351 / 469
カミングアウトのタイミング
場の空気が和んできた、まさにそのとき、心は、少しお尻を動かして座り直し、目の前にいる宮埜の父と姉を交互に見ながら、口を開いた。
「お父様とお姉様にお話があります。」
急に改まって話し始めた心に、武雄も小春も、少し呆気に取られ、心の次の言葉をジッと待った。
「最初にお話しておかなければならないのですが…
実は、ワタシは女性ではありません。」
単刀直入に、ハッキリと言った。
二人共、まだ心が言った言葉の意味がわからず、何も反応しないので、心はかまわず、話を続けた。
「ワタシは、元々男性として生まれ、男性として生活していました。
ですが、女性として生きたいと思い始め、何ヶ月か前に性転換手術を受けて、女性になったとは言えませんが、それに近い体になりました。
でも、戸籍は男のままなので、晃之さんとは籍を入れる事が出来ません。」
一気に事の経緯を説明した心に続き、宮埜が話を引き取り、補足の説明を始めた。
「もちろん心がそうだっていうことをわかって、俺はプロポーズした。
だから、俺と心の間には、何の問題もない。
問題があるとすれば、親父や姉ちゃん、そさしてオカンの反応だった。
見ての通り、心はどこからどう見ても綺麗な女性で、戸籍以外は普通の女性と何も変わりはしない。
この話を聞いた上で判断してほしい。
認められないっていうんなら、それまでだと心とも話していたし、縁を切ってもらってもかまわない。」
宮埜が話し終え、父と姉のターンになったが、二人は依然として言葉を発する事ができなかった。
「お父様とお姉様にお話があります。」
急に改まって話し始めた心に、武雄も小春も、少し呆気に取られ、心の次の言葉をジッと待った。
「最初にお話しておかなければならないのですが…
実は、ワタシは女性ではありません。」
単刀直入に、ハッキリと言った。
二人共、まだ心が言った言葉の意味がわからず、何も反応しないので、心はかまわず、話を続けた。
「ワタシは、元々男性として生まれ、男性として生活していました。
ですが、女性として生きたいと思い始め、何ヶ月か前に性転換手術を受けて、女性になったとは言えませんが、それに近い体になりました。
でも、戸籍は男のままなので、晃之さんとは籍を入れる事が出来ません。」
一気に事の経緯を説明した心に続き、宮埜が話を引き取り、補足の説明を始めた。
「もちろん心がそうだっていうことをわかって、俺はプロポーズした。
だから、俺と心の間には、何の問題もない。
問題があるとすれば、親父や姉ちゃん、そさしてオカンの反応だった。
見ての通り、心はどこからどう見ても綺麗な女性で、戸籍以外は普通の女性と何も変わりはしない。
この話を聞いた上で判断してほしい。
認められないっていうんなら、それまでだと心とも話していたし、縁を切ってもらってもかまわない。」
宮埜が話し終え、父と姉のターンになったが、二人は依然として言葉を発する事ができなかった。
あなたにおすすめの小説
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?