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引っ掛かり
宮埜の母美代子は、息子の事は認識できたが、昔のことを思い出したのか、取り乱してしまい、心の紹介すらも出来ずに、面会時間が終わってしまった。
「すまない。
二人とも。
わざわざ来てもらったのに。」
武雄は、申し訳なさそうに息子と心に詫びた。
「親父
なんで俺に知らせてこなかったんだよ。
オカンがあんな酷い状況になってるっていうのに。」
宮埜は、苛立ちを感じながら、父に詰め寄った。
「それは、母さんが知らせないでほしいと言ったから…
そんな事は気にせず、早く呼んでおけばよかった。
本当に申し訳ない。
心さんも、わざわざ来ていただいたのに、申し訳ありません。」
「いえ…
ワタシは…
大丈夫です。」
心は、恐縮した様子で武雄に言った。
そこから、三人はほとんど喋らずに、家に戻ってきた。
「お帰り。
お母さん、どうだった?」
何も知らない小春が聞くと、武雄は
「ダメだった。
晃之の事は辛うじてわかったが、取り乱してしまってな…
心さんを紹介するどころじゃなかったよ。」
肩を落として言った。
「そう…
二人を連れていけば、何か変わるかと期待したんだけど、ダメだったか…」
「調子がいい時は、穏やかで普通に会話ができるんだけどな。」
宮埜と心は、二人の会話を、暗い気持ちで聞いていた。
「すまない。
二人とも。
わざわざ来てもらったのに。」
武雄は、申し訳なさそうに息子と心に詫びた。
「親父
なんで俺に知らせてこなかったんだよ。
オカンがあんな酷い状況になってるっていうのに。」
宮埜は、苛立ちを感じながら、父に詰め寄った。
「それは、母さんが知らせないでほしいと言ったから…
そんな事は気にせず、早く呼んでおけばよかった。
本当に申し訳ない。
心さんも、わざわざ来ていただいたのに、申し訳ありません。」
「いえ…
ワタシは…
大丈夫です。」
心は、恐縮した様子で武雄に言った。
そこから、三人はほとんど喋らずに、家に戻ってきた。
「お帰り。
お母さん、どうだった?」
何も知らない小春が聞くと、武雄は
「ダメだった。
晃之の事は辛うじてわかったが、取り乱してしまってな…
心さんを紹介するどころじゃなかったよ。」
肩を落として言った。
「そう…
二人を連れていけば、何か変わるかと期待したんだけど、ダメだったか…」
「調子がいい時は、穏やかで普通に会話ができるんだけどな。」
宮埜と心は、二人の会話を、暗い気持ちで聞いていた。
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