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美味しい二人
「美味しかったね!
比呂ちゃんの言う通りにしてよかったわ。」
店を出ると、舞彩は、上機嫌で隣にいる比呂に言った。
「そうだね。
さて、切符買って東京に帰ろっか。」
比呂が腕時計を見ながら言うと、舞彩は
「どっちにしても今日はもうお家に帰るだけなんだし、ちょっとだけ広島の街を散策しない?」
「えっ」
「いいでしょ?
まだ二時になってないんだよ。」
「そうだね。
商談も上手くいったわけだし、別にそれくらいいいかな。」
比呂も舞彩の提案に乗った。
「ねえ、どこ行く?」
「そうね。
どうせだったら地元の量販店とか見るってのはどう?」
「もう
比呂ちゃんて仕事熱心なんだから。
でも、好きよ。
そういうところが。」
舞彩はそう言うと、比呂の腕に自分の腕を絡み付けた。
そんな舞彩の行動に、比呂は何も言わずに、困ったような顔になり、そして、少し笑みを浮かべた。
「ねえ、比呂ちゃん
絶対に結婚しようね。
もう、私、比呂ちゃん以外、考えられないから。」
これには、比呂も頷くしかなかったが、内心は憂鬱になった。
「で、どこに行く?」
「そうね。
ここから少し行ったところに大型の商業施設があるのよ。
たしか、そこもアズミが経営してる」
「へえ、なんていうとこ?」
「ラクト」
「どこにあるの?」
「西区なのよ。
ここから電車に乗って新井口まで行って、シャトルバスかな。」
「へえ
まあ、比呂ちゃんと一緒ならどこでもいいんだけどね。」
舞彩は、屈託のない笑みを浮かべて、さらに体を密着させてきた。
比呂ちゃんの言う通りにしてよかったわ。」
店を出ると、舞彩は、上機嫌で隣にいる比呂に言った。
「そうだね。
さて、切符買って東京に帰ろっか。」
比呂が腕時計を見ながら言うと、舞彩は
「どっちにしても今日はもうお家に帰るだけなんだし、ちょっとだけ広島の街を散策しない?」
「えっ」
「いいでしょ?
まだ二時になってないんだよ。」
「そうだね。
商談も上手くいったわけだし、別にそれくらいいいかな。」
比呂も舞彩の提案に乗った。
「ねえ、どこ行く?」
「そうね。
どうせだったら地元の量販店とか見るってのはどう?」
「もう
比呂ちゃんて仕事熱心なんだから。
でも、好きよ。
そういうところが。」
舞彩はそう言うと、比呂の腕に自分の腕を絡み付けた。
そんな舞彩の行動に、比呂は何も言わずに、困ったような顔になり、そして、少し笑みを浮かべた。
「ねえ、比呂ちゃん
絶対に結婚しようね。
もう、私、比呂ちゃん以外、考えられないから。」
これには、比呂も頷くしかなかったが、内心は憂鬱になった。
「で、どこに行く?」
「そうね。
ここから少し行ったところに大型の商業施設があるのよ。
たしか、そこもアズミが経営してる」
「へえ、なんていうとこ?」
「ラクト」
「どこにあるの?」
「西区なのよ。
ここから電車に乗って新井口まで行って、シャトルバスかな。」
「へえ
まあ、比呂ちゃんと一緒ならどこでもいいんだけどね。」
舞彩は、屈託のない笑みを浮かべて、さらに体を密着させてきた。
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