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巣立ち
「いよいよ明日ですね」
リビングにいる宮埜に、風呂から上がってきた岸田が声をかけた。
「そうだな。
この家での生活も今夜が最後だもんな。
なんだか、感慨深いな。」
「寂しくなります。
いつも宮埜さんと心がここにいるのが当たり前でしたからね。」
「まあ、その当たり前ってのが世間から見ればおかしかったわけだしな。
親子3人に嫁さんのお母さんの四人家族で暮らす、これからのスタイルが当たり前なんだよ。」
「それを言うなら、ここに来た時は僕も当たり前じゃない側の人間だったわけです。
心目当てで転がり込んできたわけだから。」
「だけど、お前さんは愛ちゃんの悩みの解決に一役買って、さらには愛ちゃんのハートも射止めたんだ。
堂々としてればいいさ。」
「あの事件も、心の活躍があってのものですし、本当は心と愛が元鞘に収まるのが一番だったと、今でも思います。」
「そうは言っても、心は女になる事を選び、ついには性転換手術までして、アレを取ってしまったわけだ。
さすがに元鞘なんて、あり得んだろ。」
「宮埜さん
心をよろしくお願いします。
アイツを幸せにしてやって下さい。」
「ああ。
肝に銘じてるよ。
岸田も愛ちゃんと子供を大切にしてやってくれよな。」
「はい。」
岸田が返事をして頭を下げると、宮埜はその肩をポンポンと叩いて笑みを浮かべた。
リビングにいる宮埜に、風呂から上がってきた岸田が声をかけた。
「そうだな。
この家での生活も今夜が最後だもんな。
なんだか、感慨深いな。」
「寂しくなります。
いつも宮埜さんと心がここにいるのが当たり前でしたからね。」
「まあ、その当たり前ってのが世間から見ればおかしかったわけだしな。
親子3人に嫁さんのお母さんの四人家族で暮らす、これからのスタイルが当たり前なんだよ。」
「それを言うなら、ここに来た時は僕も当たり前じゃない側の人間だったわけです。
心目当てで転がり込んできたわけだから。」
「だけど、お前さんは愛ちゃんの悩みの解決に一役買って、さらには愛ちゃんのハートも射止めたんだ。
堂々としてればいいさ。」
「あの事件も、心の活躍があってのものですし、本当は心と愛が元鞘に収まるのが一番だったと、今でも思います。」
「そうは言っても、心は女になる事を選び、ついには性転換手術までして、アレを取ってしまったわけだ。
さすがに元鞘なんて、あり得んだろ。」
「宮埜さん
心をよろしくお願いします。
アイツを幸せにしてやって下さい。」
「ああ。
肝に銘じてるよ。
岸田も愛ちゃんと子供を大切にしてやってくれよな。」
「はい。」
岸田が返事をして頭を下げると、宮埜はその肩をポンポンと叩いて笑みを浮かべた。
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