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心の帰結
激しいセックスを終えた二人は、しばらくは動くのが嫌で、ソファーに座り言葉を交わすのが日課になっていた。
「心ちゃん」
「えっ?」
「何も状況がわかっていない僕が言うのはなんだけど…
やっぱり、一度はご両親と会って話をした方がいいよ。」
「…」
武雄の言葉に、心は何も答えず、黙ってしまった。
「キミの言動の端々には親に対する愛情が溢れ出ている。
本当は愛情をもらいたかったにもかかわらず、自分がこれ以上傷つくのがイヤで、敢えて自ら突き放すような行動に出てしまったんだ。
違うかな?」
「うん…
その通りよ。
わかってはいるの。
自分がそういう心境でいて、誰よりも親の愛情を欲しがっているってことは。
でも…」
「まあ、僕は部外者であって、本当のところはわからないけど、やはり本音をぶつけ合ってもいいんじゃないかな。
それと、家に行くのが気まずいなら、お兄さんがいないところで会えばいいじゃないか。」
「そうね…」
心は、小さく頷き、また、物思いに耽るように、少し遠くを見つめた。
武雄の言う事はもっともな話であったが、結局、心は実家に行こうとはどうしても思えなかった。
しかし、心の気持ちとは裏腹に、自身の知らないところで、状況が変わろうとしていた。
「心ちゃん」
「えっ?」
「何も状況がわかっていない僕が言うのはなんだけど…
やっぱり、一度はご両親と会って話をした方がいいよ。」
「…」
武雄の言葉に、心は何も答えず、黙ってしまった。
「キミの言動の端々には親に対する愛情が溢れ出ている。
本当は愛情をもらいたかったにもかかわらず、自分がこれ以上傷つくのがイヤで、敢えて自ら突き放すような行動に出てしまったんだ。
違うかな?」
「うん…
その通りよ。
わかってはいるの。
自分がそういう心境でいて、誰よりも親の愛情を欲しがっているってことは。
でも…」
「まあ、僕は部外者であって、本当のところはわからないけど、やはり本音をぶつけ合ってもいいんじゃないかな。
それと、家に行くのが気まずいなら、お兄さんがいないところで会えばいいじゃないか。」
「そうね…」
心は、小さく頷き、また、物思いに耽るように、少し遠くを見つめた。
武雄の言う事はもっともな話であったが、結局、心は実家に行こうとはどうしても思えなかった。
しかし、心の気持ちとは裏腹に、自身の知らないところで、状況が変わろうとしていた。
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