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帝都地下で待ち受ける者たち
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俺たちは地下空間を駆けていた。黒狼会の6人に加え、リリアーナ、それにディアノーラとアデライアが一緒だ。
ディアノーラはアデライアを抱きかかえたまま走っていた。
「ヴェルト!」
「ああ。アデライア、頼む」
「はい」
かなりの距離を進んだと思うが、これで4つ目の扉となる。アデライアが扉の側にある水晶球に触れた瞬間、これまで通り閉ざされた扉は開き始めた。
「どういう仕掛けなんだろうねー」
「さぁな。だが奥に進むほど道や部屋がかなり綺麗に作られている。アデライア……というか、赤い眼の巫女が開けられるという事は、皇族が行き来する事を前提に作った道なんだとは思うが……」
再び駆けだしながらこの空間について考えを深める。
帝都の地下に広がる空間は、完全には把握しきれていないという事だった。冥狼はそこを利用し、おそらく場所を変えながら拠点にしていた。
(だがこの道は特定の者にしか歩めない。かつて赤い眼の巫女が当たり前に居た時代ならともかく、今はたまたまアデライアという存在がいたから、こうして侵入できているが……)
どういう意図で作られたのかは分からなかったが、じいさんは考えこむ様な声を出す。
「これだけの広さじゃ。作られた目的は1つとは限らないのではないかの?」
「え……」
「この奥に魔法を復活させる何かがあるとしてじゃ。それ以外にも目的はありそうなもんじゃと思ってのぅ。昔からこういう地下通路は、偉い者が秘密裏に逃げ出す用と相場も決まっておるじゃろ?」
相場が決まっているかは知らないが、じいさんの言う事にも一理ある様に思えた。
地下空間でも封印されている箇所とない箇所があるのは、後から封印されていない箇所が増設されたからではないだろうか。現に通路や部屋の作りは、全然違うものになっているのだから。
「ま、そこは考えても分からないところだな。……5つ目だ」
5つ目の扉は、これまでとは少し造りが違っていた。陶器の様な質感と見た目をしている。それに取っ手の様なものが見当たらない。
だがアデライアが水晶球に触れる事で、ツルツルな見た目をした扉は開いていく。その奥に広がる光景を目にし、俺たちは思わず足が止まってしまった。
「これは……」
「水晶板で加工された道……?」
これまでの石造りのものから、水晶を削って作られた様なものに変わっている。壁や天井を見るに、水晶を板状に加工してはめ込んでいる様にも見えた。
「なんじゃ……妙な気配の様なものを感じるのぅ」
「妙な気配?」
「うむ。生き物……とは違うが。こう、背中がむずかゆいというか……」
「はっは。じいさん、そりゃ歳だぜ」
「ほぅアックス。言うようになったのぅ……?」
いや、じいさんが歳なのは事実なんだが。事実……だよな?
しかし警戒しているのはディアノーラも同様だった。
「ヴェルト殿。ここからは慎重に行った方が良い様に思う。おそらく目的地も近いのではないか」
「その可能性はあるな。よし、少し速度を落とそう」
周囲を警戒しながら俺たちは足を進める。かつて大幻霊石の巫女として俺たちに祝福を授けたシャノーラは、この空間の事を知っていたのだろうか。
気にはなったが確かめようはないな。俺はリリアーナに声をかける。
「リリアーナ。レクタリアは片目が赤い、元はどこかの王族で間違いはないんだよな?」
「うん。前に話した通りだよ。何で帝都の地下に広がる空間の事を知っていたのかとか、魔法を復活させる手段を持っているのかとかは分からないけど」
「だが何か目的があって結社エル=グナーデを立ち上げた。それにエルクォーツの研究とやらも進めた。元から相応の魔法知識があったのは間違いないだろうな」
レクタリアの経歴はあまりに不明点が多すぎる。だがこの奥にいるのは間違いないし、会えば確実に戦闘になる。
怪しい組織の首魁だ。リリアーナの持つ剣の様に、どんなびっくり武装を持っているか分からない。それにレクタリアに直接仕えている閃罰者もいるだろう。
「ヴェルト。道が……」
水晶板で模られた道を進むと、途中で2手に分かれていた。1つは扉の封印がある。いや、あった。既に誰かが開けた後の様だ。
「どうするよ。怪しいのは扉がある方だろうが……」
「もう1つはどこに通じているのか。こちらが正解の可能性もあるな……」
ルードの話を思い出す。俺はガードンの意見を否定した。
「レクタリアは別のルートで地下空間最奥を目指しているという話だった。俺たちの通ってきた道は一本道だったし、おそらくここから来たんだろう。そして扉の封印を解き、この先へと進んでいった……」
仮説でしかないが、ほぼ間違いないだろう。ロイも俺の意見に頷く。
「僕たちは貴族院からここに辿り着きましたが、レクタリアは別の場所から地下空間へと入ってきたはずです。この先は帝都のどこかに繋がっているのでしょう」
「お、なら帰りはこっちの方が速いかもな!」
ルードが貴族街まで入ってきた事を思うと、この先は城や皇宮に繋がっている可能性もあるな。
じいさんの話じゃないが、かつての王族専用の秘密通路として運用されていた可能性もあるし。
「俺たちが進むのは封印が解けている方だ。行こう」
確実にレクタリアに近づいている。そう考え、警戒は怠らずに進む。そして部屋全体が水晶でできたかの様な部屋へとたどり着いた。
「……おいおい、どういう事だ。ルードじゃねぇぞぉ?」
「報告にあった黒狼会ですね。リリアーナもいます。……状況を見るに、ルードの代わりに皇女殿下をお連れいただいた様ですが」
部屋の中には2人の男が立っていた。かなりの使い手だな。リリアーナは警戒を露わにする。
「気を付けて。2人とも七殺星よ。右は空牙のアキウス、左は紫電のベート。アキウスは遠距離の遠当てを、ベートは雷をまき散らしながらの高速移動が能力よ」
リリアーナは簡潔に相手の所在と能力を明かす。ここまで付いてきてもらって良かった。
「一応聞こうか。ルードはどうしたよ?」
「俺たちがアデライアを連れてここにいるんだ。言わなくても分かるだろう?」
試す様に、また挑発する様な声色で答える。相手もあくまで確認のために聞いてきた様だった。
「まじかよ……ルードがやられた……?」
「多勢に無勢ではどうしようもなかったのでしょう。何せ相手は本物の魔法使いなのですから」
ベートの発言に対し、さらに煽る様に口を開く。
「ルードをやったのは俺だ。残念ながらあいつでは俺に傷を与える事もできなかったな」
「ほう……」
嘘だ。黒曜腕駆を纏ってなおそこそこダメージを負った。だが外傷はないため、余裕だったと見せかける。それにこいつらの反応も見たい。
ルードが七殺星の頂点なのは、伊達ではないはずだ。閃刺鉄鷲最強と言っても差し支えないはず。
そんなルードを無傷で1人で倒した。そう言われてどう出てくるか探るのが目的だ。
「……ベートよ」
「ええ。そもそもここに黒狼会がそろっているという事は、閃罰者は全員返り討ちにあったという事です。しかも誰も傷を負った様子が見られない。普通に戦えば、足止めできずに我らも討たれるだけでしょう」
ベートは冷静に状況を分析する。
「私からの提案なのですが。ここで皇女殿下を置いて、帰っていただけないでしょうか。もちろん相応の見返りは用意します」
敵わないと判断して、交渉を持ちかけてくる。だが答えは分かっているだろう。
「お前らこそそこをどくのなら、わざわざ命を奪う様な事はしねぇよ。用があるのはレクタリアだ」
「仕方ありません、交渉決裂ですね」
「おいベート、あれを……」
一瞬だった。部屋に突風が巻き起こったかと思えば、いつの間にかじいさんはアキウスの側に移動していた。
そのまま神速の居合を抜き放ち、アキウスの右腕を斬り飛ばす。
「が……!」
速い……! 今のは俺の目でも追いきれなかった。
俊足の移動から放たれる剣撃。初見ではまず対応できないだろう。
じいさんは戦いが始まったと判断した瞬間に、即座に決めにいったのだ。しかし腕を落とされたアキウスは不適に笑う。
「エルクォーツ、オーバードライブ……!」
「…………!!」
アキウスは低く唸る様に声を絞る。そしてその全身が強く輝きだす。さらにアキウスを中心にして衝撃波が広がった。
「じいさん!」
「く……」
ディアノーラは咄嗟にアデライアを庇い、その2人をガードンがさらに前に出て庇う。じいさんも後退し、俺たちは衝撃波に耐える。
「一体何が……!」
輝きが収まる。そこには1体の怪物が立っていた。いつか帝都の路地裏で見たものよりもさらに怪物っぽさが強くなっている。
白く硬質な見た目の全身に、頭部は真四角を描いている。また目にあたる部分には緑に光るラインが走っていた。さらにじいさんに斬り落とされたはずの右腕も付いている。
「こいつは……!」
「エルクォーツ暴走変異体、レヴナントか……!」
こいつ……! 俺たちに勝てないと判断して、身体に埋め込まれていたエルクォーツを意図的に暴発させたのか……!
ルードの話では、怪物はエルクォーツに適応できない者のなれの果てとの事だった。
ならば。適応者が意図して暴走させたらどうなるのか。その答えがこれなのだろう。路地裏で戦った怪物よりも圧倒的な気配が充満している。
「おいヴェルト! こいつは……!」
「ああ、やばいな! だが俺たちなら……!」
しかし事はアキウスだけでは済まなかった。ベートもこちらを見て不適に笑う。
「おい……まさか……!」
「意識を保っていられるのかは未知数ですが。狂って皇女殿下まで殺さないよう、願いますかね……!」
そして。ベートの全身も輝きだす。
ディアノーラはアデライアを抱きかかえたまま走っていた。
「ヴェルト!」
「ああ。アデライア、頼む」
「はい」
かなりの距離を進んだと思うが、これで4つ目の扉となる。アデライアが扉の側にある水晶球に触れた瞬間、これまで通り閉ざされた扉は開き始めた。
「どういう仕掛けなんだろうねー」
「さぁな。だが奥に進むほど道や部屋がかなり綺麗に作られている。アデライア……というか、赤い眼の巫女が開けられるという事は、皇族が行き来する事を前提に作った道なんだとは思うが……」
再び駆けだしながらこの空間について考えを深める。
帝都の地下に広がる空間は、完全には把握しきれていないという事だった。冥狼はそこを利用し、おそらく場所を変えながら拠点にしていた。
(だがこの道は特定の者にしか歩めない。かつて赤い眼の巫女が当たり前に居た時代ならともかく、今はたまたまアデライアという存在がいたから、こうして侵入できているが……)
どういう意図で作られたのかは分からなかったが、じいさんは考えこむ様な声を出す。
「これだけの広さじゃ。作られた目的は1つとは限らないのではないかの?」
「え……」
「この奥に魔法を復活させる何かがあるとしてじゃ。それ以外にも目的はありそうなもんじゃと思ってのぅ。昔からこういう地下通路は、偉い者が秘密裏に逃げ出す用と相場も決まっておるじゃろ?」
相場が決まっているかは知らないが、じいさんの言う事にも一理ある様に思えた。
地下空間でも封印されている箇所とない箇所があるのは、後から封印されていない箇所が増設されたからではないだろうか。現に通路や部屋の作りは、全然違うものになっているのだから。
「ま、そこは考えても分からないところだな。……5つ目だ」
5つ目の扉は、これまでとは少し造りが違っていた。陶器の様な質感と見た目をしている。それに取っ手の様なものが見当たらない。
だがアデライアが水晶球に触れる事で、ツルツルな見た目をした扉は開いていく。その奥に広がる光景を目にし、俺たちは思わず足が止まってしまった。
「これは……」
「水晶板で加工された道……?」
これまでの石造りのものから、水晶を削って作られた様なものに変わっている。壁や天井を見るに、水晶を板状に加工してはめ込んでいる様にも見えた。
「なんじゃ……妙な気配の様なものを感じるのぅ」
「妙な気配?」
「うむ。生き物……とは違うが。こう、背中がむずかゆいというか……」
「はっは。じいさん、そりゃ歳だぜ」
「ほぅアックス。言うようになったのぅ……?」
いや、じいさんが歳なのは事実なんだが。事実……だよな?
しかし警戒しているのはディアノーラも同様だった。
「ヴェルト殿。ここからは慎重に行った方が良い様に思う。おそらく目的地も近いのではないか」
「その可能性はあるな。よし、少し速度を落とそう」
周囲を警戒しながら俺たちは足を進める。かつて大幻霊石の巫女として俺たちに祝福を授けたシャノーラは、この空間の事を知っていたのだろうか。
気にはなったが確かめようはないな。俺はリリアーナに声をかける。
「リリアーナ。レクタリアは片目が赤い、元はどこかの王族で間違いはないんだよな?」
「うん。前に話した通りだよ。何で帝都の地下に広がる空間の事を知っていたのかとか、魔法を復活させる手段を持っているのかとかは分からないけど」
「だが何か目的があって結社エル=グナーデを立ち上げた。それにエルクォーツの研究とやらも進めた。元から相応の魔法知識があったのは間違いないだろうな」
レクタリアの経歴はあまりに不明点が多すぎる。だがこの奥にいるのは間違いないし、会えば確実に戦闘になる。
怪しい組織の首魁だ。リリアーナの持つ剣の様に、どんなびっくり武装を持っているか分からない。それにレクタリアに直接仕えている閃罰者もいるだろう。
「ヴェルト。道が……」
水晶板で模られた道を進むと、途中で2手に分かれていた。1つは扉の封印がある。いや、あった。既に誰かが開けた後の様だ。
「どうするよ。怪しいのは扉がある方だろうが……」
「もう1つはどこに通じているのか。こちらが正解の可能性もあるな……」
ルードの話を思い出す。俺はガードンの意見を否定した。
「レクタリアは別のルートで地下空間最奥を目指しているという話だった。俺たちの通ってきた道は一本道だったし、おそらくここから来たんだろう。そして扉の封印を解き、この先へと進んでいった……」
仮説でしかないが、ほぼ間違いないだろう。ロイも俺の意見に頷く。
「僕たちは貴族院からここに辿り着きましたが、レクタリアは別の場所から地下空間へと入ってきたはずです。この先は帝都のどこかに繋がっているのでしょう」
「お、なら帰りはこっちの方が速いかもな!」
ルードが貴族街まで入ってきた事を思うと、この先は城や皇宮に繋がっている可能性もあるな。
じいさんの話じゃないが、かつての王族専用の秘密通路として運用されていた可能性もあるし。
「俺たちが進むのは封印が解けている方だ。行こう」
確実にレクタリアに近づいている。そう考え、警戒は怠らずに進む。そして部屋全体が水晶でできたかの様な部屋へとたどり着いた。
「……おいおい、どういう事だ。ルードじゃねぇぞぉ?」
「報告にあった黒狼会ですね。リリアーナもいます。……状況を見るに、ルードの代わりに皇女殿下をお連れいただいた様ですが」
部屋の中には2人の男が立っていた。かなりの使い手だな。リリアーナは警戒を露わにする。
「気を付けて。2人とも七殺星よ。右は空牙のアキウス、左は紫電のベート。アキウスは遠距離の遠当てを、ベートは雷をまき散らしながらの高速移動が能力よ」
リリアーナは簡潔に相手の所在と能力を明かす。ここまで付いてきてもらって良かった。
「一応聞こうか。ルードはどうしたよ?」
「俺たちがアデライアを連れてここにいるんだ。言わなくても分かるだろう?」
試す様に、また挑発する様な声色で答える。相手もあくまで確認のために聞いてきた様だった。
「まじかよ……ルードがやられた……?」
「多勢に無勢ではどうしようもなかったのでしょう。何せ相手は本物の魔法使いなのですから」
ベートの発言に対し、さらに煽る様に口を開く。
「ルードをやったのは俺だ。残念ながらあいつでは俺に傷を与える事もできなかったな」
「ほう……」
嘘だ。黒曜腕駆を纏ってなおそこそこダメージを負った。だが外傷はないため、余裕だったと見せかける。それにこいつらの反応も見たい。
ルードが七殺星の頂点なのは、伊達ではないはずだ。閃刺鉄鷲最強と言っても差し支えないはず。
そんなルードを無傷で1人で倒した。そう言われてどう出てくるか探るのが目的だ。
「……ベートよ」
「ええ。そもそもここに黒狼会がそろっているという事は、閃罰者は全員返り討ちにあったという事です。しかも誰も傷を負った様子が見られない。普通に戦えば、足止めできずに我らも討たれるだけでしょう」
ベートは冷静に状況を分析する。
「私からの提案なのですが。ここで皇女殿下を置いて、帰っていただけないでしょうか。もちろん相応の見返りは用意します」
敵わないと判断して、交渉を持ちかけてくる。だが答えは分かっているだろう。
「お前らこそそこをどくのなら、わざわざ命を奪う様な事はしねぇよ。用があるのはレクタリアだ」
「仕方ありません、交渉決裂ですね」
「おいベート、あれを……」
一瞬だった。部屋に突風が巻き起こったかと思えば、いつの間にかじいさんはアキウスの側に移動していた。
そのまま神速の居合を抜き放ち、アキウスの右腕を斬り飛ばす。
「が……!」
速い……! 今のは俺の目でも追いきれなかった。
俊足の移動から放たれる剣撃。初見ではまず対応できないだろう。
じいさんは戦いが始まったと判断した瞬間に、即座に決めにいったのだ。しかし腕を落とされたアキウスは不適に笑う。
「エルクォーツ、オーバードライブ……!」
「…………!!」
アキウスは低く唸る様に声を絞る。そしてその全身が強く輝きだす。さらにアキウスを中心にして衝撃波が広がった。
「じいさん!」
「く……」
ディアノーラは咄嗟にアデライアを庇い、その2人をガードンがさらに前に出て庇う。じいさんも後退し、俺たちは衝撃波に耐える。
「一体何が……!」
輝きが収まる。そこには1体の怪物が立っていた。いつか帝都の路地裏で見たものよりもさらに怪物っぽさが強くなっている。
白く硬質な見た目の全身に、頭部は真四角を描いている。また目にあたる部分には緑に光るラインが走っていた。さらにじいさんに斬り落とされたはずの右腕も付いている。
「こいつは……!」
「エルクォーツ暴走変異体、レヴナントか……!」
こいつ……! 俺たちに勝てないと判断して、身体に埋め込まれていたエルクォーツを意図的に暴発させたのか……!
ルードの話では、怪物はエルクォーツに適応できない者のなれの果てとの事だった。
ならば。適応者が意図して暴走させたらどうなるのか。その答えがこれなのだろう。路地裏で戦った怪物よりも圧倒的な気配が充満している。
「おいヴェルト! こいつは……!」
「ああ、やばいな! だが俺たちなら……!」
しかし事はアキウスだけでは済まなかった。ベートもこちらを見て不適に笑う。
「おい……まさか……!」
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