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慣れ馴れ
「お義父さん、お昼ご飯出来たわよ。」
心が声をかけると、武雄はテレビを消してこっちにやってきた。
「相変わらず美味そうな料理を作るなあ
心ちゃんは。」
「もう、お世辞ばっか言うんだから。」
心は、照れ笑いを浮かべながら料理を出していった。
この家に来た頃とは違い、心も武雄もお互いに遠慮がなくなり、敬語を使わなくなった。
本当の親子のように仲良くし、二人共昼間の時間を楽しくすごしていた。
ただ、一年間、やっている事は全く変わっていない。
朝、宮埜を送り出すと、心は食器洗いに掃除洗濯と、忙しく動き回る。
それが終わると、武雄と共にスーパーに買い物に行き、帰ってきたら昼食の準備をし、武雄に食べさせる。
週四回は、入院中の義母の見舞いに武雄と出かけ、帰ってきたら、夕食の準備を始めるのだった。
一見すると退屈な暮らしをしているように見えるが、このマンネリ化した専業主婦としての生活が、心にとっては幸せで、毎日が満たされていた。
しかし、問題がなかったわけではない。
それは…
「心ちゃん
ちょっと休憩しなよ。」
食事を済ませ、またソファーの方に移動した武雄は、心に隣に座るよう促した。
「ダメよ。
まだ片付けものがあるし。」
心はそう言ってキッチンに行こうとしたが、武雄がそれを許さず、駄々をこねた為、仕方なく隣にちょこんと座ったのだった。
心が声をかけると、武雄はテレビを消してこっちにやってきた。
「相変わらず美味そうな料理を作るなあ
心ちゃんは。」
「もう、お世辞ばっか言うんだから。」
心は、照れ笑いを浮かべながら料理を出していった。
この家に来た頃とは違い、心も武雄もお互いに遠慮がなくなり、敬語を使わなくなった。
本当の親子のように仲良くし、二人共昼間の時間を楽しくすごしていた。
ただ、一年間、やっている事は全く変わっていない。
朝、宮埜を送り出すと、心は食器洗いに掃除洗濯と、忙しく動き回る。
それが終わると、武雄と共にスーパーに買い物に行き、帰ってきたら昼食の準備をし、武雄に食べさせる。
週四回は、入院中の義母の見舞いに武雄と出かけ、帰ってきたら、夕食の準備を始めるのだった。
一見すると退屈な暮らしをしているように見えるが、このマンネリ化した専業主婦としての生活が、心にとっては幸せで、毎日が満たされていた。
しかし、問題がなかったわけではない。
それは…
「心ちゃん
ちょっと休憩しなよ。」
食事を済ませ、またソファーの方に移動した武雄は、心に隣に座るよう促した。
「ダメよ。
まだ片付けものがあるし。」
心はそう言ってキッチンに行こうとしたが、武雄がそれを許さず、駄々をこねた為、仕方なく隣にちょこんと座ったのだった。
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