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優越的地位の濫用
「お兄ちゃん、ごめん。
こんな姿で帰ってきて。」
心は申し訳なさそうな表情を浮かべ、兄に謝罪した。
別に謝る理由は何一つないが。
「お前、どうなってんだ?
終わってんな。
恥だよ、恥
杉原家の恥だ。」
颯は、腕組みしながら心を呆れた顔で見つめ、侮辱的な言葉を吐き捨てるように言った。
自分の事は大いに棚に上げて。
もちろん、母も何も言わない。
兄の言葉に頷くだけだ。
完全アウェイの状況に、心は黙ってしまい俯いてしまった。
「心、それで愛さんと離婚したって言ったけど、アンタ、今どうしてんの?」
母が質問すると、心は顔を上げ、小さく頷いた。
「会社にいた時に上司だった男性と結婚して…
っていっても、籍は入れられないから、いわゆる事実婚状態で、相手の実家に住ませてもらってる。」
「はあ?
意味がわかんないわ。」
「でも、もう少ししたら戸籍変更をして、法的に女性になれると思うから…
その後に入籍するつもり…」
「おい、お前
ひょっとして手術とかしてんのか?」
今度は颯が、心の胸を見つめながら質問した。
心は、胸を手で押さえながら頷き
「一年ほど前に性転換手術を終えて、一応体は女性っぽいものに変わってる。」
と、小さな声で答えた。
「信じられないわ…」
その言葉を聞いた母は、額に手を当て、大きなため息をついた。
こんな姿で帰ってきて。」
心は申し訳なさそうな表情を浮かべ、兄に謝罪した。
別に謝る理由は何一つないが。
「お前、どうなってんだ?
終わってんな。
恥だよ、恥
杉原家の恥だ。」
颯は、腕組みしながら心を呆れた顔で見つめ、侮辱的な言葉を吐き捨てるように言った。
自分の事は大いに棚に上げて。
もちろん、母も何も言わない。
兄の言葉に頷くだけだ。
完全アウェイの状況に、心は黙ってしまい俯いてしまった。
「心、それで愛さんと離婚したって言ったけど、アンタ、今どうしてんの?」
母が質問すると、心は顔を上げ、小さく頷いた。
「会社にいた時に上司だった男性と結婚して…
っていっても、籍は入れられないから、いわゆる事実婚状態で、相手の実家に住ませてもらってる。」
「はあ?
意味がわかんないわ。」
「でも、もう少ししたら戸籍変更をして、法的に女性になれると思うから…
その後に入籍するつもり…」
「おい、お前
ひょっとして手術とかしてんのか?」
今度は颯が、心の胸を見つめながら質問した。
心は、胸を手で押さえながら頷き
「一年ほど前に性転換手術を終えて、一応体は女性っぽいものに変わってる。」
と、小さな声で答えた。
「信じられないわ…」
その言葉を聞いた母は、額に手を当て、大きなため息をついた。
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