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動き出した運命
心はベッドから起き上がった。
隣には激しいセックスで疲れ果てたのか、夫が爆睡している。
心はそんな夫の寝顔を見て笑みを浮かべると、そっと布団をかけて、自身は立ち上がってトイレに行った。
そして、洗面所で手を洗い、鏡を見つめながら、フッと大きなため息をついた。
鏡に映った裸の自分の姿を見て、よくここまで変化したものだと、思わず感心してしまった。
少し前までフツーの男であり、妻がいてサラリーマンをやっていた。
それが、僅か数年で女性に変わってしまったのだ。
今の自分は髪が肩まであり、胸には豊満な乳房があり、股間には手術により人工的に造られたものではあるが、ちゃんと女性器が付いている。
さらに、長期間の女性ホルモン剤の投与により、全身には皮下脂肪が付き、女性らしい丸みを帯びた柔らかな体に変化した。
今、すっぴんだが、顔つきも柔和で女にしか見えなくなった。
もう頭のてっぺんからつま先まで、全てが女になったのが、心の現在地なのだ。
そんな事を思いつつ、寝室に戻ると、寝ていたはずの夫が目を覚まして、こちらを見つめていた。
「あ、ごめんなさい、あなた
起こしちゃった?」
申し訳なさそうに言う心に、宮埜は首を横に振り
「違うよ。
電話が鳴ってるよ。」
枕元に置いてあった心の携帯を指差して言った。
隣には激しいセックスで疲れ果てたのか、夫が爆睡している。
心はそんな夫の寝顔を見て笑みを浮かべると、そっと布団をかけて、自身は立ち上がってトイレに行った。
そして、洗面所で手を洗い、鏡を見つめながら、フッと大きなため息をついた。
鏡に映った裸の自分の姿を見て、よくここまで変化したものだと、思わず感心してしまった。
少し前までフツーの男であり、妻がいてサラリーマンをやっていた。
それが、僅か数年で女性に変わってしまったのだ。
今の自分は髪が肩まであり、胸には豊満な乳房があり、股間には手術により人工的に造られたものではあるが、ちゃんと女性器が付いている。
さらに、長期間の女性ホルモン剤の投与により、全身には皮下脂肪が付き、女性らしい丸みを帯びた柔らかな体に変化した。
今、すっぴんだが、顔つきも柔和で女にしか見えなくなった。
もう頭のてっぺんからつま先まで、全てが女になったのが、心の現在地なのだ。
そんな事を思いつつ、寝室に戻ると、寝ていたはずの夫が目を覚まして、こちらを見つめていた。
「あ、ごめんなさい、あなた
起こしちゃった?」
申し訳なさそうに言う心に、宮埜は首を横に振り
「違うよ。
電話が鳴ってるよ。」
枕元に置いてあった心の携帯を指差して言った。
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