夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

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思い出づくり

「なによ、心ちゃん!

なんで来たのよ!」

みりあは、心が自分を指名した事に驚きを隠せなかった。


「たまには、ヘルスにお客として来ようかなって。」


「そんなの、言ってくれたら休みの日に会うのに。」


「それが悪いと思ったの。

さすがにこの風体でお客さんとして店に来るのが、めちゃ恥ずかしかったけど。」


「まあ、女性のお客さんなんて、まずいないからね。」


「みりあちゃん。

今日は、久しぶりにプレイしたいなって思ったのもそうなんだけど、それよりも、みりあちゃんにお話があって来たの。」


「えっ、そうなの?
何かあった?」


「うん。

実は、ワタシ…

東京を離れようと思って…」


「えっ、ウソ

どうしたの?」


「この前、奥さんがウチを訪ねてきちゃって…」


「えっ、バレたの?」


「うん。
興信所に依頼してて、ワタシがニューハーフになってる事とか、どこに住んでるとかはわかってたみたいで…」


「えーっ、修羅場だったでしょー?」



「うん。

でも、話をしてるうちに、ワタシのことを認めてくれた…とまでは言わないんだけど、ある程度理解はしてくれて、許してくれたの。」


「へえ、よかったじゃん。
離婚届にハンコ押すことを承知してくれたのね。」


「ううん。

その逆で、ヨリが戻っちゃったの。」


「ウソっ!

なんで、そうなるのよ。」


「ワタシの事を許せないけど、まだ愛してるって…

これからの人生で幸せにしてくれたらいいよって言ってくれて。」


「でも、そのカラダで幸せに出来るの?

もう女の人の裸見たって何とも思わないでしょう?」


「うん。それはそうなんだけど…

でも、抱きつかれて、ワタシもギュッて抱きしめてたら…情に絆されたっていうか、健気な彼女に愛情が湧いてきて…

エッチしちゃったの。」


「えーーっ!

出来たの?」


「例のお薬飲んで、なんとか

気持ち良くはなかったけど、彼女もイッてくれたし、それなりにワタシも満足できたから。」


「ワタシには信じられないなあ。

だって、心ちゃんはワタシにケツマンコを犯されて、アヘアヘ状態になるのが大好きじゃん?

今日もそれをしに来たんでしょ?」


「うん。それはそうなんだけど…

今日がヤリ納めってことで。」


「まじかー

なんか寂しくなるなあ。

心ちゃんと折角仲良くなれたのにね。」


「みりあちゃんは、ワタシの師匠であり、お友達であり、本当の自分を教えてくれた恩人なの。」


「今から思えば出会ったのがよかったのか、悪かったのか…」


「よかったに決まってるよ。

ワタシ、ニューハーフになれて本当に幸せだもん。」


「そっか

そう言ってもらえると、ワタシも少し気が楽になるけど。」

みりあは、少しだけ笑みを浮かべ、心を見つめた。
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