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決心
その日、岸田と宮埜は、まっすぐ家に帰らず、会社の近くの居酒屋で酒を飲んでいた。
「宮埜さん
僕も話があってお誘いしようかと思ってたんですよ。」
「そうか。
そりゃ偶然…
じゃねえか。」
宮埜は、苦笑いを浮かべて、ビールを一口飲んだ。
「ってことは、宮埜さんの話も?…」
「お前さんが思ってるのと、多分同じさ。」
「だったら、話が早いです。
実は、愛の出産の件で。」
「あれ?
愛って呼んでんの?」
「えっ、まあ。
そういうふうに呼ぶように言われまして。」
「あ、すまん
話の腰を折っちゃったな。
続けてくれ。」
「当初、愛が僕の子を産み、心と愛の子として育てるって話を持ちかけられて、僕が快諾したって事はご存知だと思いますけど。」
「ああ。
で、本当に妊娠して、出産が近づくにつれ、お前の気持ちに変化が出てきた。
それを話すと、愛ちゃんも同じように思ってたってところか?」
「何で、それを…」
「ちょっと前に心がそんな話をしててな、なるほどなって思ってたんだ。」
「そうでしたか…
僕がそんなことをしたら、心を裏切る事になるし…
少し悩んでて。」
「いや、いいんじゃないか。
心もこういう展開になるって予想してたから。
アイツ、愛ちゃんをお前に任せて、家を出ていくつもりだよ。」
「えっ!」
「だからってわけじゃないんだけど
俺は、アイツにプロポーズしたんだ。」
「ええっ!」
岸田は、さらに驚きの声を上げた。
「宮埜さん
僕も話があってお誘いしようかと思ってたんですよ。」
「そうか。
そりゃ偶然…
じゃねえか。」
宮埜は、苦笑いを浮かべて、ビールを一口飲んだ。
「ってことは、宮埜さんの話も?…」
「お前さんが思ってるのと、多分同じさ。」
「だったら、話が早いです。
実は、愛の出産の件で。」
「あれ?
愛って呼んでんの?」
「えっ、まあ。
そういうふうに呼ぶように言われまして。」
「あ、すまん
話の腰を折っちゃったな。
続けてくれ。」
「当初、愛が僕の子を産み、心と愛の子として育てるって話を持ちかけられて、僕が快諾したって事はご存知だと思いますけど。」
「ああ。
で、本当に妊娠して、出産が近づくにつれ、お前の気持ちに変化が出てきた。
それを話すと、愛ちゃんも同じように思ってたってところか?」
「何で、それを…」
「ちょっと前に心がそんな話をしててな、なるほどなって思ってたんだ。」
「そうでしたか…
僕がそんなことをしたら、心を裏切る事になるし…
少し悩んでて。」
「いや、いいんじゃないか。
心もこういう展開になるって予想してたから。
アイツ、愛ちゃんをお前に任せて、家を出ていくつもりだよ。」
「えっ!」
「だからってわけじゃないんだけど
俺は、アイツにプロポーズしたんだ。」
「ええっ!」
岸田は、さらに驚きの声を上げた。
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