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聖剣砕きのヴェルト 対 審名のリアデイン
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……しまった。そういえば武器を持ってきていない。従者設定だったし、そもそも会場への武器の持ち込みは、あらかじめ許可を持った者にしか許されていなかった。
じいさんみたいに、刃渡りの短い得物を隠し持ってもいなかったのだ。黒曜腕駆を発動させるか……!?
「シャアッ!!」
「!!」
リアデインは通常の身体能力では考えられない速度の踏み込みで、俺の喉に手刀を放ってきた。俺はそれを紙一重で躱しつつ、腰を落として脚払いをかける。
リアデインはそれを小さな跳躍で躱すが、宙に浮いた今は確実に攻撃を当てる好機と捉え、脚払いの遠心力を活かして右拳を突き出した。
「フッ!」
しかしリアデインはこれを手のひらで受けると、俺の拳をそのまま握りしめる。そして着地と同時に自分の方へと引き寄せた。
リアデインはさらに俺の下あごを狙って右ひざを上げてくる。だが足が出てくるのを予想していた俺も自分の右ひざを上げており、互いの膝がぶつかり合う。
「うそぉ!?」
右手は掴まれているが、間合いにいるのはお互い様だ。俺はフリーの左手で人差し指と中指を立て、リアデインの眼球目掛けて突き出す。
だがリアデインももう片方の手で指の軌道を逸らさせると、互いに片手同士のやり取りが始まった。
しかし体重差は俺に有利。リアデインの身体は細見だ。このまま掴まれた状態の拳と膝に体重をかけていき、体勢を崩す……!
リアデインも俺の狙いを把握したのか、先に俺に体重を強くかけ、反発によりごく僅かに生まれた隙で距離を取る。
追うか……と考えた時、リアデインは地を這う様に身体を傾け、一瞬で再び俺の間合いに入り込んできた。
「!!」
やはり速いな……! 真下から手刀が突きつけられる。これには素直に後方に跳び、俺は距離を取った。
追撃に備えるが、リアデインはその場で静止して俺を見ている。
「驚いたわ……! すごいわヴェルトちゃん! 本気を出していないとはいえ、まさか私がこんなに時間を取られるなんて! 確かにこれだけの実力を持っているなら、一人で乗り込んできたのも頷けるわね!」
「お前こそ。まさかそれほど速く動けるとは思わなかった」
言いながら俺は違和感を感じていた。こいつの動きは明らかに人の限界を超えている。魔法による身体能力の強化に比べるといくらか稚拙ではあるが、それでも見た目に見える筋力以上の力を発揮しているだろう。
幻魔歴で魔法使いとの戦闘経験が無かったら、いくらか苦戦していたかもしれない。
「今まで相当な戦闘経験を積んできたのね……! でもだからこそ。どうやらここで確実にあなたを葬らないと、後々冥狼のみんなが困ってしまいそうねぇ。悪いけどぉ、ここからはぁ。……本気でいくぞ」
リアデインの纏う空気が一気に変わる。そして右目が薄く光り始めた。
「ふうぅぅぅぅ!! これ、疲れるからあんまりやりたくはないんだけど、ね!」
「っ!!!!」
先ほども速かったが、それをさらに上回る速度でリアデインは俺に迫る。
これは……! いつか戦った、裂閃爪鷲のキアドを思い出させる素早さだな……!
放たれる手刀の連撃を全て躱す事は難しく、俺は腕での防御も混ぜて応戦する。しかしリアデインの手刀は俺の腕にも食い込み始めていた。
「あっはははは! いい、いいわよ、ヴェルトちゃあん! でもいつまで耐えられるかしらぁ!」
リアデインは手刀による突きだけではなく、時に手のひらで俺の腕のガードを弾きながら、強引に隙を作りだしていく。
体術では完全に分が悪い相手だった。何とか対抗するが、スッとリアデインの右腕の手のひらが、俺の腹部に添えられる。
「はっ!!」
そこから強い衝撃を受け、俺は大きく吹き飛ばされた。なんて奴だ……! ここまで良い様にやられたのは久しぶりだ……!
壁際まで吹き飛ばされるが、俺は激突の瞬間に受け身をとってダメージを最小限に抑える。そして地面に転がった。
「おお!!」
「さすが七殺星の一人!」
「強い……!」
リアデインは俺の方に視線を向けながら、静かに近づいてくる。
「まさかこの状態の私相手でもここまで戦えるなんてね。格上相手の戦闘経験も相当積んできているみたいだけど。これは他の黒狼会の幹部も、帝都を出る前に片付けておいた方がいいかしら?」
俺はゆっくりとその場で立ち上がる。そうしてリアデインを精一杯警戒している様な視線を投げかけた。
「ふふ。ヴェルトちゃんもここまでの強者を相手にしたのは初めての様ね。でも誇っていいわよ。あなたは七殺星の一人、この審名のリアデインを相手にここまで生き残れたのだから!」
「審名……? 妙な二つ名だな。それになんだ、七殺星って」
「んふふ……。私の目を前にすれば、何者であれ自分の名を隠す事はできないのよ。これが総裁よりいただいた、私の力……!」
総裁……? よく分からんが、どうやら俺の名を看破した事と関係がありそうだな。だがここまでこいつを引き付ければ、十分だろう。
「あ!?」
「てめぇ!?」
リアデインの後方から声が飛ぶ。そこではこれまで姿を隠していたディアノーラが、アデライアを救出したところだった。
ディアノーラは剣を振るいつつ、何とかアデライアを連れて距離を取る。
「あらぁ! 驚いた、ディアノーラちゃんも一緒だったのね! そう、私がアデライアちゃんから離れた隙を窺っていたわけ。でもどうするの? 私を相手にアデライアちゃんを連れて、ここから逃げられると思う?」
ディアノーラは来た道近くに立っている。そして俺に向けて声をあげた。
「ヴェルト殿! おかげでこの通り、アデライア様を救出できた! 冥狼の幹部ども程度であれば、私の剣で護衛可能だ! ここからはアデライア様の事は気にせず、本気を出してもらっても大丈夫だ!」
確かに冥狼の幹部の中で、脅威になりそうな戦闘力を持っている奴は見当たらない。ディアノーラであれば、十分守り切れるだろう。
「なぁにそれ。まるで私がアデライアちゃんの元から離れる様に振る舞っていたって言いたげじゃない」
「まぁ結果的にそうなったな。一番面倒がないのは、お前をさっさと仕留めることだったんだが」
何より俺自身に黒曜腕駆を使う事に躊躇いがあった。理由はアデライアとディアノーラだ。
リアデインや冥狼の幹部たちだけであれば、殺せば口封じは完了する。だがアデライアとディアノーラは流石にそうはいかない。
ライルズさんから買ったローブを羽織っておれば、脱ぎ捨てると同時に黒曜腕駆を発動させるなどして、あらかじめローブの下には鎧を着こんでいた……という様な雑な誤魔化し方はあった。だが従者として会場に来ていた以上、ローブなんてそもそも着てきていない。
「んもう、仕方がないわねぇ。さっさとヴェルトちゃんをやっちゃってぇ。ディアノーラちゃんにもお仕置きをして、アデライアちゃんを取り返すとしましょう」
「残念だがそうはならん。お前はここで死ぬからな」
「ふぅん? 私の本気を見た後で、随分な自信ね?」
こいつは確実にここで殺さなければならない。別に隠している訳ではないが、俺の本当の名を他に知られるのも具合が悪い。
ディグマイヤーの名を辿れば確実にクインにも行き当たるし、どこかで暮らしているメルや母上の迷惑にもなる可能性がある。それこそ俺に対する人質として。
そのリスクと、ここで魔法の存在を明らかにしても確実にリアデインを殺すメリットを天秤にのせ。結論は簡単に出た。
「実は俺もまだ本気ではなかったのさ」
「へぇ?」
「お前も魔法もどきの様な力を持っている様だが。しょせんはもどき。本当の魔法を見せてやろう……!」
全身に魔法の力を集中させ、黒曜腕駆を発動させる。瞬間、俺の全身を黒い霧が包み込んでいく。
霧は一瞬で晴れ、俺は全身に黒い甲冑の様なモノを身に纏った。
「……へ?」
「この姿になるのも随分と久しぶりだな。……それじゃリアデイン。互いに本気の第二ラウンドを開始しようか」
そう言うと俺は宙空に現出させた黒い剣を握りしめた。
じいさんみたいに、刃渡りの短い得物を隠し持ってもいなかったのだ。黒曜腕駆を発動させるか……!?
「シャアッ!!」
「!!」
リアデインは通常の身体能力では考えられない速度の踏み込みで、俺の喉に手刀を放ってきた。俺はそれを紙一重で躱しつつ、腰を落として脚払いをかける。
リアデインはそれを小さな跳躍で躱すが、宙に浮いた今は確実に攻撃を当てる好機と捉え、脚払いの遠心力を活かして右拳を突き出した。
「フッ!」
しかしリアデインはこれを手のひらで受けると、俺の拳をそのまま握りしめる。そして着地と同時に自分の方へと引き寄せた。
リアデインはさらに俺の下あごを狙って右ひざを上げてくる。だが足が出てくるのを予想していた俺も自分の右ひざを上げており、互いの膝がぶつかり合う。
「うそぉ!?」
右手は掴まれているが、間合いにいるのはお互い様だ。俺はフリーの左手で人差し指と中指を立て、リアデインの眼球目掛けて突き出す。
だがリアデインももう片方の手で指の軌道を逸らさせると、互いに片手同士のやり取りが始まった。
しかし体重差は俺に有利。リアデインの身体は細見だ。このまま掴まれた状態の拳と膝に体重をかけていき、体勢を崩す……!
リアデインも俺の狙いを把握したのか、先に俺に体重を強くかけ、反発によりごく僅かに生まれた隙で距離を取る。
追うか……と考えた時、リアデインは地を這う様に身体を傾け、一瞬で再び俺の間合いに入り込んできた。
「!!」
やはり速いな……! 真下から手刀が突きつけられる。これには素直に後方に跳び、俺は距離を取った。
追撃に備えるが、リアデインはその場で静止して俺を見ている。
「驚いたわ……! すごいわヴェルトちゃん! 本気を出していないとはいえ、まさか私がこんなに時間を取られるなんて! 確かにこれだけの実力を持っているなら、一人で乗り込んできたのも頷けるわね!」
「お前こそ。まさかそれほど速く動けるとは思わなかった」
言いながら俺は違和感を感じていた。こいつの動きは明らかに人の限界を超えている。魔法による身体能力の強化に比べるといくらか稚拙ではあるが、それでも見た目に見える筋力以上の力を発揮しているだろう。
幻魔歴で魔法使いとの戦闘経験が無かったら、いくらか苦戦していたかもしれない。
「今まで相当な戦闘経験を積んできたのね……! でもだからこそ。どうやらここで確実にあなたを葬らないと、後々冥狼のみんなが困ってしまいそうねぇ。悪いけどぉ、ここからはぁ。……本気でいくぞ」
リアデインの纏う空気が一気に変わる。そして右目が薄く光り始めた。
「ふうぅぅぅぅ!! これ、疲れるからあんまりやりたくはないんだけど、ね!」
「っ!!!!」
先ほども速かったが、それをさらに上回る速度でリアデインは俺に迫る。
これは……! いつか戦った、裂閃爪鷲のキアドを思い出させる素早さだな……!
放たれる手刀の連撃を全て躱す事は難しく、俺は腕での防御も混ぜて応戦する。しかしリアデインの手刀は俺の腕にも食い込み始めていた。
「あっはははは! いい、いいわよ、ヴェルトちゃあん! でもいつまで耐えられるかしらぁ!」
リアデインは手刀による突きだけではなく、時に手のひらで俺の腕のガードを弾きながら、強引に隙を作りだしていく。
体術では完全に分が悪い相手だった。何とか対抗するが、スッとリアデインの右腕の手のひらが、俺の腹部に添えられる。
「はっ!!」
そこから強い衝撃を受け、俺は大きく吹き飛ばされた。なんて奴だ……! ここまで良い様にやられたのは久しぶりだ……!
壁際まで吹き飛ばされるが、俺は激突の瞬間に受け身をとってダメージを最小限に抑える。そして地面に転がった。
「おお!!」
「さすが七殺星の一人!」
「強い……!」
リアデインは俺の方に視線を向けながら、静かに近づいてくる。
「まさかこの状態の私相手でもここまで戦えるなんてね。格上相手の戦闘経験も相当積んできているみたいだけど。これは他の黒狼会の幹部も、帝都を出る前に片付けておいた方がいいかしら?」
俺はゆっくりとその場で立ち上がる。そうしてリアデインを精一杯警戒している様な視線を投げかけた。
「ふふ。ヴェルトちゃんもここまでの強者を相手にしたのは初めての様ね。でも誇っていいわよ。あなたは七殺星の一人、この審名のリアデインを相手にここまで生き残れたのだから!」
「審名……? 妙な二つ名だな。それになんだ、七殺星って」
「んふふ……。私の目を前にすれば、何者であれ自分の名を隠す事はできないのよ。これが総裁よりいただいた、私の力……!」
総裁……? よく分からんが、どうやら俺の名を看破した事と関係がありそうだな。だがここまでこいつを引き付ければ、十分だろう。
「あ!?」
「てめぇ!?」
リアデインの後方から声が飛ぶ。そこではこれまで姿を隠していたディアノーラが、アデライアを救出したところだった。
ディアノーラは剣を振るいつつ、何とかアデライアを連れて距離を取る。
「あらぁ! 驚いた、ディアノーラちゃんも一緒だったのね! そう、私がアデライアちゃんから離れた隙を窺っていたわけ。でもどうするの? 私を相手にアデライアちゃんを連れて、ここから逃げられると思う?」
ディアノーラは来た道近くに立っている。そして俺に向けて声をあげた。
「ヴェルト殿! おかげでこの通り、アデライア様を救出できた! 冥狼の幹部ども程度であれば、私の剣で護衛可能だ! ここからはアデライア様の事は気にせず、本気を出してもらっても大丈夫だ!」
確かに冥狼の幹部の中で、脅威になりそうな戦闘力を持っている奴は見当たらない。ディアノーラであれば、十分守り切れるだろう。
「なぁにそれ。まるで私がアデライアちゃんの元から離れる様に振る舞っていたって言いたげじゃない」
「まぁ結果的にそうなったな。一番面倒がないのは、お前をさっさと仕留めることだったんだが」
何より俺自身に黒曜腕駆を使う事に躊躇いがあった。理由はアデライアとディアノーラだ。
リアデインや冥狼の幹部たちだけであれば、殺せば口封じは完了する。だがアデライアとディアノーラは流石にそうはいかない。
ライルズさんから買ったローブを羽織っておれば、脱ぎ捨てると同時に黒曜腕駆を発動させるなどして、あらかじめローブの下には鎧を着こんでいた……という様な雑な誤魔化し方はあった。だが従者として会場に来ていた以上、ローブなんてそもそも着てきていない。
「んもう、仕方がないわねぇ。さっさとヴェルトちゃんをやっちゃってぇ。ディアノーラちゃんにもお仕置きをして、アデライアちゃんを取り返すとしましょう」
「残念だがそうはならん。お前はここで死ぬからな」
「ふぅん? 私の本気を見た後で、随分な自信ね?」
こいつは確実にここで殺さなければならない。別に隠している訳ではないが、俺の本当の名を他に知られるのも具合が悪い。
ディグマイヤーの名を辿れば確実にクインにも行き当たるし、どこかで暮らしているメルや母上の迷惑にもなる可能性がある。それこそ俺に対する人質として。
そのリスクと、ここで魔法の存在を明らかにしても確実にリアデインを殺すメリットを天秤にのせ。結論は簡単に出た。
「実は俺もまだ本気ではなかったのさ」
「へぇ?」
「お前も魔法もどきの様な力を持っている様だが。しょせんはもどき。本当の魔法を見せてやろう……!」
全身に魔法の力を集中させ、黒曜腕駆を発動させる。瞬間、俺の全身を黒い霧が包み込んでいく。
霧は一瞬で晴れ、俺は全身に黒い甲冑の様なモノを身に纏った。
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