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アデライアの騎士 アルフォース家に伝わるもの
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帝国には多くの貴族が存在するが、庶民にも知れ渡っている貴族家といえば限られてくる。だがアルフォース家は帝国民であれば、だいたいの者が知っている名だった。
当主は代々皇帝の護衛騎士を務め、帝国の歴史において常に皇族を側で守り抜いてきた一族である。そして帝国における武門の棟梁でもあった。
現在も一族の者は皇族専属の護衛を務めており、多くの者が帝国最高峰の剣士として名を連ねている。そしてその強さには理由があった。
「失礼します」
ディアノーラ・アルフォースはそんなアルフォース家の生まれである。そしてアルフォース家は特殊な家だ。
いくら直系の血筋に生まれても、ある条件を満たせていなければ、アルフォースの名を名乗る事が許されない。逆に言うと、アルフォースの名を持つ者は全員、最高峰の実力者であるという証明でもあるのだが。
自身もアルフォースの名を名乗るディアノーラは、当主である父、ディザイア・アルフォースに部屋に呼ばれていた。
「む……ディアノーラか」
ディザイアは書類を片付けると、娘に視線を合わせる。そしてその全身を素早くチェックした。
「どうやら鍛錬は怠っていないようだな」
「はい。私にも継承された力。一日でも早く完全にモノにしたいのです」
アルフォース家の歴史は長い。それこそゼルダンシアが王国だった時代、幻魔歴の時から当時の王族に仕えていた。そして先祖は当然、魔法の祝福を受けている。
ある時、アルフォース家の当主が魔法の祝福を受けた時だった。その者には身体能力が上昇するという魔法が発現した。
祝福を受けた者の中で、身体能力が上昇する魔法に目覚める者は多い。しかしアルフォース家の当主が目覚めた力は、それらよりも一段劣るものであった。
当初は祝福を受けた者の中では最下位の魔法であると言われていた。
だが当主に子が生まれた時、事情が変わり始める。その者は生まれて数年で、当主と同じく身体能力が上昇する魔法に目覚めていた。
祝福を受けた訳ではない。ある日いきなり覚醒したのだ。さらにそうした子は一人ではなかった。
ここで当主は自身に宿った魔法の力を理解する。そう、他の者と比べると大した見どころがある訳ではないのだが、血族は祝福を受けずとも魔法の力を宿す事ができるのだ。
もっとも、覚醒する力は全員当主と同じもの。派手さはまったくなかったのだが。
しかし世界から大幻霊石が失われ、新鋼歴の時代に入った時。アルフォース家の状況は一変した。
周りに魔法の力を持つ者はいなくなったが、アルフォース家には変わらず当主の力が継承され続けていたのだ。
伝説に残る様な、岩を砕き大地を割る様な強さではない。しかし常人を圧倒する力はあった。
こうして皇帝はアルフォース家を重用し、帝国におけるアルフォース家の地位は確固たるものになった。
今もかつての当主の力は子に継承され続けている。血族の全員が覚醒するという訳ではないが、いつしかアルフォースの家名は覚醒した者にだけ名乗る事が許されるようになった。
ディアノーラも覚醒したアルフォース家の一人である。まだその力を十分に使いこなせてはいないが、いずれ自分も皇族を守る剣になる。その確信はあった。
「私の子の中では、お前が二人目になる。励めよ」
「はい」
だが不思議な事もあった。どういう訳か、アルフォース家の者は中々子を成せないのだ。そのため、今も力を継承する血族が大勢いるという訳でもなかった。
ディザイアには子が4人いるが、これは歴代の当主の中ではかなり多い方だ。3人の妻を迎えながら、子を1人も成せなかった者も珍しくはない。
「お前を呼んだのは、近く開催される音楽祭についてだ。当日、お前にはアデライア様の護衛を務めてもらう事になった」
「アデライア様の……?」
ディアノーラはアデライアの顔を思い出す。直接話した事はないが、どこか儚げな面影を持つ美少女という印象だった。最近では赤い眼が発現した事が有名である。
「うむ。陛下直々の御指名だ。アルフォース家の女でアデライア様と最も年が近いのはお前だからな。いずれにせよ皇族を守るのはアルフォース家の責務だ。しっかり務めを果たすが良い」
「はい。一度アデライア様とお話しする機会をいただければと思うのですが」
「当然だな。向こうのスケジュールを確認しておこう」
そこからの話は多岐に渡った。正剣騎士団におけるディアノーラの働きなどは、特にディザイアの興味を強くひいた。
「報告は私にも届いているが。そうか、良くやっていた様だな」
「はい。一帝国兵という立場だからこそ見られた景色もありました。貴族院を卒業し、実習は終わりましたが、私にとってかけがいのない経験として残り続けるでしょう。……そういえば父上」
「黒狼会のボス。ヴェルトのことか」
「はい。今度彼を訪ね、直接手ほどきを受けてみたいと考えております」
「……ふむ。お前がそこまで見込むのだ。相当な腕の持ち主なのだろうが」
ディアノーラはこれまで帝都で経験してきた事の多くを直接ディザイアに話していた。ディザイアからしても初めての娘ということと、心根が真っすぐなディアノーラを可愛く感じていた。
こうしていろいろ会話ができるだけでも嬉しいのだが、決して表情には出さない様にと心掛けている。
「お前が戦った怪物の件も気になるが」
「帝都には間違いなく、何か良くないモノが巣くっています。アルフォース家の一員として、私は何が相手でも負けない力が欲しい。あの怪物を簡単に降してみせたヴェルト殿であれば、より私を剣の高みへと導いてくれそうな気がするのです」
「その者の実力も片鱗であれば聞き及んでいる。確かに気になる男だ。……よければ我が家に招待すると良い。ここには専用の練兵場もあるしな」
「実は一度招待しようとしたのですが。自分みたいな者が出入りしては、家に迷惑だろうと断られたのです」
言わんとしている事は理解できる。だがヴェルトは現状、帝国に仇なす明確な犯罪者という訳でもない。グレーではあるのだが。
「ふむ……。私も一度、どれほどの者か確かめたかったのだがな」
「流石に父上には敵わないでしょう」
ディアノーラの称賛に、ディザイアは少し頬が緩みそうになる。だが水で喉を潤わせると、表情を引き締めた。
「まぁよい。だが黒狼会には騎士団も注目しておる。滅多な事はないだろうが、用心は怠るなよ」
「はい」
■
2日後。ディアノーラは早速アデライアと会える機会を得る事ができた。皇宮の部屋に招かれたディアノーラは、アデライアを前に跪く。
「ディアノーラ・アルフォースです。今日より殿下の護衛を務める栄誉を賜りました。どうぞよろしくお願い致します」
「……はい」
許しを得てディアノーラは顔を上げる。そこには赤い眼の皇女が座っていた。
やはり儚げな面影があるが、以前よりもその色が強くなっている様にも感じた。
(本来なら誰もが振り返る、美しい少女だろう。だが顔色があまり良くない。これは……)
「アデライア様」
ディアノーラは意を決して口を開く。
「何かお困りの事はありませんか?」
「……え?」
「私はあなたの騎士です。あなたがお困りであれば、何があっても助けてみせましょう。嫌な事があれば、何者からでも守り通してみせます。ですからどうか。私を頼ってください」
アデライアはディアノーラの目を見ながら、ぱちくりと瞬きをする。憂いていた表情に少し変化が見られ、ディアノーラはどこか安心した。
「…………」
「失礼ながら。姫殿下が何かに憂いているように見えましたので。その眼が発現した時から、何か嫌な事があったのではありませんか?」
「……それは」
ディアノーラもアデライアの話はおおよそ聞いている。
数多くいる皇女の1人であり、アデライア自身は皇族ではあるものの、それほど重要視されている訳ではない。そして最近では見世物の様な場にも連れ出されていると聞いていた。
アデライア自身、まだ14歳の少女でもあるのだ。大人たちの奇異の視線にさらされるのに嫌悪感を感じる年頃だろう。
ディアノーラは言外に、それらを含めたどんなことからでも守り通してみせると話す。
「……本当に。守ってくれるのですか……?」
「はい。我が家名に誓いましょう」
「……でも。相手は帝国においても大きな貴族で……」
「関係ありません。私はアルフォースの名を継ぐ者です。相手の貴族位など問題になりません」
アルフォース家はその特殊な家柄上、直接命令できる者は限られている。皇帝からはそれだけの特権を与えられていた。
これも現在、唯一魔法の力を皇族のために役立てている血族だからこそである。そして多くの貴族はアルフォース家の事情を知らないため、武門のトップエリートという印象を持たれていた。
帝国貴族の中で独立した地位を築いているアルフォース家。その家の者が介入すると、多くの貴族は強く出られない。こと皇族絡みにおいては。
この日からアデライアは見世物の様に扱われる事がなくなった。また検査と称して血を抜かれる事もなくなった。
不満を持つ貴族はいくらかいたが、ディアノーラに……そしてアルフォース家に直訴できる者など誰もいなかった。
当主は代々皇帝の護衛騎士を務め、帝国の歴史において常に皇族を側で守り抜いてきた一族である。そして帝国における武門の棟梁でもあった。
現在も一族の者は皇族専属の護衛を務めており、多くの者が帝国最高峰の剣士として名を連ねている。そしてその強さには理由があった。
「失礼します」
ディアノーラ・アルフォースはそんなアルフォース家の生まれである。そしてアルフォース家は特殊な家だ。
いくら直系の血筋に生まれても、ある条件を満たせていなければ、アルフォースの名を名乗る事が許されない。逆に言うと、アルフォースの名を持つ者は全員、最高峰の実力者であるという証明でもあるのだが。
自身もアルフォースの名を名乗るディアノーラは、当主である父、ディザイア・アルフォースに部屋に呼ばれていた。
「む……ディアノーラか」
ディザイアは書類を片付けると、娘に視線を合わせる。そしてその全身を素早くチェックした。
「どうやら鍛錬は怠っていないようだな」
「はい。私にも継承された力。一日でも早く完全にモノにしたいのです」
アルフォース家の歴史は長い。それこそゼルダンシアが王国だった時代、幻魔歴の時から当時の王族に仕えていた。そして先祖は当然、魔法の祝福を受けている。
ある時、アルフォース家の当主が魔法の祝福を受けた時だった。その者には身体能力が上昇するという魔法が発現した。
祝福を受けた者の中で、身体能力が上昇する魔法に目覚める者は多い。しかしアルフォース家の当主が目覚めた力は、それらよりも一段劣るものであった。
当初は祝福を受けた者の中では最下位の魔法であると言われていた。
だが当主に子が生まれた時、事情が変わり始める。その者は生まれて数年で、当主と同じく身体能力が上昇する魔法に目覚めていた。
祝福を受けた訳ではない。ある日いきなり覚醒したのだ。さらにそうした子は一人ではなかった。
ここで当主は自身に宿った魔法の力を理解する。そう、他の者と比べると大した見どころがある訳ではないのだが、血族は祝福を受けずとも魔法の力を宿す事ができるのだ。
もっとも、覚醒する力は全員当主と同じもの。派手さはまったくなかったのだが。
しかし世界から大幻霊石が失われ、新鋼歴の時代に入った時。アルフォース家の状況は一変した。
周りに魔法の力を持つ者はいなくなったが、アルフォース家には変わらず当主の力が継承され続けていたのだ。
伝説に残る様な、岩を砕き大地を割る様な強さではない。しかし常人を圧倒する力はあった。
こうして皇帝はアルフォース家を重用し、帝国におけるアルフォース家の地位は確固たるものになった。
今もかつての当主の力は子に継承され続けている。血族の全員が覚醒するという訳ではないが、いつしかアルフォースの家名は覚醒した者にだけ名乗る事が許されるようになった。
ディアノーラも覚醒したアルフォース家の一人である。まだその力を十分に使いこなせてはいないが、いずれ自分も皇族を守る剣になる。その確信はあった。
「私の子の中では、お前が二人目になる。励めよ」
「はい」
だが不思議な事もあった。どういう訳か、アルフォース家の者は中々子を成せないのだ。そのため、今も力を継承する血族が大勢いるという訳でもなかった。
ディザイアには子が4人いるが、これは歴代の当主の中ではかなり多い方だ。3人の妻を迎えながら、子を1人も成せなかった者も珍しくはない。
「お前を呼んだのは、近く開催される音楽祭についてだ。当日、お前にはアデライア様の護衛を務めてもらう事になった」
「アデライア様の……?」
ディアノーラはアデライアの顔を思い出す。直接話した事はないが、どこか儚げな面影を持つ美少女という印象だった。最近では赤い眼が発現した事が有名である。
「うむ。陛下直々の御指名だ。アルフォース家の女でアデライア様と最も年が近いのはお前だからな。いずれにせよ皇族を守るのはアルフォース家の責務だ。しっかり務めを果たすが良い」
「はい。一度アデライア様とお話しする機会をいただければと思うのですが」
「当然だな。向こうのスケジュールを確認しておこう」
そこからの話は多岐に渡った。正剣騎士団におけるディアノーラの働きなどは、特にディザイアの興味を強くひいた。
「報告は私にも届いているが。そうか、良くやっていた様だな」
「はい。一帝国兵という立場だからこそ見られた景色もありました。貴族院を卒業し、実習は終わりましたが、私にとってかけがいのない経験として残り続けるでしょう。……そういえば父上」
「黒狼会のボス。ヴェルトのことか」
「はい。今度彼を訪ね、直接手ほどきを受けてみたいと考えております」
「……ふむ。お前がそこまで見込むのだ。相当な腕の持ち主なのだろうが」
ディアノーラはこれまで帝都で経験してきた事の多くを直接ディザイアに話していた。ディザイアからしても初めての娘ということと、心根が真っすぐなディアノーラを可愛く感じていた。
こうしていろいろ会話ができるだけでも嬉しいのだが、決して表情には出さない様にと心掛けている。
「お前が戦った怪物の件も気になるが」
「帝都には間違いなく、何か良くないモノが巣くっています。アルフォース家の一員として、私は何が相手でも負けない力が欲しい。あの怪物を簡単に降してみせたヴェルト殿であれば、より私を剣の高みへと導いてくれそうな気がするのです」
「その者の実力も片鱗であれば聞き及んでいる。確かに気になる男だ。……よければ我が家に招待すると良い。ここには専用の練兵場もあるしな」
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言わんとしている事は理解できる。だがヴェルトは現状、帝国に仇なす明確な犯罪者という訳でもない。グレーではあるのだが。
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「流石に父上には敵わないでしょう」
ディアノーラの称賛に、ディザイアは少し頬が緩みそうになる。だが水で喉を潤わせると、表情を引き締めた。
「まぁよい。だが黒狼会には騎士団も注目しておる。滅多な事はないだろうが、用心は怠るなよ」
「はい」
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2日後。ディアノーラは早速アデライアと会える機会を得る事ができた。皇宮の部屋に招かれたディアノーラは、アデライアを前に跪く。
「ディアノーラ・アルフォースです。今日より殿下の護衛を務める栄誉を賜りました。どうぞよろしくお願い致します」
「……はい」
許しを得てディアノーラは顔を上げる。そこには赤い眼の皇女が座っていた。
やはり儚げな面影があるが、以前よりもその色が強くなっている様にも感じた。
(本来なら誰もが振り返る、美しい少女だろう。だが顔色があまり良くない。これは……)
「アデライア様」
ディアノーラは意を決して口を開く。
「何かお困りの事はありませんか?」
「……え?」
「私はあなたの騎士です。あなたがお困りであれば、何があっても助けてみせましょう。嫌な事があれば、何者からでも守り通してみせます。ですからどうか。私を頼ってください」
アデライアはディアノーラの目を見ながら、ぱちくりと瞬きをする。憂いていた表情に少し変化が見られ、ディアノーラはどこか安心した。
「…………」
「失礼ながら。姫殿下が何かに憂いているように見えましたので。その眼が発現した時から、何か嫌な事があったのではありませんか?」
「……それは」
ディアノーラもアデライアの話はおおよそ聞いている。
数多くいる皇女の1人であり、アデライア自身は皇族ではあるものの、それほど重要視されている訳ではない。そして最近では見世物の様な場にも連れ出されていると聞いていた。
アデライア自身、まだ14歳の少女でもあるのだ。大人たちの奇異の視線にさらされるのに嫌悪感を感じる年頃だろう。
ディアノーラは言外に、それらを含めたどんなことからでも守り通してみせると話す。
「……本当に。守ってくれるのですか……?」
「はい。我が家名に誓いましょう」
「……でも。相手は帝国においても大きな貴族で……」
「関係ありません。私はアルフォースの名を継ぐ者です。相手の貴族位など問題になりません」
アルフォース家はその特殊な家柄上、直接命令できる者は限られている。皇帝からはそれだけの特権を与えられていた。
これも現在、唯一魔法の力を皇族のために役立てている血族だからこそである。そして多くの貴族はアルフォース家の事情を知らないため、武門のトップエリートという印象を持たれていた。
帝国貴族の中で独立した地位を築いているアルフォース家。その家の者が介入すると、多くの貴族は強く出られない。こと皇族絡みにおいては。
この日からアデライアは見世物の様に扱われる事がなくなった。また検査と称して血を抜かれる事もなくなった。
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