甘い寄り道

アリエッティ

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乱暴な趣味

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 泥棒は金目のモノを盗んでは生活の足しにする。中には金そのものを奪うモノも。人の家に侵入《はい》る理由は基本的には金品を物色する為だ。

『昨夜未明**市のアパートに男が侵入し、一人暮らしの20代の女性が襲われました。』
しかし中には〝それ以外〟の目的を持つ者もいる。

「まぁた報道してんのかよ、面倒くせぇ。好きにやらせろよ...なぁ、奥さん?」
半裸の女が居間で犯されている。陰部にモノを入れられ顔や腹部には暴力を振るわれたであろう痣がある。

「....嫌っ!」

「なぁにが嫌なんだよぉ!?」
激しく腰を振る。ガサツなその動きは男にのみ快感を伝え人妻には屈辱と、鋭い痛みを与える。悶え苦しむその姿は理性の無い男にとって、この上ない悦びと安らぎを与える。

「へっ、へへ...なんだよ、奥さんも感じてんじゃねぇか。声上げて悦んじゃってよ!」

「嫌っ...! ふざけないでっ!」

「なぁにがふざけてんだよ!?」
腰の動きは更に増す。男には止めどない快感、女にはより強い痛み。打ちつける度に二つが同時に重なる。

「あぁ..最高だよ奥さん。めちゃめちゃいいカラダだ、乳もでけぇし。オレたちはもう親友だなっ!」
ラストスパートを畳み掛ける、欲望の限り腰を打ちつけ息を漏らして全身に刺激を流すように身体を揺らす

「中に出すぞ!」

「嫌! やめて..嫌ぁっ!」
絶頂はするべき場所で、男は既に限界だ。

「あ..おぉっ、いいぞ.....おぉ..!」
ゾクゾクと熱く昇ってくる。感覚は先端に集まり、やがて穴の中心を目掛けて一気に注がれる。

「は、出る....出るぞっ!」

「嫌! 嫌ぁっ!」

「はぁっ! ふんっ..ふんっ..!」「......嫌ぁ。」
全力で発射した。出された体液は穴の中に満たされ、溢れ出る程の快楽を身体に与えた。

「はぁ~最高、気持ち良かった~!
奥さんの穴クセになりそうだわ。」
昼下がりの住宅街、出来事に気付く者はいない。

「うっ..うぅっ...。」「なんだよ泣くほど嬉しいか?」
打ち捨てられた女が裸で泣いている。
しかし男の乱暴な態度は変わらない

「舐めてキレイにしてくれ、なっ?」
汚れたモノの先を口にあてがい、無理矢理に咥えさせた。髪を掴み、舌を存分に使わせる。

「おぉ..イイぞ、たまらねぇ!
..なんかまた勃ってきた気がすんなぁ。」
女は涙を流して首を大きく横に振っている。

「2回戦目といこうや!」
相手の感情よりも己の欲望を満たす、変態の域を超えた狂った性人だ。

「イイ顔すんなぁ奥さん、オレの旨めぇか?」

「嫌っ..嫌ァッ...!」
悲鳴も喘ぎも一緒だと、快楽主義者は悶絶を繰り返す

『服装は、黒い上着に灰色のズボン。黒い帽子を目深に被った中肉中背の男で...』
テレビの音は、行為の音で掻き消えた。その後も行為は続き、終わる事には既に日が落ちる寸前だった。

「ふぅ~ヤったヤった、そろそろ旦那が帰る頃か?
もっとハメてたかったが仕方ねぇなぁ。」
証拠となるものは大概処分する。
指紋も体液も、入った痕跡を消して去る。

「オイ、仕上げに風呂入るぞ。
お前のカラダには指紋がベッタリ付いてるからな!」

「い、嫌っ!」
すっかり怯えて震えてしまっている人妻の腕を掴み無理矢理に立たせ風呂場へ向かう。

「何もしやしねぇよ、指紋落とすだけだ。もうアンタのカラダは散々愉しませて貰ったしな」
服の上かモノを摩り行為を振り返る男に嫌悪感を露わにするが、暴れればまた何をされるかわからない。

「服洗濯かけて風呂場でカラダ洗え。」

「……」
言われるがまま服を脱ぎ洗濯機に入れる。
ブラを剥ぎ、パンティを脱ごうとしたときだった

「待て」
突然男が呼び止める。

「それオレにくれ、おみやげだ。」
証拠隠滅を己が担うと、パンティを脱いで渡すよう頼まれた。従わなければ襲われる、彼女の脳裏にはそれぼかりで適切な判断をする余裕は無かった。

「……」

「よし、これでいつでも思い出せる。」
パンティを受け取ると一度匂いを嗅ぎ、その後ポケットに丸めて入れた。

「カラダ洗え、全身だ。中まで全部な」
シャワーを流し、全体を一通り洗ったのを確認すると男は姿を消した。人妻はまんまと男の餌食だ。

「ふぅ..なかなかヤったな、今日は朝の女を含めると三人か。まだ一人はイケるな」
男の名は箱泉、生粋のゲス男で最低のレイパー。
一人暮らしの家や女が多く集まる施設に侵入しては無理矢理行為を行う鬼畜の所業だ。

「もう夜暗いなー..遅くなっちゃった。」

「……」
ときには夜の屋外で狙いを定める事も。

「んっ、んん.,んー!」

「いいカモ見つけたな、乳もでけぇ」
口を抑えられた女は声が出せず一方的に背後から胸を鷲掴みにされる。

「一緒に遊ぼうぜ、嬢ちゃん。」
暗闇の中を引き摺られ、人気の無い公園へと強引に連れていかれる。

「ここに来るのも久しぶりだな、ヤりやすいんだよここの公園人が来ねぇからな。」

「んっ! んんっ!」 「ウルセェ黙れ!」
手を外した口の中にポケットのパンティを詰め、ベンチの脇の小さな隙間に女を寝かせた。

「んっ、んっ!」

「はぁはぁ..短ぇスカートだな、誘いやがって!」
寝かせた女の上に覆い被さり太ももに手を伸ばす。それと同時にもう片方の腕で胸を揉みしだき、太ももの腕はそのままスカートをめくり秘部を擦り始める。

「乳見せろ、おらっ!」
下着を着ているシャツごと勢いよく持ち上げると、大きく揺れるたわわな乳房がお目見えになる。箱崎は直ぐにそれを口に含み、乳首を舐め始めた。

「はぁ! もうガチガチだ、穴見せろ!」
ぐっしょりと濡れたパンティを脱がし中の蜜壺を確認する。愛液にしっかり濡れた女の穴は、既に箱崎のモノを〝受け入れ準備完了〟といった具合だ。

「これだけ濡れてりゃ大丈夫だろ、入れるぞ!」

「んっ、んんっ!!」
必死に抵抗するが乗られていては身動きもとれない。

「なんだ、声上げる程嬉しいか?」
言葉も通じない、当然だ。

「おらっ!」「んんっ!」
容赦なく根本まで一気に入れる。ここまでしようと助けは来ない、意図して連れてこられた地獄だ。

「おっほぉ..締まるっ!
やっぱり若ぇ肌はいいよな〝納り〟がいいぜ!」
夢中で激しく腰を振る、日が落ちるまで人妻と相手していた男とは思えない盛りっぷりだ。

「おお出るぞ!
..やっぱし敏感になってるな少し」
早くも絶頂だ。
しかし速度など関係が無い、己の欲を満たせれば相手が誰であろうと場所がどこでどんなやり方であろうとこだわりは無いのだ。

「ん、んんっ! んんんんっ...!!」

「はぁうっ!」
勢いで発射した。体液の全てが中に注がれ、自分勝手な背徳感が男の全体を支配している。

「ふぅ~..スッキリしたぜ。
外だと楽だな、後処理をしなくて済む」
最早言葉を失った女の口からパンティを外しそのままズボンを上げて立ち上がる。

「ありがとな姉ちゃん、最高だったぜ!
掃除は..まぁ適当に拭っとくか。」
お掃除をさせるのを忘れてしまったが、放心状態でそこまでの余裕は無いだろう。礼をいって公園を出た。

「はぁ~今日は満足だ、楽しかったなぁ!」
またしても被害者が増えた。
報道をいくらされようと、彼の性欲は消えない。

「次は誰とヤろうかねぇ...。」
外道が反省する事は願うべきでは決して無い。







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