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品評
宮埜家に着いた心を、宮埜の父と姉が出迎えた。
父 武雄62歳
姉 小春36歳
入院中の母、美代子の姿はなかったが、心にとって、父と姉という組み合わせは、あまりにも大きなプレッシャーとなってその身に襲いかかった。
「紹介するよ。
こちらが、杉原心さん。」
宮埜は、まず心の紹介を父と姉にした。
「杉原心と申します。
よろしくお願い致します。」
心は普段から使い慣れている女声で挨拶をし、頭を下げた。
武雄と小春もぎこちない笑みを浮かべて頭を下げた。
「で、こっちが、父の武雄。」
「宮埜武雄です。」
「で、これが姉の小春。」
「木村小春です。
よろしくお願いします。」
心は思った。
父の武雄は、宮埜と同様、精力絶倫という感じがする。
この父にしてこの子ありかと。
姉の小春は、やはり弟と似ていたが、性格は明るそうで、慣れてきたらきっと気さくな人なんだろうと。
「姉は結婚して、この近くに住んでんだけど、旦那さんの仕事の都合でもうすぐ海外に行ってしまうんだ。
それと、ここにはいないけど、入院中の母の美代子がいる。
これが俺の家族だよ。
姉ちゃんの旦那さんと子供は除いて。」
心は、宮埜の説明に一々頷きながら、緊張気味に笑みを浮かべた。
そんな空気も、話をするうちに徐々になくなってきて、おそらく話好きと見られる小春の口数が増えてきた。
「それにしても晃之さあ、どこでこんな可愛い女性と知り合えたのよ。
アンタみたいな冴えない男が。」
小春の言葉に、宮埜は、頭を掻きながら心を見た。
父 武雄62歳
姉 小春36歳
入院中の母、美代子の姿はなかったが、心にとって、父と姉という組み合わせは、あまりにも大きなプレッシャーとなってその身に襲いかかった。
「紹介するよ。
こちらが、杉原心さん。」
宮埜は、まず心の紹介を父と姉にした。
「杉原心と申します。
よろしくお願い致します。」
心は普段から使い慣れている女声で挨拶をし、頭を下げた。
武雄と小春もぎこちない笑みを浮かべて頭を下げた。
「で、こっちが、父の武雄。」
「宮埜武雄です。」
「で、これが姉の小春。」
「木村小春です。
よろしくお願いします。」
心は思った。
父の武雄は、宮埜と同様、精力絶倫という感じがする。
この父にしてこの子ありかと。
姉の小春は、やはり弟と似ていたが、性格は明るそうで、慣れてきたらきっと気さくな人なんだろうと。
「姉は結婚して、この近くに住んでんだけど、旦那さんの仕事の都合でもうすぐ海外に行ってしまうんだ。
それと、ここにはいないけど、入院中の母の美代子がいる。
これが俺の家族だよ。
姉ちゃんの旦那さんと子供は除いて。」
心は、宮埜の説明に一々頷きながら、緊張気味に笑みを浮かべた。
そんな空気も、話をするうちに徐々になくなってきて、おそらく話好きと見られる小春の口数が増えてきた。
「それにしても晃之さあ、どこでこんな可愛い女性と知り合えたのよ。
アンタみたいな冴えない男が。」
小春の言葉に、宮埜は、頭を掻きながら心を見た。
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