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リステルマの所感 アックスの帰還
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リステルマはエルセマー領での事を思い出していた。そのほとんどがヴェルトに関するものだ。
(黒狼会のボス、ヴェルト。黒狼会には警戒すべしという連絡が回ってきていましたが。まさかあれほどとは……!)
全身に甲冑を纏いながら、とても鎧を着こんだ者とは思えない動きを見せ、自分の魔導を完璧に耐えきってみせた。
さらに虚空より生み出した剣は自分の魔導を切り裂き、本来であれば触れた瞬間に爆発を起こすはずが何も起こらなかった。
多少の爆発でも起こせれば、相手の姿勢を崩すことくらいはできたはずなのだ。
(いや、そもそも。あれは本当に甲冑でしたか……? 甲冑というには、あまりに自然な人の動作ができていました。それに私の魔導を指して、もどきと称した。……まさか自分は本当の魔法を使えるとでも言うつもりなのでしょうか?)
初めてレクタリアと出会い、話した時の事を思い出す。それまで自分は日陰者だった。しかしレクタリアだけは自分の眠れる資質を正しく見抜き、誰も手にできない大きな力を授けてくれた。
総主に対する恩はある。フェルグレット聖王国の民としての忠誠心もある。いや、あった。
しかし総裁……レクタリアとの会合を経て、自分の心は全て彼女に捧げる事となった。これは他の閃罰者もそうだろう。
そのレクタリアから授けられた、人類最強の力。これが全く歯が立たなかったという事実に、リステルマは首を横に振った。
「リステルマ様。ここからいかがされますか……?」
声をかけてきたのはベインだ。自分が退く時間を稼ぐために死んだと思っていたが、まんまとヴェルトに見逃されたという話だった。
見逃しても問題のない程度の者……自分たちがそういう認識であるという表れでもあった。
「正直、黒狼会を侮っていたのは事実です。ですがヴェルトも無敵の存在ではない。それはあなたが証明してくれました」
「人並以上の腕力で、人が到底扱えない重量の武器を当てれば。少なくともいくらか甲冑の中身に衝撃を与える事はできる。ですがそれも楽な話ではありません。あの時は不意打ちだった事も功を奏しました。正面から戦って楽に不意を突かせてくれる相手ではないでしょう」
「近接戦闘ならば閃罰者の中にも得手がいます。私とヴェルトではあまりに相性が悪い」
これもヴェルトの言葉だった。だが実際その通りだろうとリステルマは考える。
そもそも高い戦闘能力を誇る獅徒リリアーナ相手でも手加減する余裕はあったのだ。
「総裁から与えられた任務は果たせませんでしたが。代わりに有意義な情報を得る事もできました。ここは一度、黒狼会についてしっかりと情報を集めるべきでしょう。……予定通り、一度テンブルク領へと参ります」
「は……。彼の地には既に多くの戦闘員も入り込んでいます。一度合流なさるのですね?」
「はい。グナトスも黒狼会とは接触していますからね。互いに情報交換は必要でしょう。それに……」
もうすぐレクタリアの目的が叶う。そのための準備も着々と進みつつある。黒狼会の障害は想像以上だったが、それで自分たちの足が止まる事はない。
「それに?」
「……いえ、何でもありません。行きましょう」
■
帝都に帰還して3週間が過ぎた。この間、俺は影狼との折衝や商売関連でのやり取りなど、それなりに多忙だった。
今や帝都から冥狼の影響はほとんど消えたと言っても過言ではない。そして代わりに台頭したのが影狼だ。
久しぶりに表立って活動した事もあり、上手く裏社会で注目を集める事にも成功していた。
黒狼会も今では、貴族にもそれなりの取引が増えている。特にエルヴァールの派閥には顕著に売り上げが立っていた。
今や半分エルヴァールの御用達商会みたいなものだからな。貴族との距離感には注意が必要だが、皇族まで関わった以上、今さらな気もしている。むしろもう少し踏み込んでもいいかもしれない。
そうして順調かつ何もない日を過ごしているある日、アックスが帰ってきた。
「おうアックス。ご苦労だったな」
「ああ。ちょっと歯切れの悪い感じに収まっちまったが」
アックスはテンブルク領での経緯について説明してくれた。少し前に届いた手紙でおおよその事情は分かっていたが、改めてアックス視点から話を聞く。
クインは中央の許可を得て、テンブルク領へと入った。だが領主であるガリグレッド・テンブルクは既に冥狼とその関係者を捕えていたのだ。
「で、全員死んでましたってか?」
「ああ。領主曰く、牢に捕らえていたが脱走したためそのまま殺したって話だったがな。だがありゃどう見ても……」
「口封じにやられたか」
帝都で活動しづらくなった冥狼は、おそらくヴィンチェスター・ハイラントを頼ってテンブルク領へと移動したはずだ。
結社エル=グナーデの後ろ盾もあるし、そこで再起を図るつもりだったのだろう。
「テンブルク領は大領地だけあって、元々それなりに領軍はそろえていた。そして帝都で皇族に弓引いた逆賊が自領にいる。その討伐に軍を動かすのは分かるんだが……」
「タイミングがあまりに出来過ぎている、か」
今のところ領主が黒かは、はっきりと判断はできないな。だがこれでクインは他領に騎士団を置く大義名分を失い、帝都へ引き上げる事になった。
いずれにせよ冥狼の壊滅は、帝都の裏社会に大きな激震をもたらすだろう。影狼とは折り合いがつかず、黒狼会の傘下に加わりたいという組織も増えるはずだ。
「結社の動きもなかったんだよな?」
「ああ。特につけらえている感じもしなかった。冥狼は完全に切られたんだろうな」
ヴィンチェスターが冥狼と繋がっていたのは既に上も把握している。それでもヴィンチェスターの影響を完全に排する事はできなかった。
そして冥狼の後ろ盾がなくとも、ヴィンチェスターは帝国の大貴族である事実に変わりはない。
現在は貴族派閥としてはミドルテアの優勢に変わりはないだろうが、冥狼の後ろ盾であった結社が何かしかけてくるのは間違いない。むしろその足取りをより掴みづらくなったか。
「テンブルク領の領主はどんな評判の人物なんだ?」
「俺もちらっと聞いたくらいなんだが。領民の評判は割と高い印象だったな」
テンブルク領は大領地だけあり、領主はその領地をいくつかに割り、血族に統治させているらしい。だが任せっぱなしにはせず、しっかりと統治管理はしているそうだ。
「中でも今の領主は歴代でもかなり有能らしくてな。今も20年以上に渡る治水事業を推進していたりと、常に安定した雇用と景気を生み出しているらしい」
「そりゃ王業だな。自前で軍を揃えている点といい、他領よりもより独立性が強いイメージか」
治水関連の整備には長い時と莫大な投資、それに多くの人手が必要になる。加えて決して安全な仕事でもないし、長期スパンでの緻密な計画性も求められる。
元々領地持ちの貴族は王族に対する忠誠や納税の義務はあれど、自領では自分が王みたいなものだ。
帝国にも幾人か大領主がいるだろうが、評判だけを聞けばテンブルク領の領主は王器を持っているのだろう。
「ガリグレッド・テンブルクか……。覚えておこう」
「そういやみんなは? 屋敷にはいないようだが……」
「ああ。最近は日中、魔法の修練に時間を割いているみたいだな」
魔法は進化、成長させられる。かつて魔法の祝福を受けた時、カーライル・ガルメラードが俺たちに言った言葉だ。
確かに俺の黒曜腕駆は大きく成長したし、じいさんなんかは一時的とはいえ、若返りまでできる様になった。フィンも姿を消せる様になったし、ガードンやロイ、アックスなんかも様々な魔法の使い方を見つけている。
これまで魔法の修練は特に意識してこなかったが、結社の存在もあり、今はみんな魔法の修練にしっかりと時間を割いていた。
もどきとはいえ、魔法に近い力を持つ者たち。そいつらとの激突が近いと、誰もが感じているのだろう。
俺は日中は仕事があるが、夜には修練の時間を作っている。今は黒曜腕駆の二段階発動をさらに安定させられないか模索中だ。
「俺たちもこの力、よく分からないのに使い続けているよなぁ……」
「魔法とはこういうもの……みたいな感覚があるからな。大幻霊石からしてよく分からない物だったし、探り様もない。まぁ便利な力という認識だな」
シャノーラの話では、大幻霊石はかつて女神がこの世界にもたらした物だったか。
神話の類だし、女神の存在を証明するものは何もない。仮に神話通り、大幻霊石が第三者によってもたらされた物だったとしたら。その者はまたこの世界に、大幻霊石を持ち込む事ができるのだろうか。
「どうしたよ、ヴェルト」
「いや……。ま、書物ばかり読んでいると、いろいろ考える様になるものだな」
昔の俺なら、そもそも怠けて書物なんぞ読まなかっただろうな。とにかくこれからの黒狼会は、少なからず騎士団と協力していく事も出てくるだろう。
こっちもフルメンバーで対応するだけの事。元群狼武風として。そして黒狼会として。
今は自分たちの行動が、ローガが俺たちに託した夢に繋がると信じている。
(黒狼会のボス、ヴェルト。黒狼会には警戒すべしという連絡が回ってきていましたが。まさかあれほどとは……!)
全身に甲冑を纏いながら、とても鎧を着こんだ者とは思えない動きを見せ、自分の魔導を完璧に耐えきってみせた。
さらに虚空より生み出した剣は自分の魔導を切り裂き、本来であれば触れた瞬間に爆発を起こすはずが何も起こらなかった。
多少の爆発でも起こせれば、相手の姿勢を崩すことくらいはできたはずなのだ。
(いや、そもそも。あれは本当に甲冑でしたか……? 甲冑というには、あまりに自然な人の動作ができていました。それに私の魔導を指して、もどきと称した。……まさか自分は本当の魔法を使えるとでも言うつもりなのでしょうか?)
初めてレクタリアと出会い、話した時の事を思い出す。それまで自分は日陰者だった。しかしレクタリアだけは自分の眠れる資質を正しく見抜き、誰も手にできない大きな力を授けてくれた。
総主に対する恩はある。フェルグレット聖王国の民としての忠誠心もある。いや、あった。
しかし総裁……レクタリアとの会合を経て、自分の心は全て彼女に捧げる事となった。これは他の閃罰者もそうだろう。
そのレクタリアから授けられた、人類最強の力。これが全く歯が立たなかったという事実に、リステルマは首を横に振った。
「リステルマ様。ここからいかがされますか……?」
声をかけてきたのはベインだ。自分が退く時間を稼ぐために死んだと思っていたが、まんまとヴェルトに見逃されたという話だった。
見逃しても問題のない程度の者……自分たちがそういう認識であるという表れでもあった。
「正直、黒狼会を侮っていたのは事実です。ですがヴェルトも無敵の存在ではない。それはあなたが証明してくれました」
「人並以上の腕力で、人が到底扱えない重量の武器を当てれば。少なくともいくらか甲冑の中身に衝撃を与える事はできる。ですがそれも楽な話ではありません。あの時は不意打ちだった事も功を奏しました。正面から戦って楽に不意を突かせてくれる相手ではないでしょう」
「近接戦闘ならば閃罰者の中にも得手がいます。私とヴェルトではあまりに相性が悪い」
これもヴェルトの言葉だった。だが実際その通りだろうとリステルマは考える。
そもそも高い戦闘能力を誇る獅徒リリアーナ相手でも手加減する余裕はあったのだ。
「総裁から与えられた任務は果たせませんでしたが。代わりに有意義な情報を得る事もできました。ここは一度、黒狼会についてしっかりと情報を集めるべきでしょう。……予定通り、一度テンブルク領へと参ります」
「は……。彼の地には既に多くの戦闘員も入り込んでいます。一度合流なさるのですね?」
「はい。グナトスも黒狼会とは接触していますからね。互いに情報交換は必要でしょう。それに……」
もうすぐレクタリアの目的が叶う。そのための準備も着々と進みつつある。黒狼会の障害は想像以上だったが、それで自分たちの足が止まる事はない。
「それに?」
「……いえ、何でもありません。行きましょう」
■
帝都に帰還して3週間が過ぎた。この間、俺は影狼との折衝や商売関連でのやり取りなど、それなりに多忙だった。
今や帝都から冥狼の影響はほとんど消えたと言っても過言ではない。そして代わりに台頭したのが影狼だ。
久しぶりに表立って活動した事もあり、上手く裏社会で注目を集める事にも成功していた。
黒狼会も今では、貴族にもそれなりの取引が増えている。特にエルヴァールの派閥には顕著に売り上げが立っていた。
今や半分エルヴァールの御用達商会みたいなものだからな。貴族との距離感には注意が必要だが、皇族まで関わった以上、今さらな気もしている。むしろもう少し踏み込んでもいいかもしれない。
そうして順調かつ何もない日を過ごしているある日、アックスが帰ってきた。
「おうアックス。ご苦労だったな」
「ああ。ちょっと歯切れの悪い感じに収まっちまったが」
アックスはテンブルク領での経緯について説明してくれた。少し前に届いた手紙でおおよその事情は分かっていたが、改めてアックス視点から話を聞く。
クインは中央の許可を得て、テンブルク領へと入った。だが領主であるガリグレッド・テンブルクは既に冥狼とその関係者を捕えていたのだ。
「で、全員死んでましたってか?」
「ああ。領主曰く、牢に捕らえていたが脱走したためそのまま殺したって話だったがな。だがありゃどう見ても……」
「口封じにやられたか」
帝都で活動しづらくなった冥狼は、おそらくヴィンチェスター・ハイラントを頼ってテンブルク領へと移動したはずだ。
結社エル=グナーデの後ろ盾もあるし、そこで再起を図るつもりだったのだろう。
「テンブルク領は大領地だけあって、元々それなりに領軍はそろえていた。そして帝都で皇族に弓引いた逆賊が自領にいる。その討伐に軍を動かすのは分かるんだが……」
「タイミングがあまりに出来過ぎている、か」
今のところ領主が黒かは、はっきりと判断はできないな。だがこれでクインは他領に騎士団を置く大義名分を失い、帝都へ引き上げる事になった。
いずれにせよ冥狼の壊滅は、帝都の裏社会に大きな激震をもたらすだろう。影狼とは折り合いがつかず、黒狼会の傘下に加わりたいという組織も増えるはずだ。
「結社の動きもなかったんだよな?」
「ああ。特につけらえている感じもしなかった。冥狼は完全に切られたんだろうな」
ヴィンチェスターが冥狼と繋がっていたのは既に上も把握している。それでもヴィンチェスターの影響を完全に排する事はできなかった。
そして冥狼の後ろ盾がなくとも、ヴィンチェスターは帝国の大貴族である事実に変わりはない。
現在は貴族派閥としてはミドルテアの優勢に変わりはないだろうが、冥狼の後ろ盾であった結社が何かしかけてくるのは間違いない。むしろその足取りをより掴みづらくなったか。
「テンブルク領の領主はどんな評判の人物なんだ?」
「俺もちらっと聞いたくらいなんだが。領民の評判は割と高い印象だったな」
テンブルク領は大領地だけあり、領主はその領地をいくつかに割り、血族に統治させているらしい。だが任せっぱなしにはせず、しっかりと統治管理はしているそうだ。
「中でも今の領主は歴代でもかなり有能らしくてな。今も20年以上に渡る治水事業を推進していたりと、常に安定した雇用と景気を生み出しているらしい」
「そりゃ王業だな。自前で軍を揃えている点といい、他領よりもより独立性が強いイメージか」
治水関連の整備には長い時と莫大な投資、それに多くの人手が必要になる。加えて決して安全な仕事でもないし、長期スパンでの緻密な計画性も求められる。
元々領地持ちの貴族は王族に対する忠誠や納税の義務はあれど、自領では自分が王みたいなものだ。
帝国にも幾人か大領主がいるだろうが、評判だけを聞けばテンブルク領の領主は王器を持っているのだろう。
「ガリグレッド・テンブルクか……。覚えておこう」
「そういやみんなは? 屋敷にはいないようだが……」
「ああ。最近は日中、魔法の修練に時間を割いているみたいだな」
魔法は進化、成長させられる。かつて魔法の祝福を受けた時、カーライル・ガルメラードが俺たちに言った言葉だ。
確かに俺の黒曜腕駆は大きく成長したし、じいさんなんかは一時的とはいえ、若返りまでできる様になった。フィンも姿を消せる様になったし、ガードンやロイ、アックスなんかも様々な魔法の使い方を見つけている。
これまで魔法の修練は特に意識してこなかったが、結社の存在もあり、今はみんな魔法の修練にしっかりと時間を割いていた。
もどきとはいえ、魔法に近い力を持つ者たち。そいつらとの激突が近いと、誰もが感じているのだろう。
俺は日中は仕事があるが、夜には修練の時間を作っている。今は黒曜腕駆の二段階発動をさらに安定させられないか模索中だ。
「俺たちもこの力、よく分からないのに使い続けているよなぁ……」
「魔法とはこういうもの……みたいな感覚があるからな。大幻霊石からしてよく分からない物だったし、探り様もない。まぁ便利な力という認識だな」
シャノーラの話では、大幻霊石はかつて女神がこの世界にもたらした物だったか。
神話の類だし、女神の存在を証明するものは何もない。仮に神話通り、大幻霊石が第三者によってもたらされた物だったとしたら。その者はまたこの世界に、大幻霊石を持ち込む事ができるのだろうか。
「どうしたよ、ヴェルト」
「いや……。ま、書物ばかり読んでいると、いろいろ考える様になるものだな」
昔の俺なら、そもそも怠けて書物なんぞ読まなかっただろうな。とにかくこれからの黒狼会は、少なからず騎士団と協力していく事も出てくるだろう。
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