
「マリア。今日もよろしく頼むのぅ」
「はい。そう言えば、今の時期は何の花が綺麗に咲いているんですか?」
「そうじゃな……今ならマリーゴールドやホワイトゼラニウムなどじゃな」
「そうなんですね。後で見てみます!」
「あぁ。それがいいぞ」
ちなみに中庭の花壇のお手入れの仕事は、私が花の知識が全くないから、勉強になるし楽しいんだよねぇ。
「では、早速始めますね」
「そうじゃな。この苗を頼むぞ」
「はい」
私はロダンさんと一緒に作業を始めた。まずは水やりからだよね。ホースを伸ばして、花壇に水を撒く。それから雑草を抜いていく。その次に肥料を蒔いてまた雑草を抜き……。そして最後に土の状態を整えて終了だ。
「マリア、お疲れ様。休憩しよう」
「ありがとうございます」
ロダンさんにタオルを手渡されたので受け取り、汗を拭う。うん。やっぱり暑い。
「お茶でも飲むといい」
「はい。いただきます」
ロダンさんが入れてくれたお茶を飲みながら一息つく。美味しい。
「そういえばマリア。お前は好きな人はおるのか?年頃じゃし、気になっている人くらいいるんじゃろ?この屋敷にも隠れてお付き合いをしてる者もおるしの」
いきなりなんだろう。ミーアにも昨日聞かれたしな……というよりロダンさんから聞かれるのが意外なんだけど……。
「いないですね……」
「ほぉー。意外じゃな」
「えっ?何がですか?」
「いやな。最近のマリアは表情豊かになっておるからのぅ。だから誰か気になっておるものがいると思ったんじゃよ」
私、顔に出てるのかな?確かにカイル君は気になるし、毎日観察してると面白くて楽しいけど。
そんなことを考えているとお屋敷の2階から聞き覚えのある奇声が聞こえてくる。しかも大きな声で。カイル君だ。隣にはミーアもいるみたい。
……というか恥ずかしくないのかな?周りの知らない人が見たら変な印象を持つよあれじゃ。まぁ実際変なんだけど。私はそのまま2人に手を振る。
なんか2人は仲良く話してるみたい。あっなるほど。ミーアはカイル君のこと好きなんだ、だから昨日いきなり私にカイル君のどこがいいか聞いてきたんだ。あんな必死に。もう!言ってくれればいいのに!こっそり応援してあげよう。
「マリア」
「はい?」
「楽しそうじゃの?」
「え?あっはい。毎日楽しいです」
また面白いカイル君が見れたしね。早く仕事終わらないかな。きっと私がハンカチをあげたら面白い反応するよね。期待を裏切らないのがカイル君だから。
私の今日の仕事は中庭の花壇の手入れと、玄関ホールの掃除。今日も一日頑張ろう!とりあえずロダンさんのところに行く。
「マリア。今日もよろしく頼むのぅ」
「はい。そう言えば、今の時期は何の花が綺麗に咲いているんですか?」
「そうじゃな……今ならマリーゴールドやホワイトゼラニウムなどじゃな」
「そうなんですね。後で見てみます!」
「あぁ。それがいいぞ」
ちなみに中庭の花壇のお手入れの仕事は、私が花の知識が全くないから、勉強になるし楽しいんだよねぇ。
「では、早速始めますね」
「そうじゃな。この苗を頼むぞ」
「はい」
私はロダンさんと一緒に作業を始めた。まずは水やりからだよね。ホースを伸ばして、花壇に水を撒く。それから雑草を抜いていく。その次に肥料を蒔いてまた雑草を抜き……。そして最後に土の状態を整えて終了だ。
「マリア、お疲れ様。休憩しよう」
「ありがとうございます」
ロダンさんにタオルを手渡されたので受け取り、汗を拭う。うん。やっぱり暑い。
「お茶でも飲むといい」
「はい。いただきます」
ロダンさんが入れてくれたお茶を飲みながら一息つく。美味しい。
「そういえばマリア。お前は好きな人はおるのか?年頃じゃし、気になっている人くらいいるんじゃろ?この屋敷にも隠れてお付き合いをしてる者もおるしの」
いきなりなんだろう。ミーアにも昨日聞かれたしな……というよりロダンさんから聞かれるのが意外なんだけど……。
「いないですね……」
「ほぉー。意外じゃな」
「えっ?何がですか?」
「いやな。最近のマリアは表情豊かになっておるからのぅ。だから誰か気になっておるものがいると思ったんじゃよ」
私、顔に出てるのかな?確かにカイル君は気になるし、毎日観察してると面白くて楽しいけど。
そんなことを考えているとお屋敷の2階から聞き覚えのある奇声が聞こえてくる。しかも大きな声で。カイル君だ。隣にはミーアもいるみたい。
……というか恥ずかしくないのかな?周りの知らない人が見たら変な印象を持つよあれじゃ。まぁ実際変なんだけど。私はそのまま2人に手を振る。
なんか2人は仲良く話してるみたい。あっなるほど。ミーアはカイル君のこと好きなんだ、だから昨日いきなり私にカイル君のどこがいいか聞いてきたんだ。あんな必死に。もう!言ってくれればいいのに!こっそり応援してあげよう。
「マリア」
「はい?」
「楽しそうじゃの?」
「え?あっはい。毎日楽しいです」
また面白いカイル君が見れたしね。早く仕事終わらないかな。きっと私がハンカチをあげたら面白い反応するよね。期待を裏切らないのがカイル君だから。
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