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真実のハナシ
「あの、すいません。
よく聞き取れませんでした。
もう一度言っていただけますか?」
愛は、茂森の話が全く理解できず、困った表情で聞き直した。
「はい。
現在、ご主人は、東京の郊外で、女性として暮らしています。」
「女性と暮らしてるじゃなくて、女性として?」
「そうです。」
「えっ、それは何かの間違いじゃ…
夫はそんな趣味は…」
「これを見て下さい。
少し遠目からですが、ご主人を撮影したものです。」
茂森は三枚の写真を愛に手渡した。
「…
!!」
写真には三枚とも女性の姿が映っており、一見すると、フツーのキレイな女性にしか見えなかった。
その女性は、髪も長く、メイクもバッチリ、スカート姿であった。
だが、よく見ると、なるほど心の面影が無いでもない。
「これが夫…
だと?」
「そうです。
何度も確認をしております。
間違いありません…」
「…
しかし、なぜ、夫がこのような…」
「ご主人は会社を辞められた後、都内のいわゆるニューハーフのショーパブで働いておられるようで、普段から女性の格好をされているようです。」
「…」
「ここが、現在のご主人のお住まいです。」
茂森はクリアファイルからA 4の用紙を取り出し、手渡した。
全ての報告を受け終わった愛は、興信所が入ったビルから出てきた。
辺りはすっかり暗くなり、秋風の冷たさを感じながら、少しフラつきそうになりながら、駅までの道を歩いた。
よく聞き取れませんでした。
もう一度言っていただけますか?」
愛は、茂森の話が全く理解できず、困った表情で聞き直した。
「はい。
現在、ご主人は、東京の郊外で、女性として暮らしています。」
「女性と暮らしてるじゃなくて、女性として?」
「そうです。」
「えっ、それは何かの間違いじゃ…
夫はそんな趣味は…」
「これを見て下さい。
少し遠目からですが、ご主人を撮影したものです。」
茂森は三枚の写真を愛に手渡した。
「…
!!」
写真には三枚とも女性の姿が映っており、一見すると、フツーのキレイな女性にしか見えなかった。
その女性は、髪も長く、メイクもバッチリ、スカート姿であった。
だが、よく見ると、なるほど心の面影が無いでもない。
「これが夫…
だと?」
「そうです。
何度も確認をしております。
間違いありません…」
「…
しかし、なぜ、夫がこのような…」
「ご主人は会社を辞められた後、都内のいわゆるニューハーフのショーパブで働いておられるようで、普段から女性の格好をされているようです。」
「…」
「ここが、現在のご主人のお住まいです。」
茂森はクリアファイルからA 4の用紙を取り出し、手渡した。
全ての報告を受け終わった愛は、興信所が入ったビルから出てきた。
辺りはすっかり暗くなり、秋風の冷たさを感じながら、少しフラつきそうになりながら、駅までの道を歩いた。
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