夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

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交渉してこうしよう!

雑居ビルの四階にその店はあり、ちゃんと受付があり、写真が飾られてあった。


「こういうパターンの店も少なくなってきたんだけどな。」


宮埜は、そう言いながらカウンターに行き、係の若い男性スタッフと話を始めた。


「予約してないんだけど、二人分
120分コースで頼むわ。
支払いはこっちで。

あと、連れが初めてだから、いい娘を頼むわ。」


「わかりました。

それでは、フリー割引と10周年記念割引を併用で、お二人で四万円になります。」


心は、四万という金額に唖然としたが、宮埜は平然と財布から金を出し、手渡した。


「それでは、準備が出来ましたら女の子がお迎えに上がりますので、待合室でしばらくお待ち下さい。」


二人は係の男性に小部屋に案内された。


サービスの烏龍茶を飲みながら、宮埜は隣の心に話しかけた。

「どうだ?
ワクワクするだろ?」


「するわけないですよ。
帰りたいです。」


「もう、ここまで来たらどうにもならんよ。
せいぜい楽しんでくれ。

俺からの誕生日プレゼントだ。」


「僕の誕生日は八ヶ月後です。」


などと、話していると


「すいませーん、お待たせしました。

2番でお待ちの方。」


嬢が呼びに来たのだ。
それも、心の方を。
心は受付で渡されていた2番の番号札を嬢に手渡した。


「それじゃあ、ごゆっくり」

宮埜は、ニヤッと笑って頷いた。

心は観念して立ち上がったが、この時点で既に、いくつもの驚きがあった。

まずは、このみりあという嬢がめちゃくちゃ可愛いということ
そして、声が女性そのもので、いわゆるカマ声でなかったこと
体もまた女性そのものだった。
胸も大きく、太ももや腕はピチピチで、肌がきめ細やかであるということだった。

あと、なんとなく雰囲気が妻の愛に似ていた。


心は、嫌々だった先程までとは打って変わり、興味津々で後ろを付いていった。


靴を脱いで部屋に上がると、みりあは笑顔で小さなソファに座るよう、心に言った。

そこで、みりあは何かを話しかけてきたが、ガチガチに緊張した心は、話の内容が全然頭に入ってこなかった。


しかし、みりあの言った

「お兄さん、めっちゃ顔がキレイ」

と、いう内容だけは、頭にダイレクトに入ってきた。
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