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gorgeous
心は、久しぶりに街に出た。
東京にいる時は頻繁に服を見に行ったりしたが、こっちに帰ってきてからは初めてのことだった。
病院から真っ直ぐに家に帰らなかったのも初めてだったし、晩御飯を外で食べるのもまた、初めてだった。
先ずは、百貨店に行き、服や化粧品をじっくり見て、気に入ったものを購入。
その後も路面店などで服を試着したりした。
久々の買い物に、心は否が応でも高揚し、ワクワクが止まらなかったのである。
買い物を堪能し、充足感を得た心は、食事をしようと、地下街を歩いていた。
(何にしようかなあ)
とは言っても、男時代のように肉や脂っこいものは選択肢に入らない。
ニューハーフとなり、ホルモンバランスが崩れてしまっている心は、太りやすくなっているという自覚を持っており、女性として生きるようになってからは、食事には人一倍神経を使ってきた。
低カロリー、ヘルシーを基本とし、量も少なめという徹底ぶりだった。
そうなると必然的にサラダがメインの店になってしまい、そこに入ろうかと店の前でメニューが紹介されたボードと睨めっこしながら悩む心だった。
そのときである。
「愛子?」
と、背後から声がした。
心は、気にせずにボードを見ていたが、もう一度その名前が呼ばれて、ハッとした。
「愛子」は、自分が東京でショーパブで働いていた時に使用していた源氏名ではないか。
恐る恐る背後に視線を移すと、そこには綺麗な長身の女性が立っていた。
「日菜子さん?」
自分に声をかけたのは、ショーパブ時代の先輩で、色々と世話になった日菜子であった。
「愛子じゃない!やっぱり。
めちゃくちゃ似てる子がいると思ったのよ。
勇気を出して声をかけてよかったわ!」
「日菜子さん、お久しぶりです!
どうしたんですか?こんなところで。」
「こんなところって、地元だし。
アンタこそどうしたのよ?」
「ワタシも地元です。
今、こっちに住んでるんです。」
「えーっ、そうなの!?
地元が一緒なんて知らなかったわ。
ワタシも少し前にお店を辞めてね。
東京の家を引き払ってこっちに戻ってきたのよ。」
「へえ、そうなんですか。
知らなかった。
でも、まさかこんなところで日菜子さんに会えるとは…」
心は、久しぶりの気心が知れた、同じニューハーフとの再会に、一気に気分が上がっていった。
東京にいる時は頻繁に服を見に行ったりしたが、こっちに帰ってきてからは初めてのことだった。
病院から真っ直ぐに家に帰らなかったのも初めてだったし、晩御飯を外で食べるのもまた、初めてだった。
先ずは、百貨店に行き、服や化粧品をじっくり見て、気に入ったものを購入。
その後も路面店などで服を試着したりした。
久々の買い物に、心は否が応でも高揚し、ワクワクが止まらなかったのである。
買い物を堪能し、充足感を得た心は、食事をしようと、地下街を歩いていた。
(何にしようかなあ)
とは言っても、男時代のように肉や脂っこいものは選択肢に入らない。
ニューハーフとなり、ホルモンバランスが崩れてしまっている心は、太りやすくなっているという自覚を持っており、女性として生きるようになってからは、食事には人一倍神経を使ってきた。
低カロリー、ヘルシーを基本とし、量も少なめという徹底ぶりだった。
そうなると必然的にサラダがメインの店になってしまい、そこに入ろうかと店の前でメニューが紹介されたボードと睨めっこしながら悩む心だった。
そのときである。
「愛子?」
と、背後から声がした。
心は、気にせずにボードを見ていたが、もう一度その名前が呼ばれて、ハッとした。
「愛子」は、自分が東京でショーパブで働いていた時に使用していた源氏名ではないか。
恐る恐る背後に視線を移すと、そこには綺麗な長身の女性が立っていた。
「日菜子さん?」
自分に声をかけたのは、ショーパブ時代の先輩で、色々と世話になった日菜子であった。
「愛子じゃない!やっぱり。
めちゃくちゃ似てる子がいると思ったのよ。
勇気を出して声をかけてよかったわ!」
「日菜子さん、お久しぶりです!
どうしたんですか?こんなところで。」
「こんなところって、地元だし。
アンタこそどうしたのよ?」
「ワタシも地元です。
今、こっちに住んでるんです。」
「えーっ、そうなの!?
地元が一緒なんて知らなかったわ。
ワタシも少し前にお店を辞めてね。
東京の家を引き払ってこっちに戻ってきたのよ。」
「へえ、そうなんですか。
知らなかった。
でも、まさかこんなところで日菜子さんに会えるとは…」
心は、久しぶりの気心が知れた、同じニューハーフとの再会に、一気に気分が上がっていった。
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