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キセキ
愛が慌てた様子で家に帰ってきたかと思うと、キッチンで食事の用意をしていた心のところに駆け寄った。
「心…」
「愛ちゃん、お帰りなさい
ご飯出来てるわよ。」
「ねえ、アレって本当なの!?
お母さんの…」
「うん。
今日、先生のお話を一緒に聞いたんだけど、来週退院できるって。」
「退院て…
三年もの間、ずっと入院していて、一向に良くならなかったのよ。
なんで、急にそんな事に…」
「それは先生もよくわからないって言ってたわ。
でも、MRIの結果をはじめとして、この一カ月で劇的に良くなったって。
だから、退院の許可が出たんだと思うよ。」
「信じられない…
こんな事があるなんて。
私、本当は半分くらい諦めてたの。
だからこそ、後悔しないようにって、この三年の間、ずーっとお母さんに付いていてあげようと思ったし、自分自身も悔いを残さないようにって思ったの。」
「うん。
愛ちゃんはよく頑張ったよ。」
「違うの
そう決めた筈なのに、異常なまでにストレスを抱え込んじゃって、頭がおかしくなりそうだった…」
「その間にワタシが裏切ったりしたものね…
本当にごめんなさい…」
「その話はもういいの。
だって、あなたのおかげで、私は外で働けて、そのストレスを解消出来たんだから。
今は、心にすごく感謝してる。
お母さんから逃げ出した私を、救ってくれたんだから。
ここのところ、仕事疲れとかいって、お休みの日も病院に行かず、ずっと心に任せっきりにしてたし…
謝るのは、私の方よ。
ごめんね…心」
「愛ちゃん…」
「それで、今日…
いきなり心からメールをもらって、お母さんが退院できるって…」
「うん。
ワタシもびっくりしちゃって、愛ちゃんにすぐ知らせなきゃって。」
「でも、半信半疑で、帰ってから心に詳しい事を聞こうと思ったの。
仕事もすごく忙しかったし…
本当に退院出来るのね?
お母さん」
「うん。」
「ありがとう…
心のおかげよ」
愛は子供のように泣きじゃくりながら、心に抱きついた。
心も優しげな表情で、愛の背中に手を回すと、手でポンポンして、何度も頷いた。
「心…」
「愛ちゃん、お帰りなさい
ご飯出来てるわよ。」
「ねえ、アレって本当なの!?
お母さんの…」
「うん。
今日、先生のお話を一緒に聞いたんだけど、来週退院できるって。」
「退院て…
三年もの間、ずっと入院していて、一向に良くならなかったのよ。
なんで、急にそんな事に…」
「それは先生もよくわからないって言ってたわ。
でも、MRIの結果をはじめとして、この一カ月で劇的に良くなったって。
だから、退院の許可が出たんだと思うよ。」
「信じられない…
こんな事があるなんて。
私、本当は半分くらい諦めてたの。
だからこそ、後悔しないようにって、この三年の間、ずーっとお母さんに付いていてあげようと思ったし、自分自身も悔いを残さないようにって思ったの。」
「うん。
愛ちゃんはよく頑張ったよ。」
「違うの
そう決めた筈なのに、異常なまでにストレスを抱え込んじゃって、頭がおかしくなりそうだった…」
「その間にワタシが裏切ったりしたものね…
本当にごめんなさい…」
「その話はもういいの。
だって、あなたのおかげで、私は外で働けて、そのストレスを解消出来たんだから。
今は、心にすごく感謝してる。
お母さんから逃げ出した私を、救ってくれたんだから。
ここのところ、仕事疲れとかいって、お休みの日も病院に行かず、ずっと心に任せっきりにしてたし…
謝るのは、私の方よ。
ごめんね…心」
「愛ちゃん…」
「それで、今日…
いきなり心からメールをもらって、お母さんが退院できるって…」
「うん。
ワタシもびっくりしちゃって、愛ちゃんにすぐ知らせなきゃって。」
「でも、半信半疑で、帰ってから心に詳しい事を聞こうと思ったの。
仕事もすごく忙しかったし…
本当に退院出来るのね?
お母さん」
「うん。」
「ありがとう…
心のおかげよ」
愛は子供のように泣きじゃくりながら、心に抱きついた。
心も優しげな表情で、愛の背中に手を回すと、手でポンポンして、何度も頷いた。
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