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心の旅
興信所の報告書を、家であらためて目を通す愛だったが、これまでの心の行動、言動、容姿を思い出そうとしていた。
報告書によると、心はかなり早い段階から女性として生活しているようであった。
そう…
向こうに行ってから、最初のうちは毎月帰ってきていた。
しかし、その頃既に、女性ホルモンの注射を受け始めており、その翌年には去勢手術も行っている。
つまり、タマのない状態の夫を、自分もこの目で見ていたことになる。
あれが、最後の帰宅…
半年ぶりに帰ってきたあの日だ。
自分が生理中であったため、セックスが出来ず、悪いと感じていたが、心にとってはラッキーだったのだ。
しかし、こちらに滞在していた最後の夜、心は自分とセックスをした。
いや、間違いない。
ちゃんとセックスをしたのだ。
その時の感触もまだ残っており、様々な事もハッキリと覚えている…
なぜ気付かなかったのだろう。
あのときわかっていれば、こんな事には…
いや、時既に遅しだったのかもしれない。
あの日を最後に夫は、帰って来なくなり、失踪したのだから。
愛はソファーに寄りかかり、あの時…
そう、あの時、夫との最後のセックスになった、あの日のことを脳裏に蘇らせていた。
最初から変といえば変だった。
結婚前から性交渉のあった二人は、結婚後も、ある程度のルーティンがあり、夜の営みをしていた。
そんな中での心の単身赴任。
最初のうちは毎月帰ってきて、その度に営みはあった。
だが、そのうち、帰る頻度が減り、最後にこの家に帰ってきた時、それは実に半年ぶりの事だった。
心は、この時一週間ほど家に滞在した後、東京に帰って行った。
その後、半年くらいは連絡はついていたが、ある日突然、連絡が取れなくなり、会社に電話をしたら、二ヶ月前に辞めたと言われ、パニックとなった愛は、興信所に調査を依頼し、その結果報告が今日あった。
報告書によると、夫は女性の格好で生活している。
写真からでは少しわかりにくかったが、フツーの女性に見えなくもない。
一体何があったのだろうか…
やはり、カギは最後に帰ってきたあの日
最後にセックスをしたあの日にある!
愛はそのときの記憶を辿る旅に出た。
報告書によると、心はかなり早い段階から女性として生活しているようであった。
そう…
向こうに行ってから、最初のうちは毎月帰ってきていた。
しかし、その頃既に、女性ホルモンの注射を受け始めており、その翌年には去勢手術も行っている。
つまり、タマのない状態の夫を、自分もこの目で見ていたことになる。
あれが、最後の帰宅…
半年ぶりに帰ってきたあの日だ。
自分が生理中であったため、セックスが出来ず、悪いと感じていたが、心にとってはラッキーだったのだ。
しかし、こちらに滞在していた最後の夜、心は自分とセックスをした。
いや、間違いない。
ちゃんとセックスをしたのだ。
その時の感触もまだ残っており、様々な事もハッキリと覚えている…
なぜ気付かなかったのだろう。
あのときわかっていれば、こんな事には…
いや、時既に遅しだったのかもしれない。
あの日を最後に夫は、帰って来なくなり、失踪したのだから。
愛はソファーに寄りかかり、あの時…
そう、あの時、夫との最後のセックスになった、あの日のことを脳裏に蘇らせていた。
最初から変といえば変だった。
結婚前から性交渉のあった二人は、結婚後も、ある程度のルーティンがあり、夜の営みをしていた。
そんな中での心の単身赴任。
最初のうちは毎月帰ってきて、その度に営みはあった。
だが、そのうち、帰る頻度が減り、最後にこの家に帰ってきた時、それは実に半年ぶりの事だった。
心は、この時一週間ほど家に滞在した後、東京に帰って行った。
その後、半年くらいは連絡はついていたが、ある日突然、連絡が取れなくなり、会社に電話をしたら、二ヶ月前に辞めたと言われ、パニックとなった愛は、興信所に調査を依頼し、その結果報告が今日あった。
報告書によると、夫は女性の格好で生活している。
写真からでは少しわかりにくかったが、フツーの女性に見えなくもない。
一体何があったのだろうか…
やはり、カギは最後に帰ってきたあの日
最後にセックスをしたあの日にある!
愛はそのときの記憶を辿る旅に出た。
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