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甥との時間 クインからの手紙
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アックスが帰還してからしばらく。黒狼会は特に何も騒ぎの無い日々を過ごしていた。
変わった点と言えば、ライルズさんの娘であるアリアを修行先として預かったくらいだ。ライルズさんにはエルセマー領での恩もあるし、商人仲間としてこれを無下にはできなかった。
今は姉のミュリアに習いながら様々な雑務をしてもらっている。黒狼会も規模がかなり大きくなっただけあり、ミュリアも手一杯だったらしい。アリアが手伝いに来てくれた時は喜んでいた、そんなある日だった。
「失礼しまーす!」
アリアが元気よく部屋に入ってくる。後ろにいるミュリアが溜息を吐く。
「アリア。部屋に入る時はまずノックしなさい。いきなり扉を開けて入るとか、どういうつもりですか」
「えへへ。驚かそうと思って!」
まぁわざとだろうな。あのライルズさんが、中途半端な教育を施しているとも思えない。
「元気なのは良い事だ。俺は気にしないよ。で、何の用だ?」
「それがぁ。騎士団からお客様が見えているんですけどぉ……」
ミュリアは軽く咳払いをするとアリアの言葉を引き継ぐ。
「正剣騎士団のリーンハルト・ディグマイヤー様がお見えです。おそらく騎士団長クインシュバイン様の御子息かと……」
お……。クインの息子か。あの時の青年が実はクインの息子だったと思うと、また違った印象に変わるな。
そういえばクインにも、いつでも遊びに来て構わないと話していた。
「ヴェルトさん、何か悪いことでもしたの? 正剣騎士団といえば、帝都の治安を預かる騎士団よ?」
「ああ、実は黒狼会も騎士団の治安維持の手伝いみたいなことをしているんだ。きっとその辺りの要件だろう。部屋に通してくれ」
「はーい」
初めて会った時からそうなのだが、アリアはどこか俺を探っている節があるんだよなぁ。感受性豊かな年頃だし、好奇心が抑えきれないんだろうけど。
アリアに案内され、リーンハルトは直ぐに姿を見せた。俺はそのままソファに座る様に促す。
「……アリア。いつまで部屋にいるんだ? できれば2人にしてほしいんだが……」
「え、ここにいちゃダメですか?」
「黒狼会と騎士団の話し合いだぞ。後で共有できる内容は教えてやるから……」
「はぁい」
この言い方だとアリアの好奇心をさらに刺激するだけだったか。しかしそこは弁えているのか、アリアは大人しく部屋を出て行った。
「……最近預かることになった子でね。態度を含め、大目に見てくれると助かる」
「い、いえ……」
リーンハルトは特に気にしていない様子だった。改めてその顔を良く見てみる。確かにどこかクインの面影があるな。真面目そうな顔付きも似ている。
「少し緊張している様だな」
「そうですね……少し、ですが。実は父から、ヴェルトさんには敬意を持って接する様にと言われまして……」
「はは。クインシュバイン様からその様な評価を得ているとは。光栄だな」
どうやら詳しい説明はしていない様だが、クインなりに思うところもあったのだろう。しかし平民に対して敬意を払う様に言い含めるとは。
「それだけエルセマー領での事を恩に感じているのだと思います。聞けば皇女殿下方を守り通したとか。それも尋常な相手ではなかったと伺っております」
「あの場に居合わせたのはまったくの偶然だったがな。ま、俺とて帝都に住む住民の1人だ。騎士団に協力するのに理由はないよ」
なんて少し格好つけてみる。やはり甥にはすごい人だと思われたいし、器の大きなところも見せたい。何ならメルの娘と合わせて、お小遣いでもやりたいくらいだ。
そんな思いが表情に出ない様に、務めて冷静な振る舞いを意識する。
「で、クインシュバイン様の息子である君がわざわざ訪ねてきたんだ。何かあったのか?」
騎士団絡みの依頼か……と思っていると、リーンハルトは頷きながら口を開いた。
「実はこの手紙を直接渡してきてほしいと、父より頼まれたのです」
「どれどれ……」
俺はリーンハルトから手紙を受け取ると、中身を確認する。そこには今夜、貴族街にある劇場に来て欲しいと記されていた。
以前エルヴァールから指定された場所だ。そしてあの時同様、こちらの都合を無視していきなり今日という日時を指定してきている。迎えの馬車も手配するとの事だった。
おそらくまた誰かゲストを交えて、秘密の会合をしたいのだろう。
「……この手紙の内容は?」
「いえ、私は見ていないので……」
「そうか。では御父上には了解したと伝えてくれ」
「は、はい」
果たして今夜のゲストは誰が来るのか。だが気になる点もあった。黒狼会の最高幹部は可能な限り来て欲しいと書かれていたのだ。
アックスやガードンたちは普段、夜は関連の店を回っている。事情を説明してこっちに来てもらうか。
ミュリアには悪いが、俺の代行として屋敷に残ってもらおう。リリアーナは……何かあった時のために屋敷で待機だな。
「あの……ヴェルトさん」
「うん?」
「実は父から、もし時間がある様なら剣を見てもらえと言われていまして……」
「……おお! そういや君の剣の稽古でもつけてやってくれと言われていたな。よし、良いだろう」
そう言うと俺は立ち上がる。甥と剣の稽古か……これはかっこ悪いところは見せられないな!
「え……いいんですか?」
「もちろんだ。だが君も俺の返事を報告しに行くという仕事があるだろう。あまり長く引き留めては悪いし、ある程度時間を決めてやろうか」
「は。はい! よろしくお願いします!」
そうして俺は中庭で、リーンハルトと少しばかり剣の手合わせを行った。何だか昔を思い出すな。俺はほとんど稽古していなかったけど。
リーンハルトは筋は悪くない……というか、良い方だった。もし幻魔歴に飛ばされていなければ、俺よりも確実に強いだろう。さすがクインの息子だな。
きっと幼少の頃より、剣技を叩き込まれているのだろう。次代のディグマイヤー家当主として、心強いことだ。
リーンハルトにはまたいつでも来てくれて構わないと伝えた。そうして彼が屋敷を出でしばらく、俺はみんなを集めて手紙についての話を聞かせる。
「俺たちも貴族の話し合いに!?」
「ふぉっふぉ。十中八九、わしらが群狼武風だと把握している者からの招待じゃな」
「だろうな。そうでなければ、わざわざヴェルト以外も呼ぶ必要はない」
「もしくは罠かもよー? 私たちを一か所に集めてドカン! とか」
「それなら総力を以て、罠を食い破るまでですね」
手紙には可能であれば、というニュアンスで書かれていたし、呼び出した方も全員がそろうとは考えていないのかもしれない。
だがここはあえて全員で出向く事にした。思えば俺たち6人が固まって行動するなんて、帝都に来た時以来かもしれない。
「罠ならもっと確実に、俺たちを固める様に手はずを整えるだろ。その可能性は低いが、一応警戒はしておくか。貴族街のどこに変質者が紛れ込んでいるか分からないからな」
「それは良いけどよ。俺たち、この服で大丈夫なのか?」
アックスは自分の服を指して疑問を口にする。確かに貴族と会うのに、普段の服装はいくらか分不相応だ。
そういう小ぎれいな服は、俺とロイの分しか作っていない。
「大丈夫じゃろ。向こうも群狼武風としてのわしらが見たいんじゃろうしな。何なら帝都に来た時に着ていた、群狼武風の服で良いんじゃないかのぅ」
「げ……。あの時の服、どこにしまったっけ……」
幻魔歴時代、戦場でいつも来ていた恰好だな。俺は動きやすさを重視して軽装の皮鎧が中心だったが、ガードンなんかはがっつりとした重武装だった。
さすがにあんな戦闘意欲丸出しの恰好はする必要ないだろう。
「ま、それなりに小ぎれいに見えるやつを見繕っておくよ。でもせっかくだし、群狼武風ここにあり……て雰囲気は出したいよなぁ?」
そう言うと俺は、机の上に置いてあった小箱からバッジを取り出す。そのバッジは狼の顔を模っており、黒く塗装されていた。
「それは……」
「ダグドがらの提案でな。黒狼会関連者にはそれと分かるバッジが欲しいと。デザインは群狼武風の時に使っていた紋様をアレンジしたものだ。今夜はみんな、これを付けて行こう」
群狼武風の時の紋様と同じものにしなかった理由は、現在までその活躍が多く語り継がれているからだ。もしかしたらどこかに当時の紋様が残されている可能性もあるからな。
最初は別に被っても構わないとも思ったが、今の俺たちは群狼武風ではなく黒狼会だ。そう考え、今の時代に合わせてアレンジを加えた。
「これからはこいつを黒狼会の紋様にしていこうと思う。黒狼会関連の店や組織にも、この紋様を掲げさせるつもりだ」
「いいね! これで増々、この紋様をうちでも掲げたいって希望する商人が増えるかもしれないし!」
実際、そういう効果も狙っている。黒狼会の収入の多くは、関連組織からの護衛料だからな。
俺たちは服を着替え、胸元にバッジを装着する。迎えの馬車が来たのは、それからすぐだった。
変わった点と言えば、ライルズさんの娘であるアリアを修行先として預かったくらいだ。ライルズさんにはエルセマー領での恩もあるし、商人仲間としてこれを無下にはできなかった。
今は姉のミュリアに習いながら様々な雑務をしてもらっている。黒狼会も規模がかなり大きくなっただけあり、ミュリアも手一杯だったらしい。アリアが手伝いに来てくれた時は喜んでいた、そんなある日だった。
「失礼しまーす!」
アリアが元気よく部屋に入ってくる。後ろにいるミュリアが溜息を吐く。
「アリア。部屋に入る時はまずノックしなさい。いきなり扉を開けて入るとか、どういうつもりですか」
「えへへ。驚かそうと思って!」
まぁわざとだろうな。あのライルズさんが、中途半端な教育を施しているとも思えない。
「元気なのは良い事だ。俺は気にしないよ。で、何の用だ?」
「それがぁ。騎士団からお客様が見えているんですけどぉ……」
ミュリアは軽く咳払いをするとアリアの言葉を引き継ぐ。
「正剣騎士団のリーンハルト・ディグマイヤー様がお見えです。おそらく騎士団長クインシュバイン様の御子息かと……」
お……。クインの息子か。あの時の青年が実はクインの息子だったと思うと、また違った印象に変わるな。
そういえばクインにも、いつでも遊びに来て構わないと話していた。
「ヴェルトさん、何か悪いことでもしたの? 正剣騎士団といえば、帝都の治安を預かる騎士団よ?」
「ああ、実は黒狼会も騎士団の治安維持の手伝いみたいなことをしているんだ。きっとその辺りの要件だろう。部屋に通してくれ」
「はーい」
初めて会った時からそうなのだが、アリアはどこか俺を探っている節があるんだよなぁ。感受性豊かな年頃だし、好奇心が抑えきれないんだろうけど。
アリアに案内され、リーンハルトは直ぐに姿を見せた。俺はそのままソファに座る様に促す。
「……アリア。いつまで部屋にいるんだ? できれば2人にしてほしいんだが……」
「え、ここにいちゃダメですか?」
「黒狼会と騎士団の話し合いだぞ。後で共有できる内容は教えてやるから……」
「はぁい」
この言い方だとアリアの好奇心をさらに刺激するだけだったか。しかしそこは弁えているのか、アリアは大人しく部屋を出て行った。
「……最近預かることになった子でね。態度を含め、大目に見てくれると助かる」
「い、いえ……」
リーンハルトは特に気にしていない様子だった。改めてその顔を良く見てみる。確かにどこかクインの面影があるな。真面目そうな顔付きも似ている。
「少し緊張している様だな」
「そうですね……少し、ですが。実は父から、ヴェルトさんには敬意を持って接する様にと言われまして……」
「はは。クインシュバイン様からその様な評価を得ているとは。光栄だな」
どうやら詳しい説明はしていない様だが、クインなりに思うところもあったのだろう。しかし平民に対して敬意を払う様に言い含めるとは。
「それだけエルセマー領での事を恩に感じているのだと思います。聞けば皇女殿下方を守り通したとか。それも尋常な相手ではなかったと伺っております」
「あの場に居合わせたのはまったくの偶然だったがな。ま、俺とて帝都に住む住民の1人だ。騎士団に協力するのに理由はないよ」
なんて少し格好つけてみる。やはり甥にはすごい人だと思われたいし、器の大きなところも見せたい。何ならメルの娘と合わせて、お小遣いでもやりたいくらいだ。
そんな思いが表情に出ない様に、務めて冷静な振る舞いを意識する。
「で、クインシュバイン様の息子である君がわざわざ訪ねてきたんだ。何かあったのか?」
騎士団絡みの依頼か……と思っていると、リーンハルトは頷きながら口を開いた。
「実はこの手紙を直接渡してきてほしいと、父より頼まれたのです」
「どれどれ……」
俺はリーンハルトから手紙を受け取ると、中身を確認する。そこには今夜、貴族街にある劇場に来て欲しいと記されていた。
以前エルヴァールから指定された場所だ。そしてあの時同様、こちらの都合を無視していきなり今日という日時を指定してきている。迎えの馬車も手配するとの事だった。
おそらくまた誰かゲストを交えて、秘密の会合をしたいのだろう。
「……この手紙の内容は?」
「いえ、私は見ていないので……」
「そうか。では御父上には了解したと伝えてくれ」
「は、はい」
果たして今夜のゲストは誰が来るのか。だが気になる点もあった。黒狼会の最高幹部は可能な限り来て欲しいと書かれていたのだ。
アックスやガードンたちは普段、夜は関連の店を回っている。事情を説明してこっちに来てもらうか。
ミュリアには悪いが、俺の代行として屋敷に残ってもらおう。リリアーナは……何かあった時のために屋敷で待機だな。
「あの……ヴェルトさん」
「うん?」
「実は父から、もし時間がある様なら剣を見てもらえと言われていまして……」
「……おお! そういや君の剣の稽古でもつけてやってくれと言われていたな。よし、良いだろう」
そう言うと俺は立ち上がる。甥と剣の稽古か……これはかっこ悪いところは見せられないな!
「え……いいんですか?」
「もちろんだ。だが君も俺の返事を報告しに行くという仕事があるだろう。あまり長く引き留めては悪いし、ある程度時間を決めてやろうか」
「は。はい! よろしくお願いします!」
そうして俺は中庭で、リーンハルトと少しばかり剣の手合わせを行った。何だか昔を思い出すな。俺はほとんど稽古していなかったけど。
リーンハルトは筋は悪くない……というか、良い方だった。もし幻魔歴に飛ばされていなければ、俺よりも確実に強いだろう。さすがクインの息子だな。
きっと幼少の頃より、剣技を叩き込まれているのだろう。次代のディグマイヤー家当主として、心強いことだ。
リーンハルトにはまたいつでも来てくれて構わないと伝えた。そうして彼が屋敷を出でしばらく、俺はみんなを集めて手紙についての話を聞かせる。
「俺たちも貴族の話し合いに!?」
「ふぉっふぉ。十中八九、わしらが群狼武風だと把握している者からの招待じゃな」
「だろうな。そうでなければ、わざわざヴェルト以外も呼ぶ必要はない」
「もしくは罠かもよー? 私たちを一か所に集めてドカン! とか」
「それなら総力を以て、罠を食い破るまでですね」
手紙には可能であれば、というニュアンスで書かれていたし、呼び出した方も全員がそろうとは考えていないのかもしれない。
だがここはあえて全員で出向く事にした。思えば俺たち6人が固まって行動するなんて、帝都に来た時以来かもしれない。
「罠ならもっと確実に、俺たちを固める様に手はずを整えるだろ。その可能性は低いが、一応警戒はしておくか。貴族街のどこに変質者が紛れ込んでいるか分からないからな」
「それは良いけどよ。俺たち、この服で大丈夫なのか?」
アックスは自分の服を指して疑問を口にする。確かに貴族と会うのに、普段の服装はいくらか分不相応だ。
そういう小ぎれいな服は、俺とロイの分しか作っていない。
「大丈夫じゃろ。向こうも群狼武風としてのわしらが見たいんじゃろうしな。何なら帝都に来た時に着ていた、群狼武風の服で良いんじゃないかのぅ」
「げ……。あの時の服、どこにしまったっけ……」
幻魔歴時代、戦場でいつも来ていた恰好だな。俺は動きやすさを重視して軽装の皮鎧が中心だったが、ガードンなんかはがっつりとした重武装だった。
さすがにあんな戦闘意欲丸出しの恰好はする必要ないだろう。
「ま、それなりに小ぎれいに見えるやつを見繕っておくよ。でもせっかくだし、群狼武風ここにあり……て雰囲気は出したいよなぁ?」
そう言うと俺は、机の上に置いてあった小箱からバッジを取り出す。そのバッジは狼の顔を模っており、黒く塗装されていた。
「それは……」
「ダグドがらの提案でな。黒狼会関連者にはそれと分かるバッジが欲しいと。デザインは群狼武風の時に使っていた紋様をアレンジしたものだ。今夜はみんな、これを付けて行こう」
群狼武風の時の紋様と同じものにしなかった理由は、現在までその活躍が多く語り継がれているからだ。もしかしたらどこかに当時の紋様が残されている可能性もあるからな。
最初は別に被っても構わないとも思ったが、今の俺たちは群狼武風ではなく黒狼会だ。そう考え、今の時代に合わせてアレンジを加えた。
「これからはこいつを黒狼会の紋様にしていこうと思う。黒狼会関連の店や組織にも、この紋様を掲げさせるつもりだ」
「いいね! これで増々、この紋様をうちでも掲げたいって希望する商人が増えるかもしれないし!」
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