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二日目・観光
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「おはよう御座います、宴会場にて朝食を用意しておりますので御準備を終えたらお越し下さいませ!」
元気にハキハキと朝の挨拶をかましては直ぐに襖を閉めて出ていく女将、昨日までの静かな態度は猫を被っていたのだろうか?
「…なんか、随分機嫌良く無かったか?」
「ハハ..そうだねぇ。」
「どうしたハルカちゃん、何かあったのか?」
「え、いやいや! 何も無いよ!?」
明らかに動揺しているが、否定しているようなので直ぐに納得した。変態などそんなものだ。
「私は機嫌良いけどね、少し寝不足だけど..」
はだけた浴衣の襟から大きな谷間を溢れさせ舐め回すようにタクジに視線を向ける。
「い、いや..まぁね...。」
(びっくりするくらい搾り取られたんだよな..)
「..むぅ! 早く朝ごはん食べにいくよ!
ほら清掃員さん、ついてきてっ!!」
「え、あぁ!」
妬いたハルカがタクジの手を引き恋人のように腕を抱きながら襖を開けて部屋の外へ飛び出す。ユキはその姿を後ろで眺めていたが特に妬く事もなく、昨夜一杯に堪能したカラダに最早執着は無いのだろう。
「もう..! 許しませんからね!」
「何を怒ってんの?」
(ふわとろおっぱい当たってる!)
怒りとは裏腹に幸せの感触が腕を撫でている。
「……」
「ユキさん!」「‥あら。」
部屋に残されたユキの元に、もう一人の男が飛び込む
「銀次くん、どうしたの?」
「はぁはぁ..オレ、昨日の事が忘れられなくてっ!」
料理一筋だった板前に性の快感を与えてしまった事でよからぬ欲を植え付けてしまった。
「…そう。
でも私、今そんな気分じゃないの..」
昨夜何度も行為に及んだのだ、女は充分に満足している。感覚が若返る程に。
「..そうですか、残念です...。」
「本番は駄目よ」「……え?」
「口でたっぷりシてあげる。」「……!」
しかし欲が消えた訳ではない、女の性に底は無い。
旅館・宴会場
広い長テーブルに座布団が敷かれ、豪勢な料理が大皿に盛られ並んでいる。朝食にしては派手に見える、訳を聞けば夕べの食材が思ったより多く余っていたようだ。鮮度は良好、味も当然良好。
「あれ、ユキさん来ねぇな」
「いいよ別に!
それよりさ、御飯食べよ! ね?」
片手に箸を持つ段階に至っても尚腕を抱くのをやめず
余程彼を離したく無いのだろう。
「ハルカちゃん、ちょっと食いずらいんだけど..」
「私が食べさせてあげようか?」
手前の刺身を箸に取り、タクジの口へ運ぶ。
「あーん...美味しい?」
「…うん、凄ぇ美味い。」
(正直嫌では無ぇんだけど、集中が出来ん。他に客が極端に居なかったなら押し倒してんだけど..)
胸は未だずっと腕に当たったままだ、股間も当然朝勃ちを迎えている。抑まる事なくギンギンだ。
「仲が良いんですね、お二人さん?」
女将が側に寄り、笑顔で言う。しかし口元は少しだけ歪んでいるように見えた。
(…あれ、女将さん怒ってる?)
一瞬疑ったが見て見ぬフリをし、朝食を口へ運ぶ。
(それよりも清掃員さんを留めなきゃ..そうだ!)
「女将さん、この辺りで観光出来る場所はどこかにありませんか?
せっかく来たんだし、楽しみたいので!」
「観光する場所..?」
正直遠くの地域へ行きたかっただけで街並みには興味が無かったが、旅館ですらも安心できない場所と化しているので外へ出るしか方法が無かった。
「ここから少し行った先に神社がありますよ」
「本当ですか! よし、御飯食べたらそこ行こ?」
「え...まぁいいけど..。」
(そういや観光とかロクにしてなかったな。)
今度こそ逃がさない、と漸くのフィールドを見つけ意気揚々と御馳走を五臓六腑へ流し込む。粗方飯を食べ終え、さぁ行くかと席を立ったとき事は起きた。
「女将さん、大変ですっ!!」
「あら、どうしたの?」
旅館の板前が慌てた顔で宴会場へ入っては息を切らして肩を落としている。
「食材がまた、大量に間違えて届きました..!」
「…なんで!?」
訳を聞けば昨日の朝、銀次が発注を間違えて大きく異なった個数の発注をしてしまったようだ。
「なんか昨日の先輩、様子おかしくって..。
ボーッとしてるって言うか、心ここにあらずって感じで..何かあったんでしょうか?」
その通り、何かあったのだが知る由も無い。
「今、銀次君は?」
「それが..何処かへ行ってしまって、体調を崩して休んでいるのかも。客室の方へ行くのは見ました」
「…そう。なら荷物は私が整理するから、小鉄君は銀次君を探して頂戴。」
「はい、わかりました!」
小鉄と呼ばれる若い板前は直ぐに宴会場の外へと駆けて出ていった。
「なんか..大変そうだね。」「…うん。」
「ハルカちゃん、手伝って!」「え?」
タクジの肩を抱くハルカの腕を引き、手伝うよう促す
「お連れ様、ごめんなさい。
地図を書きますので、先に神社へ向かって頂ける?」
「あ‥はい、行っていいの?」
「え、ちょ待っ..女将さん!?」
驚く程強い速さでハルカを引っ張りつつ、空いた片方の腕で神社までの地図を描き、タクジへと手渡す。
「お願いね! さ、行くよ!」
さらりと言葉を残すと、ハルカを連れて厨房へ。
「え、えちょっ..!」
(なんでよ~! 私も神社行きたいのに~!!)
やはり旅館は安全でない。
銀次を探すもの、食材整理、観光と三手に別れた。
各々が危機に満ちそして危険な匂いを放つ。
「はぁはぁはぁ..なんで、女将さん。
..なんで私も一緒なの...?」
積まれた段ボールの一つを床に置き開くと、ぎっしりと根菜が敷き詰められていた。
「本日は..お野菜ですか、人参ですね。
..ハルカちゃん、人参は好き?」
「……?…好きですけど..。」
「……そう、よかった。」「うわっ!」
奥のシンクまで追い詰められ、股間を弄られる。もう片方の手元には、人参が握られている。
「なら一緒に食べましょ、ね?」
「……嘘でしょ..」
下着の上に、人参の先端が突き立てられる。
旅館・客室
「銀次さん、何処で寝てるのかな..」
一つ一つの部屋を巡り、小鉄が銀次を探していた。
「あ..あぁ...」
「何、もう限界?
もう少し我慢したら挿れさせてあげるかもしれないのになぁ..残念ね、可哀想に。」
「..まだ..まだですよ...!」
「あら、元気だこと。」
すっかり限界を超えている銀次を、口淫のみで未だに焦らして攻めている。必死に我慢に悶える顔を見ながら心から愉しんでいるのだ。
「…微かに声が、聞こえる。苦しんでいる?
銀次さん、具合悪くてうなされているんだ!」
この部屋に間違い無い、袴の向こうで確信を覚えた。
小鉄は直ぐに襖を開け銀次を助けようと声を上げた。
「銀次さん、待ってて下さい!
直ぐにお医者さんを呼んできて...」
目に飛び込んで来たのは、下半身を露出した銀次と半裸の女が淫らに愉しんでいる姿。
「……よぉ、銀次。」
「......何、やってるんですか?」
「あら、可愛い子がもう一人。」
乳房を露出し、握っていた銀次のモノを口いっぱいに頬張り舐め回す。
「あぁっ...!」
ユキは銀次を攻めながら、硬直する小鉄に向かって敢えて見えるように股を開き自慰を始めた。
「……!」
小鉄は部屋の中へ入り、ゆっくりと襖を閉めた。
ススキノ神社
遠方に来て観光先が神社とは安上がりなものだ。誰も地域に興味が無い、ユキな多少あるのかと思っていたが見ていた先は別の場所だった。
「...来てみたはいいが、何をすんだよ?」
流れで辿り着いたが神は愚か霊や占いにすらなんら興味も信憑性も感じていないタクジにとってはする事が無い、ブランコでも置いてあれば暇は潰せるのだが。
「…お守りでも買うか?
何を守って貰おうってんだ。」
文句をブツブツと言いながら神社の中へ入り、絵馬の脇にあるおみくじを引いてみた。
「どれどれ..」
丁寧に封をされた紙を解き開いてみると、大きな文字で「大凶」と記されていた。
「..おいおい、最悪かよ。」
信用は無いがなんとなく、続く細かな説明を目で置い読み進めてみる。
「神に抗う可能性有り、耐え難い天罰を受ける。
....これ遠回しに〝殺すぞ〟って事じゃねぇか」
関心は無くとも、やはり字面を見ると気は沈む。
「..取り敢えず、結ぶか。
えーっ..と、どこだ?」
最悪の紙を持ち、辺りをウロウロしていると、何者かがこちらへ近付いてくる。
「……誰か来るな、神社の人か?」
近寄るのを待っているとやがれ来た人影は、目を見張るような姿の女。
「‥あ、お客さん....ですよね?」
「……み..巫女さん...?」
黒髪を後ろで結った瞳の大きな巫女姿の女。背が低く帯で腰を締めているからか、胸が強調され主張が強い
「‥あ、おみくじですか?
....残念。大吉ですね、結ぶならこちらです。」
柔らかな笑顔で道を扇動する。ゆっくりと歩く後ろ姿が、小さく動いて凄く可愛らしい。
「...巫女さん、巨乳....。」
(朝勃ち解放..我慢はできません....!)
「‥よし、ではこちらに..」
背後より違和感を感じる。振り向く事も無く腕が両胸の膨らみに伸び、カラダがぴったりと密着する。
「はぁ..うおっ、でか..凄っ...!」
服の上から指が食い込む。腕を抑えて抵抗するが、力を込める前に乳首を弄られてしまう。
「‥あっ..ちょっと...。」
「下着付けてないの?」
振袖の上から乳首に触れられた、隙間から覗いても下着が見えない。服の下は直ぐに肌が見える。
「‥大きいから、キツくて痛い....。」
照れ臭そうに顔を背けて言う姿に、股間が大いに反応する。先端は既に、硬く尻肉を突き刺している。
「名前は?」
「…チマキ。」
小さな声で微かに呟いた。
「教えてくれるんだ、こんな嫌な事されてるのに..」
「‥‥嫌とは言ってない..。」「…え?」
「こうらぁっ!!」「はっ!?」
遠くから怒号が響く、同時に固い石の道を大きく掛ける響く足音。
「やっべぇ、なんか来る!」
直ぐにタマキから離れ、何かに備えた。弾丸のように掛ける何かはこちらへ素早く近付くとタクジにタックルをかまし、倒れたタクジの上に乗った。
「こんの野郎! 何やってんだてめぇ!
タマキ、大丈夫か? 何されたっ!」
勢いのある巫女姿の同じく女。倒れたタクジの上に乗り、尻で顔を踏んでいる。穏やかで控えめなタマキとは対照的に、威勢が良く活発。見た目的には長身で、胸は主張が余り無い。カラダの作りもチマキとはまるで異なり正反対。
「‥大丈夫だよ。..それより、その人大丈夫...?」
「あぁん? あぁこの変態か。」
「痛ってぇ..けどいい尻...!」
顔を覆う大きな尻に顔を深く埋め堪能している。尻の主張はかなり強く、感触も堪らない。
「何やってんだてめぇっ!」
顔を赤らめながら、目の前に聳える肉の塔を蹴り上げようとした。だが直前でタマキがそれを防ぎ、女をじっとみつめる。
「…アンタ、もしかしてやるの?」
「‥私だけじゃない。チマキお姉ちゃんも。」
上に乗る女は一瞬顔を背けて顔を赤らめるも尻を上げ立ち上がり、歩きだす。
「……あれ、尻が無くなった」
尻の代わりに現れたのは、先程見た優しい顔。
「‥行こ、ね?」
手を差し伸べ、タクジを起こす。屈んだ隙間でもやはり下着は見えない。
「行くっでどこに?」
「決まってんだろ、本殿だよ。」
長身のチマキが立ち止まり鋭く言い捨てる。
「本殿?」
「‥私たちと儀式をするの、行けばわかるよ。」
「儀式ねぇ..」
嫌な予感がしたが、既に大凶を引いている。
災難の予告には慣れている方だ。
「…いい尻に、いいパイだな。」
ハナから見ているところが全然違う。
旅館内
うっ..うぐ....イイわね、どっちも美味しいわ..!」
二本の肉棒が、ユキの口元で咥えられる。刺激は単純
に二倍、満足度も二倍。
「あ、あぁ..!」
「はぁはぁ..」
蜘蛛の糸はより激しく絡み付く。
厨房
入り口は大量の段ボールで塞がれ、奥まで進んでしまったとすれば誰からも見えず出る事も出来ない。
「はぁはぁはぁはぁ..」
火照った二つの女のカラダがお互いを求め穴を塞ぐ。
口の穴、耳の穴、秘穴《ひけつ》..総てがいやらしく音や動きの快感で満たされ、外なるほぼを寄せ付けない程密接に混ざり合っている。
「ココ、気持ちい?」
「あんっ!
..意地悪しないでよ、シズクさん..」
仕返しをするように指で相手の感部を刺激する。
「うんっ..!
ソッチだってその気じゃない..」
お互いに握った人参の先端を舐めさせ合う。舐めさせた人参を今度は自らの口へと運び舐め回して濡らす。
「そろそろ〝使いましょう〟か。」
「……うん。」
ススキノ神社・本殿内
畳の和製で造られた本殿の中は、神聖な空気が立ち込め清らかな雰囲気を漂わせる。一室を除いては..。
「ぱくっ..ちゅ、ちゅぶ..。 どう? 声も出ない?」
「ちゅば..じゅぽじゅぽ....じゅぷっ..」
一糸纏わぬ裸の視線、上も下もが悶えて鳴いている。
(なんだよこれ..最高じゃねぇかよ、神社の中でか?
二人で舐めてる、オレのモノを二人で頬張ってる!)
正反対の女が正反対からモノを愛撫しこちらを見つめてはいやらしい目を向ける。絶頂の感覚を一瞬だけ忘れ、巻き起こる光景に見入ってしまっていた。
「今日ジイさん余所行きで良かったな、お陰さんで上手い事儀式を終えられそうだ。」
「‥そうだね、良かった...。」
横にされ、裸に向かれ一方的に攻められ続ける。これが俗に言う生贄という奴か。神に抗う、天罰とはこういう意味だったのだろうか、信用してしまいそうだ。
「…どうせなら好き勝手やっちまうか。
タマキ、上から頼む。私下からやったるわ」
「‥うん、わかった。」
「上? 下? 一体何するつもりだよ!」
チマキが裏筋側から、尻の谷間にモノを挟む。表面の余った部分を、タマキが胸に挟み包み込んでしまう。
「コイてやるよ、ダブルコキズリ!」
お互いの武器を駆使した奥義的性技、大きく丸みのある感触が己のモノを神経レベルで感激させる。
「気持ちイだろ?」 「‥まだイかないでね..?」
「いやっ..これ....無理だろっ...!!」
神の使いによる奉仕の天罰、余りに恐ろしい。
「…なぁ、我慢できねぇんだけどいいか?」
「私も..して、みたい...。」
ギリギリまでに奉仕をした後一方的に秘部にモノを当てがう。しかしおかしい、威勢の割に随分と手つきがぎこちない。
「…あれ、おかしいな..間違ってる?」
先程までの様々な前戯は声が出ぬ程堪らなかった。しかし突然手元が狂ったのか余りにも慣れていない。
「……もしかして..処女?」
「なっ!」
顔を背けて唇を噛み締める、図星のようだ。
「もしかして儀式ってそういう事か」
「…ごめんね、巻き込んで。
エッチの前までは、沢山知識あるからわかるんだけど本番がね..だから相手を探してたんだ」
興味深々に調べて詳しくなるも離れた土地の神社では相手がおらず、目ぼしい男を見つけても住職が居る間は自由な行動は取れない。
「…あ、入った。…ん、あっ..!」 「うおっ..!」
狭い穴にずっぽりと入れられるタクジのモノが、強い吸着に締め上げられ嬉しい悲鳴を上げている。
(キッツ! めちゃめちゃ締まるっ..!!)
暴発寸前のモノが更に刺激され、喪失前に果てそうだ
「…私も..いい?」「え?」
顔にまたがり、秘部を被せる。タクジが口を開けるたび、甘い愛液が滴り溢れる。
「あっ! ああっ!」
(ちょっと痛いけど凄いイイッ!!)
「はぁはぁ..」
タクジの上で踊る姉妹
「んっんっんっんっ!
イイわ、もっと突いて..もっと奥まで激しくっ...!!」
「はぁ..ユキさん、ユキさん...!」
「はぁはぁ..!」
穴を塞がれ悶えては喘ぐ淫乱人妻。
「じゅる..じゅぱ、じゅぽ...」
「がぽ...じゅぽじゅぽ..」
お互いに、慰めるようにして秘部を攻め合う柔らかな女体。備え付けていなければ、生やせばいい。
(..あぁ、私って変態なの?
人参を咥えてこんな風に..挿れ合うなんて....。)
三者三様、複数は変わる変わる場所を変え手を変え、快楽が全員に行き届くように激しくも優しく。
「あ、イクっ!!」
果てもまた皆同じく等しい。
「あんっ!」「うっ!」「はんっ!!」「あぐっ!」
ススキノ中の情事が同時に絶頂を迎えるとき、神の天罰は終わりを遂げる。
「はぁはぁはぁはぁ...ご馳走様..。」
銀次の汚れたモノを口に含んで掃除する。果てたばかりの銀次は声を上げ、再び悶え始める。
「……」「あんっ!」
モノを咥えたユキの後ろ姿を眺め興奮を昂らせ元気を取り戻した小鉄は、再度ユキの秘部へと挿入し激しく腰を張り出した。それを見た銀次は負けじとユキの頭を抑え、腰を振っては息を荒くする。
「はぁはぁ..凄い、くせになるかも..。」
「ふぅ、ふぅっ..!」
(好き勝手動きやがって、一気にイッちまったぜ。)
「もうちょっと味わってじっくりと..ん?」
タマキがまたがり穴をモノにあてがっている。
「‥私とも、シテくれる...?」
「…よろこんで。」「なら、今度はあたしが顔な」
(ウソだろ、こっちも処女かよ?
マジで神の天罰だなオイッ!!)
旅行客たちの観光はもう少しの間長く続きそうだ。
元気にハキハキと朝の挨拶をかましては直ぐに襖を閉めて出ていく女将、昨日までの静かな態度は猫を被っていたのだろうか?
「…なんか、随分機嫌良く無かったか?」
「ハハ..そうだねぇ。」
「どうしたハルカちゃん、何かあったのか?」
「え、いやいや! 何も無いよ!?」
明らかに動揺しているが、否定しているようなので直ぐに納得した。変態などそんなものだ。
「私は機嫌良いけどね、少し寝不足だけど..」
はだけた浴衣の襟から大きな谷間を溢れさせ舐め回すようにタクジに視線を向ける。
「い、いや..まぁね...。」
(びっくりするくらい搾り取られたんだよな..)
「..むぅ! 早く朝ごはん食べにいくよ!
ほら清掃員さん、ついてきてっ!!」
「え、あぁ!」
妬いたハルカがタクジの手を引き恋人のように腕を抱きながら襖を開けて部屋の外へ飛び出す。ユキはその姿を後ろで眺めていたが特に妬く事もなく、昨夜一杯に堪能したカラダに最早執着は無いのだろう。
「もう..! 許しませんからね!」
「何を怒ってんの?」
(ふわとろおっぱい当たってる!)
怒りとは裏腹に幸せの感触が腕を撫でている。
「……」
「ユキさん!」「‥あら。」
部屋に残されたユキの元に、もう一人の男が飛び込む
「銀次くん、どうしたの?」
「はぁはぁ..オレ、昨日の事が忘れられなくてっ!」
料理一筋だった板前に性の快感を与えてしまった事でよからぬ欲を植え付けてしまった。
「…そう。
でも私、今そんな気分じゃないの..」
昨夜何度も行為に及んだのだ、女は充分に満足している。感覚が若返る程に。
「..そうですか、残念です...。」
「本番は駄目よ」「……え?」
「口でたっぷりシてあげる。」「……!」
しかし欲が消えた訳ではない、女の性に底は無い。
旅館・宴会場
広い長テーブルに座布団が敷かれ、豪勢な料理が大皿に盛られ並んでいる。朝食にしては派手に見える、訳を聞けば夕べの食材が思ったより多く余っていたようだ。鮮度は良好、味も当然良好。
「あれ、ユキさん来ねぇな」
「いいよ別に!
それよりさ、御飯食べよ! ね?」
片手に箸を持つ段階に至っても尚腕を抱くのをやめず
余程彼を離したく無いのだろう。
「ハルカちゃん、ちょっと食いずらいんだけど..」
「私が食べさせてあげようか?」
手前の刺身を箸に取り、タクジの口へ運ぶ。
「あーん...美味しい?」
「…うん、凄ぇ美味い。」
(正直嫌では無ぇんだけど、集中が出来ん。他に客が極端に居なかったなら押し倒してんだけど..)
胸は未だずっと腕に当たったままだ、股間も当然朝勃ちを迎えている。抑まる事なくギンギンだ。
「仲が良いんですね、お二人さん?」
女将が側に寄り、笑顔で言う。しかし口元は少しだけ歪んでいるように見えた。
(…あれ、女将さん怒ってる?)
一瞬疑ったが見て見ぬフリをし、朝食を口へ運ぶ。
(それよりも清掃員さんを留めなきゃ..そうだ!)
「女将さん、この辺りで観光出来る場所はどこかにありませんか?
せっかく来たんだし、楽しみたいので!」
「観光する場所..?」
正直遠くの地域へ行きたかっただけで街並みには興味が無かったが、旅館ですらも安心できない場所と化しているので外へ出るしか方法が無かった。
「ここから少し行った先に神社がありますよ」
「本当ですか! よし、御飯食べたらそこ行こ?」
「え...まぁいいけど..。」
(そういや観光とかロクにしてなかったな。)
今度こそ逃がさない、と漸くのフィールドを見つけ意気揚々と御馳走を五臓六腑へ流し込む。粗方飯を食べ終え、さぁ行くかと席を立ったとき事は起きた。
「女将さん、大変ですっ!!」
「あら、どうしたの?」
旅館の板前が慌てた顔で宴会場へ入っては息を切らして肩を落としている。
「食材がまた、大量に間違えて届きました..!」
「…なんで!?」
訳を聞けば昨日の朝、銀次が発注を間違えて大きく異なった個数の発注をしてしまったようだ。
「なんか昨日の先輩、様子おかしくって..。
ボーッとしてるって言うか、心ここにあらずって感じで..何かあったんでしょうか?」
その通り、何かあったのだが知る由も無い。
「今、銀次君は?」
「それが..何処かへ行ってしまって、体調を崩して休んでいるのかも。客室の方へ行くのは見ました」
「…そう。なら荷物は私が整理するから、小鉄君は銀次君を探して頂戴。」
「はい、わかりました!」
小鉄と呼ばれる若い板前は直ぐに宴会場の外へと駆けて出ていった。
「なんか..大変そうだね。」「…うん。」
「ハルカちゃん、手伝って!」「え?」
タクジの肩を抱くハルカの腕を引き、手伝うよう促す
「お連れ様、ごめんなさい。
地図を書きますので、先に神社へ向かって頂ける?」
「あ‥はい、行っていいの?」
「え、ちょ待っ..女将さん!?」
驚く程強い速さでハルカを引っ張りつつ、空いた片方の腕で神社までの地図を描き、タクジへと手渡す。
「お願いね! さ、行くよ!」
さらりと言葉を残すと、ハルカを連れて厨房へ。
「え、えちょっ..!」
(なんでよ~! 私も神社行きたいのに~!!)
やはり旅館は安全でない。
銀次を探すもの、食材整理、観光と三手に別れた。
各々が危機に満ちそして危険な匂いを放つ。
「はぁはぁはぁ..なんで、女将さん。
..なんで私も一緒なの...?」
積まれた段ボールの一つを床に置き開くと、ぎっしりと根菜が敷き詰められていた。
「本日は..お野菜ですか、人参ですね。
..ハルカちゃん、人参は好き?」
「……?…好きですけど..。」
「……そう、よかった。」「うわっ!」
奥のシンクまで追い詰められ、股間を弄られる。もう片方の手元には、人参が握られている。
「なら一緒に食べましょ、ね?」
「……嘘でしょ..」
下着の上に、人参の先端が突き立てられる。
旅館・客室
「銀次さん、何処で寝てるのかな..」
一つ一つの部屋を巡り、小鉄が銀次を探していた。
「あ..あぁ...」
「何、もう限界?
もう少し我慢したら挿れさせてあげるかもしれないのになぁ..残念ね、可哀想に。」
「..まだ..まだですよ...!」
「あら、元気だこと。」
すっかり限界を超えている銀次を、口淫のみで未だに焦らして攻めている。必死に我慢に悶える顔を見ながら心から愉しんでいるのだ。
「…微かに声が、聞こえる。苦しんでいる?
銀次さん、具合悪くてうなされているんだ!」
この部屋に間違い無い、袴の向こうで確信を覚えた。
小鉄は直ぐに襖を開け銀次を助けようと声を上げた。
「銀次さん、待ってて下さい!
直ぐにお医者さんを呼んできて...」
目に飛び込んで来たのは、下半身を露出した銀次と半裸の女が淫らに愉しんでいる姿。
「……よぉ、銀次。」
「......何、やってるんですか?」
「あら、可愛い子がもう一人。」
乳房を露出し、握っていた銀次のモノを口いっぱいに頬張り舐め回す。
「あぁっ...!」
ユキは銀次を攻めながら、硬直する小鉄に向かって敢えて見えるように股を開き自慰を始めた。
「……!」
小鉄は部屋の中へ入り、ゆっくりと襖を閉めた。
ススキノ神社
遠方に来て観光先が神社とは安上がりなものだ。誰も地域に興味が無い、ユキな多少あるのかと思っていたが見ていた先は別の場所だった。
「...来てみたはいいが、何をすんだよ?」
流れで辿り着いたが神は愚か霊や占いにすらなんら興味も信憑性も感じていないタクジにとってはする事が無い、ブランコでも置いてあれば暇は潰せるのだが。
「…お守りでも買うか?
何を守って貰おうってんだ。」
文句をブツブツと言いながら神社の中へ入り、絵馬の脇にあるおみくじを引いてみた。
「どれどれ..」
丁寧に封をされた紙を解き開いてみると、大きな文字で「大凶」と記されていた。
「..おいおい、最悪かよ。」
信用は無いがなんとなく、続く細かな説明を目で置い読み進めてみる。
「神に抗う可能性有り、耐え難い天罰を受ける。
....これ遠回しに〝殺すぞ〟って事じゃねぇか」
関心は無くとも、やはり字面を見ると気は沈む。
「..取り敢えず、結ぶか。
えーっ..と、どこだ?」
最悪の紙を持ち、辺りをウロウロしていると、何者かがこちらへ近付いてくる。
「……誰か来るな、神社の人か?」
近寄るのを待っているとやがれ来た人影は、目を見張るような姿の女。
「‥あ、お客さん....ですよね?」
「……み..巫女さん...?」
黒髪を後ろで結った瞳の大きな巫女姿の女。背が低く帯で腰を締めているからか、胸が強調され主張が強い
「‥あ、おみくじですか?
....残念。大吉ですね、結ぶならこちらです。」
柔らかな笑顔で道を扇動する。ゆっくりと歩く後ろ姿が、小さく動いて凄く可愛らしい。
「...巫女さん、巨乳....。」
(朝勃ち解放..我慢はできません....!)
「‥よし、ではこちらに..」
背後より違和感を感じる。振り向く事も無く腕が両胸の膨らみに伸び、カラダがぴったりと密着する。
「はぁ..うおっ、でか..凄っ...!」
服の上から指が食い込む。腕を抑えて抵抗するが、力を込める前に乳首を弄られてしまう。
「‥あっ..ちょっと...。」
「下着付けてないの?」
振袖の上から乳首に触れられた、隙間から覗いても下着が見えない。服の下は直ぐに肌が見える。
「‥大きいから、キツくて痛い....。」
照れ臭そうに顔を背けて言う姿に、股間が大いに反応する。先端は既に、硬く尻肉を突き刺している。
「名前は?」
「…チマキ。」
小さな声で微かに呟いた。
「教えてくれるんだ、こんな嫌な事されてるのに..」
「‥‥嫌とは言ってない..。」「…え?」
「こうらぁっ!!」「はっ!?」
遠くから怒号が響く、同時に固い石の道を大きく掛ける響く足音。
「やっべぇ、なんか来る!」
直ぐにタマキから離れ、何かに備えた。弾丸のように掛ける何かはこちらへ素早く近付くとタクジにタックルをかまし、倒れたタクジの上に乗った。
「こんの野郎! 何やってんだてめぇ!
タマキ、大丈夫か? 何されたっ!」
勢いのある巫女姿の同じく女。倒れたタクジの上に乗り、尻で顔を踏んでいる。穏やかで控えめなタマキとは対照的に、威勢が良く活発。見た目的には長身で、胸は主張が余り無い。カラダの作りもチマキとはまるで異なり正反対。
「‥大丈夫だよ。..それより、その人大丈夫...?」
「あぁん? あぁこの変態か。」
「痛ってぇ..けどいい尻...!」
顔を覆う大きな尻に顔を深く埋め堪能している。尻の主張はかなり強く、感触も堪らない。
「何やってんだてめぇっ!」
顔を赤らめながら、目の前に聳える肉の塔を蹴り上げようとした。だが直前でタマキがそれを防ぎ、女をじっとみつめる。
「…アンタ、もしかしてやるの?」
「‥私だけじゃない。チマキお姉ちゃんも。」
上に乗る女は一瞬顔を背けて顔を赤らめるも尻を上げ立ち上がり、歩きだす。
「……あれ、尻が無くなった」
尻の代わりに現れたのは、先程見た優しい顔。
「‥行こ、ね?」
手を差し伸べ、タクジを起こす。屈んだ隙間でもやはり下着は見えない。
「行くっでどこに?」
「決まってんだろ、本殿だよ。」
長身のチマキが立ち止まり鋭く言い捨てる。
「本殿?」
「‥私たちと儀式をするの、行けばわかるよ。」
「儀式ねぇ..」
嫌な予感がしたが、既に大凶を引いている。
災難の予告には慣れている方だ。
「…いい尻に、いいパイだな。」
ハナから見ているところが全然違う。
旅館内
うっ..うぐ....イイわね、どっちも美味しいわ..!」
二本の肉棒が、ユキの口元で咥えられる。刺激は単純
に二倍、満足度も二倍。
「あ、あぁ..!」
「はぁはぁ..」
蜘蛛の糸はより激しく絡み付く。
厨房
入り口は大量の段ボールで塞がれ、奥まで進んでしまったとすれば誰からも見えず出る事も出来ない。
「はぁはぁはぁはぁ..」
火照った二つの女のカラダがお互いを求め穴を塞ぐ。
口の穴、耳の穴、秘穴《ひけつ》..総てがいやらしく音や動きの快感で満たされ、外なるほぼを寄せ付けない程密接に混ざり合っている。
「ココ、気持ちい?」
「あんっ!
..意地悪しないでよ、シズクさん..」
仕返しをするように指で相手の感部を刺激する。
「うんっ..!
ソッチだってその気じゃない..」
お互いに握った人参の先端を舐めさせ合う。舐めさせた人参を今度は自らの口へと運び舐め回して濡らす。
「そろそろ〝使いましょう〟か。」
「……うん。」
ススキノ神社・本殿内
畳の和製で造られた本殿の中は、神聖な空気が立ち込め清らかな雰囲気を漂わせる。一室を除いては..。
「ぱくっ..ちゅ、ちゅぶ..。 どう? 声も出ない?」
「ちゅば..じゅぽじゅぽ....じゅぷっ..」
一糸纏わぬ裸の視線、上も下もが悶えて鳴いている。
(なんだよこれ..最高じゃねぇかよ、神社の中でか?
二人で舐めてる、オレのモノを二人で頬張ってる!)
正反対の女が正反対からモノを愛撫しこちらを見つめてはいやらしい目を向ける。絶頂の感覚を一瞬だけ忘れ、巻き起こる光景に見入ってしまっていた。
「今日ジイさん余所行きで良かったな、お陰さんで上手い事儀式を終えられそうだ。」
「‥そうだね、良かった...。」
横にされ、裸に向かれ一方的に攻められ続ける。これが俗に言う生贄という奴か。神に抗う、天罰とはこういう意味だったのだろうか、信用してしまいそうだ。
「…どうせなら好き勝手やっちまうか。
タマキ、上から頼む。私下からやったるわ」
「‥うん、わかった。」
「上? 下? 一体何するつもりだよ!」
チマキが裏筋側から、尻の谷間にモノを挟む。表面の余った部分を、タマキが胸に挟み包み込んでしまう。
「コイてやるよ、ダブルコキズリ!」
お互いの武器を駆使した奥義的性技、大きく丸みのある感触が己のモノを神経レベルで感激させる。
「気持ちイだろ?」 「‥まだイかないでね..?」
「いやっ..これ....無理だろっ...!!」
神の使いによる奉仕の天罰、余りに恐ろしい。
「…なぁ、我慢できねぇんだけどいいか?」
「私も..して、みたい...。」
ギリギリまでに奉仕をした後一方的に秘部にモノを当てがう。しかしおかしい、威勢の割に随分と手つきがぎこちない。
「…あれ、おかしいな..間違ってる?」
先程までの様々な前戯は声が出ぬ程堪らなかった。しかし突然手元が狂ったのか余りにも慣れていない。
「……もしかして..処女?」
「なっ!」
顔を背けて唇を噛み締める、図星のようだ。
「もしかして儀式ってそういう事か」
「…ごめんね、巻き込んで。
エッチの前までは、沢山知識あるからわかるんだけど本番がね..だから相手を探してたんだ」
興味深々に調べて詳しくなるも離れた土地の神社では相手がおらず、目ぼしい男を見つけても住職が居る間は自由な行動は取れない。
「…あ、入った。…ん、あっ..!」 「うおっ..!」
狭い穴にずっぽりと入れられるタクジのモノが、強い吸着に締め上げられ嬉しい悲鳴を上げている。
(キッツ! めちゃめちゃ締まるっ..!!)
暴発寸前のモノが更に刺激され、喪失前に果てそうだ
「…私も..いい?」「え?」
顔にまたがり、秘部を被せる。タクジが口を開けるたび、甘い愛液が滴り溢れる。
「あっ! ああっ!」
(ちょっと痛いけど凄いイイッ!!)
「はぁはぁ..」
タクジの上で踊る姉妹
「んっんっんっんっ!
イイわ、もっと突いて..もっと奥まで激しくっ...!!」
「はぁ..ユキさん、ユキさん...!」
「はぁはぁ..!」
穴を塞がれ悶えては喘ぐ淫乱人妻。
「じゅる..じゅぱ、じゅぽ...」
「がぽ...じゅぽじゅぽ..」
お互いに、慰めるようにして秘部を攻め合う柔らかな女体。備え付けていなければ、生やせばいい。
(..あぁ、私って変態なの?
人参を咥えてこんな風に..挿れ合うなんて....。)
三者三様、複数は変わる変わる場所を変え手を変え、快楽が全員に行き届くように激しくも優しく。
「あ、イクっ!!」
果てもまた皆同じく等しい。
「あんっ!」「うっ!」「はんっ!!」「あぐっ!」
ススキノ中の情事が同時に絶頂を迎えるとき、神の天罰は終わりを遂げる。
「はぁはぁはぁはぁ...ご馳走様..。」
銀次の汚れたモノを口に含んで掃除する。果てたばかりの銀次は声を上げ、再び悶え始める。
「……」「あんっ!」
モノを咥えたユキの後ろ姿を眺め興奮を昂らせ元気を取り戻した小鉄は、再度ユキの秘部へと挿入し激しく腰を張り出した。それを見た銀次は負けじとユキの頭を抑え、腰を振っては息を荒くする。
「はぁはぁ..凄い、くせになるかも..。」
「ふぅ、ふぅっ..!」
(好き勝手動きやがって、一気にイッちまったぜ。)
「もうちょっと味わってじっくりと..ん?」
タマキがまたがり穴をモノにあてがっている。
「‥私とも、シテくれる...?」
「…よろこんで。」「なら、今度はあたしが顔な」
(ウソだろ、こっちも処女かよ?
マジで神の天罰だなオイッ!!)
旅行客たちの観光はもう少しの間長く続きそうだ。
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