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ルングーザ領の変異
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「ヴィンチェスター様。いよいよですな」
「うむ。ランダイン、そしてログバーツよ。今日までの協力に感謝する。新たな世ではお前たちを厚遇する事を約束しよう」
ルングーザ領領主、ランダイン・ルングーザ。30年前に旧ルングーザ王国国王だった男だ。
彼は当時、ログバーツ・ローブレイトと組み、ディグマイヤー家を滅ぼした。帝国貴族となって数年後、まさかクインシュバインと再会する事になるとは考えていなかったが。
そのランダインは今、自らの屋敷でヴィンチェスター、ログバーツと会合を行っていた。ログバーツは顎髭を撫でながらニィと笑う。
「しかしヴィンチェスター様のお考えを聞いた時は驚きましたよ。まさか新たな王として立つおつもりだったとは……」
「考えてみればヴィンチェスター様は中央の大貴族。そして今も陛下より軍閥との距離も近い。そうした権力に加え、魔法技術の復活という実績があれば、誰もが王に相応しいと思うでしょうな」
2人を含む、ヴィンチェスターの派閥はこの数ヶ月、水面下で大きく動いていた。
一度は落ち目となったヴィンチェスターであったが、結社とガリグレッドの助力もあり、見事にその存在感を復活させた。さらに魔法という、貴族たちの興味を強く惹く話題も活用できた。
そして現皇帝に不満を持つ者、新たな利権や資本を求める貴族たちは、ヴィンチェスターにその可能性を見た。
結社の魔法技術を直接その眼にした者たちは、これならば新たな時代を切り開けると納得もしたのだ。
そうしてヴィンチェスターは自らの派閥をまとめ、自らが新たな王として君臨するための準備を整えていた。脳裏には皇帝ウィックリンとエルヴァールの嘲笑が浮かぶ。
(ハイラント家当主たる私をここまでコケにしたのだ。必ず報いを受けさせてやるぞ……!)
それは歪んだ憎悪だった。かつて冥狼と組み、暗殺者を使って自派閥の貴族を屠ったことなど記憶にすらない。
そればかりか疑いをエルヴァールの派閥に向けるため、自分の娘を襲わせるという自作自演までやってのけた。
ヴィンチェスターが今の状況になったのは自業自得である。しかしガリグレッドによって惹起された野心は、今や強くヴィンチェスターの人格を形成するまでに膨れ上がっていた。
憎悪、虚栄心、執着、権力欲、承認欲求、支配欲。そして新たな帝国の王という幻想。
それらがガリグレッドによって意図して生み出されたものだという事に。そして結社の思惑通りだという事に心のどこかで感じていながらも、ヴィンチェスターはそれすらも利用してみせると考えていた。
「しかしこの数ヶ月、準備にルングーザ領だけでもいろいろ物資が動きました。中央が気付いていてもおかしくない様に思うのですが……」
「ああ、その事か。心配せずとも、協力者たちが上手く対処してくれている。それに気づかれたところで、あの陛下ではどうしようもあるまい」
「おお……さすがはヴィンチェスター様」
ランダイン・ルングーザとログバーツ・ローブレイトがヴィンチェスターに協力したのは、単に派閥に属しているからというだけではない。より中央で成り上がっていきたいと考えての事だ。
特にランダインは、帝国では大領主でありながら帝国四公を含め、多くの貴族たちより下に見られがちな現状に納得がいっていなかった。
ルングーザ王国だった時代からゼルダンシア帝国には侵略を許したことがないし、自分はそこらの外様貴族よりも格上だという自覚がある。
しかし中央の貴族たちは決してルングーザを認めなかった。朗らかに話しながらも、常に目で語りかけてくるのだ。帝国の威光にひれ伏した地方貴族だと。
客観的に見ればそれは事実であったし、何より当時、帝国の侵略を防いでいたのはディグマイヤー家だ。しかしランダインはそこまで考えを深める事はなかった。
そしてここでヴィンチェスターを支援する事で、次の治世では帝国貴族の中でも頭一つ抜き出るのは間違いない。これまで外様だと下に見てきた者たちを見返すチャンスでもあった。
「騎士家系のいくつかにも話は通しておる。これまでは順調、全て計画通り。そしてそれはこれからも変わらぬ」
ヴィンチェスターはこれからの計画について、ガリグレッドより話を聞いていた。
細部はまだ聞けていないが、結論としてヴィンチェスターが新鋼歴の世に魔法をもたらす盟主となる事には違いない。そのための施設、準備が帝都で進んでいるとも聞いていた。
(何より実際に魔法技術を持つ結社が協力しているのだ。奴らも私が王となれば、より効率的に魔法を広める事ができると話していた。ウィックリンではだめなのだ。これは私にしかできぬ偉業だ……!)
前皇帝はその気質や実力を含め、誰も表立って逆らうことができなかった。
今は若い時に戦場で負った怪我が影響し、年齢もあってほとんど寝たきりだと聞いているが、帝国史において異色の皇帝だったのは間違いない。
だがウィックリンには前皇帝の様な気性の荒さはないし、戦場に立った経験もない。
机上の空論に等しい経済論や政策を唱える姿を見ては、いつも温室育ちの坊ちゃん皇帝だと見下していた。だからこそ自分が支えなくては、帝国は瓦解すると思っていた時期もある。
だがいつからか、多くの貴族たちがウィックリンを支持する様にもなった。その中にはエルヴァールもいるし、派閥に属さないディナルドなんかもウィックリン寄りだと感じ取れる。
(帝国が今潤っているのはたまたまだ。決してウィックリンの政策があたったという訳ではない。いつまでも現状が続くはずなどないのだ。帝国を帝国たらしめるのは強い軍事力と先進技術があってのこと。それをまるで分かっておらんのだ……!)
ヴィンチェスターは改めて自らが王となり、ハイラント朝ゼルダンシア帝国を導いていくと決意を新たにする。そして王となった自分の姿を夢想していた。
■
「それにしてもまさかダンタリウスが協力してくれるとは思わなかったわ」
「私こそ、ルズマリアが叛意を持つとは考えていなかった。……こうなるとは想像もつかなかったとも」
ヴィンチェスターの娘であるルズマリアと、ランダインの息子であるダンタリウス。2人は町人に扮して速足で歩いていた。
「本当はもっと早く領都を出たかったのだが、今日までその隙ができなかった。計画が大詰めとなった今日までな……」
「それは私も同じよ。……止まって。この辺りで待ち合わせをしているの」
2人は街の入り口にほど近い場所で足を止める。そして今日までの経緯を思い出していた。
初めに父の行動に違和感を覚えたのは、ルズマリアだ。テンブルク領からルングーザ領へと渡り、日に日に父の態度が尊大になっていく様を、彼女は側で見ていた。
そしてある日。ランダインやログバーツらとの会話を聞いてしまったのだ。父が主軸となって進めている計画は、帝国貴族としては空恐ろしいものだった。
しばらく1人で抱え込えんでいたが、側仕えたちはその姿におかしいと感じ始める。そうして信用できる者に打ち明け、ある時にダンタリウスにそれとなく話を聞いた。
自分たちの父が進めている計画について、どこまで知っているのかを。
「……あの時は驚いたぞ。我が父になんという嫌疑を持っているのかとな」
「で、確認したらその通りだった訳よね」
「うむ……」
ダンタリウスはルズマリアから話を聞かされた時の事を思い出す。
始めは何をばかなと思っていたが、それとなく父に探りを入れたところ、計画について直接話されたのだ。「次期ルングーザ家当主であるお前に話しておく事がある」と。
ランダインは当然、息子であるダンタリウスは自分に従うと判断していた。だがランダインは息子と自分との違いについて、理解ができていなかった。
それは生まれた時からルングーザ王家の者としての教育を受け、王から帝国貴族となったランダインとは違い。ダンタリウスは生まれながらの帝国貴族であるという点だ。
帝都での暮らしも長く、自分の家は皇族に仕える家系だという事を理解している。その敬意と忠誠は皇族に向けられており、ダンタリウス自身もそれが正しい帝国貴族の姿であると信じていた。
葛藤があったし、迷いもあった。だが結論を出すまでに時間はかからなかった。何故か。それはダンタリウスが常日頃から、帝国貴族としての誇りと矜持を抱えていたからだ。
その矜持は時に平民や下の貴族を見下すという性格にも出ていたが、今回の事態においてはダンタリウスの行動の芯と呼べる部分に働いていた。
「……来たわ」
「急ごう。時間はそれほど残されていない」
2人の前に3人の護衛が姿を見せる。彼らは街の外に馬車を用意していた。
目指すは帝都。自分たちの失踪が明るみに出て、追手が出されるまでにルングーザ領を出なければならない。
そして既に失踪が明るみになったからといって、計画が中断される段階を通り越している事も理解していた。
「帝都に着いたらどうするの?」
「この姿では貴族街に入るのも難しいだろう。まずは黒狼会を頼る。そして身内の恥をさらす様でしゃくではあるが、リーンハルトなりアリゼルダ、ディアノーラに繋いでもらうさ」
そしてその日。商人に扮した1台の馬車がルングーザ領を出る。
「うむ。ランダイン、そしてログバーツよ。今日までの協力に感謝する。新たな世ではお前たちを厚遇する事を約束しよう」
ルングーザ領領主、ランダイン・ルングーザ。30年前に旧ルングーザ王国国王だった男だ。
彼は当時、ログバーツ・ローブレイトと組み、ディグマイヤー家を滅ぼした。帝国貴族となって数年後、まさかクインシュバインと再会する事になるとは考えていなかったが。
そのランダインは今、自らの屋敷でヴィンチェスター、ログバーツと会合を行っていた。ログバーツは顎髭を撫でながらニィと笑う。
「しかしヴィンチェスター様のお考えを聞いた時は驚きましたよ。まさか新たな王として立つおつもりだったとは……」
「考えてみればヴィンチェスター様は中央の大貴族。そして今も陛下より軍閥との距離も近い。そうした権力に加え、魔法技術の復活という実績があれば、誰もが王に相応しいと思うでしょうな」
2人を含む、ヴィンチェスターの派閥はこの数ヶ月、水面下で大きく動いていた。
一度は落ち目となったヴィンチェスターであったが、結社とガリグレッドの助力もあり、見事にその存在感を復活させた。さらに魔法という、貴族たちの興味を強く惹く話題も活用できた。
そして現皇帝に不満を持つ者、新たな利権や資本を求める貴族たちは、ヴィンチェスターにその可能性を見た。
結社の魔法技術を直接その眼にした者たちは、これならば新たな時代を切り開けると納得もしたのだ。
そうしてヴィンチェスターは自らの派閥をまとめ、自らが新たな王として君臨するための準備を整えていた。脳裏には皇帝ウィックリンとエルヴァールの嘲笑が浮かぶ。
(ハイラント家当主たる私をここまでコケにしたのだ。必ず報いを受けさせてやるぞ……!)
それは歪んだ憎悪だった。かつて冥狼と組み、暗殺者を使って自派閥の貴族を屠ったことなど記憶にすらない。
そればかりか疑いをエルヴァールの派閥に向けるため、自分の娘を襲わせるという自作自演までやってのけた。
ヴィンチェスターが今の状況になったのは自業自得である。しかしガリグレッドによって惹起された野心は、今や強くヴィンチェスターの人格を形成するまでに膨れ上がっていた。
憎悪、虚栄心、執着、権力欲、承認欲求、支配欲。そして新たな帝国の王という幻想。
それらがガリグレッドによって意図して生み出されたものだという事に。そして結社の思惑通りだという事に心のどこかで感じていながらも、ヴィンチェスターはそれすらも利用してみせると考えていた。
「しかしこの数ヶ月、準備にルングーザ領だけでもいろいろ物資が動きました。中央が気付いていてもおかしくない様に思うのですが……」
「ああ、その事か。心配せずとも、協力者たちが上手く対処してくれている。それに気づかれたところで、あの陛下ではどうしようもあるまい」
「おお……さすがはヴィンチェスター様」
ランダイン・ルングーザとログバーツ・ローブレイトがヴィンチェスターに協力したのは、単に派閥に属しているからというだけではない。より中央で成り上がっていきたいと考えての事だ。
特にランダインは、帝国では大領主でありながら帝国四公を含め、多くの貴族たちより下に見られがちな現状に納得がいっていなかった。
ルングーザ王国だった時代からゼルダンシア帝国には侵略を許したことがないし、自分はそこらの外様貴族よりも格上だという自覚がある。
しかし中央の貴族たちは決してルングーザを認めなかった。朗らかに話しながらも、常に目で語りかけてくるのだ。帝国の威光にひれ伏した地方貴族だと。
客観的に見ればそれは事実であったし、何より当時、帝国の侵略を防いでいたのはディグマイヤー家だ。しかしランダインはそこまで考えを深める事はなかった。
そしてここでヴィンチェスターを支援する事で、次の治世では帝国貴族の中でも頭一つ抜き出るのは間違いない。これまで外様だと下に見てきた者たちを見返すチャンスでもあった。
「騎士家系のいくつかにも話は通しておる。これまでは順調、全て計画通り。そしてそれはこれからも変わらぬ」
ヴィンチェスターはこれからの計画について、ガリグレッドより話を聞いていた。
細部はまだ聞けていないが、結論としてヴィンチェスターが新鋼歴の世に魔法をもたらす盟主となる事には違いない。そのための施設、準備が帝都で進んでいるとも聞いていた。
(何より実際に魔法技術を持つ結社が協力しているのだ。奴らも私が王となれば、より効率的に魔法を広める事ができると話していた。ウィックリンではだめなのだ。これは私にしかできぬ偉業だ……!)
前皇帝はその気質や実力を含め、誰も表立って逆らうことができなかった。
今は若い時に戦場で負った怪我が影響し、年齢もあってほとんど寝たきりだと聞いているが、帝国史において異色の皇帝だったのは間違いない。
だがウィックリンには前皇帝の様な気性の荒さはないし、戦場に立った経験もない。
机上の空論に等しい経済論や政策を唱える姿を見ては、いつも温室育ちの坊ちゃん皇帝だと見下していた。だからこそ自分が支えなくては、帝国は瓦解すると思っていた時期もある。
だがいつからか、多くの貴族たちがウィックリンを支持する様にもなった。その中にはエルヴァールもいるし、派閥に属さないディナルドなんかもウィックリン寄りだと感じ取れる。
(帝国が今潤っているのはたまたまだ。決してウィックリンの政策があたったという訳ではない。いつまでも現状が続くはずなどないのだ。帝国を帝国たらしめるのは強い軍事力と先進技術があってのこと。それをまるで分かっておらんのだ……!)
ヴィンチェスターは改めて自らが王となり、ハイラント朝ゼルダンシア帝国を導いていくと決意を新たにする。そして王となった自分の姿を夢想していた。
■
「それにしてもまさかダンタリウスが協力してくれるとは思わなかったわ」
「私こそ、ルズマリアが叛意を持つとは考えていなかった。……こうなるとは想像もつかなかったとも」
ヴィンチェスターの娘であるルズマリアと、ランダインの息子であるダンタリウス。2人は町人に扮して速足で歩いていた。
「本当はもっと早く領都を出たかったのだが、今日までその隙ができなかった。計画が大詰めとなった今日までな……」
「それは私も同じよ。……止まって。この辺りで待ち合わせをしているの」
2人は街の入り口にほど近い場所で足を止める。そして今日までの経緯を思い出していた。
初めに父の行動に違和感を覚えたのは、ルズマリアだ。テンブルク領からルングーザ領へと渡り、日に日に父の態度が尊大になっていく様を、彼女は側で見ていた。
そしてある日。ランダインやログバーツらとの会話を聞いてしまったのだ。父が主軸となって進めている計画は、帝国貴族としては空恐ろしいものだった。
しばらく1人で抱え込えんでいたが、側仕えたちはその姿におかしいと感じ始める。そうして信用できる者に打ち明け、ある時にダンタリウスにそれとなく話を聞いた。
自分たちの父が進めている計画について、どこまで知っているのかを。
「……あの時は驚いたぞ。我が父になんという嫌疑を持っているのかとな」
「で、確認したらその通りだった訳よね」
「うむ……」
ダンタリウスはルズマリアから話を聞かされた時の事を思い出す。
始めは何をばかなと思っていたが、それとなく父に探りを入れたところ、計画について直接話されたのだ。「次期ルングーザ家当主であるお前に話しておく事がある」と。
ランダインは当然、息子であるダンタリウスは自分に従うと判断していた。だがランダインは息子と自分との違いについて、理解ができていなかった。
それは生まれた時からルングーザ王家の者としての教育を受け、王から帝国貴族となったランダインとは違い。ダンタリウスは生まれながらの帝国貴族であるという点だ。
帝都での暮らしも長く、自分の家は皇族に仕える家系だという事を理解している。その敬意と忠誠は皇族に向けられており、ダンタリウス自身もそれが正しい帝国貴族の姿であると信じていた。
葛藤があったし、迷いもあった。だが結論を出すまでに時間はかからなかった。何故か。それはダンタリウスが常日頃から、帝国貴族としての誇りと矜持を抱えていたからだ。
その矜持は時に平民や下の貴族を見下すという性格にも出ていたが、今回の事態においてはダンタリウスの行動の芯と呼べる部分に働いていた。
「……来たわ」
「急ごう。時間はそれほど残されていない」
2人の前に3人の護衛が姿を見せる。彼らは街の外に馬車を用意していた。
目指すは帝都。自分たちの失踪が明るみに出て、追手が出されるまでにルングーザ領を出なければならない。
そして既に失踪が明るみになったからといって、計画が中断される段階を通り越している事も理解していた。
「帝都に着いたらどうするの?」
「この姿では貴族街に入るのも難しいだろう。まずは黒狼会を頼る。そして身内の恥をさらす様でしゃくではあるが、リーンハルトなりアリゼルダ、ディアノーラに繋いでもらうさ」
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