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心の旅
「心、本当によかったのか?」
心に付き添っていた男性は、助手席の心にチラッと視線を送りながら、心配そうに聞いた。
「うん。
全然、後悔はしてないよ。
だって、リョウもそうして欲しかったんでしょ?」
「それは、まあ…
でも、奥さんと離婚してないんだよな?
順番としてちょっとマズくない?」
「マズイわよ、それは。
来月、向こうに帰るしね。
半年振りに。」
「タマ無しでか?」
「仕方ないじゃない。
奥さんには何も言ってないんだもん。」
「お前、根性あるなあ。」
「まあ、次に帰った時に、全部話すつもりよ。
言えなかったら…
どうしよっかな。」
心は少し不安そうな表情を見せた。
「俺は、心がちゃんとフリーになるまで、いつまでだって待てるから、そんなに慌てなくてもいいよ。」
「ありがとう、リュウ」
心はリュウに少し寄りかかった。
甘えたというより、手術後の状態があまり良くなく、少し気分が悪くなっての事だった。
どちらにしても、杉原心は、今日、男ではなくなった。
もう、フツーの男子として生きていく事を放棄し、女として生きていく事を誓ったのだ。
心に付き添っていた男性は、助手席の心にチラッと視線を送りながら、心配そうに聞いた。
「うん。
全然、後悔はしてないよ。
だって、リョウもそうして欲しかったんでしょ?」
「それは、まあ…
でも、奥さんと離婚してないんだよな?
順番としてちょっとマズくない?」
「マズイわよ、それは。
来月、向こうに帰るしね。
半年振りに。」
「タマ無しでか?」
「仕方ないじゃない。
奥さんには何も言ってないんだもん。」
「お前、根性あるなあ。」
「まあ、次に帰った時に、全部話すつもりよ。
言えなかったら…
どうしよっかな。」
心は少し不安そうな表情を見せた。
「俺は、心がちゃんとフリーになるまで、いつまでだって待てるから、そんなに慌てなくてもいいよ。」
「ありがとう、リュウ」
心はリュウに少し寄りかかった。
甘えたというより、手術後の状態があまり良くなく、少し気分が悪くなっての事だった。
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