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propose
宮埜の心へのプロポーズだった。
好意を持っていることはわかっていたし、そういう言葉ももらっていた。
体の関係もあったし、何も言わずとも、その思いは伝わってきていた。
しかし、初めて、宮埜は心にプロポーズをしたのである。
はっきりとした言い方で。
心は、大いに戸惑った。
宮埜からプロポーズされているというこの事実に対し…
どうすればいい?
どう答えればいい?
この一瞬の間に、心の頭の中は凄まじい勢いでグルグル回った。
自分は、彼のことをどう思っている?
愛と岸田がこのまま結婚するかは、まだわからない。
どうすればいい?
どうすれば…
性転換者の自分が結婚?
そんなことが許されるのか?
宮埜は、元々結婚なんて興味がなく、自由な生き方がしたいと思っていなかったか?
つまり、一次的感情から、思わずプロポーズしてしまった?
いや、そんないい加減な男ではない…
心は、さまざまな事が浮かんでは消え、浮かんでは消えて、答えがまとまらなかった。
そして…
「宮埜さん…
ワタシもあなたのことが好き。
でも、自分が結婚していいかどうかわかんないし、妻になる自信もないの。
答えるのを、もう少しだけ待ってもらえるかな…」
「ああ。
俺の方こそ、こんなタイミングで
ごめん」
心が答えを出せないでいるのを、宮埜は優しげな眼差しで見つめ、そう答えた。
好意を持っていることはわかっていたし、そういう言葉ももらっていた。
体の関係もあったし、何も言わずとも、その思いは伝わってきていた。
しかし、初めて、宮埜は心にプロポーズをしたのである。
はっきりとした言い方で。
心は、大いに戸惑った。
宮埜からプロポーズされているというこの事実に対し…
どうすればいい?
どう答えればいい?
この一瞬の間に、心の頭の中は凄まじい勢いでグルグル回った。
自分は、彼のことをどう思っている?
愛と岸田がこのまま結婚するかは、まだわからない。
どうすればいい?
どうすれば…
性転換者の自分が結婚?
そんなことが許されるのか?
宮埜は、元々結婚なんて興味がなく、自由な生き方がしたいと思っていなかったか?
つまり、一次的感情から、思わずプロポーズしてしまった?
いや、そんないい加減な男ではない…
心は、さまざまな事が浮かんでは消え、浮かんでは消えて、答えがまとまらなかった。
そして…
「宮埜さん…
ワタシもあなたのことが好き。
でも、自分が結婚していいかどうかわかんないし、妻になる自信もないの。
答えるのを、もう少しだけ待ってもらえるかな…」
「ああ。
俺の方こそ、こんなタイミングで
ごめん」
心が答えを出せないでいるのを、宮埜は優しげな眼差しで見つめ、そう答えた。
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