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魔法が使える者達の文化祭がわちゃわちゃする学園!

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何で焼き鳥屋に行くかと言うと、酒のつまみに丁度良いから、と白波は考えていた。
「絶対いると思うんだけどな。あの人、酒呑むとき必ずつまみと一緒に呑むからな。」
そう独り言を呟きながらとりあえず走った。
「やっぱり……。」
白波の予想通り荘原は焼き鳥屋にいた。予想が当たったのは嬉しいが何となく色々どうなの。みたいな事を考えていた。
「荘原先生。在庫無くなったんで出して下さい。」
「あら白波。あんた凄い格好してるわね。」
燕尾服のまま来たから荘原は少しの驚きと馬鹿にしたように言ってきた。
「ミニスカートで酔っぱらって足をかっぴらいてる先生には言われたくないです。いいから在庫出す準備しろよ。」
「それは人に物を頼む態度なのかしら?まあいいわ。」
そう言うと荘原は空間を歪めながら欲しい物は何なのかしら?と、聞いた。
「クリームとアイスと、お茶。お願いします。」
「はいはい。……っと。ほら、持っていきなさい。」
歪めた空間から頼まれた物を全て出し、それらを白波に渡した。
「ありがとうございます。失礼します。」
お礼を言ってからまたダッシュした。めっちゃ疲れた様な感じで。
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