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escalate love
「お義父さん
用意できた?」
着替えを終え、出かける準備が出来た心は、一階に降りてきて、武雄に声をかけた。
「出来てるよ。
こっちはコレだけだから。」
武雄は、黒の使い込んだセカンドバッグを手にして笑って言った。
「じゃあ行こっか。」
二人は、病院に行くために家を出て、駅までの道を、いつものように歩いた。
人通りのない道に通りかかると、武雄は心にボソッと語りかけた。
「心ちゃん…」
「ん…
どうしたの?」
「あ、いや…
あの…さっきは調子に乗ってしまって…
本当に申し訳なかった。」
「急にどうしちゃったのよ。
いつもそうじゃない。」
「それは、まあ…
そうなんだけど…
ふと、我に返ってしまってね。
すごく反省している。」
「へえ、お義父さんでも反省するんだあ。」
「ああ…
だって心ちゃんは、息子の奥さんであり、僕にとっては義理の娘にあたるのに…」
「それについては、気にしないで。
ワタシがそれを嫌がらないで、受け入れてしまったからダメなのよ。」
「心ちゃん
なんで、僕があんな事してもイヤな顔一つせずに受け入れてくれたんだ?」
「そうね…
なんでかしらねえ。
きっと、お義父さんの事が好きだからだと思うわ。
ワタシ、ファザコンを拗らせてるのよ、多分…」
心は、そう呟くと、黙ってしまった。
用意できた?」
着替えを終え、出かける準備が出来た心は、一階に降りてきて、武雄に声をかけた。
「出来てるよ。
こっちはコレだけだから。」
武雄は、黒の使い込んだセカンドバッグを手にして笑って言った。
「じゃあ行こっか。」
二人は、病院に行くために家を出て、駅までの道を、いつものように歩いた。
人通りのない道に通りかかると、武雄は心にボソッと語りかけた。
「心ちゃん…」
「ん…
どうしたの?」
「あ、いや…
あの…さっきは調子に乗ってしまって…
本当に申し訳なかった。」
「急にどうしちゃったのよ。
いつもそうじゃない。」
「それは、まあ…
そうなんだけど…
ふと、我に返ってしまってね。
すごく反省している。」
「へえ、お義父さんでも反省するんだあ。」
「ああ…
だって心ちゃんは、息子の奥さんであり、僕にとっては義理の娘にあたるのに…」
「それについては、気にしないで。
ワタシがそれを嫌がらないで、受け入れてしまったからダメなのよ。」
「心ちゃん
なんで、僕があんな事してもイヤな顔一つせずに受け入れてくれたんだ?」
「そうね…
なんでかしらねえ。
きっと、お義父さんの事が好きだからだと思うわ。
ワタシ、ファザコンを拗らせてるのよ、多分…」
心は、そう呟くと、黙ってしまった。
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