上 下
5 / 41

空気魔法が使える者が悩める学園!

しおりを挟む
白波悠哉はいつも平均以下だった。勉強も、運動も、唯一の魔法でさえ彼は平均以下だ。本気を出しても絶対に勝てない。そこで彼は考えた。〔本気を出さなければいい〕と。
それ以来彼は無気力になった。母親は煩く本気を出しなさいた言ったが彼は聞かなかった。近所のおばさん達も悠哉君はやる気が見られない。昔と凄く変わった。と噂をし始めた。
彼が魔法を使えると知ったのは母親に怒られていたとき。苛立って叫んだときに母親が吹っ飛んで行った時。最初は訳が分からなかった。でも自分で調べて行くうちに魔法だと分かった。高校を決めかねていた彼には救いだった。ある学園に入る義務が発生したからである。政府は魔法が使える者を特別な学園に入れていた。彼もその対象の1人だった。そこに入れば高校は安泰だし、何より自分の特技が見つかるかも知れない。そんな思いで入った。
だけど――――――
しおりを挟む

処理中です...