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第五章 覚醒
第七十二話 シャロン城下町にて
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「着きました。私がいつも行く店です」
「はぁ・・・ はぁ・・・ もうちょっとゆっくり走ってくれ・・・」
王都でもガラの悪いところに立地しているこの店が、エレーヌがよく行くところらしい。
どう見ても大丈夫じゃない雰囲気が漂っている・・・
「さっそく入りましょう。 ・・・こんにちは~ 空いてますか?」
「お、おい・・・」
「・・・嬢ちゃんか、座っていきな」
店? の中に入ると、強面の男が一人、キッチン? に待ち構えていた。
客は・・・ いるようだな。
「さあ、座りましょう」
「おい、その連れ・・・ まさか・・・」
「え? 俺?」
「そうよ、お前さんのことだ!」
「ああ、回復したんです。つい今日」
「「「おおおおおお!!!」」」
店内にいた全員から喝采が巻き起こる。
「よお、俺はここの店をやってる、ガーナーってもんだ。よろしくな、レイド」
「よ、よろしく・・・ 何故俺の名を?」
「それはよぉ、嬢ちゃんがいつもお前さんの事しか話さねえからだよ。つい先週だって・・・」
「!! 止めて! 止めてください!」
「へへっ、何だ~? 俺はただこいつに真実を伝えてやろうと・・・」
「それでも、話したらいけないこともあるでしょう!」
「ったく、つまらねえな。まあ、嬢ちゃんに逆らったら何されるか分からねえし・・・」
ガーナ―は不満そうな顔をしながら、キッチンでの作業を再開した。
「まあいいや、今日は何をお望みで?」
「・・・じゃあいつもので、今日は2人前でよろしくお願いします」
「俺の分も頼んでくれたのか?」
「いや、違いますよ。あくまで私の分です」
「こいつ、凄い大食いだぜ? いつもより少ないくらいさ」
「・・・いつもは?」
「・・・嬢ちゃんの目線が痛いから止めとくぜ。それより、お前さんは?」
「じゃあ、そのいつものを、一人前で」
「おいおい? 彼女に負けてるぞ? いいのかよ~? ガハハ!」
周りからヤジが飛んでくる。
どうやらエレーヌは、かなり有名になっているようだ。
「さあ、待ちますか・・・」
「なあ、いつものやつってなんだ?」
「・・・まあ来たら分かりますよ」
そうして少し経った後・・・
「へい、ジャイアントベアーのステーキだ!」
「ジャイアントベアー、か」
ガーナ―から出された料理は、皿いっぱいに積まれたジャイアントベアーの肉だった。
エレーヌはそれが二皿あるということになる。
「ふふふ、懐かしいですね。最近は”黒き魔獣”のせいで手に入りにくいんですよ・・・」
「そうか・・・」
「まあ、堅苦しい話は置いといて、食べちゃいましょう。頂きます!」
しばらくの間、レイドたちは食事を満喫するのだった・・・
「ふぅ。ご馳走様でした・・・」
「おうよ、レイドもよく食えたな!」
「ははは・・・ これくらいなら・・・」
(は、腹が・・・ これは病み上がりには重すぎる・・・)
――余裕そうな発言とは裏腹に、凄く顔を真っ青にしたレイドであった。
すると、急にエレーヌは真剣な顔になって、ガーナーに視線を向けた。
「・・・ガーナ―さん。また、しばらく帰ってこれそうにないです」
「・・・そうか。また、行ってしまうのか?」
「はい・・・」
エレーヌは少し悲しそうな顔をする。
レイドが知らない間に、色々あったようだ。
「大丈夫だっての。帰ったら、またたらふく食わせてやるからよぉ!」
「「「そうだ! そうだ!」」」
他の常連客も一緒になって言う。
「レイドぉ!!」
「は、はい!」
「・・・お前さん、嬢ちゃんをしっかり守るんだぞ!!」
「当然だ。死なすわけがないだろう、俺が前衛に居るんだから・・・」
「よし! その意気だ! それじゃあ、また来てくれよな!」
そうして、レイドたちはガーナ―の店から出るのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「うぅ・・・ 腹がいっぱいだ」
「そうですか。満足してくれたようで何よりです!」
(いや、そういうわけじゃ・・・)
「さて、次どこ行きます? スイーツでも食べに行きますか?」
「ええ・・・? また食べるの?」
「・・・じゃあ何が良いんですか?」
「何って聞かれても・・・ ん?」
レイドは街中に一際目立つ建物を見つけた。
どうやら劇団のようだ。
「お、あれとか面白そうじゃないか?」
「・・・劇団ですか、いいですね、面白そうです」
エレーヌはそう言って、演目の内容が書かれた看板を読み始めた。
=シャロン劇団 今日の演目=
シャロン王国創世記物語 ~英雄ジャン・コレルと神秘の剣~
「レシティアの先祖か」
「そうですね。面白そうですし、見ていきますか?」
「そうだな・・・ まだ時間はある」
レイドたちは、その演目を見ることにした。
神秘の剣・・・ 一体、それは何を表しているのだろうか?
「はぁ・・・ はぁ・・・ もうちょっとゆっくり走ってくれ・・・」
王都でもガラの悪いところに立地しているこの店が、エレーヌがよく行くところらしい。
どう見ても大丈夫じゃない雰囲気が漂っている・・・
「さっそく入りましょう。 ・・・こんにちは~ 空いてますか?」
「お、おい・・・」
「・・・嬢ちゃんか、座っていきな」
店? の中に入ると、強面の男が一人、キッチン? に待ち構えていた。
客は・・・ いるようだな。
「さあ、座りましょう」
「おい、その連れ・・・ まさか・・・」
「え? 俺?」
「そうよ、お前さんのことだ!」
「ああ、回復したんです。つい今日」
「「「おおおおおお!!!」」」
店内にいた全員から喝采が巻き起こる。
「よお、俺はここの店をやってる、ガーナーってもんだ。よろしくな、レイド」
「よ、よろしく・・・ 何故俺の名を?」
「それはよぉ、嬢ちゃんがいつもお前さんの事しか話さねえからだよ。つい先週だって・・・」
「!! 止めて! 止めてください!」
「へへっ、何だ~? 俺はただこいつに真実を伝えてやろうと・・・」
「それでも、話したらいけないこともあるでしょう!」
「ったく、つまらねえな。まあ、嬢ちゃんに逆らったら何されるか分からねえし・・・」
ガーナ―は不満そうな顔をしながら、キッチンでの作業を再開した。
「まあいいや、今日は何をお望みで?」
「・・・じゃあいつもので、今日は2人前でよろしくお願いします」
「俺の分も頼んでくれたのか?」
「いや、違いますよ。あくまで私の分です」
「こいつ、凄い大食いだぜ? いつもより少ないくらいさ」
「・・・いつもは?」
「・・・嬢ちゃんの目線が痛いから止めとくぜ。それより、お前さんは?」
「じゃあ、そのいつものを、一人前で」
「おいおい? 彼女に負けてるぞ? いいのかよ~? ガハハ!」
周りからヤジが飛んでくる。
どうやらエレーヌは、かなり有名になっているようだ。
「さあ、待ちますか・・・」
「なあ、いつものやつってなんだ?」
「・・・まあ来たら分かりますよ」
そうして少し経った後・・・
「へい、ジャイアントベアーのステーキだ!」
「ジャイアントベアー、か」
ガーナ―から出された料理は、皿いっぱいに積まれたジャイアントベアーの肉だった。
エレーヌはそれが二皿あるということになる。
「ふふふ、懐かしいですね。最近は”黒き魔獣”のせいで手に入りにくいんですよ・・・」
「そうか・・・」
「まあ、堅苦しい話は置いといて、食べちゃいましょう。頂きます!」
しばらくの間、レイドたちは食事を満喫するのだった・・・
「ふぅ。ご馳走様でした・・・」
「おうよ、レイドもよく食えたな!」
「ははは・・・ これくらいなら・・・」
(は、腹が・・・ これは病み上がりには重すぎる・・・)
――余裕そうな発言とは裏腹に、凄く顔を真っ青にしたレイドであった。
すると、急にエレーヌは真剣な顔になって、ガーナーに視線を向けた。
「・・・ガーナ―さん。また、しばらく帰ってこれそうにないです」
「・・・そうか。また、行ってしまうのか?」
「はい・・・」
エレーヌは少し悲しそうな顔をする。
レイドが知らない間に、色々あったようだ。
「大丈夫だっての。帰ったら、またたらふく食わせてやるからよぉ!」
「「「そうだ! そうだ!」」」
他の常連客も一緒になって言う。
「レイドぉ!!」
「は、はい!」
「・・・お前さん、嬢ちゃんをしっかり守るんだぞ!!」
「当然だ。死なすわけがないだろう、俺が前衛に居るんだから・・・」
「よし! その意気だ! それじゃあ、また来てくれよな!」
そうして、レイドたちはガーナ―の店から出るのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「うぅ・・・ 腹がいっぱいだ」
「そうですか。満足してくれたようで何よりです!」
(いや、そういうわけじゃ・・・)
「さて、次どこ行きます? スイーツでも食べに行きますか?」
「ええ・・・? また食べるの?」
「・・・じゃあ何が良いんですか?」
「何って聞かれても・・・ ん?」
レイドは街中に一際目立つ建物を見つけた。
どうやら劇団のようだ。
「お、あれとか面白そうじゃないか?」
「・・・劇団ですか、いいですね、面白そうです」
エレーヌはそう言って、演目の内容が書かれた看板を読み始めた。
=シャロン劇団 今日の演目=
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「レシティアの先祖か」
「そうですね。面白そうですし、見ていきますか?」
「そうだな・・・ まだ時間はある」
レイドたちは、その演目を見ることにした。
神秘の剣・・・ 一体、それは何を表しているのだろうか?
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